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2023年11月

2023年11月30日 (木)

音楽備忘録1567 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑪

さてPAではオーディオより大胆にマージンを取れなんて言っといて、ウチも従兄宅も現実はそうなってない。
さりとて↑に嘘は無いと一体この矛盾はどうなってんだを、失敗例と兼ねて言及しとこう。😅

いきなりぶっちゃければ貧と狭隘からの妥協で、その扱いは少々面倒な事になっている。
先に圧倒的に数の多い制約から記せば
 ①再生可能な周波数帯域を使い切れて無い
 ②リミッタ・グライコの併用必須でそのセッティングも理想から大部掛離れている
 ③Ampの最大出力を出し切れない(従兄宅のみ)
 ④ステレオ再生不可(宅のみ)
と中々散々な状況だ。

過去述だが要点だけ再掲しとくと、そもそも従兄宅のは古の!?Livehouse時代からの流用だ。
しかも当時時点から誤選択(納入業者の推奨に依る💢)で、一寸ミスれば「必ずスピーカが飛ぶ」状況が続いている。

実際に損壊が続いたんで従兄は一旦スピーカを変更したんだが、CD等のソース再生に併せてドラムを叩くには低域不足になる新たな欠点が生じちまった。
その時の彼の選択ミスが正にスペック誤読で、グラフより数字の方で判断しちゃってたんだよん。😢

現用の初号機はElectro-Voice S-200で使用停止の弐号機は後継のSX200と、後継と言うからには普通なら大体同等に使える。(書いてから公開する間に初号機が故障撤退!!!)
だが単なる新旧だけじゃなく少し性格を変えてて、弐号機の方では兎に角高域を沢山出せるのを優先してたんだ。

つまり弐号機の方がローエンドが急峻な落込みになってて、生ドラム演奏時にソース内のBassパートをモニタするには全然足りなくなってたんよ。
尚且つ高域をわざと凸らせてるもんだから、普通のグライコの増減量では足りなくなってやんの。

のが初号機の方では時代背景も関係したか従兄宅には無かったが、当初から専用EQも併売されてて能率が少し犠牲になっても構わなきゃ低域拡張させた使用法が想定されてたんすよ。
のでSX時代よりゃ敢えて一時代前へ戻して改善したんだけど、従兄叩きではBassが辛うじて聴こえても俺みたいなのが叩くとまだアジャパ―だったんだ。

宅の方のは杜撰大王でも専門家の端くれなんでそんな事態は起きて無いものの、赤貧+激狭隘+足りるだけ低域が出せるサイズのスピーカ=1つしか無理→大昔のVocal Ampじゃあるまいしモノラルだなんてに…。
けど叩いててCD等内のBassパートを聴こえさせるには、それしか無くてさ。

でどっちもかなり際どい使い方になるんで、先ずボヤっとしてても飛ばない状況になる様に常時リミッティング。
これぞ正にリミッタの王道使用法なんだけど、今時そんな事してる処は他所では全然訊かなくなっとるわい。💦

してEQの方は専用なんて用意する金が無いから、近年お暇気味となったグライコを転用しててね。
のでⅡで理想補正特性は得られて無いが、どうせ耐入力余裕もほぼ無いからそれで妥協しつつリミッタ共々綿密なセッティングをする羽目に。

それでも聴こえないよりゃマシだから苦しい魔用をしてんだけど、当初からこうなるかもと知ってたらきっと色々別の策を講じられてたんじゃないかと思うんだ。
宅の場合はもう1個追加(多分Ampにもテコ入れ必須)なので頂上が見えん程壁が高いが、従兄は後からわざわざ不適合なSXを買っちゃった訳だから勿体無い。

=つづく=

2023年11月29日 (水)

音楽備忘録1566 サチュレーションの話し➍

慣例の前回補遺からトランスへと進めるが、コンデンサMicを使うとOff Micが有効射程に入るのも見逃せない。
この項最初の方で記した如くOn Micって昔のボケ対策の意味も大きかったんで、今の録音水準なら明瞭度確保にはもう不要となったんですよ。

私体験では凡そ40年前にダイナミックタイプで従兄意向で彼の太鼓をOffで録ったらモヤってもうて、俺的にはOnじゃなきゃアカンわなんて思ってた。
因みにOffっても所謂「3点録り」をしただけなんで本来のOffより全然近かったんだが、当時の流行に堪え得る音にするにはそれでもお話しにならない位だったのよ。

のがデジタル率の高い今だとMicの性能さえ足りてりゃ、ウチ等程度の狭さではOn以外何処で拾っても大差無いとは打って変わってたんだ。
そんでも宅現況OnとしてるのはMicがOn専用のなのと、自信不足の腕前を誤魔化す個別差し替えがし易いからだ。😅

尤も近年は自身の太鼓を録るのが稀な上、例のSpeedkingに依る足脚奏法のデモ動画は球コンデンサ3点録りだったから今後は定かじゃ無い。
メイン活動トリオの従兄宅で彼の太鼓は、エレクトレットコンデンサx2+セミOn+ワンポイントステレオMic(階段バーブ)がデフォだ。

だばこの辺でトランスの方に移るが、惜しむらくも俺言い「中性能」のトランスがどんどんディスコンになってってるんで難度が飛躍的に上がっちまったい。
低と高の方は現況辛うじて生き残ってるが、殊録音となると意図的Lo-Fi以外低の方はもとより圏外だ。

かと言ってハイエンドサイドのはバカ高いし、サチュレーション利用には高性能になり過ぎちまってのぉ。
過去遺産の手持ちでも無いと有力候補とはなり得ず、杜撰大王流としては音質劣化が気にならない程度に球機器を挟んで行くのが現実的な線だと思う。

しかし個別電気楽器では整流管と併せて未だとても有用で、歌もそう云う仕様の球Micプリ等はギリギリ庶民でも手が届く。
こんな状況の中私的には録音音質以前に楽器の方を再考して欲しく、現代平均は「デジタルで録るには硬過ぎ・キツ過ぎ」てやしないかな?。

電気楽器の現状は悪い意味で昔を踏襲してるのも少なく無く、’80年代以降に登場したのには俺言い「録音ボケ補填盛り」の含まれてるのが多いんだ。
今デジタルが普通になればそんなの不要で、何しろ大抵は生耳で聴くより明瞭に録れちまうんだから。

只平民に入手可能な球のは大した性能なんか持ってねえから、露骨に効果が分かる程の期待は出来ない。
けれど過去記事でClassic系生Grand Pianoを可能な限り柔らかくなんて局面では、球で救われる事もあるんだ。

フェンスぎりぎりの大飛球が飛ぶボールだと越えてくれるみたいに、こっちの球も最後の一押しとなった際は他で得られない効果があんねん。
具体的には石(半導体)だと突出してキツくなっしまう箇所がそうならなかったりして、その様は自動車のABSに似てるかも。

1曲につきそれが数箇所程度だと曲単位ではどっちらけも、アルバム単位以上となれば通しで聴くと明らかに疲労感等が減るぞ。
それと忘れて欲しくないのが音量系Effectの動作に結構違いが現れる処で、当節流行のフル盛りコンプをすればこの相違は盛大に拡大されるのだよ。

-つづく-

2023年11月28日 (火)

音楽備忘録1565 Bassサムピングの私的葛藤➋

取敢えずお悩みを暴露したが、その根底原因も少し詳しく語っとこう。
今時馬鹿力はダサいだけの風潮だと、確固たる理由を伝えとかないと分かって貰えそうにないので。

GuitarやBassでも何時でもフルスイング出来る事はとても大切で、存在感や説得力にはかなり直結してるんざます。
そうしなかった音との具体差は、電磁Pickupの磁界歪みが加わるか否かが最大の違いかな。

俺がこれに気付き意識し出したのは、意外にもLine収音の全盛期が来た頃でごわした。
時期的には’70年代後半から徐々に増えてったが、時代背景からの独特なサウンドニーズがあったんだ。

その1は従前は不可能に等しかった電気的歪みレスのクリアさ、今にしてみりゃ球の銘機がまだそこらにあったんだから勿体無かった様な…。
その2は一通り色んなタイプのが出尽くして楽器タイプ以外の箇所で新鮮味を、これ等は当時として全ては新しい音を訴求した結果だった。(どっちも裏にはスピーカ収音の難しさや明瞭度なんかもあっただろうが)

で1のお陰で電気的には僅かにすら歪ませられなくなり、2のお陰で業務用途ではほぼFender PrecisionかJazz Bassの二択になった。
のでBassistの表現手段は以前より大巾に限られ、その中で耳に付いたのが↑の磁界歪みを上手に活用したプレイだったんだ。

これに限っちゃ海外のより日本の職人のが密かに目立ってて、松田優作の’80年の作品や’78年以前の甲斐バンドその他諸々で結構ありましたがな。
当時まだ俺はクソガキだったけど、何時か出るかも知れないコンテストでは勿論Line収音だろうからね。

楽器以外は弾き方での音色の差別化は必要不可欠なんで、一寸拘り始めた訳さね。
でⅡで自分で試してみるとFender系の殆どは、PUもポールピースも弦に近いから比較的そうし易かった。

のがリッケンタイプだと↑みたいに近付けらんないんで、これが一苦労だったんだ。
では楽器タイプをコンバートすりゃ良いかったらそうでもなく、リッケンで磁界歪みをこれでもかとフル活用してる奴が居たんだわ。

それがWings時代のMcCartney師匠等で、良く探して聴いてみると他にもそこそこ居たんだよ。
と言いつつ実はその頃は、何だかソロになってBassも汚い音色になっちゃったなぁなんて思ってだんだけどね。😵

まあM師匠のは恐らくAmpと両方で逝っちゃってたから今でもあまり好みじゃないが、Effectorレスでの表現巾の広大さには恐れ入谷のこんこんちきだ。
でⅢでFender系のでは狡してPUをやたら近付けるんでも一応得られるが、リッケンタイプ他の異様に近付けられないヤツだと弦のフルスイングが必須だったんすよ。

それ以前に基本的な部分で低感度でノイジーな電磁Pickupの楽器では、S/N比からしてフルスイングじゃないと途端に悪化するんだけどね。
それでかウチの休養君はGuitarでFeedback奏法の為にそこそこ歪みがあっても、特殊なピックの当て方をして迄フルスイングさせるのを頑なに守り続けてるよ。

実はこれ以外の箇所ではそんなに個性の強い音色じゃないんだけど、いざ良く比べるとそこいらの人の音と存在感が段違いになってんだ。
わ兎も角このフルスイングをピックや指でやっちまってると、普通のスラップとは親和性が無くて困るんだ。

=つづく=

2023年11月27日 (月)

音楽備忘録1564 Speedkingの安定度➌

こうなったらオッサンどんなにしつこいと思われても、死ぬまで吠え続けるぞっと。
Ludwig Speedkingこそが、世界基準の時代を超越した「標準ペダル」なのだ。

今従兄宅でドンガラ演って帰って来たばかりだから、安定度の面でも前より確信が持てるのだ。
前回綴った如く電気・電子楽器等の安定性と同列に扱うのこそ大間違いで、比べるなら生楽器同士にすべきなんだよ。

それともう1つ疑問なのが手に依るSnare Backbeatとの比較で、一般的に足脚より手加減に慣れてるったってどうなのかっすわ。
現行のポピュラー系の場合最も安定度が必要なのはSnareの筈だべ、そんなに皆は手器用で足不器用なのけ?。

等と言い出すとその足脚下手は何のせいの、現代盛りペダルなんかで練習するから…と又しても鶏玉子話しの再燃だ。
しつこい上にクドいんじゃ堪ったもんじゃないだろうが、例えば3cmの所を0cmだと思い込むとそのズレは未来永劫洩れなく付いて回るんだわさ。

現代に於ける感覚としては盛りペダルの方が自然さを感じるだろうが、そいつぁ飼い慣らされてるだけで実は幻影なんすよ。
どんな箇所でそれを見抜き見分けるかってば、最高に上手く踏めた時の音の安定度なのだ。

