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2023年12月

2023年12月31日 (日)

音楽備忘録1598 サチュレーションの話し⓫

続いてサチュレーション特権の無い生楽器、こっちこそ今や大問題なのだ。(特権については本項前回参照願)
少なくとも表向きテープとトランスという強力なアイテムが抜けたのだから、生存率の低い病から立ち直るみたいな覚悟をして頂きませう。

それだからこそしつこく球コンデンサMicと連呼してるんだが、何だかどんなテーマでも何時も変り映えしない事ばっか言ってんなと思ったアナタ。
必ずしも大きな期待は出来んが、得失点差では必ず有利だから宗教みたいに唱えてるのよ。

但し↑で表向き等とまたぞろ変な言い回しをしたからには裏があり、絶滅したと思ったトランスがMicに内蔵されてる場合が残ってんだ。
この場合電源供給のないダイナミックタイプの方が確率は高く、それは電子回路で平衡出力(バランス)を生成出来ないorボイスコイル自体を平衡仕様にしてもインピーダンスが下げ切れなかったりするからなん。

んっコンデンサタイプの方が、振動板(ダイアフラム)の音色はキツいと言って無かったかって?。
ええ言いました書きましたよ、だからこそ電子回路で組んでてもその良さを損ねない為にも球コンデンサ言うてんねん。

つまり音響物理性能的にはヤワ+ヤワにならん方が良いが、順番が逆になるだけで硬いのと柔らかいのにしてたらサチュレーション効果は幾らも期待出来ないのさ。
その意味では残念コンビネーションが横行してて、稀には物理性能なんか半ば無視してサチュレーションに特化したMicが出ても良い頃合いなんだがね。

現状では商業ベースに乗せるのに難ありで、しかしこれとは別面でコンデンサタイプにしとく意味があるのだす。
コンデンサタイプの方が原理的に感度を高く出来、その結果Off Micにしても使えちゃうのが多いんだ。

環境や条件次第でOffにはし辛い時もあろうが、エアーサチュレーション(空気緩衝)は殆ど昔と変わらぬまま残存してるんだよね。
世の趨勢として多数派はまだまだよりOnにする方向へ向かってるものの、一部の理解度が高い所ではOnとOffの中間位迄Micは遠くなってってんの。

コレ文字にすりゃ当然過ぎてチトあほらしな話しだが、PianistやDrummerの耳と同じ位の距離で拾えばさ。
少なくとも奏者に聴こえてた音には近付くじゃん。

そいでマメ知識としては初期のOn Micって、Onと言っても今の平均よりは結構遠かったってのがあるねん。
Micが大きくて寄せらんないとか、今のより耐音圧が低くて寄せらんないとかね。

少し前までの俺を含めOn Micの今の按配ってな、本来は過酷環境下のLiveステージのなんじゃないかな。
実は録音でのOnってそんなに近接させて無い方が多く、本数だって必ずしもそんなに全数揃ってはいなかったんよ。

尤も録音デジタル化以降だと極端にノイズレベルを下げたい時ゃ、PreampのGainが超Onよりゃ上がるから若干難ありだがね。
しかし後で歪ませが露呈する程偽サチュレーションを施すなら、それより殆どの状況でローノイズだで。

-つづく-

2023年12月30日 (土)

音楽備忘録1597 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅰ➍

プチ工夫&手間を掛けたネット検索が可能化すると、フィルタの掛かって無い世界の情報が得られる。
っと言っても情報の真偽判断は自分でしなきゃなんないが、ある程度賛否両論を見れば両方の共通事項だけが確定要素として分かるんだ。

杜撰大王20代半ば迄は英語はまあまあ得意だったが、今は発音以外は全く自信が無い。
にも拘らず電子部品・回路等工業系情報をネットで漁ってると、すぐさま英語のページへ飛ばされちまう。

横文字アレルギーの人だとそれだけでも苦しいかも知れないけど、元々単位や数値果ては回路名称等の多くは英語だよね。
そこで唐突にプチ質問、あなたは開閉器って何だか分かりまっか?。

これ今の日本じゃ電力関係者等以外はほぼ不明だと思うんだが、英語にしたら知らない奴は日本人だっておまへん。
正解は「スイッチ」で、英語苦手・日本語得意な人だってこう云うのは英語の方が断然簡単なんだ。

唯原語とは発音が少し改変されてるから、普段英語と意識してないだけなんだよ。
言葉の音を知ってたら今はググる際に英語の候補も出たりするんで、初期段階ではアルファベットのスペルすら覚えなくてもコピペで行けちゃうさね。

これを外国有名人の話しを書くのにスペル確認に魔用してて、超有名だと英語で間違ったスペルを途中まで打っても正解が出て来るよ。
それに関し今劣化本邦で気になるのが、英語の得意な人と苦手な人の歴然としたアプローチ差だ。

俺の大正生まれの親父は発音が典型的な旧日本人(つまり超ダサダサ)だったが、そんなままで図々しくも米を一人旅しちまった。
それを恥ずかしいと思いつつも今振り返ってそこから感じられたのは、情報に対する素直な貪欲さだ。

微かにでもとっかかりがあれば、惜しげもなくそれを基に調査する。
昔の人は平均英語力が遥かに低かっただろうに、平気で海外進出する人が居た理由でんがな。

今はなまじちゃんと学べばほぼネイティブ並に至れるんで、その気力が無い人は端っから横文字ってだけで避けてやしないかな。
リアルで外国人と会話するのは無理でもネット上で人知れず探す分には、通常「恥をかく相手が居ない」からね。

杜撰大王世代前後の坊ちゃん嬢ちゃんの幼少時は、応接間に並んでた百科事典が影の情報源だったなぁ。
今はネットが差し詰めその置き換わりで、対象年齢に不一致なのとか専門外の本は大抵家に無いしね。

それと求める物がレアだったりすると、出て来ないよりゃマシだが圧倒的に海外のが多い。
しかもルーツが海外のだったら一定以上古い情報は海外にしか元から無い訳で、変に日本語に拘るのは無駄でしかないよ。

J-POPには長年培った独自の要素も少なくはないが、基本形がBandスタイルである限りは洋楽の亜流でしかない。
本当に日本のオリジナルと言うなら、第一歩はBassレスじゃないとあきまへん。

その証拠に舶来を真似る迄は、Bass音域で音程をハッキリ出せる楽器はこっちに無かったじゃん。
今迄日本はそこそこの人口があったから国内専門でもやって来れたが、少子化が続く限りどんどん人口は減ってくから何時迄安穏としてられるやら。

-続々々々-

2023年12月29日 (金)

音楽備忘録1596 適切な帯域制限の苦悩④

前回と似た形態で徐々にエレキGuitarへと進めてくが、マイルド音色はBassの特権ってよりゃ元祖はJazzのエレキGuitarだ。
杜撰大王にJazz Guitar音色ニーズは今の処は僅少だが、ギターのToneツマミをゼロにして録ってみると…。

生耳では一応それらしい音色になってたのに、なんだか録ると露骨に籠ってたんだわさ。
その原因は恐らくRock・ポピュラー系用On Micのままだったからで、前回述の周辺共鳴成分を拾い損ねたからに違いない。

その当時はまだOffでマトモに拾えるMicが手元に無かったから試せなかったが、サンプルにした音源の方ではやはりこんな極度の籠り感は無かったさね。
因みにアナログ録音・メディアでのHigh落ちって確かに天井だって少し低くはなってたけど、デジタルでバッサリ削ったみたいに完全に高域がお留守になってた訳じゃないんだよ。

常時有効帯域だとデジタルの方がワイドも稀に出る微かな超低域や超高域は、デジタルみたいにフォーマットで遮断はされてないからねえ。
要するに楽器自体からは発せられて無い周波数帯域でも、一般空間で鳴らすとほぼ可聴帯域全般の何某かの音が追加されてんですよ。

尤もその量は大抵大半は容易に気付けない程微量であったり、楽器の出す音との関係性不明なのだったりするけどね。
だがあると無いのの差は、雰囲気や存在感では歴然とした相違をもたらす場合が少なくないんよ。

独自比喩をするなら耳を手で塞いでるから籠るのと、元から出て無いから籠って聴こえるのの差とか。
これの真の理由は正に閉塞感そのもので、鬱陶しいから服を脱ぎたい!?なんてのと同じだ。

結局最終的には楽器以外の音を、何処迄雑音と見做すか不可欠な背景音と解釈するかなのかねえ。
只私感としては高域の無い音色には、豊富なのと同じ考え方をしては駄目なんじゃないかと思う。

つまり高域があって(聴こえて)構わない音色ならその量を加減するだけでも良いが、楽器からのがあってはいけない音色のでは他の方法での調整が必要なのではってね。
まあ気楽に考えりゃ録音やメディアがそれだけ高音質化した故の、贅沢な悩みなのかも知れない。

最近Youtubeで所謂トラック抜き出し動画のを聴くと、アンサンブル内ではマスクされるが単独だと聴こえる程度に高域を残してるのがあった。
んが僅かだが高域の有無が中域の質みたいなのに影響を及ぼしてる様で、音色次第じゃ楽器自体から漏れる高域が悪さをしてる感じなんだよなぁ。

前回述の如くウッディになる筈のが、何処となく金属感が出ちゃってんの。
この辺はかつてのFlat弦の効能と同様、そろそろ処理の仕方に進化があって然るべきなんじゃないかな。

アコースティックGuitar・Bassでは高域完全排除は不可だし、Synthe等ではフィルタでカットすりゃ物次第じゃ閉塞感が凄い。
どちらにもなってなかったのがエレキの特権の1つなのを思い出すと、固有音色の1つが今のままじゃあ封印されちゃってるんだよ。

=つづく=

2023年12月28日 (木)

音楽備忘録1595 古典楽器の恐るべき隠れた実力④

漸く落着きを取り戻せたんで、前回述実験を冷静に分析してみませう。
そこで先ず疑念として浮上したのが、古いのなら必ずピーキーじゃないって考え方だ。

その内機会に恵まれれば又実験するつもりだが、きっと少数でも例外はあるんだろうな。
ので慌ててビンテージに手を出して損しても知らんよと、保険を掛けとく狡い杜撰大王であった。

だが全体傾向としては、他楽器の体験も含め揺らいだりゃしねんだ。
この裏には自説「今の楽器はヘビー過ぎる」があり、更には楽器と発振器(高い安定度の音を出す装置)では求められる物が真逆って信念めいたのがあるねん。

耐久性や物理性能を高めるのにガッチリさせるのが良いが、それでは個性やその差が段々弱くなるんすよ。
悪く云やテキトー・いい加減、されど程々にしとかんとアカンのや。

究極の安定を訴求するとサイズ・材質・発音体等が同一なら、誰がどう作っても殆ど同じ音になるんだな。
のわ例えばその皮その弦等で出せる最長のサスティンは、胴体に依る損失が無きゃ皮や弦の物理性能だけで決定するわな。

つまり発振器には生真面目公務員みたいなのが向いてるが、楽器は如何にして「変な癖を付加」してやるかが腕の見せ処なんだよ。
同じ様に奏でたのに毎回全部違う音になったりすれば、流石に特定目的の以外では操るのに困るけどさ。

デジタル楽器の登場でリアル楽器へのニーズは変化して居り、安定性を優先するなら今更アテにならないリアル楽器は完敗だ。
同じ様にⅡで鮮烈なPeakを与えるにも、デジタルと比べたらリアル楽器なんて物の比にもならんがな。

せやさかい以前述の如くピーキーになっても明瞭度や安定を優先して録音でご利益があったのは、デジタル化以前の話しなんすよ。
そして「共鳴の質」ってぇのが最も大事で、今リアル楽器に求められてるのは唯鳴りゃ良いってもんじゃないんだ。

ここでそろそろ100君サウンドの秘密に迫っとくと、胴だけじゃなくエッジ部の特殊な細工は初めて見て知って驚いたんだ。
金属胴のエッジは折り曲げ加工とするのが常道なのに、なんと共鳴管になる様にしてあったのよ。

ブラス製だから管楽器からアイデアを失敬して来たか知らんが、丸めて溶接(多分)してる癖に1箇所だけ穴が開けられてたんだ。
コレ音響理論的にはヘルムホルツ共鳴器に値し、管と穴の定数次第で共鳴特性を任意に設定出来るんだ。

元がアコースティック楽器なんで一寸変な言い回しになるが、胴だけ視点だと普通のその他大勢はソリッドタイプでこいつぁセミアコってなもんだわさ。
そのせいか意外ににも、中低域が他のどれより芳醇になってるんだ。

それも高域倍音を一切犠牲にせずってのは、本当に初体験だったよ。
そんな風に爆音の上逞しいんで、設計・製造は恐ろしく古くても私感では「最新の音」と感じたんだ。

=つづく=

2023年12月27日 (水)

音楽備忘録1594 サチュレーションの話し⓫

では具体的な真空管に依るサチュレーションの中身に進むが、最初に必須なのは電気楽器用と音響用(主に録音)では分けて考える必要がある点だ。
その心は楽器用は目立たなきゃそこそこ歪んじゃっても構わんが、音響用では何となく怪しい以上には歪みが分かっちゃいけない処。

