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2023年11月19日 (日)

音楽備忘録1556 Speedkingの安定度➊

杜撰大王の気紛れと記憶力の拙さから唐突だが、したたかに気にせず行ってみよう。
本日のお題は過去にも散発で記してるが、なるべく纏めるのと他楽器で近似な性質のあるのも付記しませう。

一部Jazz等を除くポピュラー系で、今はドラムペダルに安定度が高いの程好まれている。
劣化本邦ではやたらとコンプるのもその一端で、この点では下手すりゃ並の人力よりチープな打込みの方が評価される位なのかも知れない。

バスドラペダルでも単打中心・比較的簡単なコンビネーションフレーズすら滅多に使わないとか、歌物伴奏で機械並に一定で構わなきゃ俺言い「On/Offスイッチ」みたいな方が便利だろう。
大体こう楽器の電気・電子化率が高くなると、強弱等の表現巾より確かに安定度の方が先に気になる。

してこの面では開発時代の価値観が全く違うから、Ludwig Speedkingはあまりお呼びでない。
これはエレキでもオリジナルタイプのFenderや、Rickenbackerにも近似傾向がある。

が踏み慣れ以前にエレキとスピキンの使用状況には少しばかり違いが出てて、その原因はアホみたいだが恐らく「スピキンにだけボリウムツマミが無い」からと見た。
又エレキの場合本体からの出音はかなり小さいんで、コンプや歪み系ストンプを通ってからの音だけを聴くのも簡単だ。

これ等も相まって敬遠されてる節があるんだが、ヘビーユーザーとしては「気にすんな」と言っておきたいのだ。
実際のアンサンブルそれも録音の本チャン等では、Pianoに生Grandを使ったりすらぁね。

だいいち歌物では表現巾最高にして安定度最低の、肉声と云う音が必ず加わっているのだよ。
Pianoで粒を揃えり歌を安全圏に持って行くのってかなり大変で、音響技師としてはコンプじゃ足りず最早「切り貼り」乱発したいorしなきゃ困難な状況だ。

かなり暴論だがドラム以外のも大多数の凡人の生音は大して安定なんかしてないが、バスドラは最も音がデカいから悪目立ちし易いだけなんすよ。
拙者は前々時代(令和←平成←昭和)人の自覚もあるんで化石らしく楽器も古いのを…確かにそれもあるが、それだけの理由で何でも旧時代のを使っとる訳じゃおまへんのや。

それ相当の演奏力を常に要求されてはしまうが、より奏でた通りの音が出るからそんなのを引っ張ってるんだよ。
要はプラス面かマイナス面のどっちに目を向けるかで、折角少しは上手くなれたらそれを余す処無く出したいじゃんか。

これが公共交通機関とかだったら完全無事故一択なのも分かるし、普通の多くの仕事だったらやはり失敗はなるべく避けたい。
けど今更機械だけでも一応奏でられるのをわざわざ人力でとなると、間違えないより失敗を取り返したりする場面こそが貴重なんじゃないすかねえ。

っと強烈に訴えといて何時もの様に、誰かに強要する気は全く御座居まへん。
唯そんなのをもし気にして尻込みしてるなら、それについてはハッキリ杞憂に過ぎないのをお伝えしときたいのどす。

=つづく=

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