無造作に気楽に踏んでたら、明らかに今の盛りっペの方が確かに狭目の範囲に収まってくれるよ。
のでもし何時でも無難な演奏で構わんってんならそれでも良いだろうが、大事なここぞの一発での確実性となるとスピキンの方が遥かに信用出来るんすよ。

エレキの方でリッケン等に信頼を寄せるのも、普段より大事な箇所で埋没するのが嫌だからなんだ。
これも以前述の如く打込みでその典型を体験してて、たまたま他パート全部が鳴る箇所だけバスドラの存在感を維持するのにとっても腐心させられたんだ。

実は1年位前迄は自分の演奏で表現巾より粒が荒れる方が気になってたんだが、「気にし方」に問題があったかもと漸く思い直せたんだ。
それは人の聴感上のリニアは、必ずしも物理的リニアにはなってなかったんだって。

ここぞの1発では音量のみならずあらゆる要素に変化があり、尚且つその各要素のバランスが全く随時で違ってんだわさ。
つまり予め予測しとくのが困難だから、最強音がほぼ一定のペダルだと負ける公算が高いんですよ。

別私体験でとても印象深いのが宅にGrand Pianoが来た時で、一体どれ位強く大きい音が出せるのか試してみたんだ。
他所のでやって万一弦を切ったりしたら大変なんで、それ迄は何処かで杜撰大王なりにも遠慮があったんだ。

ほんでその結果はってば、杜撰大王の演奏力では楽器の持つポテンシャル迄出せませんでしたと…。😢
少なくとも今に至る迄に「底なし感」を拭う事は出来てなくて、Pianoよりゃ自信のあるドラムペでもスピキンだけが同じ感じがするんすよ。

つまりⅡで「生楽器」として他の色々と比べれば、至極妥当で正当な性質なんすよ。
奏でたままに常に正確に反応する点で、未だ無敵の牙城は揺るぎ無い。

只現代ペの主流派俺言い「お子ちゃま仕様」みたいな余計な親切さは皆無なんで、奏者の僅かな弱点・欠点を一切見逃してくれねんだ。
ので学生時代だけ一時的に演るんなら、無用の長物な可能性はあるかも。

=つづく=

2023年11月26日 (日)

音楽備忘録1563 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑩

過去に楽器の実際音については散発的には綴ってるが、今回は基音主体・倍音主体・音程感希薄とグループ分けして行こう。
それプラス真空管利用での歪みや、歪ませに依るf特の変容も。

1.基音主体楽器
心理的に安心感が強く刺激少な目なグループで、PAを使うような環境下では目立ち難いのが難点だ。

2.倍音主体楽器
ここが多数派ではあるが、低音程域だけこっちに入るのもある。
こちらは目立つのは良いが、代わりに音程感が若干喪失し易いので注意が要る。

3.音程希薄楽器
音程不要若しくはそれに近いのでその点は楽な反面、らしさを司ってる帯域等を発見し難い。

ほんで1については大抵は倍音を少し盛る事になるんだけど、やり過ぎると音程感やらしさが損われちゃうんだ。
原音と違っちゃっても良いなら少し気楽にはなるものの、そんなのレアケースなんで加工度を高く出来ない。

2は1,3に比べれば制約は緩くなるが、目立つ倍音の帯域が輻輳し易い。
のでトータルEQで攻めた盛りは出来ないのと、ウッカリしてると音程感が希薄になってる事がままあるんだ。

ほんでⅡでどれも単体なら今のPA水準ならどうって事ぁねえんだが、色んなのが混ざって来るから厄介になって来んの。
ってのも源音に1は倍音が2は基音が最低限しか入ってねえんで、それが減ったり相対的にそうなると正体不明になっちまうんよ。

で真空管の歪みに依る音色変質は当然倍音が増加するが、基音を殆ど損ねずに積み上がって行く特質がある。
だからこそ電気楽器等で積極活用されてるんだが、今やほぼ石(半導体)が100%のPAではその恩恵に浴せない。

ここで紛らわしい存在なのが石の楽器Ampで、それ等の印象が無用に強いとPAでも少し位歪んだって行けそうな気になっちまう。
がそれ等は言わばバーチャル球の性質をわざわざ付与した結果に過ぎんので、一部例外を除き破損防止も含め現代PAで目指すべきはゼロ歪みなのだ。

そもそも爆音で無歪みにするのは中々大変で、音響機器自体が無事でもハコやそこに置いてある物体が振動で雑音を発したりする。
この手の異音・雑音は本来は音響機器とは無関係だが、音の大きさ次第で増減すれば楽音に乗せたも同然だ。

して爆音下では異音と歪みの判別困難と来りゃマージンを大きく取るのが安全で、スピーカユニットの歪み率も公表されてると助かったんだけどなぁ。
最近は過去よりゃ歪まなくなったからか或は幾らも進歩してないからか、希少となってしまったのは残念だ。

幾ら低歪みになったユニットとて、原理的に極小音量時や耐入力に近付けば歪み率が悪化(増加)するのは避けられない。
それが唯ゆがむだけなら未だしも、大抵は倍音構成に変化を及ぼすからね。

のでPA用途の場合rms:Peakの比率が2倍表示になってるのなんかは、「普通の音」で鳴ってくれるのはPeakの⅓とか¼と推定しとくのが安全圏なのだ。(滅多にカタログや取説には明記されてない)
一方Mastering済みのを再生するなら、マトモなMasteringが施されてる物については大凡額面通りに扱って差し支えない。

=つづく=

2023年11月25日 (土)

音楽備忘録1562 サチュレーションの話し➌

ほんだばここから真のサチュレーションの色々を紹介してくとして、最初は磁気に関するのから。
音響ではテープやトランスにそれは避けられないが、実は電磁Pickupを使う電気楽器でも既に起きてるのだ。

典型例としてはFenderエレキBassの「PU歪み」が該当し、弦振動がPUの設計想定値より大き過ぎると発生する。(或は当時の技術レベルの限界から)
の見分け方はレベル的に全然余裕があるのに、Line収音してて何だか普段と違う一寸潰れた様な音がしたらそれだ。(押え損ね・弦振幅中に何かが誤って接触とかフレットをぶったのとは別のだで)

物理現象としてはCoilには余裕があっても磁界が飽和した状況で、それ故磁力の強いPUでは磁界歪みは起こし難い。
鍵盤でもエレピみたいな原理的に強弱が無限のでは頻繁に起きてて、しかし殆どのがそのお陰でボリウムやトーン等に全く触れずに多彩な表情が出せてるん。

尤も大昔の性能一杯いっぱいのAmpに繋がれてると、殆どはAmpでも歪んだりゆがんだりしちゃってるけどね。
けれど現代の単にCrunch設定したのより、幾らか↑の方がスッキリした音色になる事が多い。

電磁Pickupと比べたら程度は大部大人しいが、生楽器だって弦や皮の振幅限界に到達すると頭打ち現象は起きてんのよ。
人間の歌ですら喉等をOverdriveさせたのの内、程度の軽いのが相当するんざます。

単に音と云う事であれば歪まずゆがまずリニアなのが理想かも知れんが、音楽となると各部の飽和も利用価値が高いので無いよりあった方が良い場合が多いん。
但しサチュレーションとなると露骨に音色が大変容する様なのは除外で、OverdriveやDistortionは使える場面に限定の
付く処が違うんだ。

サチュレーションが欲しくなるのって天然環境を求めてる側面があるから、言うなれば聴感上の部分補正なんだ。
判断基準のネタが生耳聴き(必ずしも毎度は聴かないが過去印象の蓄積等)で、それと感じが違っちまってるのだけ直したいと。

なので電子回路やデジタル計算で可能性があるとしたら、俺言いハイパーインテリジェントコンプリミッタの方が近いんじゃないかな。
前回述業務用実機LEXICONの様に、激鬼ヲタ級のパラメータで計算・生成すればね。

尤も珍しく宅にあるPCM90性能的に全く不足は無いが、自分でプログラムを組むのが途方も無さ過ぎて困難だ。
残念乍ら通常はテープが録音媒体から外れた今、磁気サチュレーションが得られるのはほぼ一部のトランスだけとなった。

只魔軽度活用としてはコンデンサタイプのMicが考えられ、新世代ダイナミックタイプよりアタックのリニアリティの平均値は劣ったままの様なのだ。
これもあってか躍動感最優先には今一だが、普通聴取者耳が音源(楽器)にOn Mic程は近接しないのが考慮点になる。

-つづく-

2023年11月24日 (金)

音楽備忘録1561 Bassサムピングの私的葛藤➊

自身としては全く道半ばなんであまり語らなかったが、ぼちぼち晒しとかんと先が心配になって来た。😃
杜撰大王の中ではあまりにもピック弾きが上手いし
(ホントかよ???)、それに続くのが指弾きだ。

結果的に比べちゃうとスラップ(旧称チョッパー)がビリなんだが、歴や適性その他に大差がある訳では無いのだ。
だから自分内比較をしなきゃそれなりの自信もあるし、特に演奏に苦労する事も無い。

じゃあ何なのったら、音色や音量で他の奏法と結構差が残ってるからなんだ。
久々の鶏玉子話しに倣えば、電磁Pickup特有の磁界歪みがサムピングでだけフル活用出来て無いんだよ。

ってか正確にはサムピング時自体にはそんなにニーズを感じちゃいねんだが、奏法で音量・音色のセッティングをなるべく変えたくないのが未達なんすわ。
具体的には無意識に演ると、スラップの特にサムピング時だけ音程音が小さ目になるん。

正統派理論的には寧ろピックと指の方がアブノーマルで、そっちを遠慮しときゃ直ちに解決はするんだけどさ。
他人の聴点ではどうか分からんが、杜撰大王としては電磁Pickupの磁界歪み込みで自分の音色が成り立ってんのよ。

それでスラップの音量を暴力的レベル迄上げようとすると、参考例が僅少且つ意外な事に始祖のLarry Graham
位しかめっかんない。
こんなのは一寸珍しいがスラップが一般に普及した時期が比較的遅かったり、恐らくワイルド系で併用しようとする人が居なかったからだろう。

或はエレキGuitarのタッピング(旧称ライトハンド奏法)みたいに、こっちではコンプ常用すりゃ平準化可能だからかねえ。(タッピングには相当以上の歪ませが通常はセットになってる)
だけど俺のスタイルじゃ、そんなのは困るんだ。

現実には適宣セッティングやGainの変更を余儀なくされ、理想とはかなり距離があるのを甘んじて受け入れてるが…。
って何故それなりの対処法も見つかってて腐心してるのかったら、自分の特徴の1つ奏法オールラウンドに制約が付いちゃうからなんよ。

現時点で指に装着するピックは不使用なので、他奏法切替後は即座にピックに戻るのは困難だけとね。
それさえ除けば随時各奏法間の移動が自在で、2つ迄なら珍しく無いも3つ以上行ける人は稀有やんか。

どの奏法も達人と比べりゃ大した事無い自覚があるんで、技の複合は死守したい訳ですねん。
又Larry先生に着目したのは別理由もあって、「Bassらしい音色」を一切損ねずにスラップしてるのも俺には重要なんだ。

経験値を積めば誰でも少しは分かると思うが、スラップに特化した演奏法にはそのままだとBassらしくない音色しか出せない弱みがあるねん。
これはピック弾きでも注意を怠りゃ起きるんだが、アンサンブル内で厳しい状況の時にだけ明確化するものだ。

Bassが微かに聴こえる程度のバランスになった際、耳にも機能的にも最優先事項はコードを司る低音になるんよ。
この点で主犯はMixingだったかも知れんが、一時期の後藤次利等に俺は拒絶反応が出ててな。

格好良いスラップガッツリ演ってまっせを優先した結果、下が弱くコード感は希薄になるわアンサンブルの重心は高くなるわで他が全て犠牲になっとるやんけ。
確かにLouis Johnsonを始めとした超人スラッパーには音色的に低音控え目も少なくないが、奴等は重要箇所で意図的にロングトーンで強打にしたりしてしっかり補ってるぞ。

=つづく=

2023年11月23日 (木)