多くの電気楽器のオーソドックスなサウンドは、元のAmpスピーカの事情から特に高域がかなり削られてんだ。
今のBass Ampスピーカだと2Wayツィータ付きもちっとも珍しく無くなったけど、殆どのはオーディオのツィータより実使用周波数領域が全然低いん。

ちょっちそうなった裏理由を漏らしちまうと、更なる能率向上や低域の拡張に好都合だったから。
フルレンジでは何処かの帯域に思い切り忖度は出来んので、低域拡張の為にMid Highから上をツィータに任せたのよ。

のでオーディオ的的にはスコーカと呼ぶ方が実態に近いんだが、2つだったらウーハとツィータの呼称が広く一般化してるんでそっちを採用してんだわ。
でオーディオ的純粋な高音をあまり扱ってないってのは、球の歪みの初期段階を外に出さないってか出せないんす。

ほいで歪みってその成分は高次倍音から始まるんで、軽度の歪ませなら球は既に歪み始めててもそれが電気楽器では聴こえねんですよ。
勿論充分に歪ませりゃ段々誰にでも分かる様になって来るが、サチュレーション目的での歪み程度ならとっても感知し難い位で済んじゃうの。

概述リッチクリーン等と呼ばれてるのがズバリこの状態で、但し楽器用スピーカから音を出さないとその状態を得るのはとても困難なんだ。
俺老害が「電気楽器はAmp+楽器が正規の形」なんてクド吠えするのは、そうじゃないとこの特権が使えなくなるからなんだ。

最近のシミュレータの類は大部高性能にはなって来てるけど、コンプ・リミッタ不使用でサチュレーションとなるとまだモノホンとは随分距離がありまっせ。
因みに折角だからシミュレータの件をプチ掘りしとくと、鬼の様に追及すれば技術的にならかなり迫れる様にはなってるで。

けどデジリバなんかと同様にとっても複雑で膨大な回路を必要とするんで、無妥協にやったらリアルAmpより高額になっちまうんだ。
武道館のReverbだったら建築費より全然安上がりになるけど、たかがAmpだったら本物でもそんなのよりゃ桁違いに安いじゃん。

時にはLine収音の一点の曇りや歪みの無い音色も良いが、特別な意図無くば元が元なだけにそこ迄は要らんのさ。
それもサチュレーションが一切不要ならの話しで、僅かでもコンプ・リミッタを使えば途端に俺言い「サイボーグ寄り」の音色になっちまうだよ。

こんな事情があるんでサチュレーションを重視するなら、電気楽器Ampで加えられるのは効果が強めなのもあって要チェックなのだ。
↑で特権と言ったのは露骨な帯域制限が掛って無い殆どの他楽器じゃ、真似出来ないからなのさ。

それだけテープ不在で球コンデンサや球コンプ・リミッタが使えなかったら、他の楽器では物凄く苦労させられるって事った。
特にエレキGuitarでは石よりゃ割高っても、まだ球Ampも「普通の選択肢」だからねえ。

-つづく-

2023年12月26日 (火)

音楽備忘録1593 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅰ➌

ちょいと散漫に始まった上余談から入って済まないが、今劣化本邦の情報操作は本当に酷く音楽にもとても負債を増やしてくれやがってんだ。
それは紅白初出場のオトナブルーで有名になった、新しい学校のリーダーズに纏わる話しだ。

世論に依れば相応しく無い方で3位・相応しい方で1位となってて、良心的に受け止めればそれだけ話題になってるんでせう。
だが不可解なのは相応しく無いと思った人達の多数派意見で、全く知らないから…だってよ。

普通3位になるったら気持ち悪いとか大っ嫌いとか、今迄だったら「知ってて嫌」だからじゃなかったっけ?。
もう賛成派と反対派の間は完全に分離しちゃってて、正に壺の分断工作が電通を通じてNHKで具体化したヤナ感じ。

似た様な事がアーティストだけじゃ無く、音色・奏法・楽器…その他全体に渡ってそんなになってるんだよ。
音楽や音響の雑誌執筆者が非力な場合も少しはあるだろうが、スポンサーの意向が全く傲慢で本当の事なんて殆ど書かれてないんだ。

メーカ様に都合の悪い事は、真実でも完全に遮断されてるん。
そんな浅はかな嘘が通用するのも主要所では、本物を見せない触らせないで存在自体を完全に隠してるからなんだ。

最近全然TVを見ないからどうか分からんが、紅白出場者の発表前にそこそこ新しい学校のリーダーズの事を流しときゃ良かったんだよ。
尤も旧ジャニーズ枠を温存するのに万一彼女達の方がなんてなると不味いんで隠してたっけ、急遽旧ジャニーズが全滅したから慌てて呼んだってのが内情かね。

それって恰も無呼吸か心拍停止になったら救急車出しますよと言ってる様なもんで、どうせ間に合わないんならこの際いきなり霊柩車でもよこしやがれってーの。
ってホントにそうなったらお終いだが、限りなくそれに近い事が起きてんすわ。

ねえ前回綴った様にストンプが無きゃ歪み音色が作れないんじゃなくて、真空管Ampの方が先に無きゃ駄目なのにさ。
老害君(俺)目線では↑はタイヤだけ買って車は買わないみたいなもんで、それじゃあ優先順があべこべなのさ。

コイツの質が悪いのは当座はそんなでも凌げちゃう処で、Eric Claptonに本気で対抗するんでもなきゃ何とかなっちまう。
どぅわがしかぁし、本物と信じ込まされた真っ赤な偽物にはその先がねえんですよ。

本来真空管回路とスピーカと無駄な爆音でやっと得られてたのを、魔法の小箱(ストンプ)で実現しましたと。
んなの大嘘で(ほんの一部だけ許容範囲)、応用範囲や発展性に著しく乏しいんだ。

もし名人が良いストンプよと言ったとしたら、お金を貰っちまったか良いAmpにしか繋げてないからだよ。
前者は言わずもがなとして、後者のケースは実際にはAmpのお陰が過半に達してたのさ。

それを悪流行りの都合の良い処だけの切り取り記事にすりゃ、使える≒良いに強引に持って行けたりするべ。
杜撰大王的にはそれじゃ裸の王様同然だと思うけど、散々おだてられ持上げられりゃあねえ。

要は今の日本では知識データベース自体が狂ってる訳で、そこから検証しないと駄目なんだ。
唯一の救いは海外情報のネット閲覧制限がまだ発動されてない処で、音楽なら人や曲等の名称だけ英語を分かる様にすれ今の内は調べられるんだ。

-続々々-

2023年12月25日 (月)

音楽備忘録1592 適切な帯域制限の苦悩③

お馴染み前回補遺を交え乍らの、エレキBass編パートⅡだす。
帯域(特に高域)無制限では厳しいと綴ったものの、過去のLine録り過渡期には全く削ってないのも実際そこそこありまつた。

それ等の多くでは一応特に問題となってなかったら、新鮮さを優先してそうしたんでせう。
但し問題無しっつってもアンサンブルやその聴き取りがセーフだっただけで、音楽的な有効度が極めて低い正体不明な音は追加されてたよ。

俺的にはLine収音してる時点でエレキのリアルからは一寸離れてるが、強引な解釈をすればリアルの臨場感に多少は貢献してたかもね。
尤も他パートにマスクされなかった箇所だけで、無効高域は聴き取れ無い箇所の方が多かったがね。

えで太さ滑らかさにはガンなのは、大胆カットしてないと金属弦(特にRound弦
)が演じてるのが見え見えになるからなんだ。
モコモコとかウォ―ンってな、恰もナイロンかゴムみたいなので演ってるイメージがあるやんか。

だから金属をはじいてる象徴的な周波数(3k~12kHz位か)はカットしとかんと、それらしいムードを出すには妨げになっちまうんすよ。
で現状ではそれより上を野放しにしといても、フレット接触雑音以外は殆ど明瞭度にも存在感にも貢献してくれねんだ。

何せ原設計の周波数が頑張ってせいぜい8k~10kHz止まり、その上当時はHi-Fiオーディオでも16kHzも出せりゃ表彰もんだったからねえ。
まさか今頃になってフレット接触雑音×弦に指等が触れる瞬間のタッチ音だったら○になるなんて想像不可だったから、これ等が現れる周波数帯域が他のと被っちゃってんのよ。

それとは別に過去作は現代のより確実に帯域ナローだったが、それだけでBassは籠った音色が許容されてた訳じゃねえんだなこれが。
とても僅かなもんだけどスピーカ収音しか選択肢が無いと、邪道では背景雑音が脆弱な正論ではエンクロージャ等の箱鳴りやウーハコーンからの動作雑音等は決して中低域だけじゃないんだ。

そんなのを賢く意図的に利用したのが毎度お馴染みBeatlesのCome Togetherで、わざとベーアンとDrumsetを割と近傍に設置して同時録りしてあるんだ。
バラ録り等とそれでどう違って来るかったら、双方が共鳴し合ってその音が比較的漏れなく拾えてるんだ。

打込みやバラ録りではそんなの全然入らんので低雑音の点では良いんだが、「一緒に合奏してる」リアル感はレスになり人工的になるんすよ。(実際は合奏してても音的に完全に分離してあるとね)
因みに小音量では大して共鳴しないかしてるのが殆ど分からないので、如何にも爆音で演ってる感の演出効果も出てまんねん。

これ等は純粋にエレキBassシステムが出した音ではないんだけど、実在空間で鳴らすと普通の環境なら必然的に加わってしまう成分。
99%の聴者はどっかのオッサンみたいにほぼ無響室には暮らしてないから、案外そんなのの方が眼前リアル感が出るんすわ。(無響室でも楽器同士の共鳴は起きてるよん)

=つづく=

2023年12月24日 (日)

音楽備忘録1591 古典楽器の恐るべき隠れた実力③

祝・読みが当たったビンゴビンゴと、こいつぁつい自画自賛したくもなるってもんだ。
そう念願の100年Snareは、やはり平均音圧とPeakの比率が最小だったんだよ。

なるべく興奮で浮足立って書き漏らさぬ様務めてくとして、実質的には0.5inch程大口径なのもあって比較した中では最爆音だったっす。
早速↑の実質とは何ぞってば大昔の一部のは胴は同口径でも、エッジ処理の差異のせいで現行基準の皮では正規の装着が無理なんだ。

っと従兄から教示されてみれば、そう云や普通のよりRimからヘッドの隙間が見えないやっと。
因み余談だが時々ここは掃除機で吸ってないと、ヘッド交換時に盛大に埃やゴミをぶちまけるんだわさ。

とっとと戻って比較したSnareから行っとくと、先ず100年君はLudwig Black Beautyの祖先(完全オールブラス)だ。
同じくLudwigのほぼ現行型バーチ材のと、製造は当時Ludwigと同じだったLeedyの3plyレインフォースメント。

しんがりはPearl Chad Smithモデルで、口径は全部14inch・深さは5inch程度の所謂非深胴どした。
して100君とLeedyは基本設計がデジタルオーディオが無かった時代の、バーチ君はデジタル黎明期にかするかどうかでChad Smithはデジタル普及期のざんす。

この内冒頭の如く抜きん出ててPeakの小さかったのが100君、正反対に最もPeakの大きかったのがChad君だった。
ほいで勿論生耳でも聴いたが定量的な様子も知りたかったんで、USB代用インターフェイスの簡易メータとPeakインジケータもつぶさに監視しとったん。

因みにⅡで残念乍ら機器の相性に問題が残存してたんで、100年君の爆音度合い等は把握出来なかったんだけどね。
実は先日従兄が死蔵してたBehringerのPre-Q MIC 502ってのの修理をして、試運転を兼ねてDrum録りしたら↑代用インタ君よりか音が良かって。

で代用君の正体はZoom R-24なんだが当初はマルチトラック録音機として、その次に録り自体はPCに移行したんでUSBインターフェイスの代わりになってたん。
ほんで今回3度目の正直!?で、遂にMic Pre部も独立させる事となったんだ。

Pre-Qの出力がR-24の入力をオーバーするのが発覚し、杜撰大王謹製抵抗入り魔ケーブルの試運転が今回訪問の主目的だったんだ。
でⅡでその試運転の結果が芳しくなかった上持参した抵抗器が所望より小さい値のしか無かったんで、減衰量が足りない状態になっちゃってたのよ。

故にどれ程100年君のPeakが小さ目なのか数値化は出来なかったが、叩き加減とPeakインジケータの瞬き具合には明らかな違いがあったとな。
でⅢで今回チェンジしたのはSnareだけだったんで、同一音量バランスで構わないならなんと100年君だけ一切Peakインジケータが点灯しなかったんだ。

=つづく=

2023年12月23日 (土)

