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2023年11月28日 (火)

音楽備忘録1565 Bassサムピングの私的葛藤➋

取敢えずお悩みを暴露したが、その根底原因も少し詳しく語っとこう。
今時馬鹿力はダサいだけの風潮だと、確固たる理由を伝えとかないと分かって貰えそうにないので。

GuitarやBassでも何時でもフルスイング出来る事はとても大切で、存在感や説得力にはかなり直結してるんざます。
そうしなかった音との具体差は、電磁Pickupの磁界歪みが加わるか否かが最大の違いかな。

俺がこれに気付き意識し出したのは、意外にもLine収音の全盛期が来た頃でごわした。
時期的には’70年代後半から徐々に増えてったが、時代背景からの独特なサウンドニーズがあったんだ。

その1は従前は不可能に等しかった電気的歪みレスのクリアさ、今にしてみりゃ球の銘機がまだそこらにあったんだから勿体無かった様な…。
その2は一通り色んなタイプのが出尽くして楽器タイプ以外の箇所で新鮮味を、これ等は当時として全ては新しい音を訴求した結果だった。(どっちも裏にはスピーカ収音の難しさや明瞭度なんかもあっただろうが)

で1のお陰で電気的には僅かにすら歪ませられなくなり、2のお陰で業務用途ではほぼFender PrecisionかJazz Bassの二択になった。
のでBassistの表現手段は以前より大巾に限られ、その中で耳に付いたのが↑の磁界歪みを上手に活用したプレイだったんだ。

これに限っちゃ海外のより日本の職人のが密かに目立ってて、松田優作の’80年の作品や’78年以前の甲斐バンドその他諸々で結構ありましたがな。
当時まだ俺はクソガキだったけど、何時か出るかも知れないコンテストでは勿論Line収音だろうからね。

楽器以外は弾き方での音色の差別化は必要不可欠なんで、一寸拘り始めた訳さね。
でⅡで自分で試してみるとFender系の殆どは、PUもポールピースも弦に近いから比較的そうし易かった。

のがリッケンタイプだと↑みたいに近付けらんないんで、これが一苦労だったんだ。
では楽器タイプをコンバートすりゃ良いかったらそうでもなく、リッケンで磁界歪みをこれでもかとフル活用してる奴が居たんだわ。

それがWings時代のMcCartney師匠等で、良く探して聴いてみると他にもそこそこ居たんだよ。
と言いつつ実はその頃は、何だかソロになってBassも汚い音色になっちゃったなぁなんて思ってだんだけどね。😵

まあM師匠のは恐らくAmpと両方で逝っちゃってたから今でもあまり好みじゃないが、Effectorレスでの表現巾の広大さには恐れ入谷のこんこんちきだ。
でⅢでFender系のでは狡してPUをやたら近付けるんでも一応得られるが、リッケンタイプ他の異様に近付けられないヤツだと弦のフルスイングが必須だったんすよ。

それ以前に基本的な部分で低感度でノイジーな電磁Pickupの楽器では、S/N比からしてフルスイングじゃないと途端に悪化するんだけどね。
それでかウチの休養君はGuitarでFeedback奏法の為にそこそこ歪みがあっても、特殊なピックの当て方をして迄フルスイングさせるのを頑なに守り続けてるよ。

実はこれ以外の箇所ではそんなに個性の強い音色じゃないんだけど、いざ良く比べるとそこいらの人の音と存在感が段違いになってんだ。
わ兎も角このフルスイングをピックや指でやっちまってると、普通のスラップとは親和性が無くて困るんだ。

=つづく=

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