音楽備忘録1560 Speedkingの安定度➋

続いてはもうすこし理性的に安定度を論じてくとして、Speedkingの不安定っぽさの正体に迫ってみよう。
リッケン等にも似た処があるが、強弱(音量)だけじゃなく音色も広範に随意で変化するからなんだ。

生Pianoで言えばハンマーフェルトが絶妙な状態にあるのみたいなもんで、この点で現行のデジピは全然生に追従出来ていない。
確かにClassic系のソロのよりゃ無用の長物かも知れないが、例えばBright・Normal・Mellowの3種類に音色が限定されるならDrumだって生である必要は無いでしょ。

その人が使うのが仮にfff・ff・fだったとして、その際上記設定が変えられなきゃ「その人固有の音色」は出せなくなるある。
そしてその加減って
ぇのがリニアとも限らんし、人数分だけのパターンがあるだよ。

ほんでもって実際のペダルにはビータの種類や長さ・バネの強さ迄千差万別なのだから、とてもじゃないが電子楽器のプリセットみたいなのは困難且つ実用的じゃなくなるんすわ。
それと音色案件で付け加えときたいのが、「電子ドラムとの二刀流」の人の少なさがとっても気になるんだよねえ。

エレキの人がアコギを弾くのって極普通で、どんなに苦手でもコードでジャカスカ位は実際出来ちゃうでしょ。
ピアノにしても絶対デジタルのしか弾けないって事ぁ無くて、生に不慣れだと時に普段の実力の1/10になっちゃったりゃするがね。😵

ちょいと大袈裟に言やスピキンの安定度を忌み嫌う奴って、もしかして「Drumは古くからあった生楽器」なのを失念してるんとちゃいまっか。
Grand Pianoより遥かに歴史は古く、確かに今の形態やペダルは後年の登場だけどさ。

それってClassic Guitarでピック弾きしてるのと似た様なもんで、そのピックがMetal以降の分厚いヤツだって状況に依ってはアリざんしょ。
人次第で色々な考えはあるだろうが本来は指で弾く物とすれば、ピックが撓らなくても指関節や指先が硬い人なら似た様なもんな筈。

杜撰大王は何時だっていい加減ですぐ楽しようとしてるけど、エレキ・アコギじゃなくわざわざガットを使うなら下手隠蔽より固有性を優先するさね。
ピックに拘るならアコギのネック寄りを弾いても似た音色は出せるんで、弾き方の相違に依るニュアンスの差を大事にしなきゃ損ってもんよ。

ってな按配でそんなに安定度を気にすんなら、今時生ドラムなんて使うのが愚かなんじゃないかな。
電子ドラムで感度巾を狭くしといたのには、安定度に限ると到底太刀打ち出来ないから。

百歩譲って視覚的ナチュラルさがってんなら、動画や画像でだけ当て振りしときゃ良いじゃん。
ってか生ドラムでだって大昔みたいに、画と音を同録するのは珍しくなってるでしょ。

でそんなのを気にしてるっつうのは、腕前を常時盛っときたいって事になる。
このご時世で盛りは半ば常識だから、人前でそれをするのは否定はしないよ。

だけど練習時にも現行殆どの俺言い「腕前盛りペダル」を使ってたら、「普段より盛る」のは無効化する訳ですよ。
劣化本邦の足技(特にシングルペダルでの)の進捗停滞がこんなののせいだったら勿体無いし、何よりアナタの成長を妨げてるんじゃないすかね。

=つづく=

2023年11月22日 (水)

音楽備忘録1559 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑨

前回補遺に続きスペック読解力の意義へと進むが、こんなん言うからには杜撰大王は過去に散々騙された経験があるんだ。(全部が相手側のせいとは言えないが…)
正確には幻惑と言うべきそれ等は、やはり悪質のそしりを受けて然るべきものだった。

さて如何に歪ませてたってもrmsで350Wもあるヤツへ130W程度しか入れなかったのに、なして不具合を起こしたかだ。
一言で言えばフルレンジじゃなくウーハだったからで、高域を扱う設計になって無かいらだ。

こんな些細なのが影響するなんて屁理屈寸前だが、正直に用途を示してるだけマシでもあるんだよ。
名称をスペックに入れるのには賛否があろうが、かつて’70年代中盤迄は何処でも転用・応用も珍しく無かったんだ。

絶対的生産量が少ないと、特定用途特化製品なんて元が取れないじゃん。
そもそも楽器とかLM(ライトミュージックと言いつつ実態は爆音だが💧)のPA専用のなんて殆ど無くて、製品の元の表記上にシールを貼ってなんてのがかなり多数派だったよ。(今はネタバレもしてるしせいぜいスピーカブランドを楽器Ampメーカで上書きする程度且つノーマルとは少し特性を変えてるのも)

そんな時代に基礎常識を養ってたもんだから、年寄り程こんな失敗はし易いかも知れない。
近年ではウッカリさん以外はそんな不始末は無いものの、今度はf特(周波数特性)や能率等だけから算定して失敗する可能性は上がってる。

荒唐無稽だが「音や人体自体をデジタル化」出来ればどうか知らんが、そんな残存どアナログ部分は数値より実音を聴いてみる方が全然現実的なままだ。
のでf特的に充分でも音質が全く不向きとか、能率が充分でも肝心な帯域では思ったより低能率だったとかがあるんだ。

それ故杜撰大王は数値よりグラフを見ろなんだが、本気で取組んでる海外ブランドではオモチャ以外は公表されてるのが多い。
して大まかなグラフの読み方としては、高能率の領域と何処に高低差多目の凹凸があるかだ。

数値では良好でもその時各自の欲しい領域で、実際はかなり落ち込んでるのも少なくないん。
汎用オーディオじゃ無くてもPAではなるべくフラットなのが理想だが、色んな音源の目立つ倍音の最混雑領域が他より弱いと聴き取りが悪くなる。

私感としては800~2kHzと4k~8kHzに注視してて、逆に邪魔になり易いのが150~350Hzと2k~10kHz位の不要な突出だ。
お邪魔組の前者は主に他者の音程感阻害を後者は硬さキツさの元凶となり易く、そこがデカ過ぎると要る方のの侵食が最も大きいのよ。

実際単純聴きではお邪魔組は良く目立つし良さげな感じがするだろうが、どれだけ傍迷惑になってるか注意すると多過ぎちゃ駄目なんだ。
これには単音単音源だとその心配が無くなるんで、元々が多目になってるのが多いっつう裏も。

せやさかいそんなのを更に盛っちまうと、ロクな事にならんのどす。
それプラス各楽器の聴感と実際のf特には結構隔たりがあるもんで、次回は一寸横道に逸れるがそれを綴っときまひょ。

=つづく=

2023年11月21日 (火)

音楽備忘録1558 サチュレーションの話し➋

ってな事ってサチュレーションは所謂歪みじゃなく「ゆがみ」なのだが、デジタル化以降に音楽がこの要素を要求し出した理由を先ずはしかっり説明しとこう。
それはデジタル録音になったら音量の上下等が、不自然に大袈裟に拡大した箇所があったからだ。

無響室等特異な状況以外の楽器を生耳で聴いたのが今昔問わず基準になる訳だが、楽器と耳との間に一定以上の空気が介在すると原音より結構マイルド化されてるの。
空気って弾力性に富んでるから、突然のパルスにはリニアに追従出来ねんだ。

なので如何に硬い音色の楽器を作れて奏でようと、それより幾分かマイルドになった音しか普通は聴けないんよ。
それが超On Mic+デジタル録音にすると空気緩衝の部分が不足するので、多少新鮮味はあるかも知れんが非現実的なキツい音になっちゃうんだ。

以前にも散々吠えした様にそなんじゃ汎用Popsには硬過ぎて困るんで、空気以外の手段で補填したくなったのよ。
極一部では空気緩衝を積極的に有効活用してるのもあるが、四畳半Folkみたいな感じにしたいとEchoが沢山掛っちゃ不味い。

その他にも雑音混入や明瞭度劣化等のリスクが小さく無いので、それを嫌うと空気は少々扱い辛いのだ。
さてこれも過去述だがかつては輪郭だけを留めるのも困難な有様で、今とは真逆の苦しみが長く続いてたんすよ。

Micでボケる→球でボケる→テープで…と、何処でも彼処でも良く言やマイルドにその実どんどん呆けて行く。
原音に対してあまりにボケ度が過ぎるから、↑のOn Micなんかも開発して利用したんすわ。

それ等が皆デジタルになって漸くボケ病から開放とぬか喜びしてたっけ、今度は不自然な硬過ぎ君になっちまったと。
それを身近で確実な半導体電子回路やアプリで何とかしようとするのは半ば当然の流れも、根本原理から考えりゃ無理筋過ぎるんすよ。

球のみが一応電子増幅素子なだけで、他のは磁気や物理的ゆがみでマイルド化してたからさあ。
磁気テープやMic・スピーカの磁気回路は分かり易いが、その他振動板のゆがみやトランスの磁気歪みってのもね。

しかもそれ等は皆当時としては最低歪み率を狙って、不可能な分を仕方無く目立たない様にした代物で御座居。
つまり真逆の方向を目指して出た結果なのと、電気以外を利用しようとしない時点で原理段階からもうちゃんと近付くのは困難なんですわ。

それでも古典電子部品や磁気の非直線性だけならある程度はシミュレート可能だが、実機LEXICONの残響パラメタ―以上に激鬼拘りして膨大にしなきゃ全然近寄れさえしないんどす。
ってのは球だけトランスだけならまあまあ単純な反応で済むが、それ等が実際には色々と複雑に相互に影響しあってのものだったからねえ。

のでもしそれを実現しようとしたら今だとデジ/アナ・リアル/バーチャル問わず、廉価版でも¥50万は下らんだろうし開発費もいったい幾らで済むか分からんのだ。
なんて少々馬鹿げてるのをその内誰かがやるかも知れんが、現況では明らかに商業ベースに乗せるのは無理な相談だ。

しかも幾ら金掛っても構わないなら、古のビンテージ機を持って来る方がそのものズバリでもあるから手っ取り早い。
それ故既存のシミュレーションでは到底算盤が合わず、騙されてくれる人向けにバッタもんを売ってるのだ。

とは言え僅かでも変化してくくれば良いって人だって居なくは無いんで、ダークグレーであっても決して真っ黒じゃ無いのよ。
結局サチュレーションはユーザー過半数位が正しく理解するのが先決で、何処かで過去機の実音を試聴するのから始めてみればぁなのだ。

-つづく-

2023年11月20日 (月)

音楽備忘録1557 音楽に必要な高音質➓

図々しく開き直って又々前回補遺のホイざますが、おっと危ねえBeatlesのCome Togetherを試聴に使えるのに条件があったの書き漏らしぃ。
杜撰大王の狙いを最大限に発揮させるには、
 ①2009年のRemaster版はNG(原版と重要箇所でだけバランスがかなり異なる)
 ②CDより可能ならオリジナル英盤のレコードで(弱点を予め見越して逆算調整されている)
 ③よりハードルが高くなるが全球のAmp
でお願いしたいんだ。

理由は至ってシンプルで原体験時がそうだったのと、未だスピーカを除きそれを多方面で上回ったのにお目に掛って無いからだ。
して別観点では制作側が当時は球機器が主体だったのもあるんで、当事者の想定に最も近そうだからだ。

ので近年例えばサブ用の等では大部レアなCD
だが、Ernie Isleyは1990年のソロアルバムHigh Wireの利用頻度が高い。
メイン用のでは↑もあって苦節云十年の末上述条件をほぼ満たしてて、ってかAbbey Roadは未だにCDを持って無いだけってのもあるが…。💧

してⅡでErnieのは私的好みには少し派手でギラついてるけど、レンジがデジタルのをどうやら5Bassも入っててカバーしてるのとそれで刺激が強過ぎたりしないんで一応OKなんだ。
ほんでサンプルは基本お好み次第の立場次第ではあるんだけど、なるべく加工度の低いのがお勧めなんだよ。