音楽備忘録1590 サチュレーションの話し➓

いやあ危ねえ危ねえ、それなりに注意してたつもりが前回末記の体たらく。
つい従兄のゆるゆる蕨タイムに、飲み込まれる処だった。

アコギ収音には球コンデンサを使ったから完全アウトじゃないかも知れんが、音量事情から現行従兄太鼓よりOn Micなんだよな。(PC内で後掛けするつもりだったがそれでは先鋭Peakの撲滅がフイ)
実は既にこの失策の片鱗は表れてて、仮Mixしたので今一アコギ聴き取りが悪かったんだ。

サチュレーション案件で判断を誤り易いのは、効果が弱目なのと↑の如く粗相があっても把握し辛いからだ。
なんて言い訳したって駄目に違いないが、失敗典型例としてなら体現出来てるかも知んない。(威張れる所か💦)

音源次第で録り方が異なってしまうのは仕方無いが、その場合事後処理で揃えとく様にしとかんとやはりボロが出たりし易くてな。
それが’70中盤から’80年代末位の色んな作品に現われてて、例えばGuitarやDrumは相変らずMic収音なのにBassやエレピだけLine収音してたヤツだ。

これがテープで録ってた内はそんなに問題じゃなかったが、それでもどちらかが変に控え目な感じはあっただよ。
何時もの様に狙ってわざとだったら別だけど、音圧の平均とPeakの差が全然違うでしょ。

のでPeakでバランス取りゃLineのが、平均でバランス取りゃMicのが1段引込んじまうだよ。
生楽器みたいにPeakが悪目立ちし難いのだったらまだ何とかなるけど、それで一部のエレキBassのアタック音が悪目立ちしてたのがあったなぁ。

それが過去述の如くアンサンブル内に入ると「分離して聴こえる」って代物で、パート数が少なきゃセーフだが増えると得体の知れないお邪魔虫になったりするんだ。
テープ時代の内は仮にかなりPeakが突出してても自動的に叩き潰されてたが、デジタルではコンプ・リミッタを噛ますかかなり平均レベルを低く抑えなきゃならなくなる。

ここで新たな問題となってるのが過剰なコンプ・リミッタで、音色としては不要なのにも盛大にパッコーンとかなってるヤツだ。
因みにコンプ・リミッタの常用ったらBeatlesが始祖だが、Liveを演ってた時代のは使っててもそれが殆ど分からなかった。

Studioに籠る様になってから平均聴取音量が小さ目になるのを見越して、Live近似の迫力を創出する為にわざとやったものなんだよ。
今となっては単に1種のスタイルとなってるけど、何時誰のどんな曲にも必要なもんじゃないわな。

それを経てのサチュレーションの登場なんで、歪みの深いのとかハードコンプ・リミッタが掛ってるのとかにはあまり必要性は無いのだ。
聴感上↑みたいな音色になったら困るのに必要且つ一択で、だからこそ露骨な歪み感とかしちゃったら不味いんだ。

生で聴けば音源と耳の間の空気がこの作用をしてくれてて、言うなれば「エアーサチュレーション」が自動で掛ってるからねえ。
そんな構造となってっからエアーサチュレーションの無いヤツには、1プロセス加えとかないとスムーズに事が運べねんだ。

これからも分かる様に1回で纏めて済ませられるもんじゃなく、それを無理にやろうとすると聴感上の歪みを避けるのはほぼ困難になるだよ。
その意味で普通の他のEffectorみたいな感覚で使う方も悪く、中には誤使用のせいで評価を下げられてるのもあるんじゃね。

-つづく-

2023年12月22日 (金)

音楽備忘録1589 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅰ➋

本来なら誰にでも本物に触れる機会はあるべきなんだが、この国の体たらくな教育機関じゃ期待は出来ない。
そうでなくても社会的マイノリティ分野では何かと行き届かない事もあるんで、自ら機会の獲得に奔走する必要があるだろう。

音楽でその全体の様子を知るのに先ず必要なのは、スタンダードの網羅だ。
サウンド面では1人でも多くに理解されたかろうとその逆に誰も出してないのを出したかろうと、どんなのが普通で一般的なのか分からなきゃ調合のしようが無い。

それ以上に作詞・作曲でプロ活動を目論めば盗作(疑惑も含む)を避ける為に、誰かが既に出してないか調べなきゃなんない。
これ等は視点を変えれば「自由の為の手間」とも考えられ、サラリーマン教育主体の画一な世界ではほぼ不要なもの。(尤も商標登録や特許取得に際しては最重要になるが…)

ので杜撰大王が思うにこの国じゃ、自由の為の手間に慣れてる人が少ないんすよ。
まあ幾ら調べたって盗作対策は個人だけの力じゃ限界があるし、今は有料で調べてくれる処もある様だ。

けど何か一寸思い付く度に出費可能な人は極僅かだろうし、その先が上手く作れないかも知れない。
結果程度差はかなりあるだろうけど、自分での可否判定は欠かせないんじゃないかな。

黒思想では内部盗用を避けるのに、白思想では仲間に盗用疑惑が掛るのを避けるのにも必要だ。
サウンドの方ではそこ迄シビアじゃないが、その代り技術限界の誤認ってのが浮上して来る。

実はエレキなら楽器本体とAmpだけで作れるのを、ハイパーEffectorが無きゃ無理だと思い込むとかさ。
その例として格好なのが、かつてBeatlesが始めて大っぴらに使った様々な効果だ。

今は格安ストンプでもお手軽に手に入る、コーラス・フェイジング・フランジング効果等がそれだ。
最初期は主にテープレコーダ2台を用いて、位相や速度をランダムに変化させる等して得ていたんだ。

尤も実用性では録ってからじゃなきゃ出来なかったし、その手加減調節はかなり熟練を要すと大変だ。
歪みにしてもOverdrive程度迄ならAmpだけで行けるが、深いDistortionやFuzzは無理。

では何処からそんな変態ニーズが生れたかってば、John Lennonが破損を厭わずMixer卓へ過大入力させた辺りが始まりなんだ。
発想だけなら当時でも「壊れたラジオ」等から得られるが、エレキを繋げられるそう云うのが都合良く見つかるとは限らない。

だいいち既に壊れてる訳だから、演奏終了迄同じ状態が保てる保証なんてほぼ無いし。
そんな中当初から「過大入力される想定で作られた」Marshallが人気になり、少々プアなクリーンからそこそこ歪み迄それなら1台で賄えたからね。

って事は歪ませないなら最適選択からは漏れるんだが、それもAmpで歪ませられるのを知らなきゃ無効化する。
まあ見掛けだけで選んじゃいけなくはないが、クリーン音色を最優先としてないから奏者に依っちゃその分は損すらぁね。

-続々-

2023年12月21日 (木)

音楽備忘録1588 適切な帯域制限の苦悩②

前回導入の文章が何だかごちゃごちゃ分かりに難くなってもうた、反省。
のわ色々と多岐に渡るのの全部を含めときたかったからで、徐々に具体内容を紐解いて行こう。

後尾でオリジナルサウンドの確立には必須と書いたからには、不要だったらその都度技師氏の指示に従っときゃ良い。
っと言ってもちゃんと音楽を知ってる技師限定で、最近は音響はまあまあ分かってても音楽に暗いのも紛れてるから面倒になっとるわい。

さて愚痴はたいがいで先ずは自本職のBassから参るが、録音デジタル化デフォ以降使える音色のバリエーションが激減してるのが辛い。
Guitarでは歪み成分さえ籠らせなきゃ、本体はウーマントーンのも辛うじて末席位は残ってるんだけどさ。

俺言い「偽明瞭度」と過去作との差別化等で、今は少なくとも録音では高域全カットは厳しい。
と言いつつ俺は籠った音色は昔からあまり好きじゃないんだけど、中低域の太さや滑らかさを前面に押し出したいと高域は割と邪魔にしかならないんだよ。

スラップや丁寧な指弾きなら高域無制限でもちったあ行けるが、激しいのやピック弾きには無制限はあまり合ってねえんだ。
SmoothJazz等で奏者側が超低雑音な演奏をするなら、弦が不要にフレットに接触する等の雑音は演奏側でほぼ無くせる。

がそれ以外では楽器の主要周波数帯域が低いのと相まって、悪目立ちしてアカンがな。
その他にもスライド(この場合は弦を押えたままの)時に、俺言い「階段感」が出易くなっちまってよろしくない。

純粋なSlide奏法にすりゃこの点は解決するが、Bass弦の振幅に対抗出来るスライドバーって一体どん位ヘビーだったら足りるのかな。
そのうち気が向いたら魔実験するかも知れんが、と云う事はGuitarのみたいに指に嵌めて軽々っつうのは多分無理だ。

元々フレットレスやトロンボーンみたいな音階無段変速のには負けるが、鍵盤でのグリッサンドみたいに一々1音毎にアタック音が付加されたりゃしない。
又弦振幅は瞬時に周波数が変れないので、この点ではある意味貴重な中間層なんすよ。

ほんでこれが現行の打込みではほぼ二択で、正確にシミュレートしようとしたら大変な手間になるんだ。
弾ける人にとっちゃ実演なら、唯雰囲気でブイーっとするだけなのがさ。

っと云うのが典型例なだけで他にも色々あるから、少なくとも不要高域があると奏法選択に制限が掛ってたりする訳よ。
もしかしたらスラップとか派手な奏法じゃなく、一寸グリスとかハンマリング・プリングオフとか俺言い「地味系テク」の常用が衰退してるのと関係あるのかな?。

っつう事って音色って、単なる好みの問題じゃねえんですぜ。
最低でも今演りたい奏法等が全部可能な中で、なるべく好きな音にしなきゃ汎用性が全然保てないの。

=つづく=

2023年12月20日 (水)

音楽備忘録1587 古典楽器の恐るべき隠れた実力②

100年Snareとの出会いが執筆のキッカケになったのに、それ自体の検証はもうちょい待っとくれ。
ブツは従兄宅にあるにも関わらず、以前は訪問が毎週だったのに今は隔週になってるんで。

それは兎も角
本項の主題はノスタルジーや音色では無く、Peak音圧と平均音圧のバランス案件なのだ。
杜撰大王自身こんな観点を持ったのはお初で、せいぜい硬い柔らかいとか位だったんだ。

今手元にある楽器は皆俺と同年配かそれより若いのもあって、自分にとっちゃ普通の音なんだ。
借り物リッケンを除き皆中古で徐々に集めたんで、入手当時は大した経年でも無きゃ珍しくも無かったんだ。

只それをずっと使い続けてる内に、何時の間にかビンテージの範疇に入りつつあると。
のでもしもっと時代に合った!?のを使ってたら、↑の個性や特徴も別の景色に見えたかもしれないね。

その中で唯一片鱗がホントは見え隠れしてたとしたら、例の整流管仕様の球Guitar Ampだ。
正規のGuitar Ampは未だそれしか持ってないわ、途中迄はAmpのフルドライブもさせられなかったからほぼ標準的球Ampと思ってたんだ。

幾ら鈍感な方でも使い方もあって、録音では普通に後掛けコンプ(安定化目的)とかもしてたんだけどさ。
演奏自体の精度が上がって来たのとAmp歪ませが常態化したら、粗相の誤魔化し程度以外では何時の間にかコンプ不要になってたんよ。(特定音色や奏法都合のは除外)

事後検証すると整流管ってのは半導体整流(Diode)より反応が鈍く、その証拠に整流回路以外はほぼ同じ回路のヤツより最大出力表記が5W程小さい。(45W:50W)
オマケに117V仕様のを100Vで使って目減りしてるから、昔は残念としか思ってなかったんだがね。

だがいざフルドライブさせてみるとその時の平均音圧は、半導体整流のに幾らも劣ってなかったんですわ。
処でこの整流っつうのは電灯線の交流を直流に変換する事で、電子増幅回路を働かすのに直流電源が必要なんざます。

で反応が鈍いってのは変換効率にも影響してて、最大差は同一電圧に対し出力Peak電圧が低い事。
それ故特に聴感無歪みでの最大出力が小さくなってた訳だが、幾らも劣らんっつうのは有効音圧は同一だったからなんだ。

具体的には整流管仕様だと音色が耳に優しく、半導体仕様だと刺激が強い。
でⅡでこの刺激ってぇのの正体が、音楽的にはほぼ無効なPeak成分なんでがんす。

恐ろしく簡単に言うと出るには出てるが、その時間が短すぎて殆ど無意味な音なんすわ。
確かに生存確認だけならあった方が明瞭度に貢献するが、何の楽器でどんな音程か等には全く役立って無いんだ。

のでⅡでアンサンブル内で整理統合する段になると、多くの場合該当Peakは結局カットしなきゃなんなくなるん。
キツ目に皮肉るならそんなの愛すのは増税クソメガネみたいな、自己愛オンリー君なんだな。

単体聴きではよりHi-Fiな感じがしたんだろうが、全体聴きすると要らんエキストラが溢れてる様な感じになっちまうんだ。
しかもこの傾向が時代遅れも甚だしいのは、アナログテープの時代に登場した潮流だからだ。

=つづく=

2023年12月19日 (火)

