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2023年11月20日 (月)

音楽備忘録1557 音楽に必要な高音質➓

図々しく開き直って又々前回補遺のホイざますが、おっと危ねえBeatlesのCome Togetherを試聴に使えるのに条件があったの書き漏らしぃ。
杜撰大王の狙いを最大限に発揮させるには、
 ①2009年のRemaster版はNG(原版と重要箇所でだけバランスがかなり異なる)
 ②CDより可能ならオリジナル英盤のレコードで(弱点を予め見越して逆算調整されている)
 ③よりハードルが高くなるが全球のAmp
でお願いしたいんだ。

理由は至ってシンプルで原体験時がそうだったのと、未だスピーカを除きそれを多方面で上回ったのにお目に掛って無いからだ。
して別観点では制作側が当時は球機器が主体だったのもあるんで、当事者の想定に最も近そうだからだ。

ので近年例えばサブ用の等では大部レアなCD
だが、Ernie Isleyは1990年のソロアルバムHigh Wireの利用頻度が高い。
メイン用のでは↑もあって苦節云十年の末上述条件をほぼ満たしてて、ってかAbbey Roadは未だにCDを持って無いだけってのもあるが…。💧

してⅡでErnieのは私的好みには少し派手でギラついてるけど、レンジがデジタルのをどうやら5Bassも入っててカバーしてるのとそれで刺激が強過ぎたりしないんで一応OKなんだ。
ほんでサンプルは基本お好み次第の立場次第ではあるんだけど、なるべく加工度の低いのがお勧めなんだよ。

っつうのは楽器を演る人なら、実体験を利用して嘘発見器!?代わりにし易いからだ。
実際より地味になっても派手になっても、その片方だけが未来永劫好きだったら構わんがね。

途中で好みが反対に変わるor広がったりした時、再生装置に偏った個性があったら合わなくなっちゃうでしょ。
それと随時述の如く音色がオーディオに過依存状態になってると、実際は弱っちいヤツを逞しいとか勘違いしちゃったりするじゃん。

ホントは硬い柔らかい案件に最大の注意を払って欲しいものの、齢や歴が浅い人には近年俺言い「真柔らかい体験機会」がとっても稀になっちゃってからねえ。
出来れば一生に一度でも良いから昔(基本設計が1995年位以前)のTANNOYとか聴けたらと思うが、地理的条件等でとても困難な場合もあるからなぁ。

ほいで聴いてみてこんなの嫌いってなっても全然構わなくて、けれどそんなフニャフニャでもそれなりに聴けちゃうんだだけ知って貰えたら取敢えずは充分。
硬いとかギラ付く刺激を我慢しないと明瞭度が得られないなんて嘘なのを、他の何かでも良いから知らないと何れは絶対損しまっせ。

友達と撮った画像の自分の顔を白くしたら地で色白の友達がのっぺらぼうになった、みたいな事は音でも当然起きてるんだよ。
そう云う犠牲の上に成り立つ補正は幼稚なもんで、例えばカラーの3要素の赤を少し盛ったら黒さが目立たなくなったみたいなさ。

完全無犠牲では無いにしてもそうでもしないと、今度はのっぺらぼうの修正とキリが無くなるんですわ。
この面からは最も派手なのと地味なのの両方が、なるべく聴き取れるのが良いんじゃないかな。

=終=

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