っつうのは楽器を演る人なら、実体験を利用して嘘発見器!?代わりにし易いからだ。
実際より地味になっても派手になっても、その片方だけが未来永劫好きだったら構わんがね。

途中で好みが反対に変わるor広がったりした時、再生装置に偏った個性があったら合わなくなっちゃうでしょ。
それと随時述の如く音色がオーディオに過依存状態になってると、実際は弱っちいヤツを逞しいとか勘違いしちゃったりするじゃん。

ホントは硬い柔らかい案件に最大の注意を払って欲しいものの、齢や歴が浅い人には近年俺言い「真柔らかい体験機会」がとっても稀になっちゃってからねえ。
出来れば一生に一度でも良いから昔(基本設計が1995年位以前)のTANNOYとか聴けたらと思うが、地理的条件等でとても困難な場合もあるからなぁ。

ほいで聴いてみてこんなの嫌いってなっても全然構わなくて、けれどそんなフニャフニャでもそれなりに聴けちゃうんだだけ知って貰えたら取敢えずは充分。
硬いとかギラ付く刺激を我慢しないと明瞭度が得られないなんて嘘なのを、他の何かでも良いから知らないと何れは絶対損しまっせ。

友達と撮った画像の自分の顔を白くしたら地で色白の友達がのっぺらぼうになった、みたいな事は音でも当然起きてるんだよ。
そう云う犠牲の上に成り立つ補正は幼稚なもんで、例えばカラーの3要素の赤を少し盛ったら黒さが目立たなくなったみたいなさ。

完全無犠牲では無いにしてもそうでもしないと、今度はのっぺらぼうの修正とキリが無くなるんですわ。
この面からは最も派手なのと地味なのの両方が、なるべく聴き取れるのが良いんじゃないかな。

=終=

2023年11月19日 (日)

音楽備忘録1556 Speedkingの安定度➊

杜撰大王の気紛れと記憶力の拙さから唐突だが、したたかに気にせず行ってみよう。
本日のお題は過去にも散発で記してるが、なるべく纏めるのと他楽器で近似な性質のあるのも付記しませう。

一部Jazz等を除くポピュラー系で、今はドラムペダルに安定度が高いの程好まれている。
劣化本邦ではやたらとコンプるのもその一端で、この点では下手すりゃ並の人力よりチープな打込みの方が評価される位なのかも知れない。

バスドラペダルでも単打中心・比較的簡単なコンビネーションフレーズすら滅多に使わないとか、歌物伴奏で機械並に一定で構わなきゃ俺言い「On/Offスイッチ」みたいな方が便利だろう。
大体こう楽器の電気・電子化率が高くなると、強弱等の表現巾より確かに安定度の方が先に気になる。

してこの面では開発時代の価値観が全く違うから、Ludwig Speedkingはあまりお呼びでない。
これはエレキでもオリジナルタイプのFenderや、Rickenbackerにも近似傾向がある。

が踏み慣れ以前にエレキとスピキンの使用状況には少しばかり違いが出てて、その原因はアホみたいだが恐らく「スピキンにだけボリウムツマミが無い」からと見た。
又エレキの場合本体からの出音はかなり小さいんで、コンプや歪み系ストンプを通ってからの音だけを聴くのも簡単だ。

これ等も相まって敬遠されてる節があるんだが、ヘビーユーザーとしては「気にすんな」と言っておきたいのだ。
実際のアンサンブルそれも録音の本チャン等では、Pianoに生Grandを使ったりすらぁね。

だいいち歌物では表現巾最高にして安定度最低の、肉声と云う音が必ず加わっているのだよ。
Pianoで粒を揃えり歌を安全圏に持って行くのってかなり大変で、音響技師としてはコンプじゃ足りず最早「切り貼り」乱発したいorしなきゃ困難な状況だ。

かなり暴論だがドラム以外のも大多数の凡人の生音は大して安定なんかしてないが、バスドラは最も音がデカいから悪目立ちし易いだけなんすよ。
拙者は前々時代(令和←平成←昭和)人の自覚もあるんで化石らしく楽器も古いのを…確かにそれもあるが、それだけの理由で何でも旧時代のを使っとる訳じゃおまへんのや。

それ相当の演奏力を常に要求されてはしまうが、より奏でた通りの音が出るからそんなのを引っ張ってるんだよ。
要はプラス面かマイナス面のどっちに目を向けるかで、折角少しは上手くなれたらそれを余す処無く出したいじゃんか。

これが公共交通機関とかだったら完全無事故一択なのも分かるし、普通の多くの仕事だったらやはり失敗はなるべく避けたい。
けど今更機械だけでも一応奏でられるのをわざわざ人力でとなると、間違えないより失敗を取り返したりする場面こそが貴重なんじゃないすかねえ。

っと強烈に訴えといて何時もの様に、誰かに強要する気は全く御座居まへん。
唯そんなのをもし気にして尻込みしてるなら、それについてはハッキリ杞憂に過ぎないのをお伝えしときたいのどす。

=つづく=

2023年11月18日 (土)

音楽備忘録1555 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑧

PAのだけ妙に深掘りになってスマソだが、体験的にはそれが他のより厳しいし実情把握には向いてんだ。
っつう事で遠慮無く続けちまうが、マトモに計算するならdBってのをマスターしなきゃなりまへん。

これ数学的には対数計算になってて、俺みたいな理系ですら少々面倒臭いっす。
しかも電圧と電力で↑に掛ける数が違ってるんで、時々間違えておっとっとなんてのもあるでよお。😵

そっちの数式や計算方法は長大になるんで敢えて他記事やwiki頼みとして、こっちでは具体的マージンの方を行かせて頂きやす。
さて前回Peakがrmsの2倍じゃ足りないケースが多々と書いたのは、EQ加工等に依って聴感より盛大にアタック成分が増し盛りされてたりするからなんだ。

最近はデジタルMixer卓も増えたから、その段階でのPeak値はインジケータ等の信用度が上がってるがね。
けど測定器では無いんで、検出時間の設定が完璧では無いんざんす。

あまりにシビアにしちまうと実聴感と掛離れ過ぎたりするんで、過去機等との整合性も含めて多数派はわざと少し鈍感にしてあるん。
珍妙比喩ればドイツ車じゃなくアメ車って感覚で、私過去体験のドイツのってホントに僅かでも無理させると忽ち壊れる仕様なんだわ。

こないだのどっかの不正等を除くとカタログに100馬力って書いてあったらそれは必ず出るんだが、ピンチ且つ調子の良い日には103馬力出るなんてのが全く無い。
でこう云うのがPAの方では多少親切!?にも、rmsとPeakの公称値から少しは想像可能なんだ。

それが例えば100Wrms/300WPeakなんてので、人情的にゃPeakでそれだけ入れられるならrmsをもちっと頑張っとくれよなんてつい思っちゃうんだけどさ。
実運用上は↑もありゃ目でヤバいと思って手で下げる僅かなタイムラグの間に、お逝きになんて事があるのよ。

何しろ電気ってなかなり高速なんで、アッと思ってパッと下げても大抵は間に合わねんだ。
もう何万回冷や汗をかいたり覚悟させられた事か…、って皆が皆そうでは無いだろうけど。

ほんでクド吠えになるがスピーカの耐入力が、Amp最大出力と近似では何時でも逝っちゃう覚悟が要るんですわ。
Ampだって過大入力はヤバいんだが、機種次第でかなり差はあるものの少しの内は「歪むだけ」。

のが楽器用以外のスピーカの方は無歪み想定しかしてないんで、許容入力以下でもツィータ等のユニットが飛んじゃう場合があるんすよ。
dB計算等レスで安全圏となるとrmsで1.5倍、Peakでは3~4倍で程度が必要じゃないかな。

一例として昔のPeaveyの楽器・PA兼用ウーハ1502ってのは、公称値350Wrms/700WPeakのを100Wクラスのベーアンにも平気で搭載されてた。
一見オーバースペック過ぎる気もしたが過去に宅で実際真似して、Guitarでずっと歪ませてたらボイスコイルボビンとウーハコーンの泣き別れって有り難くない実績が…。😢

選択理由は価格も然る事乍ら当時のとしてローエンドと共存の高能率だったんだが、平均より性能の良いのはF1レーシングカーみたいな性格になり易い様だ。
晴れのレースでならかなり無理が効くも、大雨になったら下手すりゃ軽トラより滑って走らんみたいな。

=つづく=

2023年11月17日 (金)

音楽備忘録1554 サチュレーションの話し➊

サチュレーションって単語、元の意味は科学分野に用いられる時は飽和だそうだ。
昨今はコロナのせいで動脈血酸素飽和度として一部一般には認知されてる様だが、親戚に医療関係者が多目でも杜撰大王は音響のしか語らん。💦

何だか妙に威勢の良い割切りが怪しげだが、医学の方のより音響のの方がもっと複雑怪奇なんすよ。
ってのも出発点に捉え方の相違ってのがあって、工学的見地では飽和・音的見地では歪みに先ず別れてるんだ。

その理由は歪みが目的では無い回路っつうのがそこそこあるからで、意図的に飽和領域に持ってく事で出力をほぼ一定に保てたりするからなんだ。
デジタルの論理回路では常套手段で、デジタルでは電圧の有無が基本動作原理になってるからだ。

と語っとき乍らここではしれっと詳説は割愛しちまうが、1つだけ言えるのは壊れん限り殆ど歪み率は不問となってる処だ。
例えば10V食わして5V出て来るのが6V食わしても同じ5Vが出るなら、デジタル回路君的には完全同一視するって寸法だ。

処が音の方となると↑ではかなり歪み率が異なって、音色が別物になるからそうは行かない。
しかも最も厄介なのが「同一歪み率でも音色が全然違う」場合が山程あって、その典型は聴感上の歪み認知だ。

要するに電気的には結構逝っちゃってるのに殆ど歪んで無い様に聴こえるのと、時々僅かにしか歪んで無いのに如何にもずっと歪んでらぁと聴こえたりすんのがあるのよ。
そこへ持って来て様々なアナログの撤退のお陰で、電気的に逝ってて音的に逝って無いのは今や真空管回路の一部でしか殆ど得られなくなってもうた。

ここで諸悪の根源となるのがグレー商売で今時球持ってる知ってる奴なんて稀そうだからって、唯歪ませてるだけなのに「これサチュレーション」でディストーションとかとはちゃいますって大嘘つく輩が…。
確かに電気物理的にはどっちも飽和なんで、それを傘に今ん処は言い訳にしてる様だがね。

等と又々攻撃的に吠えるのは、皆が求めてるサチュレーションとは真逆のもんだからなんすよ。
何時頃から誰がサチュレーションと呼び出したかオラ知らねえが、明らかにOverdriveとかDistortionとかとは本来は全く別物だからなんだ。

大昔一部の録音現場でMixer卓のVUメータが、振り切れる位の方が音が好ましくなる場合があるなんて常識がありましてな。
現在残存してるのだとエレキGuitarのリッチクリーン等がそうで、微に入り細に入り聴き込めば僅かな歪みを感知出来るんだけどさ。

アンサンブル内で小さ目に鳴ってると歪みが分からなくなって、それより「歪んで無い部分(と聴こえる)の音色」が格段に芳醇になるからなんだ。
近年音響でのサチュレーションが詐称となるのは、①非アナログなのと②意図的に歪ませてるのがアウトなんだよ。

真空管回路やテープレコーダ等で実際に起きてたのは、アナログ非線形な上気紛れ。
しかも最も肝要なのが極力歪まない様にしててしかしリニアにし切れず、少しゆがんでしまったと云う代物だったからなんだ。

日本語だとゆがみも「歪み」と同じ字になるから勘違いしたか知らんが、ある程度迄のゆがみだと聴感上では全くひずんでるとは聴こえない。
エレキGuitar・Bass位迄やれば前述の如く少しは分かるが、音響や録音機器で起きてたのはそこ迄行ってねえんだよ。

-つづく-

2023年11月16日 (木)