音楽備忘録1586 サチュレーションの話し➒

けふはサチュレーションに期待出来る事と出来ない事、をテーマに綴りまする。
これを考える際最初にすべきは、Mic若しくは録音機に入る前にどれだけ好みの音を創れるかだ。

例えばStereo Chorus等でMic収音したくても、Ampが2台無ければ最低でもMicの後にEffectorを挿入しないとならない。
しかしペダルワウで絶妙な操縦が可能なら、必然的に所謂「掛け録り」が要求される。

この様にサチュレーションには不適でも他の事情や制約から、サチュレーションには不都合な状況になってしまう事もある。
だからこそ可能な限り録り後サチュレーションをなるべく不要にしとくのが望ましく、ガチガチに硬い音色のAmpで演っといて後で何とかしようなんて虫の良い話しは苦しい。

又何かの事情でハードサチュレーションのニーズが生じたとして、無理すれば人工的になったりオーディオ的音質を相当損ねる可能性が大きい。
リミッタ以上にサチュレーションは自然音に近付く以外は音色改変が忌避事項で、この自然音とは生身の人間が一般的な環境で聴ける音の事。

故に少しでも自然に近付ける(感覚的には元に戻す)なら、サチュレーションは期待出来るってか現況他に有効な手立ては無い。
只そんな掛けたのが分からない程良い様なのには、大胆な効果を付与出来ない弱点がある。

サチュレーションって元は仕方無く必然的になってた現象で、昔はそんな風な作用があるとは殆ど誰も思って無かったですよ。
のはサチュレーション抜きのリニアな音を当時聴けなかったのもあろうが、生耳と大差無いから「何もされて無い」と思っちゃったのが大きいんじゃないかなぁ。

要するにテープで落ちる分その前の段階では既に行き過ぎてたからこそ、やっと生耳で聴こえてたのが大体そのまま録れたと思ったって訳だ。
テープ部のサチュレーション(テープコンプ)が厳しくなった以上、俺言い「前段階の行き過ぎ」是正が先決なのだ。

ちょっち面倒でも全体一括処理を元々何段階かに渡った複合結果だったのを踏まえ諦めると、その代りに新たな利点が出て来るん。
のはⅡでパート毎に必要サチュレーション量に差があるのを、最適手法で個別処理可能になる事さ。

電気楽器等は球で整流管仕様のAmpとか歪ませ時だったら、サチュレーション必要量はミニマム或は使わなくても平気だ。
に対し生楽器のOn Mic収音では楽器設計意図に反するのもあって、多目のサチュレーションを施さないと↑等とバランスさせるのが困難だ。

ワンポイントMicでの一発同時録りでは不可能だが、元から多重録音の利点の1つなんだよね。
ので宅例でエレキGuitarには殆ど現代ダイナミックMic収音なのが、アコギだと球コンデンサになってるよ。

現状アコギへの球コンプは不精してまだ未実施だが、多分最終的には掛ける事になりそうだ。
って従兄の太鼓録りが滞ってるんでロクに考えもせずそのまま録っちゃってたけど、掛け録りしとかんと余計なAD/DA変換の回数が増えちゃうんだったっけ。😓

-つづく-

2023年12月18日 (月)

音楽備忘録1585 何はともあれ本物に触れる必然性Ⅰ➊

この項パートⅠでは「生耳聴き」を取上げるが、それに依って現況の限界や理想を知れる。
生Drumのミュートやコンプリミッタ掛けって、大元は録っても生耳に近付けたくて始まったんだ。

Beatlesの居たイギリスって日本よりは空間余裕があるけど、米露中の田舎と比べたら自宅でDrumをぶっ叩くのは厳しい。
だいいち普通に歌物曲を個人が聴く際は、殆どの場合で生より遥かに小さい音量になっちまう。

Liveを中止した彼等にとって、各個人宅で「何時もの感じ」に聴こえるのは半ば死活問題だったんだ。
だからってこのレコードは近所迷惑顧みず生演奏並の爆音でお掛け下さい…、なんてな無理だよね。

例え迷惑をシカトした処で当時はまだ家庭用オーディオは管球式の方が多い等、そもそも生Drum並の爆音が出せない。(100Wに届いてたAmpは音響でスタジオモニタ用・楽器はビートルマニアのせいで漸く…)
そこで小音量でも同等に聴こえる様、色々試行錯誤してったんだ。

さてこの音量差は先ずは迫力を損ねるが、それだけじゃなかったんだ。
生なら誰にでも聴こえてた少な目な低音や余韻が、最大音量が下がると聴こえなくなってたんだ。

今のデジタルのみたいにノイズフリーには程遠いし、ダイナミックレンジだって人耳より遥かに狭かったからねえ。
その後発展して新規サウンドにも繋がっては行ったが、ご家庭小音量でも生感覚を再現するのが先決だったのよ。

マルチMicのOnセッティングその源はステレオ対応から始まってて、今風に言うなら生のバーチャル再現の第一歩ですわ。
生舞台なら「どれを叩いたか」見えるけど、音だけだと見えない分分からない。

だから現行の音の普通の配置だって、生演奏時の舞台配置が基本になってんの。
にも拘らずBeatles初期はトラック数と掛けたいEchoの都合等から、泣く泣く伴奏と歌で左右に泣き別れなんてのがあったっしょ。

今聴けば却って斬新だったり面白かったりもするし、Liveより先に音源を公開すればもしかしたら変態配置で演る奴等かも知れないとも思える。
が昔は公衆に何か発表しようとしたら必ずLiveが先で、デジタルで宅録したのをネットに挙げてなんて全く無かったし。

普及メディアがほぼレコードのみじゃ、個人が自宅でプレスするなんて途方も無い。
モノラルなら諦めも付こうが、折角ステレオになって自分が「見たのと違って」たら混乱するっつうの。

それからアブノーマルな世界観にしても不動のノーマルが先に無いと、明確な差別化が図れないよ。
単に自分勝手でウチ等はこうってんなら出来なかないけど、一般人でその勝手君達の感覚が理解出来るのは良くて極僅かだ。

学校の音楽の授業で本日はEric Claptonさんに来て貰いました…、なんてもしか英本国では稀に
あるかも知れないけどね。
殆どの地域で無理な他、ちゃんとした再生装置で原版を聴くのすら実現が難しいからねえ。

そもそもクラシックのピアノですらホロビッツの名作をとか、合唱だってそんなのをロクに聴かせずにやってみそってバカなのバカじゃないの。
せいぜいやっと最近高校の野球部へイチローが直接教えに来たり、物凄くゆっくりと徐々に僅かには変り始めてるんだがね。

-続-

2023年12月17日 (日)

音楽備忘録1584 適切な帯域制限の苦悩①

60過ぎたら一気に気持ちが後ろ向きになったってか?、ん~にゃ別にそうでもありまへんでぇ。
でもbestを追及してると終りは来ないもんで、苦笑いのネタにして貰って構へんのや。

さて今回取上げる「帯域制限」とは、楽器の音色に纏わるものでごんす。
別多項で色々語って来たその楽器らしい音色って、大抵は人で言えばヘアヌードじゃ駄目なんだ。

極一部の打込みコアヲタ氏は、わざと背景や演奏に伴う雑音を付加してリアリティを出してるけどさ。
それは余りにも無雑音過ぎて、演奏途中に平気で無音部が出来たりするからだ。

終ったと思ったらまだだったなんてドッキリじゃあるまいし、音だけの表現だと「せーの」とかしてる姿は入らないからねえ。
何らかの音でそれを代理表現する必要があったりする訳だが、リアルの実演では雑音の排除は永遠のテーマって位減らす方で常に苦心してるのよ。

その一助とも限らんが各楽器正規使用法下では、夫々有効性の低い音はなるべく出ない設計が施されてんすよ。
極端な話しエレキGuitarのハーモニクス奏法がえらく引込んで、それより高い周波数だけ豊富に出せてもあんま意味な
いっしょ。

或はGuitarでSynthe Bassを凌駕する程、超低域が出せたって使い道が殆ど無い。
それ故特に電気楽器では演奏に使われる範囲を最優先に、出力や反応する周波数帯域を設定してあんの。

ならそのまま使えば安全パイだが、人間って飽き易いし独自の新しい音を出したくなったりする。
私感としては最初から理想にドンピシャなのが与えられたらどうか知らんが、理想に遠いのからスタートする程その欲が益々深まるのかな。

わ兎も角設計想定から僅かでも異なる使用法をすれば、新たな長所より盛大に欠点が露呈する事が多いん。
となれば不要な周波数帯域に意図的制限を掛けてくんだが、例えば昔の太くクリーミーな感じのBassサウンドで高域を残存・併存させようとするととっても難しい。

そもそもは高域のあるのがハッキリ分かるとそんな音色になってくれなんいだが、特定レトロ用途以外では今時そのまま使うのも又別のリスクが出ちまう。
のは1に録音音質の向上と、2に周囲楽器の音質向上・進化・流行の変化があるからだ。

単体では元ネタと音色にしといても、アンサンブルに入ると少し違う音になっちまうだよ。
随時頻吠え「音楽は比較芸術」なんで、どれかの音が変ると他のがその分違って聴こえる現象が起きやがるんす。

狭義のコピーバンドだとか周囲が全員音色に対し頑固職人気質だったら、前者はまんま後者は1レベルにだけフィットすれば済むんだけどさ。
色んな曲・人・組合せでも演りたいとなると、俺言い「音色の汎用性」が必要になって来るじゃん。

逆に音響的ワイドレンジな音色が好きな場合も、周囲が全員クラシックな音色にされた時独りだけ浮いてる感じで困ったりがあるねん。
ので所謂「程々」を狙ってみるが、その程々ってのが音色バランスと密接な関係にあるからね。

奏者の奏法や癖等次第で、正解がほぼ奏者の数だけあるんすよ。
更にはバランス自体のさせ方にニーズや好みもあって、案外オリジナルサウンドの基本を確立するのが大変なんだ。

=つづく=

2023年12月16日 (土)

音楽備忘録1583 古典楽器の恐るべき隠れた実力①

杜撰大王はそのポジションから所謂ビンテージにはあまり縁が無いものの、楽器屋兼業を長ぁ~く続けてると稀には遭遇するんだ。
でかつては唯々素晴らしいとか思ってたんだが、ある楽器の試奏体験からもう少し違う側面が見えて来たんよ。

その片鱗がSpeedkingの常用から少しは顔を出し始めてたんだが、例の100年物Snareショックで一気に顕在化しちゃったんだ。
今迄にだって’50年代のStrato・Les Paulを始め、今程当時はビンテージ扱いされてなかったが弄った事はあるんだ。

けれど楽器店売り場かせいぜい倉庫での試奏で、従兄宅の様に遠慮無しで試せなかったからかな。
と来た処で100年物との出会いを少し詳しく語っとくと、単に俺が何時も叩く右用セットに無造作にセットしてあったんだ。(従兄は通常時は左用セットを使う)

ほいでサプライズのつもりか何か知らんが、お値段と経年は後で俺が尋ねる迄明かさなかってん。
恰も俺言い「見えるブラインドテスト」を受けさせられた様なもんで、しかし触れた途端に音がバカデカいのとバズ(プッシュ)ロールが演り易いのは即座に分かったわ。

だがまだその時点ではLudwigの古いのらしきが分っただけで、叩き続ける内に段々とこりゃ中々イケるかも程度に思ってたんだ。
後になって価格と経年を訊いてビビったものの、もう既に無造作にひっ叩いてからだから後の祭りでんがな。

大部昔に¥云十万かそこらでオーナーは入手したそうだから、きっと今じゃ3桁の大台行っちゃってるね。
只製造後ピッタリ100年ってのはあまりそんな感じがしなくて、多分まるっきり「現役の音」がしたからだろう。

俺も従兄も試し録りすら未だだから確定はし切れんものの、Mic乗りも特段問題は無さそうだ。
従兄か少し離れて野暮用中に俺が叩いてて彼が漏らした言葉が、何だか「何処で聴いても全く同じ音がする」って…。

現時点では今標準のOn Micに好結果が出るかは未明だが、↑の意味する処は遥かに重大なんだ。
手前味噌ではPaiste Cymbalをらしく拾うのに長年腐心させられてて、演奏の邪魔にならんとか分離度が高い位置にするとそれっぽく無い音になっちゃうんだ。

Offるにしても上からでは駄目で、どうも横方向に旨み成分が拡散する様に作られてるみたいなんだ。
録りだけ良くて生が駄目よりゃ使えるが、楽器って常に録音か或は生演奏にのみに供されるもんじゃないっしょ。

つまり仮に大当たりは出なくてもどんな拾い方にも対応してるってのは、ユーザーに自由が与えられてるも同然なんですわ。
全くオーソドックスな音色で構わなきゃ良いが、オリジナリティを追及すれば誰もやってないのから見つけようとするじゃん。

他でも吠えてた通りあまり楽器が特定の何かに特化してると、こう云うのに不向きになるし新案も想い付け難くなるんすよ。
そんでも何かには至高となりゃ良いんだが、大抵は何故かそうなってないんだ。