音楽備忘録1553 音楽に必要な高音質➒

何か前回末の表現だと唯軽く楽しむのに、一々感性が要るのか面倒臭いって言われそうだ。
けど一口に感性ったってピンキリで、一般聴者に望むのは作者等に要るの程そんなご大層なもんじゃねえんだ。

言ってみれば「好みを正しく反映」させられるかって点で、この方面で「育ちが悪い」程遠回りになったりして損なのよ。
例えば演奏の激しいのが好きだったとして、過剰盛り加工済みのに騙されてたら大損するでぇ。

ネットやCDで耳にし気に入りいそいそとLiveへ行ったら、ありゃりゃ何や元気もやる気も無いバイト君みたいでだったら今迄掛けた金返せとかなるじゃん。
って初心者の内は見破れなくても仕方無いし、幾ら注意してても相手もプロだと無傷って訳には中々行かないだろうけどさ。

やはり好みに関係しての位は、多少は詳しくならないと確実に楽しむのは難しいだよ。
んで素人なりに好みのだけでも少し音楽を知って来ると、それにフィットした再生装置を求め出したりするよね。

すると例え安っぽいアイドルだって、大好きな彼女の声が少しでも変になってたりすると割と敏感に察知しちゃうっしょ。
そうして何か各自にとっての雛形(基準になるサウンド)が持てて、漸くその機器のサウンドの向き不向き等が知れて来るって寸法なんだ。

確かに↑みたいなの抜きでも聴いてOKならそれも全否定こそしないが、大抵は少し経過後にこんな筈じゃってなるのさ。
このケース何を誤認したのかってば、単純な音としての美しさを音楽の美しさと勘違いしたんですわ。

これってど派手なCMに乗せられ騙されるのなんかと近似で、本当の爆売れ中商品だったら宣伝なんか要らんやろ。
それ処か今すぐこれ以上注文が殺到したら、生産が追付かなくなって不評を受ける危惧すらあるわい。

そう云った慌てる乞食は貰いが少ない案件等を避ける目的も含め、かつてのPA業界ではある特定の曲がサウンドチェックの定番だったんだ。
知る人ぞ知るDonald Fagenは’82のアルバム、The Nightflyの1曲目「I.G.Y.」でゲス。

オーディオの方でもClassic系ならカラヤン指揮のベルリンフィルとか、Jazzなら全盛期のマイルス・デイビス辺りが↑に近い存在だったかな。
残念乍ら非業務用のRock系ではまちまちで固定出来なかったので、余計に各自でサウンドチェック曲が定められると良いんだよね。

因みに上記I.G.Y.をオーディオにそのまま利用するのもアリだけど、今となってはローエンドが若干ナローだ。
私的には低音命なんでBeatlesのCome Togetherとか、その効いてるローの再現性とか足りるだけ出した時にボケたりしないかが判断基準になってるかな。

因みにⅡでこの曲従兄とは別の母方本家筋の親戚宅で、自作スピーカの試聴時に使われてて凄いインパクトがあったんだ。(今迄試聴した中では恐らくBest Fit:AmpはA級出力段の球スピーカは小型バックロードホーンで全て親戚の自作)
自分にとっては1つの原体験になってて鮮明に印象が残ってるんで、ほんの僅かに違ってても察知が容易なんだ。

=つづく=

2023年11月15日 (水)

音楽備忘録1552 低知名度アーティスト㉖

パッと想い付くのを一通り提示したんで、ひとまず本項閉店に際し今劣化本邦へ大苦言をさせて頂きま。
重複・概述覚悟で、洋楽そのものの低知名度が今日のお題だ。

流行り廃りはあるにせよ今劣化本邦の洋楽ほぼ無視は全く異常で、特にこれは悪政の影響が大きいのだ。
壺擁護や違憲・違法の正当化の為に電通が暗躍してるが、今劣化本邦では敵無しの電通も井の中の蛙の典型なんだ。

こないだBBCにジャニーズの大罪を指摘されて久しい
が、つまり海外に対しては電通は何の効力も持ってねえんだ。
それ故プロパガンダ広報で多忙なだけじゃなく、外タレには奴等にとっちゃリスクがある訳よ。

まさかとは思うがもし外人がやろうとしたら、何時でも「くたばれ壺」とか平気で叫べるじゃん。
つまり下手すりゃ報道規制や言論統制より、ある合わせ技も駆使して遥かに芸術統制されてるも同然なんだよ。

そのある…っつうのは偽のグローバリズムを唱えつつ、裏で堅実にナショナリズム洗脳を強引に推進してる処ね。
ご近所国の幾つかみたいに露骨な禁止をするとバレ易いが、強力に国産に興味を誘導しといて多数派化
し相手の威力を相対的に貶めようって作戦なのだ。

すると同調圧力国家日本では多数派意見への興味が中心なんで、少数派のは「一部の変わり者」として処理すりゃ世論の敵も同然に出来る訳だ。
杜撰大王みたいな生来の変わり者からしたら余計迷惑な話しだが、普通なのに変人側に編入された人はもっとやり切れないだろうな。

仮に↑を我関せずとしても何が万人に損失になるかったら、学びの質を著しく低下させちゃうんだよ。
ご都合日本史修悪等でもそうだが、失敗しなかったから凄いだなんて随分とまあ自信の無い事った。

杜撰大王は特に自国に関しちゃディスって愚痴ってばかりに思えるだろうが、仮に王座から陥落してても治安の良さ等はちゃんと評価してるのよ。(日に日に悪化してってるが…)
尚且つ闇雲に主義の違う人を否定はしてないが、今の軍拡は唯のアホだから卑下してんだわ。

形落ちミサイルを買い増しした処で、それを扱う人間が弱ってたら実戦じゃ使い物にならんやろ。
先の大戦時もそうだったが幾ら精神力・知恵とうたったって、無補給で必要最低限の健康が保てなきゃ一気に全部が無効化でんがな。

だから自衛隊の待遇だけでも武器増量と併せて…いや寧ろ先んじて、大巾改善しなきゃ戦力向上には繋がんないのにさ。
こんな簡単なロジックで躓く根底には、誤った知識この場合は主に歴史観があるだよ。

本来の凄さはあんな大間違いしたのに、それに気付いて素直に認めつつ飛躍的な経済発展を遂げた処なんだ。
それと同じ様に物事の道筋に欠損があると、あらゆる分野で停滞を必ず招くんすよ。

特に大元が外来のでそれやっちゃうと、砂上の楼閣現象勃発が避けて通れなくなってくんだ。
先ずPresleyとかが居てBeatles…と来てるのを、もし唐突にMichael Jacksonからとしちゃったらどうなるかだわさ。

元手を変形させて編出そうとしたのが、実はBeatlesがとっくにやってても気が付けないじゃん。
一通りを知った上で変形させたなら、少なくとも被る相手を劇的に減らせるぞ。

例えば世界の大多数が一定以上知ってるBeatles、日本の子供達だけ疎かったら世界からはそれだけで非常識人認定される可能性が上がっちゃうんだよ。
教育用途でも著作権使用料を巻き上げる愚等と同様で、そんなの定規の目盛の方をご都合で動かしてる様なもんやんけ。

そんなじゃ良い悪い以前になっちまうの必定なので、せめて学びたい人の邪魔はするなって寸法で御座居。
利権尊守派の皆さん仕方無いじゃん、Rockは外国で先に生まれちゃったんだから。

=了=

2023年11月14日 (火)

音楽備忘録1551 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑦

PAスピーカのスペックの続きざますが、爆音系ではマージンを取り難い・取れない場合が多いので汎用とは打って変わって要注意なのだ。
かつてはオーディオや楽器Ampでも余裕が無かったり、組合せがご勝手にだったから常に最低限だけは誰だって気を付けてたんだけどさ。

加えてPAの方では高価希少な高性能リミッタを使うのなんて贅沢の極みだったから、火薬並に慎重に扱わざるを得なかったのよ。
更にはAmp出力の「内容」が是又曲者で、僅かな歪みが聴感上許せても機器の方は1mmたりとも許さずなんてケースもあってな。

それが近年実感し辛いのは、本当は既にアウトでも数多の保護回路なんかが人知れず働いてくれてるからだ。
自動車のABS(アンチロック・ブレーキ・システム)等がその嚆矢で、本来は作動させたらいけないものなんだで。

エアバッグと違って何度でも使えるからついそっちに気を取られるけど、車がもう限界超えましたと訴えてる訳だからね。
あっでも僅かでもヤバそうな雰囲気がしたら、無遠慮にドンっと踏み付けなきゃ駄目よ。

自転車でも徒歩でも同じで、唯でさえ感知出来なくて突っ込む事だってあるんだから。
無事な際は大袈裟になって悪目立ちするかもだが、痛くない恥ならどんどんかく位で良いのさ。

って位古のPAには扱い辛い面があって、だからこそなるべくスペックから読み取れる弱点は事前に抑えとく必要があったんだ。
ここで厄介なのが但し書きレスor不足のヤツで、単に100Wと言ったって条件はかなり色々あるんすわ。

それが所謂rmsとかPeakとかで、和意訳すりゃ前者は平均・実効・連続等で後者は最大出力等だ。
この時点でもう一々「
等」等と付け足してるのは、それすらメーカ独自基準のもあったりするからなんだ。

尤も近似表記のが倍以上違う事は稀なんで、歪みを除くと受け側が出すのの倍以上あれば先ず安全だ。
処で「PAで歪み」だなんて太古の昔のボロいのじゃあるまいし、普通はわざわざ楽器みたいに歪ませようとは全く思って無いよね。

処が余程出力に余裕が無いと、実運用では結構知らん間に歪ませちゃってんだ。
それも昔みたいにまあまあ素の音だったら未だしも、Line収音したり大胆EQとか今は大抵色々加工してるからねえ。

思いの外Peak成分が増えてたりするんで、昔より保護回路等が充実したっても相殺する位かも知れねんだ。
実際Peakより連続の方が過大入力には強いが、ぼーっと安心迄はして居られんのどす。

楽器用やPAのでも今昔不問で一流のは、オーディオとは違ってPeak耐入力がrmsの倍より大きく取ってあるのはそんな事情からなんざます。
rmsで十二分に余裕があればそんなに心配しなくてもいいけど、キッチリ倍と公表されてるのだったら公称値100Wrmsとあっても実用上は割り引いて算定しといた方が安全ね。

=つづく=

2023年11月13日 (月)

音楽備忘録1550 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➐

〆ようと思って後から想い出してダラダラ続けるのは悪い癖だが、折角一介の音響技師なので技術的側面からしっかり掘っとこう。
利便性等で一般思考では明らかにデジダルの方が有利なんだが、その多くはコストについてだけになってるんだ。

例えば纏めて数曲録る際、各曲に合わせてMixer卓のパラメータを事前にプリセットしとければ楽だ。
そう云うのはデジタル制御のお家芸だが、今はほぼ廃れたが一時期はデジアナハイブリッドってのがMixerにもあったんよ。

これは放送や照明等オペレータ数が録音より少な目になりがちな分野ではもっと前から存在してて、具体的にはサーボモーターでフェーダを動かしたりしてたんだ。(当初は制御もアナログだったが)
この技術は現代ではかなり少数化してるものの、エアコンのフラップ(古くは整風板と称す:意味は今より分かり易かった!?)等では寧ろ欠かせなくなってるぞ。

一般にはSyntheなら誰でも訊いた事のある、Sequential CircuitsのProphet-5みたいに知名度は得られなかったがね。
その訳は業務録音ってニッチな分野だったのと、かなりのお値段だったのが災いしててで。

その上Syntheの方で想像が付く様に、設定しとけるパラメータに限定もあったしさ。
だから操作性等を優先すると、現実的にはハイブリッドが選択肢に入れられる人は少なかったんだ。

技術レベルだけに絞れば実際コストは大問題には違いねえが、デジタルだから出来る様になったってのは皆が想像してるよりかなり少ないのよ。
例えばⅡで幾ら利便性は上げられても、録音では第1関門となるPreampの性能。

電源電圧等言うなればフォーマット原理的に、デジタルで特にローコストを狙うと圧倒的に不利なんだぜ。
それの端的表れがPCのATX電源にあって、低電圧・大電流駆動が現行半導体の主流なのだ。

が微弱なMic出力をLineレベル迄昇圧させるとかは、敢えて増幅と言わず昇圧と書いた如く電源電圧余裕は大きな鍵を握ったままなんすわ。
リニア伝送が苦手なB級Push-Pull回路や差動増幅回路を利用しても、最大出力は電源電圧のやっと2倍が理論限界。

因みに+25dBu(+4dBでのPeak上限値)って、交流電圧に翻訳すると14V程度になる。
故に電圧増幅が主要任務となると、電源電圧を高くしとくのが最重要なんざます。

けど殆どがデジタル回路で構成されてると他では要らんので、アナログPre部だけの為に高圧出力を用意すればそれだけで電源が凄く高コストになっちまうんだ。
因みにこれは超爆音タイプのヘッドホンでも同様で、インナーイヤーやスピーカと比べると電圧は欲しいが電流は殆ど要らんとデジタル用電源とは真逆で非常に相性がよろしくないのだ。

つまりは録音と云う特殊分野では、スマホ持っててエレキを演る人みたいに別物として捉える必要があるんすよ。
万一これに異議を唱えるってんなら、スマホは最新型欲しがっても決して球Ampやストンプは欲しがるなって言ってる様なもんよ。

+一旦終了+

2023年11月12日 (日)

音楽備忘録1549 音楽に必要な高音質➑

又もや毒愚痴がエキサイト気味だが、世の中モノに依っちゃ体感しないと分からないのもあるんだよ。
適切な柔らかさや真空管等はその典型の1つで、只厄介なのは一定以上に典型的なのに触れられないと分かり難い処だ。

加えてその人にとって決定的な印象だったら、たった1度で遥かに昔のでも平気なんだけどさ。
そこ迄に至らないのだと、逐次そうじゃないのと比較可能な状況にないと相違が希薄になるんよ。

残念も仕方無い事にこれ等要素には、スペック等として表記する定量的な値が未存在だからね。
僅かにスピーカのダンピングファクタってのがかすってる程度で、けれど例えば楽曲内のBassの聴き取り度だけで比較試聴したらそれも本来の意味が埋没しちまう。

更に厄介Ⅱなのが、元々の録り音が悪かったら駄目だったりする処だ。
流行や嗜好もあるから一概には断言し辛いが、今劣化本邦最近のはどうもどれもBassの音がチープ寄りでいけねえ。

その多くは基本Fender系サウンドで、機種的にはJazz Bassみたいだね。
どんなジャンルに使っても全然OKではあるんだが、元の設計設定がプレべならCountry・ジャズベはJazzに最適化された物なんだ。

なのでそれ等ジャンルの王道トーンからかけ離れたサウンドにする時ゃ、かなり用心しないと致命的欠陥の残る物になり易いんですよ。
具体的には決定的な低音バランス不足がそれに値し、なしてったら他のよりか断然「Ampで低音を盛る設計」だからなんだ。

でFenderでも今はAmpだけ量販モデルでは一般的な性質となっちまったんで、オリジナルを継承してるモデルじゃないと↑を体感し辛くなっとるのよ。
恐らく俺等世代がこれを大体知ってる最後の世代で、その頃だったら知りたく無くても何処かで思い知らされる位だったんだけどさ。

加えてもう1つの厄介はアクティブタイプのが増えた事で、そこで事前盛りしてあるのに気付かないのもあるのかねえ。
アクティブ全部がそうなってりゃ知らなくても良いが、機種や主用途次第で盛って無いのもあんねん。

ので全数比較すりゃ流石に気付けるだろうが、まさかそうなってたとは知らなかったらこんなもんなのかなで過ぎちゃうやろ。
今時は多様化の副作用で他でもこんなのが五万とあるから、意識的に歴史を学ばないときっと厳しいよ。

若い人には可哀想だけどデジタル化以降長く大きな変革が見られないので、俺等世代みたいに受け身なだけでもある程度は知れて来るって期待はしない方が良い。
音源の方でこんな調子なんでどの世代にも同じ様に認められてるのを基準にしないと、再生装置の可否判断だって相当結果に相違が出て来ちゃうんだわ。

そうなると音源の最有力候補は最も有名なBeatles辺りが相応しいが、完全に自分の生まれる前の作品だと独自の苦労をしなきゃなんないよね。
しかも今となっては汎用サンプルには一寸狭帯域な気もするし、本人達の残党以外はそんな録音を続けるのも困難だし。

けれど確実性で現状これに勝るものは皆無に等しいんで、他に新しいのを用意するとしても外すのは危険よ。
スマンが録音デジタル化以降のでは、少なくともムードの面では雛形に値するのが全く見つからん。(良く言えば必死に1つのムードをこしらえなくてもそこそこ行ける音環境になった…が)

=つづく=

2023年11月11日 (土)

音楽備忘録1548 低知名度アーティスト㉕

時期的にもBandのスタイルからしてもPete Townshendの歪み浅さは異例と綴ったが、他のパートも世間に全く迎合せずオリジナルスタイルを貫いた点ではThe Whoは稀有な存在だ。
それも迎合はしないが新規サウンドの導入にはとても積極的で、それすら端っから自分達流でやってのけてたんだ。

当時としては完全に異常なリズム隊も、数多の模倣者のお陰で今ではBassにそんなに違和感がないかも知れない。
だが杜撰大王的には特異な弾き方由来のタッチ感や音色は殆ど誰も真似出来てないし、Bassが演ってたと気付かずにやり過ごしたフレーズも少なくないのではと感じてる。

Kieth MoonのDrumに関しても未だ今劣化本邦の一般評は単なる狂人だが、打楽器フレーズの知識のある者が聴き込めばClassic系のオーケーストレーションみたいに緻密な計算をされてるのが分かるん。
寧ろあまりにも正統派なのを恥ずかしがって、やたらとおどけてる体に見えて来るんだ。

印象ってな根深いから少々難しいが、視覚を完全に封印して聴けばその片鱗を伺う位は可能なのだ。
と少し偉ぶって語れる様になったのは、オケ打楽器フレーズにちゃんと聴き耳を立て出した最近の話しだが。😓

これだけでも自分で試したらその恐ろしさを感じられるが、Syntheの導入それも自動演奏(シーケンス)も恐らくポピュラー系では始祖なんじゃないかな。(この為にカテゴリにパソコン・インターネットをずっと加えといたのさ)
彼等でも導入してそこそこ経ってからはテクノっぽい使い方もしてるが、導入期の’60年代末から’70年代初頭にはテクノなんて片鱗すら全く無い時代。

その頃Syntheを使ったのったらBeatles以外には、所謂実験音楽か前衛位しか無かったさ。
ほいで唯一例外のBeatlesにしても、Georgeのソロアルバム(これは正に↑)以外では追加オケ楽器の代用みたいな使われ方しかして無かった。

っつうかWhoの方がテクノの親とでも言うべきで、その他に後年Rock系でのSyntheの添付の仕方の色々迄既にあらかた演っちゃってたんだわさ。
等と理屈っぽいのを並べちゃったけど、そんなのが全て曲のクウォリティに繋がってたからの激推しなんすよ。(これが至難中の至難の技)
ってか少しでも良くしようと捏ねたらこうなっちまった感じで、だからこそ先進性を見逃してる人が多いのかもね。

しかも比較的ベーシックなのが多いんで、軽く耳にした程度じゃそんなの全然気付けない位にさ。
けれどある程度以上の年月聴き続けてると、新たな発見と感慨が最も多い部類なんすわ。

勿論Beatles等みたいに最初からやられたと思って、それが全く褪せないのも凄いけどね。
でも強いてケチ付けるとすれば遊び要素が一寸少ない感じで、その面では最もWhoはベストバランスかなと思うんだ。

聴き易さと聴き手を選ばない為に極限ダイエットのBeatles、沢山聴いて多少なりとも聴き手のレベルが上がるの迄は流石に思い付けなかったのかな。(後年John以外の作品では遊び要素も少なくない)
その意味で決して低評価はしないが、私的にはソロ以降のJohn Lennonには若干物足りなさを感じるんだ。

何れにしてもBeatlesをRock系ベーシックの祖とするなら、多様化・発展形の祖はWhoだろう。
のでStonesみたいなスタイルを貫くつもりなら別だが、それ以外の者はWhoをロクに聴き込みもしないでスルーしてたら大損間違い無しなのだ。

-つづく-

2023年11月10日 (金)

音楽備忘録1547 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠⑥

今回は再生側に絞るんで、過去記事重複部分は最低限しか書かないよっと。
その代り書き漏らしの危惧や、多分今迄ちゃんとは触れて無かった箇所はそれなりに掘りまっせ。

さてと再生でも周波数特性に関しては収音の方と然程差は無く、下限上限の値がシビアに実用限界なのもあるのに注意すれば程度だ。
少しでも帯域を広く確保するのに大部無理してるのなんかだと、一寸枠を外れたらもうバッサリなんてのがさ。

典型例の内これ等は無理ってよりゃ方式原理由来だが、スピーカの箱(エンクロージャ)がバスレフ式のやホーン式のは他のより言うなればピーキーな性質になる。
ので普通の使用法なら気付かなくても、色んな魔用で拡張しようとすると急にその弱点が顔を見せたりするんだ。

大昔述TANNOYの最安小型CPA-5っつうのに無理くりEQを施したら、音として鳴るよりウーハが底突きする方が先だったなんてのが…。
JBL等と比べりゃ一昔前迄のTANNOYは確かに貧弱だったが、この機種に限ってはバスレフポート(低音増強穴)がライバルの倍位になってたのが主原因だ。

実は取説に不要な際は2穴の内1つを塞いでと書かれてて、そうすれば十中八九底突きはしなくなるだろう。(杜撰大王ですから未実験😠)
けどそれだと低くないボトムエンドが倍程度に上昇しちまうんで、無理くりEQの回路限界や実施時の能率低下で宅ニーズから完全に外れちまう。

当初本命は柔らかく癖の弱いTANNOYの方で、耐入力も能率もJBL Control 1 Plusの丁度倍あったしね。(必要出力音圧が同じなら倍盛れる可能性があった)
ローエンドさえ何とか出来りゃこっちで行きたかったんだけど、2穴仕様が仇になって頓挫ですわ。

因みにウーハユニット自体の最低共振周波数を拡張可能なのはバスレフの方なんで、密閉箱でもDIYで主用途バスレフ設計のウーハだったりしたら無理くりEQでも幾らも拡張出来ない。
の裏読みすると箱のせいで制限が掛ってる、最適値より小容量等なら無理くりEQ(そんなに無理じゃない場合もあり)で飛躍的な拡張の可能性大でっせ。

尤も汎用オーディオのでは各ユニットの裸特性迄公表されてるのは少ないんで、同一ユニットで「箱違い」のなんかがあったらそこから逆算推定する位がスペックだけで知れる範囲だ。
但しある程度以上の業務用クラスの海外メーカには、エントリークラスを除くPA用のみたいに公表されてるのもあるでよ。

これって深読みするとそれだけシビアにフラットにして使われる想定もされてるって事で、流石に本業務用は違いますな。(今は各段に減ったが昔の業務現場ではこんな補正も常套手段だった)
でPA用となると例えアマの宅用のでも、条件設定を1段シビアにしないと危なくなるん。

元々能率最優先で汎用オーディオより狭帯域なんで、ホントに聴こえるか聴こえないかの差になって帰って来るんざます。
多分再出私愚痴になるが従兄レッスン室のモニターが下が足りなくて、従兄にはギリギリ足りても俺のヤンチャ脚でバスドラ踏むとBassがマスクされちゃって困るんだよ。

=つづく=

2023年11月 9日 (木)

音楽備忘録1546 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➏

どうせクドくなるし失念も避けらんないが、稀に役立つかもって事でデジタルミキサの適合箇所を掘っとこう。
ここまでの検証から生音との混在やリアルタイムに難があるのは分かったが、それ等が含まれないのはどんな場合なのか。