既にSpeedkingでこれを実体感したのは、設計想定を超越出来るかどうかでね。
超速Slide3連打とかって演ろうとする人、更にそれを実現させた人なんて殆ど居らんがね。

要するに余程のヲタ設計者じゃ無い限り、事前想定しとくなんて無理な相談やん。
そやさかい「今すぐどう可能」より、将来性が無限に近い方がホントは親切なんじゃね?。

=続く=

2023年12月15日 (金)

音楽備忘録1582 サチュレーションの話し➑

現存するのの中ではオーディオ系の古典的な真空管回路が、最も聴感上の歪みが目立たない。
からこその杜撰大王推奨なんだけど、困った事に最近の新設計のは高性能になり過ぎちゃってんだ。

トランスの入手難及びそこでの劣化は現代的でなく、物理性能とコストからしたらとても歓迎出来たもんじゃない。
けれども音楽的聴感上を優先すると、案外有難い存在だったんすよ。

けど何時迄悔やんでても仕方無いから一番近いのはってば、殆ど古典的な真空管回路の一択なのだす。
トランス全盛期にその回路が球だったってのも少しはあるが、最大の理由は久々登場の負帰還量の少なさざます。

ワイルドなRockの録音っつっても流石に無帰還じゃ厳しいが、兎に角こヤツは音楽的聴感には敵なんだわさ。
物理的性能には絶大な貢献をすれど、雰囲気やナチュラルさには悲しいかな大敵なんや。

その根底原因は聴感上のリニアが物理的には非リニアな為で、実際に電気楽器の球Ampのプリ段は未だほぼ無帰還で存置されてるんだ。
それ処か銘機のオリジナル回路のVOX ACシリーズなんて、パワー段すらほぼ無帰還に等しいんだぜ。

って事ぁ別に球じゃ無くたって負帰還量が少なきゃ平気なんだが、負帰還量僅少な使い方をするには石以降の素子は増幅率が大き過ぎるんすよ。
電圧増幅作用を持つICオペアンプでもし無帰還にすれば、ほぼ100%コンパレータ(僅かでも入力があればいきなり最大出力が出る:デジタル回路等には便利)と化すだよ。

強いて例外を挙げるとしたら黎明期のショボイトランジスタで、内部材がゲルマニウム・外装が金属管の位かな。
因みにオペアンプは大体増幅率500以上に対し、チープゲルトラは頑張って50かそこら。

当時はまだ小型化・低消費電力化が達成されたのみで、並の真空管より低性能だった。(なので特殊用途ではかなり後年迄球が生き残ってた)
どころかディスコンになって多分40年以上も経ってるから、普通に候補にするのは絶望的だ。

だからデジタルバーチャルの偽物で役不足と感じたなら、まだ作られてる球の方が遥かにマシなのさ。
杜撰大王の場合過去には虎の子の球コンプ・リミッタを必ず通して凌いでたが、可能であればそれよりもっと前の段階で可能なヤツから球を経由して録ってるよ。

たまたま電気楽器Ampには音色都合から元々球に拘ってたが、近年は乏しい資金なりに機会のある毎に時代に逆行して球機器が増殖中だ。
楽器の方で後から気になり出した立体感(非残響依存)の点で、どうも石は具合が悪いんだ。

こんな俺でも昔は球だろうと石だろうと、どんどん高音質になってくのに喜んでたんだけどね。
そうなってく途中で、何だかもっと沢山パートを入れとかないとお寂しやになるのに気付いたんだ。

オーディオ的にはどう考えても優秀な筈の石やLine収音が、綺麗は良いがどうも平面的で隙間が多くなってねえ。
特にトリオ編成だとLiveでは相変らず平気なのが、↑方向の録り方をすると廃線已む無しのローカル電車内みたいに広大な空虚感が…。

なのでサチュレーションが欲しくて堪らん場合、こちらにも気を付けないと意味が薄れるかも知んない。
昔よりテープと云う決定打を失った以上、余計あちこちで少しづつ頭を潰し角を丸めてくべきなんじゃないかな。

-つづく-

2023年12月14日 (木)

音楽備忘録1581 Bassサムピングの私的葛藤➏

この件は全然途上にあるんで早々に一旦店仕舞いと参るが、やはりやり方が分った処で年寄りには中々ハードな道のりだ。
生きてる内に成就出来るかは全く分からんが、さりとて後戻りする気には全くなれない。

PU磁界歪みをフル活用したピック・指弾きと、普通のスラップでは矛盾点があっただけでも収穫には違いない。
今時俺みたいな原始的アホはあまり多くは無いだろうけど、知らずにスラップだけやたら無理して張り切って弾くよりゃマシだ。

この辺も昭和の頃スポーツ界でしばしば耳にした「外人パワー」案件と考えてて、大元に対する少しの勉強不足が招いた悲劇だったと思うんだ。
Sly and the Family StoneとLarry Grahamはリアルタイムの日本で無名じゃ無かったが、エレキBassでの斬新な奏法への研究意欲は極少数派だったよ。

それよりも正規指弾きをマスターするのがお盛んで、BeatlesやVentures等の影響が大きかったからピック弾きから始めた者が多かったんだ。
そもそも為替の関係でモノホンFenderは超高額だったんで、本家のPU磁界歪みを体験するのすら難しかったしねえ。

その後スラップがこっちで普及し出す頃には↑は瓦解したけれど、1つ1つの体験値が少しづつ本国より少なかったのは間違いない。
その一端が’70年代一杯迄は早期に海外進出したのと、国内限定に留まってた人の差として現れてたよ。

それを昔は俺だって井の中の蛙駄目じゃんとか安易に思ってたけど、真因は気付けない→知らない→不可能と思い込んでたせいだったんじゃないかな。
実自体感としてたまたまピック弾きを長く続けてたから、ピックで太い音を出す方法とかその他を発見出来たんだ。

その頃もし見つけられなかったらメインは指弾きにシフトするかとも思った位で、実は偶然入手した偽物Fenderと指弾きもそれなりに追及してたんだ。
で掘ってってみると向き不向きはそれなりあったが、根本的原因は何で弾くかはあまり無関係なのを悟らされて。

結局は好きな楽器と個性を維持する為スタイルを留める事になったが、それが根底にあるお陰で幾らでも他のにも挑戦する気になれてんだ。
頑固一徹愚直な迄に唯1つの道を邁進するのは格好は良いが、視野が狭まって見落としの生じるリスクがあるんだ。

勿論手広くし過ぎて散漫になったりゃするが、最低でも1つ位は客観比較可能な対象は自身で持つべきなんじゃないかな。
俺は兎も角天才だからマルチ奏者になったってより、コツを掴んでるから実現出来たって方が圧倒的多数だと思うよ。

異様に古いが「金剛石(ダイヤモンド)も磨かずば」って言葉があって、何もしなきゃ類稀なる才能も永遠に可能性があるってだけなのさ。
打込み等とリアル演奏ではこんな点に大きな相違があり、それは同じ楽器の中でも奏法毎にあったりするんだ。

まっ現実には知るだけ知って実現出来ないとストレスにしかなんないが、大事な分岐点で方向を間違えて戻って来れなくなるよりゃマシと自慰しとこう。
俺の場合近い将来に、体力の衰えをカバーする位にはきっと役立つっしょ。

=おわり=

2023年12月13日 (水)

音楽備忘録1580 Speedkingの安定度➐

電源ドラムのコードみたいに長い〆、続いては3.Slide奏法での現代ペダルとの比較だ。
今迄散々スピキンはSlideに最適と吠えといて、前回初めて不当低速では現ペ君より苦手なる文言が登場したが…。

そうなったのは最速連打には足首DoubleよりSlideが向いてて、杜撰大王のヲタ性も加わって速い方だけを記してたからだ。
特異な状況(過去の俺等)にとっちゃ微妙でもあり、力はそこそこあるが足脚不器用な人にスピキンはどっちらけかも知れない。

DoubleがSlideでしか出来ないとか、Slideを習得中だと万に1つも現ペ君の方が初期段階だけなら早く習得出来る可能性がある。
実際には足首から先の肉体的負担はスピ君の方が断然軽いんだが、兎に角先ず2つ鳴りゃ良いとなれば本来とは一時的にアブノーマル状況になる様だ。

その時期はスピ君を殆ど全く試せなかったんで定かじゃないも、力(本人はスピードのつもり😓)で強引に演るなら現ペ君の方が対応してる。
俺程じゃ無いにしても速度を上げるにも少しは力が必要で、その為コツがハッキリ掴める迄はエイヤッとやりゃどうしたって余計な力は入るもんだ。

極細脚の女性だったらそれでも滅多にオーバーパワーにはならんかもだが、本格的なスポーツ経験者でも無きゃ最初から無駄無く蹴る(踏む)のは大変だ。
けれど現ペ君で一応2つ鳴らせても最悪体を壊すとか俺みたいに適用範囲を誤認するとか、唯出来たから先は急に発展性が低くなるんよ。

つまりこの面でも現ペ君は割と極端な性質を持ってる訳で、ゆくゆくは奏法や練度を選ぶ≒「癖がある」と言わずして何と言うのってな。
今劣化本邦の一般評ではスピ君は癖者とされてるが、実際は以上の顛末から真逆なんすよ。

って俺もある程度使い熟せる様になる迄は、ちっともそう実感出来なかったんだけどね。😅
あとたかがRock内でチラ見せするJazzでも、なるべくなら本格的に出来た方が良いじゃん。

そもそもそんなの挟むのはガラっと場面を変えたくてなんだから、フレーズや奏法だけじゃ無く音色だって大胆変化させたいもんだ。
を逆手に取れば「俺様の足脚自体がRock」とするには、楽器でジャンルが特定出来る様なのじゃ駄目なんだよ。

この点どんなジャンルを演るにも専用の楽器が無かった、RingoやBONZO等の方がそれが出来てたんだ。
そのご利益はっつうとサプライズの飛び入り等で、他人のセットを叩いた際に恐らく歴然と差が出るぞ。

それが達成されてなくてボロが出ると不味いからって、自分専用のセット以外叩きませんとなれば演奏機会がグンと減るでよう。
また外人パワーの真実じゃないけど本チャンで偏った楽器を使ってても、海外の奴等はそれじゃなきゃ出来ないだろうとタカをくくってねえか?。

俺言いRock先進国では歴の古さもあって皆がそんな状況に慣れていて、後進国の劣化本邦とは大いに異なってるのだ。(こんな恥ずかしい思い込みが解消しないから未だに後進国😢)
実際PunkのDrummerでJazz奏法の練習を日課にしてるのなんかが珍しく無く、従兄のX(旧Twitter)にはそんなのがちょくちょく紹介されとるでえ。

=終り=

2023年12月12日 (火)

音楽備忘録1579 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑭

エンディングがしつこい曲みたいに、お約束の前回補遺してこの項閉店じゃ。
何故少なくとも自分には駄目だったか、推察主体だが考察してみた。

原因として考えられるとしたら、数字にもグラフにも表れて無いパラメータが疑わしい。
推察では反応速度(トランジェント)辺りが周波数に依って微妙に変化してるとかで、恐らくターゲット周波数の目立ち度に差が出てたりするんだろう。

因みに反応差は位相差にも直結するんで、測定すると1箇所だけでも少し広範囲に影響が出たりするんざます。
他にあるとしたら指向性で前者は超単一指向性なのに対し、後者は唯の単一指向性としてある辺りか。

指向性についても↑と近似で、非電気的操作ではわざと逆相を利用して所望特性を得てるんだ。
その関係上指向性を絞って行くとローエンドの周波数特性が多少なりとも犠牲になるか、高域に余計な凹凸が出るかになっちまうもんなんだ。

まあそもそも本当にローエンドに拘るならコンデンサタイプを奢るべきだが、録音デジタル化以降ではダイナミックとコンデンサの混用が少し厳しくなっててさ。
太鼓と金物で使い分ける分には現況セーフだが、反応速度差が想像以上に悪さするんだ。

因みにⅡでトータルでは未だコンデンサの方が早いんだが、殊アタックに限っちゃ新世代ダイナミックの方が断然早いんだよ。
だからSnareを浮き立たせるのに、そこだけ意図的にダイナミックにするとかなら良いんだけどさ。

バスドラだけコンデンサじゃ僅かでも遅らせる(引込ませる)事になるんで、俺の好みには逆なのよ。
何れにしても私感ではTomと差別化を図るのにFloor Tomにも使いたい位で、実際にYoutubeでそんな使い方をしてた人も居たんだわ。

もし用途をターゲット周波数で提示しといてくれたら、こんな事態は割と避けられるんだろうけどさ。
メーカ側もユーザー側もFloor Tomの「音程とその周波数」を知ってる・分ってる人なんて極少数だろうし、そこ迄書いといても使用時次第で変動もあるからねえ。

っつう具合で従兄のPAスピーカミスチョイスは見抜けた杜撰大王でも、こっちじゃ実際使ってみる迄分からなかったんだ。
事後反省してみればMicは拾う相手が如何様にも変貌するが、スピーカならマトモに聴ける音にする都合上鳴らすソースはある程度の範囲に収まってるんだよね。

つまりスペックだけでも元から選択の難易度に差がある訳で、その上音色もとなりゃ実実験でもしないとそりゃ苦しいわ。
っと云う訳で私感としてはMicがスペックから深読みしても、最も選択が難しいと思うがどうでせう。

オマケでD-6の「盛り」にプチ言及しとくと、確かに少しは盛ってるけど実使用状況と併せるとグラフ程ではなくなるよ。
使用開始当初は最大限に低域が拾える様太鼓のエッジ近くを狙ったセッティングにしてたが、ローは十二分になったが段々「皮の震える感じ」が全然拾えてないのが気になって来たんだ。

そこで今度は真逆にど真ん中へ構えてみた処、ロー不足にならずにまあまあ全要素が拾えただよ。
この時生耳比では当然ローや胴鳴りより皮とアタックが上回るが、事前盛りのお陰で恰も前の位置と今度の2本構えたのに近い感じになったんだ。

のでこの用途の「盛り」に限っちゃ、盛りってよりゃMic位置による目減りの補正と看做した方が良いかも知れないね。
Floor Tomに用いても今時のOn Micセッティングでは生耳より胴鳴り成分が極端に減るので、そんなに不自然にはならなかったよ。(ってもまだ1本しか持って無いんで知見の宝の持ち腐れ状態が続いてるが…💦)

-おわり-

2023年12月11日 (月)

音楽備忘録1578 サチュレーションの話し➐

ここ迄の記述からサチュレーション概念は、苦肉の末に生まれたのが少しは分かっただろうか。
って事ぁとても残念だが、劣化レスで得るのはほぼ不可能なのだ。

近年の大レベル部にだけ掛る発想なら劣化は部分的になるが、サチュレーションは単なる頭打ちでは無いから似て非なるもの。
現況では何処迄妥協出来るかの問題となってるが、やはりなるべく劣化は減らしたいよね。

ここで紛らわしいのが物理的単体スペックで、大体は「単体聴き比べ」だとスペックの優れる方が聴感も良い。
しかしこれに大きな落し穴があって、アンサンブルや楽曲として聴くと↑なんて幾らも効果が無かったのを思い知るんだ。

私体験ではデジタル化黎明期に曇りの無い音色は素晴らしかったが、後からそんなのには弱点があるのに気付いたんだ。
一定水準以上の装置・環境ではその魅力が発揮されたが、どれかが一寸劣ると途端に唯のハッキリしない音になっててさ。(つまりとっても打たれ弱い)

サウンドとしては相変らず「綺麗っぽい」んだが、音楽の内容を聴こうとするとパーでんねんに。
杜撰大王自身も音響技師兼任なんでついオーディオ的美麗さに惑わされるが、先にアンサンブルとして成立してなきゃ何の意味もないんすよ。

そこで杜撰流では常に他パートと併鳴させて判定する事にしてて、そうすると事前予測はかなり裏切られるケースが多いんだな。
のがサチュレーション案件には特に重要で、言うなれば音の第一印象と聴き込み後印象のせめぎ合いってなもんよ。

生楽器なら電気楽器程元からオーディオ的にチープじゃないけれど、現実的には環境の影響を最も受けてるんだ。
故に日常平均聴取環境だと、楽器から出てる音からは一定程度劣化したのを皆は聴いてるのよ。
つまり音響技師>音楽家>一般聴者の順にオーディオ的音質が気になってんで、その様な専門家の偏寄を先ずキャンセルしないと仕方ねえんだわ。

因みに一般聴者だってオーディオ的高水準を好む者も少なくないが、彼等は楽曲(少なくともアンサンブル)が完成してからのしか弄れんでしょ。
のがこっちはなまじ先に弄れちゃうもんだから、雰囲気をスポイルしちゃいないか元から余程気を付けにゃイカンのにさ。

そうしてみると幾ら目立たなかろうと、無歪みからどっかで歪みアリに変質する様なのはとっても扱い辛い。
要するに両立させられる調整ポイントが無くなって、最高音質を目指したつもりが局所的大胆な妥協を結局は強いられてんだ。(普通サチュレーション擬きの常時発動はレアケースだろうから)

もし無理に抗おうとすればどっかの一部劣化Popsみたいに、ほぼ全てに歪みを付加しとくなんて愚策も…。
等とド真ん中直球でディスるのは盛り上がり方向はまだ許せるんだが、大人しくする方に何時も変な濁りが付き纏ってどうもスッキリしなくなるからだ。

なるべく露骨な圧縮感や歪み感を排除する為のサチュレーションなのに、それじゃあ正反対にしとるやんけ。
しかもそれでいて大胆にDistortionやFuzzを通したのより刺激に劣るんだから、どっち方向から眺めても中途半端でいけねえよ。

-つづく-

2023年12月10日 (日)

音楽備忘録1577 Bassサムピングの私的葛藤➎

分かってからより実現する方が大変なのは世の常だが、こればっかりは習熟してくしかない。
又サムピングに関して個人差はあろうが、高音弦になる程上手く鳴らすのが難しいのも見逃せない。

後者について先に少し掘っとくと、私的には指の柔らかさが仇になってると考えている。
流石に1弦でサムピングは滅多に演らないけど、指又は指先への「弦の食い込み量」が違うんだ。(弦が細い程多くなる)

それ故昔は肉体への過負担も厭わず、敢えて関節の骨の部分なんかで根性でぶってたよ。
けれどスラップの頻度や継続時間が長くなってくにつれ、段々と根性だけじゃ押し切れなくなって…。

尤も未だに続けてたら、叩くと擦るの両立は不可能だっただろうな。
これピックや指でフルストロークする時と同じく、「弦離れ」が速過ぎると擦る方が成立しないんよ。

少々奇異な言い回しになるがピックや指は一定以上の柔軟性を維持した上で、わざと引っ掛かるっつうか喰い込ませる様にしないと上手くいかねんだ。
きっと普通なら撓りの少ないピックだとか指先を硬直させるだろうが、そうするとストロークは稼げるものの弦振幅の方向がフレットと平行にはなり難いんだ。

この件自称ピック弾きの大家としては明確な一家言があって、下手だったり雑なガキを俺言い「三味線弾き」としてディスりつつ忌避事項と定めておる。
のは与えられてる仕事が違うからで、パート個別では兎も角大袈裟に言やアンサンブルを壊しちゃうんだからね。

逆に三味線では意図的に半分スラップにしていて、試しに指や何かではじくとバンジョーやマンドリンに近い音になって特徴が薄れたわ。(大昔金沢へ旅行時プチ演奏体験をした)
実際全く撓らないバチを持ってではあるがその動作がサムピングと殆ど同じだったら、即座にあっさり出来てちょっち誇らしかったってか。

しょーもない自慢はたいがいにしとくとして、お三味の弦は実質太い糸だったりでそれでも全然音程感は足りてたよ。
だがエレキBassで特に電磁Pickupを通すと、金属弦と相まって横方向へ弦を振動させないと音程を司る周波数帯域の拾いが悪くなるんだ。

ってな訳で実は音程感不足はピック弾きでも起きる可能性はあるんだが、今劣化本邦には本格派にピック弾きは邪道っつう不可解常識があるんでガン無視されてんだろう。
或はエレキBassでの正規ピック弾きが廃れたから、ピックじゃ本格派は無理と勘違いしちゃったのかな。

しかしそんな知識不足を放置して指とスラップをしてる者の多くは、音量の落差が酷かったり音質(主に音程感の不足)面の問題がモロに出たままになっとるで。
ここで万人に再考を促したいのが、楽器にとっちゃ「何で弾かれたか」なんて無関係な処な。

発音体がどんな風にぶたれ揺すられたからこんなん出ましたってだけの話しで、○○奏法だから□□の心配は無用なんて都合の良い話しは決してねえんでやんす。
勿論程度差はかなりあるんだけど、危惧率が低いからって兎と亀の兎になっちゃ不味いんだ。

勿論Ⅱで各自の得手不得手に応じ相応しい習得順はあるが、完全に忘れてるとかつては弱点じゃなかった箇所が何時の間にか…ってのがしばしばあるんすよ。
その意味で一点集中のし難さがあって、懸案事項の解決に長時間が掛るんだ。

=つづく=

2023年12月 9日 (土)

音楽備忘録1576 Speedkingの安定度➏

うーん我乍ら綺麗に纏められたと悦に入り掛け、あちゃっと大事なのを書き漏らしてた昨日の杜撰大王であった。
っと言っても過去記事で触れてはいるんだが、スピキンが普通と思える様になった後の話しざんす。

概述では現代ペダルで未成の技がスピキンで可能化したのはあるが、逆は僅少だと全くザックリとしか書かなかったけね。
今回はこれをちゃんと深掘りしときましょって事で、もっと具体的に書き残しとこう。

1.普通の単打
単純な音色の安定度では現代ペダルの方がかなり楽で、スピキンは極僅かな踏みムラでも洩れなく反映してくれちゃう。
極論すれば1音毎に全て微妙に異なるって様相で、尤もアンサンブル内へ入るとそれは特に気になる類いのじゃ無かったっす。

これが多分現ペ君に無自覚でも飼い慣らされてると一番気になる点で、但しその真相を知るには現ペ君の性質の正しい理解が必要ざます。
早い話し現ペ君はドスッっつうのだったらしくじってもトス、バチッっつうのだったらパチ程度と元から変化巾が少な目なんだ。

無論法外な過ちを犯せばもっと変わるが、実用領域では恰も安定してる様に感じられよう。
だが範囲狭い≒特定ジャンル向き等の性格になってしまうんで、突然違うジャンルのを挟もうとした時ゃフィットしてくれなくて困るよ。

又BONZOみたいな非常識な音を出したくなった際、ポテンシャルの低い現ペ君では本家と同じセッティングでは出せまへん。
彼のバスドラって凡人が鳴らしたらボワォ~ンとしかならない設定で、幾らアタックが硬質な現ペ君を持って来ても余韻の方がどうにもならんのどす。

その訳は打後打面を押え付ける力のモーメントに、スピキン程の柔軟性が無いからなのだ。
かつて俺が望まずとも得意だった😢バウンド現象が起き易く、口径22inch程度迄なら強引に力でも止められるが流石に26となると力だけじゃ押さえ込めなくなるからよ。

皮振動1回で完全制止が無理な際、残された手は振動が収まる迄しつこく粘着してく事のみ。
取敢えずずっとビータを張り付けておければ、振動周期延長→可聴帯域外へ周波数低下・それが無理でも倍音は全ミュート可能となって実質鳴って無いのと近似に出来るのさ。

ビータを異常な高速にした時だけ出せる音等についても、通常領域を超えると僅かなバネ抵抗の差が拡大するからね。
つまり変態音を出せるポテンシャルでは圧倒的にスピ君が秀でてるんだが、実際出すには踏むのすら完全な変態が要求されるから実現性は?なのかな。

2.足首Double
現ペ君でも生まれ乍らの適性があったら、「物凄く苦労させられるが」最初から踏めない事は無いだろう。
物凄く…なんて皮肉タップリな嫌味紛いに言ってるのは、スピ君だったら全然力が要らなくて踏めちゃうからなんだよん。

体験的に足首で踏む方のは力では脚踏みに劣る都合、Doubleの際はより速度が要求されるんす。
素早い爪先の踏み込み+脚を落すになって初めて、大体イーヴンバランスになってくれるのさ。

脚落しなら問題にならんバネ強さも、足首には殆ど誰にでも影響がある訳さね。
のでトゥが苦手な者にとっちゃバネ強ってな、永遠に続く拷問同然になっとるんや。

苦手でいじめられたら羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く状況に陥り、益々習得を遅らせるから罪なんよ。
本来なら克服には平均より沢山練習しなきゃいけないのに、全く出来そうに思えないから頻度・時間とも減っちまう。

ほんで見事にスピ君使用前の杜撰大王みたいなのを、あっちでもこっちでも量産してくれるんだぞ。
そんなの嫌でしょ、俺だって結構ずっと凹まされてた位だもん。

=つづく=

2023年12月 8日 (金)

音楽備忘録1575 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑬

この項締め括りは体験からだと、最も数値と実音のリンクしないMicに絞って行ってみよう。
それは周波数特性で顕著で数値よりグラフがアテになりはするものの、スピーカ以上に聴いたら随分「数値の印象」とは違った音になってい易かったんだわ。

俺がこれを痛切に実感させられたのがバスドラの収音で、具体的にはAUDIX D-4ってので全然足りず妙な増し盛りも施されたD-6では妥協出来たって顛末だ。
比較的親切で当時は新興ブランドだったAUDIXのカタログには、正直に向いてる用途の記述はあったんだけどね。