私的にはadat HD24の動作反応がヒントになってて、既に全部記録されてるデータを再生するのには無問題だ。
非常に稚拙な発想だが音が出だすと同時に、「ハイ今始めました」と言えば良いのだ。

って実際には機械君がそんな反応をするから、言い遅れる心配も無い。
その裏には全作業で最遅なのはどれでどの位かが分かるからで、要するに一番遅い奴に歩調を合わせてる訳よ。

只それには最遅値が常に判然としてなくては駄目で、その上なるべくなら固定なのが望ましい。
この条件を満たすのに最悪なのが、俺言い「タイミングの曖昧なリアルタイム音」だ。

ソフト的には気紛れな集団がアイコンタクトでテンポを弄り捲るなんてのもあるが、ここではそれよりエレキ等でデジタルEffectorを随時On/Offする様なのだ。
当然生耳時点で僅かなタイミングズレは既に起きてるが、慣れてる人ならある程度は人力補填をしてるだろう。

だがその結果がギリギリだったりすると、そこから更にタイミングを弄られてはボロが出てまう。
わコアな1例に過ぎないが、劣化は無くてもアナログより対応力に劣るのは確かな処。

これを踏まえて再考して欲しいのが、特に限られたトラック数での録音の場合だ。
24ch以上ともなるとchあたりの雑音も強大化するが、1桁程度だったら増加量はタカが知れてんだ。

それも録り時は最低でもBuffer 1段位はアナログ回路を経由させる事が多いんで、実はデジタルミキサを使ったって完全デジタルになんか全然なって無いんすよ。
真オールデジタル録りが成立するのは、1度も音になんかしないでデジタルDataのまま記録出来る場合のみなんだ。

つまりデジタルData出力の付いた電子楽器等を使用して、更に録音機のDataフォーマットとそれ等のが一致してるのが望ましい。
であればDataの変換すら無しに、そのまんま記録されるからね。

ほいで何とも珍妙な発想だがその場合に「モニタしなきゃ」、変換レイテンシがそもそも存在しなくなるんだよね。
将来は不明も現時点でそんな奇怪なスタイルで録れる奴なんて先ず居らんと、要するにそれだけ多重録音には全く向いてねえってか相性最悪なんすよ。

これは単なる技術レベルってよりゃ現行のデジタル音声規格が、一面で多重録音の要望が満たせない規格になってるとも言えるんだな。
人にも依ろうが未だ究極のMicが球のNeumann U47であったりするのと同じ様に、「録る迄の部分」ではデジタルは殆ど貢献が無いんざます。

因みにダメ押しで付記しとくとデジタルでのGainアップ、正直にやったらノイズも一緒に下駄履かせちゃってるからな。
確かにアナログディスクリートで単素子で増幅率が足りなかったら、素子数を増やすからその分のノイズは増えるがね。

けど多くの場合「
1段で無理させる」のを止してて、各素子の比較的低ノイズな領域を組合わせて回路が組まれてんだ。
のでコスト厭わずなら素子数や回路段数だけで、雑音が増えるとは限らないんですよ。(但し鮮度は落ちる)

+一旦終了+

2023年11月 8日 (水)

音楽備忘録1545 音楽に必要な高音質➐

過去述別項でも本件でも今残されてる活路は、柔らかさ等近年全く手付かずの領域に再検討の余地が多いのは論を待たない。
そして世界的潮流もあるにせよ、今劣化本邦では用途別という概念が死滅してるのが本当に残念&悔しくて堪らんのだ。

環境面で厳しい事の多いポータブルやミニコンポ(もしや死語け?)なら明瞭度最優先も分かるが、そうじゃ無いの迄超高級機以外が無駄に硬くしてるのは解せないしアホや。
自動車から白物家電その他に至っても同傾向が強烈で、特に用途が限定的な代わりリーズナブルってのが国産では壊滅状態だ。(人件費の高騰で廉価量産が困難なのは承知してるが…)

商業経済としちゃ利益率や販量に執着するのは当然だが、大企業の皆は2重の過ちに気付かない内に内部留保でしか残存出来なくなった様だな。
この時点で真のプライド(誇り)が残ってりゃ直ちに方向転換するんだが、グズグズしてる間に折角長年掛って築き上げたブランド力もとうとう水泡に来したか。

そうなっては高額商品の価値も失墜し、八方破れの挙句誰にも興味の薄い変なので自己満の凄いキャンペーンをやるしかなくて見苦しい。
そういや私事だが最近鉄道関連のYoutubeに迄、偽愛国主義(ナショナリズム)のが混在しててウザいったらねえわ。

俺だって日本人だからニッポン凄いだけなら悪い気はしねえが、一々不要他国比較を添えて相手をディスる事でこっちを持上げてるのが情けない。
もしかしたらうぷ主自身が真の凄さを理解不足で、不安払拭で保険でも掛けたつもりなのだろうか。

杜撰大王視点だと音楽もそれ以外も、先ず比較対象の誤りが目に付くんだ。
その次に上げ下げの仕方が又稚拙で、最上級に祀り上げたいのならあんなに凄いのよりもっとってしなくちゃ駄目じゃん


○○よりゃマシを訴えたいならビリじゃないのが分りゃ良いが、真のNo.1にはカスに勝った位じゃ役不足なんだよ。
一方音楽ではその特殊性(比較芸術)から、他曲に勝つより自曲内で主役がちゃんと成立してるかが先なんだよね。

何かの競技等ではルール周知以外に、定量的スペックみたいなのも参加必要資格とされたりする。
のが音楽にはそんなのほぼ皆無なんで、自曲内で矛盾は無いかがその代りをしてるんですよ。

取敢えず素人でも過負担にならず聴ける・聴き取れるから始まり、もう1回聴いても良いかなと思えるのが最低必要条件な。
勿論聴き手がアブノーマルで△△アレルギー等あるとシャットダウンされたりもするが、平均的一般人に1回目の途中で退席とかされない程度は要るっしょ。

味方にせよ敵のにせよ通しで聴いて貰えなきゃ比較もヘッタクレも無い訳で、今劣化本邦メジャー系限定だったらどれも全然駄目だから少なくとも負けこそ付く心配はねえがな。😵
けれど海外や過去作を無作為抽出して比べたら、勝負にもなってないのがつぶさにバレるでよ。

万一そう感じないとしたら超変態か既に毒されてる証拠で、ってこれ程吠えといてディス意図は皆無だけどよくよく検査してみた方が良か。
生れてこの方無自覚でも偏寄したのばかりしか聴いてないと、不自然さっつうのが分からなくて当然だ。

その上今だと真の達人の生音には滅多にありつけないし、皆が楽器の達人でも無いからねえ。
三つ子の魂百までよろしく基準となるサンプルが悪いと、そこから訂正・修正しないと正常な感性は得られんのどす。

+つづく+

2023年11月 7日 (火)

音楽備忘録1544 低知名度アーティスト㉔

The Whoの続き今回はサウンドや奏法と、曲との関係を語らせて頂こう。
杜撰大王だって若き日にはもっと激しくなんてマイブームが来たんだが、その時「やり過ぎると却って不自由になる」のを学んだんだ。

この不自由とは演れる曲の範囲で、これはウチの休養君がどうやら極めようとしてたハードボイルド一択なんかでも近似状況が起きてる。
尤も俺や従兄の書いた曲には不出来以外は文句を付けず、グループを組んでいるのでBand単位では縛られていない。

加えて杜撰にも未だ本人に確認してないんで、作るのはハードボイルドが得意なだけかも知れない。
とは言え出自がゴリゴリMetal系なんで、エレキを歪ませる時は割と常時深目だ。

今の処それがフィットしない曲は出てないっつうか出してないが、極軽い歪みじゃないと合わない曲もあるのは確かなんだよなぁ。
この事と不毛競争や無限ループに陥らん為には、各自の音楽スタイルに応じた自己規制が有効だと思うのよね。(例外は許容した上でだけど)

歪み深さが一定を越えてハッキリ差が出るのは殆どサスティンだけで、音色の著しい変容を許せば末は懐かしのFuzzに近くなるだけなんすよ。
ここでのサスティンとは一般論のじゃなく、余韻部でも歪み深さが維持されてるかってのだ。

少し又遠回りになるが歪み深さで過去私的に印象的だったのが、Larry Carltonと柳ジョージだ。
夫々のメインはGibson ES-335とFender Stratで、Van Halenなんかのよりゃ深歪みに向いてないししてなかった。

のに割と深目な印象を与えた原因はコンプレッサの使用で、最大歪みはそんなでも無いが深さがそれ迄耳にしてたのより遥かに減らなかったからだろう。
つまり鳴った瞬間はそんなに深くないが、余韻部だけに耳を傾けると当時としては未曾有の深さになってたんだ。

特に後者のは減衰の早目なGuitarだから、コンプ掛けなきゃあんな感じには縁が無い。
に加え全盛時のCharやジミヘンを模倣すると、限定時以外は思ったより随分「浅い歪み」で奏でられてたよ。

彼等ショータイムのソロ時はハウる程Gainを上げてるが、曲のリフ等ソロ以外では和音の潰れない必要があったからか今称Crunch領域だったんだわさ。
ほんでWhoの場合はアンサンブルが1人多かったものの、GuitarはPete Townshendだけしか居らん。

やはり2人以上居るBandよりゃコードを鳴らす機会が多くなるのもあって、特定時以外は「足りる最低限の歪ませ」にしてた様だ。
でアベレージの歪みが極軽いと、歪ませないエレキの似合う曲にもスムーズに入れる利点があるんだ。

近頃は割とクリーンと歪みでも2極化傾向が強い様だが、一聴クリーンに聴こえる’70年代以前に沢山あった過去作のは今のLine収音みたいな完全クリーンじゃないんだよ。
所謂リッチクリーン等と称される、電気的には既に逝っちゃってるが聴感上はほぼ歪んでないってヤツな。

ノリ跳ねの件と同じ様にエレキが音色で一番表情豊かになる領域は、クリーンから歪み或はその逆の中間領域なんすよ。
そしてトドメが浅い歪みっつうのは、純粋に「Guitarが上手」じゃないと聴けたもんじゃないんだ。

-つづく-

2023年11月 6日 (月)

音楽備忘録1543 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠➄

過去述重複&遠回りになるも、具体例の必要性から前回の続きを綴ろう。
俺の場合眼前にあるCymbalからじゃ無く、Mic選択からPaisteの基本サウンド学んだのは何とも杜撰大王らしいか…。

尤も希少な楽器だと昔より格段に生音に接し難くなってるし、崇拝する師匠の模倣から入った当初では他との比較も難しいやね。
その師と崇める者がアブノーマルな使い方・録り方をしてると厄介だが、好み上他との差が大きけりゃそれで追及した方がまだ近道の事が多いだろう。

さて私感ではあるがPaisteってな高域量とその艶が他より勝ってるのが特徴だが、実際は印象よりだいぶ出音の範囲はナローなんだ。
言うなれば「目立つ倍音1点豪華主義」ってなもんで、意外とハイエンドもZildjianより伸びていなかった。

のは帯域制限がほぼ掛らん球コンMicになってから思い知ったんだが、高域が豊富ってよりゃ低域が比較的大胆にカットされてたんですわ。
それが証拠にZ君でも工夫すると艶やかにも録れたり、凡そ不向きな低性能Micで拾ってもCymbalらしき物なのは分かり易い。

なので好みと違うMicでもZ君は全滅にはなり難く、しかし究極のサウンドを追及すれば却ってP君より難しい可能性がある。
これのスペック面からの適合性としては、P君には2k~8kHzに不要な凹凸が無く良く拾えるのが向いている。

そうは言っても個人的には音響屋兼業なのもあって、心情としちゃなるべくハイエンド迄拾っときたいけどさ。
実効性を優先すると↑が肝で、アンサンブル内に入るとオマケで拾えたハイエンドは殆ど効能が失せるんだ。

単体聴きでは天井知らずな程、閉塞感が無くて良さげなんだけどね。
そんな風にMicの方ではある程度用途が限られる事もあるんで、一般的には相性等と呼ばれてるこの性質を寄せとくのも良い。