何分赤貧には全てに専用とか最適なのを奢るのも厳しいんで、転用・流用を狙い過ぎたのが不味かった。
とは言えFloor TomがTomばりに高音程のとか、実際は必ずしも明確に音域が分離してる訳じゃないぞ。

そこで周波数特性数値とグラフの両睨みで先ずはD-4を選定してみたんだが、個人的にはガッカリな結果しか得られなかったんだ。
因みにそれ迄は同シリーズのD-2とかで苦代用してて、これはTom用のでそっちでは継続使用中だ。

こっちとしゃD-4には↑とはローの明らかな違いを期待したんだが、肝心な部分は脆くも儚い夢と散った。😢
しかしこれには杜撰な安易思考の他にも理由があって、録音がデジタル化して以降の所謂バスドラ用Micに少々疑念があったからなんだ。

イメージとしちゃ中低域を増し盛りしただけで、折角デジタルになったのにローエンドは旧態依然のままなんてのが当時はそこそこ出回っててな。
盛りたい時ゃこっちでやるから勝手にやっるなよで、こっちで後からじゃ無理なローエンドの方が断然欲しかったんだよ。

で数値的にはD-4のf特は38Hz~19kHz・D-6は30Hz~15kHzとなっていて、グラフは下に添付した通りで御座居。
ほいでブランド側の説明では前者はほぼオールラウンド+バスドラ・後者はバスドラ/低音用となっていて、Bassは重複してる様な状況だ。

Audix_d4 Audix_d602
さてご覧の通りD-4は小型ダイナミックにしては中々フラットで、コンデンサとの方式由来の音質差以外はそのまま拾えそうなもんだ。
D-6は解説では下を増し盛りと書いてるが、グラフからは中域に意図的に凹みを作った様な感じだ。

なので後者には唯独特な癖が付加されるだけな筈なんだが、多少の誇張はあるが後者じゃないと典型的なバスドラらしい音になってくんなかったんだ。
メーカ側は使えなくないからそう書いたんだろうが、後者は他のにあまり使えないのに着目しないとならないんだからとっても難読だっての。

-つづく-

2023年12月 7日 (木)

音楽備忘録1574 サチュレーションの話し➏

果てさてこの辺で次行く前に、誤認回避の釘刺ししときましょうかね。
物理的にはサチュレーションだって立派な歪みの一種に違いないが、聴感上ほぼ歪み感がしないから別の称号を与えてるんだ。

古典機器になる程確かに物理的歪み率は高くなってたが、大昔だって諦めて「素の歪み」そのまま出してやしねえんだ。
悪く言や誤魔化しではあるが、色々な方法を駆使して極力目立たなくしてたんだ。

そりゃ専門技師が人間計測器と化して検聴すれば歪みアリになるが、少なくとも一般聴者に対して音色的な歪みは出ない様必至こいてたんよ。
結果古典機だって現代レベルに於いても聴感上の歪みは僅少で、現代シミュレータみたいに汚く潰れたりは全くして無かったんだ。

極論するなら現代デジタル録音機は歪んだらそれを丸々そのまま出しちまってて、っても普段は「歪まぬ範囲でご使用下さい」だから何も困らんがね。
ん~ほら正しい歴史認識には今とは異なる価値観等もセットで考察しないと実情が分からないみたいに、サチュレーション案件でも今の一般の思考はズレちゃってるのさ。

その上で味わって頂きたい史実は、最終段階で仕方無く少し歪んでしまってた点だ。
主因は物理的性能面が不足してた結果だが、その意味で物理的リニアとサチュレーションは相容れない関係にある。

ここで再考願いたいのが聴感上のリニアとはどんなのかで、現実在音は物理的リニア迄は行って無い処だ。
アナログ末期時代には箇所次第では既に追越してて、その頃迄はトータルで最も生耳に近い組合せを模索し乍ら録ってたんだ。

具体的には録りのテープレコーダ・再生メディア(LPレコード・カセットテープ)・一部ダイナミックMicでは不足、その他の大半の機器では凌駕といった感じだったよ。
要するにアナログメディアの性能不足は動かせなかったんで、それ以外のではサチュレーション等無視して物理性能だけを追及してたん。

つまりアナログ末期のは性能的に不動悪のテープが居座ってたから、それ以外の機器は既に逆方向へ行き過ぎてた訳。
この真実に基づいて考慮してくと、現代でのサチュレーション確保は基本的に先ず2択に迫られてるんだ。

1つは多少の劣化は度外視して1回はテープを経由させる、もう1つは↑の俺言いの「行き過ぎ」を是正するだ。
最早正規オーディオ水準のテープはほぼ絶滅しちまったが、例えばNormalポジションのカセットとそれ用機器はまだ残存してるよね。

そこで録音作業の何処かで経由させるんだが、本来なら最後Mastering段階がサチュレーション効果が最大になる。
がそれでは完全なLo-Fiにしかならないんで、劣化しても影響の少ないパートや曲事情に応じて途中で処理するのが良かろう。

尤もこの手法だとデジタルの音質的優位を殆ど殺しちまうから、常時全曲に施すには難がある。
しかしもう1つの方法でサチュレーション不足の解消を試みるなら、無理にこね繰り回すよりゃモノホンなだけに確実だ。

-つづく-

2023年12月 6日 (水)

音楽備忘録1573 Bassサムピングの私的葛藤➍

さてこの件を深掘りするには、スラップの誕生経緯も良く推察しなきゃなんない。
今では当然の様にサムピングを使ってっけど、掌や他の指でだって叩くには叩けるんだ。

又プルの方にしても一般的には人差し指や中指を使うが、親指でも不可能じゃないし俺なんか最近はあんまり演らんけど小指でだって出来るんだ。
プチ余談になるが指皮膚の負担を分散する目的で昔小指プルを編み出し!?たっけ、従兄に「ビラ配りチョッパー」なんて珍奇な名称を頂いちまったぁい。

等とメインでそんなの使う事は稀だろうが(当時の俺はそうだったが…💦)、少なくとも「叩くならサムピング」とすべき絶対的な理由は存在せんのどす。
しかしある点に着目すると親指が最適で、垂直に叩くと同時に水平にもはじきたいならね。
杜撰大王の想像では叩いたついでにはじくでは無く、始祖は逆の発想だったんじゃないかな。

その根拠は今はほぼ忘れ去られた「親指弾き」ってのが、まだ当時は普通に奏法バリエーションの1つに入ってたからだ。(横型Bassが出来て初めて実用的になった:コンバスは縦型解釈)
少年Larry Grahamは急遽抜けたDrummerの穴埋め目的なんで、「大体普通に弾いた上に追加しよう」と思ったんじゃないかな。

はじき乍ら叩くとなれば親指以外では「弦と交わる方向」が違うんで、親指弾きの変形パターンにしたんじゃないかな。(やり方次第で人差し指と中指はかなり寝かせられはするが:ウッドBassの弾き方位が限界)
因みに方向は異なるがJohn Entwistleの、比較的遠くから勢い良く指を当てるなんてのも実際にパーカッシブさには大貢献してるよ。

只指の向き違いはPUに向かって垂直に叩くには不向きで、仮に上手く叩けたとしてもその後のはじくのがとても難しくなる。(過去にそこそこ試してみた)
はじこうとすりゃ水平方向に指は動き、今度は所謂叩く動作が不可能になる。

なので得意の嫌味節を炸裂させりゃ、叩くだけで構わんならサムピングは必須じゃない…なんてな。
わ誇張し過ぎにしても、指先の当てる角度等はアバウトでもあまり遜色の出ないのは確かだ。(色物としては拳や果てはDrummerに来て貰ってバチでなんてのもあるでよう)

だがしっかりハジキも入れたいとなると途端にシビアになって、最低でも親指先が大体弦と平行になってないと両立は達成されねんだ。
そこから今更学習になったのが角度の大切さで、ストロークを大きくしたり速度を上げるより遥かに効果的だったんだ。

私体感の難度ではSnareのOpen RimShotより一寸上で、上手い角度で行ってくれると全く無造作にやっても両方が足りるだけ得られるん。
処が杜撰大王も叩く方優先から入っちゃったもんだから、中々「はじく方優先」に出来なくてね。

実際Sly and the Family Stone時代の師匠のを聴くと叩き感は薄く、今よりはじく方がメインな感じだから聴いてみそ。(曲はThank You(Falettinme Be Mice Elf Agin))
まだスラップが目立つ音色になんかしてなかったみたいも、今平均と比べるとプルだけ大きくもないしな。

それと昔にはFlat弦で実行してるらしきも少なく無く、その場合今のRound弦みたいにプルが「痩せて」くれねんだ。
ので余計にサムピングの可否を基準としてないと、安定した演奏とするのに難がある。

=つづく=

2023年12月 5日 (火)

音楽備忘録1572 Speedkingの安定度➎

この項の〆にあたり概述重複を含むが、杜撰大王が現代ペダルで付いてしまった「悪い癖」を深掘りしとこう。
これこそが今回綴って来た核心で、未だ修正するのに日々苦労が絶えないんだから。

過去記事ではSlide奏法で最速と足首Doubleに最適と書いたが、これは一見すると矛盾がある様に勘違いされ兼ねない。
けど全く矛盾なんて存在しないのは、速度と奏法の適性迄まるで示唆してくれたからなんだ。

単打と足首Doubleではほぼ自由選択が許されるが、Slideと足首Doubleの中間領域と思ってた範囲が意外と狭かったんよ。
因みに長年にわたって悪癖を俺に醸成してくれたのは、今では伝説化しつつあるYAMAHA FP-702でごんす。

ほいでそんな良いヤツがなしてってば、ゴツさとバネ強さのお陰で不適切な低速でも一応Slideが出来ちゃってたからなんだ。(ある意味で親切過ぎた?)
って真犯人は杜撰君でペダルにはせいぜいほう助位しか罪は無いんだが、境界線を認知する前に使ってると騙されたも同然になってたんだよ。

よくよく振り返れば適正速度時より低速Slideは不安定さがあったんだが、元は足首Doubleがかなり苦手だったからねえ。
手慣れた方で何とかならないかと考えるのは、少々甘ちゃんもそれが人情ってもんじゃないすか。

仮に生真面目だったらそうはならなかったかも知れないが、俺の第1目的は好きな音楽を奏でられる事だかんね。
微細な精度に拘ってフレーズを妥協するよか、その曲固有のパターンを構築する方が大事と思った訳さ。

勿論何時迄も低精度のままじゃアカンけど、曲や編曲の旨み成分を全く残せなかったら後にはきっと忘れたりするからねえ。
で少し戻ってほう助の罪と称したのは、足首Doubleが少なくとも楽チンじゃないペダルだったからだ。

FP君単独視点ではなまじどっちかでは出来るので、そのガラパゴスさを知り得ないんすよ。
欧米みたいに古典ペダルも豊富にその辺に転がってりゃ良いが、こっちじゃほぼ現代系ペしか巷に存在しないから比べても大差が出ない。

その上Slide奏法向きと思ってたのが、スピキンと比べたら限界速が全然低かったんだから。
まるで単位不記載のものさしでメートル法のだと思ってたのが、尺かinchのだったみたいなもんだわさ。

しかもペダルには至極当然乍ら、0cm等基準点の表示なんて一切無いべ。
ので所詮は奏者側意識の問題なんだけど、国内でそれをダイレクトに体感出来るとしたら殆どスピキンしか無いん。

最近はスペック重視だのマニュアル尊守だので、若い人なら頭で言われてずっとそれを信じて鍛錬出来るかもやけどさ。
自分の体での直接体験に勝るものは無くて、どうして駄目・無理そうなのかも一遍で分かっちまうから。

そしてスピキン体験期間が中途半端だとどっちでも後退する可能性もあるが、その人なりの長期視野に立てば得を幾らもしなくても損する事だけは絶対無いよと語っときませう。
今程の不景気になる前だったら国産現代ペが確実に価格で有利だったけど、こう値上がりの嵐となれば中古だったら大して高くも無くなって来てるから今が挑戦チャンスかも。

=つづく=

2023年12月 4日 (月)

音楽備忘録1571 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑫

失敗談から戻ってそろそろ纏めへ進めるが、キーワードは「数値よりグラフ」で御在居。
少なくともMicやスピーカに関しちゃ、ある物は見なきゃ損だ。

ではグラフの公表が無い物はどうしたらってば、極論すれば買うな・借りるな・使うなだ。
って明らかに膨大なマージンがあったらんな事ぁねえが、常に大きな余裕を持たせるにゃ金の他に空間余裕も要る。

海外比で日本だと後者が絶対的不利を拭えず、昔のアメ車みたいに排気量で安心を買うのは困難なのだ。
っつう事ってグラフの読み方をもう少し掘っとくと、一見能率・感度とは無関係の周波数特性グラフにそれはちゃんと反映されてんですよ。

能率も感度も特定入出力時の「音の大きさ」なんで、通常その単位はdBになる。
測定グラフの縦軸が正にそのdBになってるのがデフォで、グラフの縦軸平均を取ったのが能率・感度のスペック表記なんすよ。

こんなチョイめんどい事してる目的は、用途不問で他と比較するのに目安になるからだ。
さてオーディオ用ではフラット最優先の周波数特性も、PA用→楽器用となるに従ってかなり大胆な凹凸の生じるのが普通だ。

技術的ハードルを除いても未だそんなにしてるのはらしい音にする為で、オーディオ用ので電気楽器を鳴らすと大抵は例の目立つ倍音がかなり引込んじまうで。
かと言って大口径で数値的周波数特性では余裕と思えても、Guitar用のでBassを鳴らすと4弦だけ小さ目になる等の現象が起こり得る。

各用途の最適景色を示せたら良かったんだけど、音の好みは千差万別なんで難しく断念。
そこで代替手段を提示しとくなら、各自の好みだったスピーカの内周波数特性グラフの公表されてるのを雛形にするって作戦な。

この方法はオーディオ用でもPA用でもある程度有効で、嫌いなののグラフとの違いが各自のキーポイントになってる訳だ。
究極はなるべく沢山のグラフの景色を覚える事で、この辺は沢山書いて文章力を養うのなんかと同じだ。

尤も音響屋でも無い奴にそんな途方も無いのを課すのは酷なんで、1に一番好きなの・2に一番嫌いなのを入口にするのが良いんじゃないかな。
この段階での発見として例えば数値的にワイドレンジなのより、多少ナローなのが聴感上はワイドなんてのが出て来る処だ。

その訳は特定周波数での能率・感度にあり、欲しい箇所が凹んでるとそれより上下が出てても実効性が低いからだ。
勿論能率平均値の時点で全然足りなかったりしたら選外になるが、用途別所望周波数での能率・感度の実態も同等かそれ以上に実用上は影響するんすよ。

因みに○○Hz~○○kHz(-10dB)って、-9.99…dB迄範囲に含まれてるんだ。
電圧で-6dB・電力で-3dBで半減するんだから、-10dBなんて過激補填しなきゃほぼ聴こえないって事なのよ実際はね。

しかも平均値ってな上に大きいのも含まれるんで、最大と最小が更に倍近くなってる可能性があるんだ。
±3dBとか+1,-3dB等の表記なら大体額面通りに受け取って差し支えないが、-側のみ表記のには「軽度の例外の+」も含まれる事がある。

=つづく=

2023年12月 3日 (日)

音楽備忘録1570 サチュレーションの話し➎

ここ迄はサチュレーションの大まかな種類を綴ったが、それ以上に大切なのが「どの段階で掛けたか」だ。
現行シミュレートの弱点は主にココにあり、1箇所だけで賄おうとするのに無理があるんだわ。

サチュレーションに関して私感で良質と感じたのは’70年代以前ので、’80年代以降になるとサチュレーションの一部は段々無効化してたんだ。
明瞭度の点では良くなっても、それ以上に個性や雰囲気の喪失が大きくてねえ。

これは奏者・楽器等が不変だった人ので比較するとハッキリして、寧ろ当時は良かった楽器を変えたのかと勘違いされられた位だった。
これ等の差を逆に辿ると原因が氷解してくんだが、筆頭は真空管機器の使用・不使用だ。

新しい電子部品が登場しても業務用ハイエンドに実用する迄には、途方も無い時間と労力を要するもんでね。
従って安全第一で行くとなると、多少古びても実績の方が尊重される。

これには人的要因にも大いに関係して、充分習熟後にほぼ無意識に使い倒せるかも含まれてん。
加えて業務用ハイエンド機には性能的余裕もあったんで、10年落ち位はあんまり気にしなくても良かったんだ。

その典型例は大昔述FM東京の送信機が驚く程後年迄管球式だった等で、それ処か未だ「何時かは球NEUMANN」が憧れだったりしてるさね。
でもし幸運にもその機会に恵まれたなら前述の如く、球の他に古典Micダイアフラムでのサチュレーションも加わる。

流石にMixer卓等での球は今となってはかなり苦しいが、それでもサチュレーションの⅔は獲得されちまうんだ。
ほいで俺よりゃ趣味の新しい従兄等にとって最重要なのが、アナログ録音機での俗称テープコンプだ。

これの最大特徴は録音機前が何であろうと、当時は絶対に避けては通れなかった処だ。
球ヲタの俺からすりゃテレコだってBeatles等が常用してる球のと石のじゃ結構差があるんだが、磁気テープに依る「磁気ゆがみ」自体はほぼ同一だ。

これのⅡで特異点は最も歪みが目立たん処で、秀逸にレベルを扱えると聴感上の歪みがほぼ感知不可になるのよ。
その意味ではサチュレーション王と見做せ、パワー感より美しさを欲しがる人にはとっても残念な現況なのだ。

それからリリースにはLPレコード化する必要があったから、盤上での物理的サチュの他カッティングマシンでのも更に追加されていた。
この後にも過去には聴く段階で球Ampと古典スピーカでのが加わってたのは抜きにしても、直列接続Effector不使用時で都合最低6段のサチュレーションが掛ってた事になるんよ。

せやさかいもし再現を目指すんなら発想段階から、最低4〜
6段程度は微妙に異なる性質ので頭を潰してくべきなんだ。
それを多くてせいぜい3段で潰そうなんて虫の良い事言ってたら、そりゃあ似ても似つかないニュアンスになるのは当り前やんけ。

先ずは夫々のの性質差・段数とその順番位は想定しなきゃ、お話しになる訳ゃ無いんだよ。
因みに体験では録音機前に球やMic振動板由来のが入る入らんで、録音機の歪み発生率がかなり変わるで。

何しろアナログ録音機はパルスは大の苦手、現代レベルのをそのままブチ込みゃほぼ歪みは避けられんて。
将来万一½inch巾のオープンテープが手に入ったら、その実態をただちに公表してやんよ。(先ず無理だろうが…トホホ)😢

-つづく-

2023年12月 2日 (土)

音楽備忘録1569 Bassサムピングの私的葛藤➌

ほんだら続いてはピック・指で限界フルスイングさせるとは、どう云う状況になるのかを少し掘っとこう。
単純理論的には弦振幅はフレット(指板)との間隔だけで決定しそうだが、実際にはほんの一寸だけまだ余力みたいなのがあるんだ。

ある程度の時間経過後には楽器に不具合が無い限り、確かに静止状態の弦を中心に振幅は同心円状になる。
が弾き始めの数回は障害物の干渉を受けないか僅少だったら、「楕円軌道」には出来るしなっちゃってたりするんすよ。

無論そうなるには条件があって、フレット(指板)とは平行方向じゃないと駄目だけどさ。
それがピック・指弾きではやろうと思えば案外簡単で、習熟は必須も初期段階では唯弦とのリリースを一寸粘りさえすればエエねん。

これは電磁Pickupの磁界歪みを利用する上でも、お約束と言っても良い位の振幅増加方法だ。
だがスラップと併用しようとする時だけ仇になってて、それは望まれる振幅方向が90°違っちゃってるからなんよ。

スラップで極力典型的な音色を出すのに打撃を強調するには、Pickupに垂直に弦が打付けられるのが良い。
そうしないとフレットぶち御免の、俺言い「超ワイルドピック弾き」との差別化が不足するんだわ。

これがピック不使用の人なら未だしも、頻用してると結構気になるのよ。
因みに俺知りで全盛期のRoger GloverやJohn Entwistleが該当者で、特に後者はスラップ奏法以外では最もパーカッシブな音も出せてたんじゃないかな。

で戻ってPU垂直打付け奏法にはパーカッシブに出来る反面、音程感は希薄になるのが半ば必然なんだ。
因みにⅡで悪脱線すれば「ド下手ピック弾き」なら三味線ばりにペンペンいうだけで、音程感希薄だからスラップと併用するのに丁度良いかも知れんがね。😵

でもそんなじゃBassの本業を放棄したも同然だし、音色差不足で奏法使い分けの意義すら殆ど損ねちまわ。
寧ろ現代はスラップだけが音程感希薄を許容されてる様なもんで、それにはSynthe Bass等のバックアップ体制が充実したからだろう。

出来れば今だって音程感を損ねずにパーカッシブにすべきなんだが、かなり変態的なサムピングを習得しないとそれが叶わんのどす。
しかもそのサムピングは高速化には不利なんで、挑戦者がほぼ居なくなって久しいのかな。

そんな中未だにこの問題に正面から立ち向かってる人が居て、それが始祖のLarry Grahamだったのよ。
俺がこの点に気付いたのは比較的最近になってからで、それ迄は昔の楽器や録音は音が太くて羨ましいなんて思ってたさ。

だけど何時の時代のを試聴してもそんなだったんで、真面目に彼のサムピングの様子を見てみたんだ。
したっけ叩いては居るんだがそれと同時に随分と「擦って」もいて、それが最初は「どうして隣の弦にぶつかる迄親指をストロークしてるんだろう」だったよ。

実際には叩くと擦るをほぼワンアクションで熟してるんだが、そうしとけば全く垂直に叩いただけとは音程感が雲泥の差になるんだねえ。
一寸考えてみりゃ当時スラッパーは他に居なかったんだから、「Bassの音」がしなきゃ唯の色物扱いで処理されただろうね。

飽く迄Bassの音がした上でパーカッシブにするのが、開拓者には今より必要条件だったんだね。
そして意外にもそんな古典的なのが、各奏法を併用する上でも有効な手段だった訳さ。

=つづく=

2023年12月 1日 (金)

音楽備忘録1568 Speedkingの安定度➍

前回末端の言い草だと素人には不要な風だが、私的には全然そんな事ぁ無いと思ってるんだ。
その原因は堅苦しい言い回しだが、教育効果となって後に現われるからなのだ。

一般学習では受験合格だけの目的に特化したのと基礎力向上を重視したのの差で、今時は失念してる人が随分多いが学校出た後に前者じゃ幾らも役に立ってくれないんだよ。
その典型例が高学歴で博識な筈なのに、研究者や博士への道へ進まず『正確には実力不足で進めなく』なって政治や金勘定だけの分野に流れた連中だ。

奴等確かに凡人よりは一見利口だが学びの偏りが酷いんで、時々幼児でも分かる様なのを大間違いしやがる。
学問に古くは「博学」っつうのがあって、各分野の知識を上手に駆使するにはこれが足りないと駄目なのよ。

今劣化本邦の最低スペックの政治屋は短絡的に大金持ちに儲けさせりゃ、国としての経済が上がるなんてあり得ない夢をみてる。
が多勢に無勢って言葉がある様に、原理的には最も貧しいヤツを底上げしなきゃ駄目なんだよなあ。

この場合偏り→狭隘視野→大事な部分を見落とし欠落があるから、当事者には自らの過ちが全く見えてねえのよ。
それがたかだかドラムペダル如きでも同じ処があって、「嘘の反応」をするペダルを普通とか基準と思っちゃうとさ。

掛けた費用と時間分の学びが得られなくなって、誰でも一様に損しちまうんだ。
しかしこの件で厄介なのが一定レベル以上に到達出来た者にしか実感出来ない処で、今は連吠えしてる杜撰大王だって中古を買って数年間はこんなにハッキリとは分からなかったんだ。

現状あまりにも多くのが「こっちが普通」って顔して巾利かせてるもんだから、連続Slideや足首Doubleを習得出来る迄は確たる証拠も無かった。
日本では戦後長年サラリーマンを中心にして教育も習慣も構築して来てるんで、恐らく海外よりこの嘘発見が遅れてるんじゃないかねえ。

欧米と比べるとその辺に転がって余ってるケースが圧倒的に少なく、あっちじゃ孫が始める際にじいちゃんのお古からなんてのが珍しくないそうだ。
だがじいちゃんと同じじゃ嫌、孫世代特有のにしたいなんて処から表面的にはスピキン以外の常用者が多い。

けれどじいちゃん死んじゃったし家族で他に要る奴も居ない等で、自宅では所持したままで随時で上達具合の確認等には継続使用してるのが結構居るのよ。
これって昭和時代にまことしやかに言われてた、外人パワーは桁違いのこの分野での真実なのよね。

野球等一部スポーツで当時は露骨な体格差もあったが、身長や筋力で勝ってる日本人が全く居なかった訳じゃ無い。
前々回の「従兄宅で」には続きがあって、今回はシングルストロークの速さが話題に上った。

こっちじゃ従兄を始めスピード≒器用な傾向があるが、海外じゃそんな縛りは全く見られなかった。
必要な速度が得られるなら奏法なんて2の次で、っても音色的にフィットするかはこっちよりかなりうるさいみたいだけどさ。

要するにベーシックの鍛錬に余念が無いんで、割かし環境変化等に強いんだ。
それがペダルで今日に於いては「足首だけで踏めるか」に現われてる様で、これを色々に試すにはバネが強過ぎたりヘビー過ぎては限られてしまう。

つまり今劣化本邦では必要性の無い人迄、脚踏みばかりが得意っつうか慣れ過ぎちゃってんだよ。
それも足首踏みとの相違を、殆ど認識出来ずにさ。

=つづく=

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