がスピーカでは限定される事はもっと僅少になるのと、既に作られたのを再生させるので癖は歓迎しない。
強いて例外があるとすりゃ、非音楽関係者の個人お楽しみ用だね。

元がどうだろうとより好みに寄せて楽しんでも、作らない人だったら実害は少ない。
尤も硬い柔らかい以外は杜撰大王的には非推奨で、大して合致してない作品を好みと勘違いする恐れがある。

何れにしても重視する帯域に凹みがあると、その上下端が伸びてても物足りなく感じられるケースが多くなる。
ので闇雲に広帯域を狙うよりバランスを重視するには、なるべくグラフの公表されてる中から読み取れる力がものを言うのだ。

次回はグラフの弱点チラ見せの可能性を綴るが、それを生かすも殺すも音楽的知識量に大いに左右される。
のでⅡで予め抑えとくと良いんだが、必要に迫られてから聴きに行ってみても間に合う場合があるんだ。

見込みの無いのは聴いたって分からなさそうだから…って、如何にスペック信奉だろうと自分で壁を作ってしまってはね。
スペックは定量的に比較が出来る点では揺るがぬ信頼性があるが、それ以上でもそれ以下でもないんざます。

=つづく=

2023年11月 5日 (日)

音楽備忘録1542 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➎

アナログ固有の利点も見逃すなと記した後で何だが、レイテンシ必帯となるデジタルミキサが各所で容認されてる訳おば。
これをちゃんと理解すると、
使って良い場所・悪い場所が明確になるのだ。

それではLive時と録音時に分けて綴ってくが、大会場のLiveではClassic系以外は生音が客席で聴こえないケースも多い。
且つ舞台から客席の距離も大きくなるんで、生音にすら言うなれば天然レイテンシが付加されるんだ。

ちょっちコアヲタネタを加えとくと距離差≒時間差を整合させる目的だけに、プロの世界ではデジタルディレイを用いる事だってあったんだよ。
これは近傍のPAスピーカより「生音の方が後から来る」不自然を解消する目的等で、そうでもしとかんとドライ音(元音)とディレイ音が入れ替わったりしちまうからね。

バカボンパパのLiveでなら西から上ったお日様が…だから却って一興かも知れんが、ほっといたら普通の感覚では到底受容れられない怪奇現象にならあね。
わ兎も角アナログミキサの時代でも主に遅らせ方向の時間調整が必須だったんで、デジタルのレイテンシ如きはどうでも良いんだ。

尤も狭隘会場ではDrumset等の爆音系はほぼ生音も聴こえてしまうので、原理的にはデジタルミキサは使わん方がよろし。
物をちゃんと理解してる名店だったら、敢えてアナログミキサを使ってる筈だで。

で録音の方だと多重をしないなら、技師が録れ音リアルタイムモニタにレイテンシが掛るのを理解・我慢すりゃそれで良い。(俺みたいな兼業技師だと気持ちの良い物では無いが…)
但し奏者がAD/DA変換前モニタで満足したらの話しで、1人でもどっかの従兄みたいなお拘りが居たらアウトですがね。

尤もⅡで宅の従兄も純粋な奏者に非ず、非本業でも録音時は技師をしばしば兼任してた故だと思うんだ。
っとこんな状況なんでデジタルミキサが不適合になる場面は珍しい部類で、「あれっ何か変」等と実感するケースは更に僅少なんすよ。

だからこそ兼業でも大ベテランの従兄だって見逃した訳で、そんなのを回避するには「多重録音ではアナログMixer卓」と思っときゃ安パイなのでごんす。
因みにⅢでPreamp部(特にMic用)の性能は、音色も含めると大抵はアナログMixer卓の方が上。

なのは前述の通り雑音性能等の不備を少しでも補おうとしたからで、しかし案外そんな特性がアンサンブル内に於いては結構強力なアシストにもなるだよん。
幾らノイズレスでも皆が鳴り出したら埋もれてもエエのんかってなもんで、これは単独音試聴してる限りは分からないのが厄介なんだ。

でも大抵ミキサの音(特にノイズレベル)を比較する時ゃ、聴き取りが楽なのもあってそんなに沢山なんか鳴らさないじゃん。
だいいちレイテンシに関しちゃ人前で本気で録ってみる人なんて先ず居らんだろうし、分からなくったってしゃーないけど分かっとかなきゃヤバい案件なのでゲス。

+つづく+

2023年11月 4日 (土)

音楽備忘録1541 音楽に必要な高音質➏

ここ迄で音楽と唯の音に求められる高音質差を記して来たが、結局Micの性能がネックっつうか鍵になってるのがお分かり頂けたでせうか。
ほんだらもっとMic開発を頑張れやっても確かなんだが、スピーカやなんかの方が更に遅れてるってのもあるん。

何れにしても電気⇔音波(空気振動)変換には様々な障害もありゃ、収音距離や周囲環境を固定出来ないんでそう簡単には行ってくれないんだわさ。
基本思考としてMicやスピーカに「入る前・出た後」の箇所は殆ど何も出来ないんだから、拘るならせめて先に空間温度・湿度・気流を一定値にでも固定してみやがれてのよ。

って別に闘い争う気は毛頭御座居ませんが、近年はオーディオ≒電気と思いがちだけどホントは半分位は空気の問題でもあるのだよ。
しかし酸素と二酸化炭素の比率等かなり多岐なパラメータを一定にするのは酷く大変で、現況では少なくともコスパが悪過ぎる。

都合電気・電子部分で可能な事を試す事になるんだが、その中で近年になる程軽視されてるのが拙ブログでは随時頻吠えの「柔らかさ硬さ」案件なんざます。
不自然な明瞭度や物理スペックを極限迄追及するとお邪魔な様だが、欲張り過ぎなきゃ今でもすぐに少しは柔らかくは出来るんだよなあ。

ほんで生耳並迄柔らかくすると何が違うかってば、この件に関してなら不要な明瞭度過多を駆逐出来るからなんだ。
雰囲気を損ねたり薄める一因に、意図的に地味にしといたのが派手になっちまうっつうのがあってさ。

派手・地味とか周波数特性がナロー・ワイドで主役・脇役の分別をしてたのが、何でもかんでも無理矢理クッキリさせちゃうとねえ。
派手側の最高値にも限界があるんで、脇役にしといたヤツが勝手に主役と横並びになっちゃうんだよぉ。

これは今劣化本邦でお流行りの無理くりコンプも同様で、こちらは音量面だが区別しといても無効化される。
何れも達人の絶妙に加減したその加減なんか程被害を受けて、つまり良い音楽程駄目にされる訳さね。

日本の伝統「出る杭は打たれる」ってばそれ迄だが、本来は勇み足みたいなのを抑制するのだったんじゃないのかな。
わ兎も心理的印象としては聴き取りの良くない音が減ると高音質化したと感じるかも知れんが、それだけで済ませては浅はかなんすよ。

元々最も聴き取り易かった音はどうなったか、ビリの人が速くなっても最速の人が遅くなってないかチェックしなきゃ。
更にその先にも主役でも無駄に目立たせるとマイナスで、他音をどんどんじゃんじゃんマスク(隠蔽)してっちゃうんだよ。

周囲雑音に対する聴き取り良否だけなら硬く目立つ程判別し易くなるものの、それで雰囲気はおろか作品バランスを改変しては正に本末転倒の極致なんだ。
コレ厳密には著作権侵害で、度を越すとルールが崩壊して殆ど全てが台無しになるんだぜ。

+つづく+

2023年11月 3日 (金)

音楽備忘録1540 低知名度アーティスト㉓

さあていよいよこの件ではキングたるThe Whoを論ずるが、グループ名だけならそんなにマイナーじゃない。
んが海外でのスタンダードぶりと比べると、今劣化本邦では実態が知られなさ過ぎてるのだ。

デビューして2年間位はアイドルコーラスグループ要素もあったが、その時点ですら当時としては既に恐ろしい演奏力があった。
それ故日本では未だ視覚的要素にばかり目が行ってるが、世界の殆どの国じゃ実力の方が評価されてるんでっせ。

又Rockでワールドクラスの売れ線として第一弾をBeatlesとすれば、第二がStones・第三がYardbirdsとこのWhoなんだよ。
それも音楽を演らない人にとってだったら、スタンダードになった曲の多さで圧倒的にWhoなんざます。

にも拘わらず日本でそのスタンダード曲があまりスタンダードじゃないのは、恐らく欧州フレイバーが他のより強いからかも知れない。
少なくとも第2次大戦敗戦後の日本は占領の影響の他、地理的要因もあってアメさんの方が馴染みがあるからだろうか。

或はアルバムの作り方がまちまちで、新作アルバム→既定のシングルカット数→大体何時も通りのヒットをやらなかったせいかも知れない。
アルバム数が限られてたり活動期間が短きゃそれでも何とかなるが、何時のどれにアレが入ってるか分かり難いとミーハーちゃんには面倒臭がられるからなぁ。

良く言やインスタント大国も、こんなのでは端折り過ぎて逃してんですわ。
っと何時にも増して力が入るのは、曲のクウォリティからして知らなきゃ大損するからだ。

それプラススリル満点のステージングや、4人共全く異なる強烈な個性の融合として絶好のサンプルだからだ。
今劣化本邦では主役と脇役的な目線が多い様だが、Beatles同様「脇役レスのメンバー構成」にもご注目。

担当パートのせいで頻度には差があるが、交代で誰でもどんな役もこなせるグループは所詮少数派なんだ。
特にKieth Moonは一見奇抜なアクションとDrumがあまりに有名なせいで、Lead Vocalもコーラスもかなりこなせるのが失念されてるよ。

因みに杜撰大王が提示する連中にはDrummerでも歌えるのが殆どだが、そこをやたら重視するのはせいぜい4〜5人と小規模編成だからだ。
仮に10人位居たなら数人歌えん奴が居たって、合唱団みたいなの以外は生で再現出来るけどさ。

讃美歌の譜面には4パート書かれてるのが少なくともキリスト教圏では雛形になってっから、歌えるのが3人以下になると「演れない曲」が急に増え出すんだよ。
ので例えRockであっても小人数で掛け声すら不可な奴が混じると、それがレパートリーに支障するんよ。

因みにⅡで今劣化本邦じゃ人数増えてもユニゾン要員の曲が多いから、実感が湧き辛いんだろうけどな。
或は演奏力不足を誤魔化す手段の1つと勘違いしてる野郎も居そうだが、逆も又真なりなのを忘れてるさね。

The WhoやQueenみたいに、歌も演奏もその当時ではトップレベルなのがBandには必要なんだよ。
野球だと9人居るし常に先発完投とは行かんから、大谷翔平が居たって所属チームは負けが多いよね。

だいいち毎試合連続でとか中休みして再度投げるのは不可能だけど、小編成Bandの方は交代無制限な代わり曲が求めない限り休める人なんて居ないんだからさ。
長年の体験からもそれは如実に現われてて、何とかトリオ+バックバンドみたいな分離形態をしてない限りは歌えない人数≒減点要素でしかないん
だよねえ。

=つづく=

2023年11月 2日 (木)

音楽備忘録1539 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠④

今日は量販メーカの弱点と題してお届けするが、前提として音響機器のシェアからすると所詮こっち用はニッチサイドなのを念頭に置いといて欲しいんだ。
つまり普通の家電等とはここが大違いで、↑もあって高額になりがちだから長持ちするかを中心に考えた方が何かとお得だ。

他にも習熟や慣れ問題もあるんでロングライフ推奨で、それがスペックにどう関係して来るかですよ。
物理的性能は一部を除き新しい程圧倒的優位にあり、この点だけはどんなに慎重に選んだってどうしようもない。

例外があるとすれば物理性能より俺言い「感性性能」の方が重要な場合で、球機器やMic辺りにそんなのがある。
ってのは音楽ツールやその一翼を担わせると、幾ら高性能でも音が好ましくないと評価ゼロになるからね。

これも含めて次に考えるべきなのが、古くなっても使い道がありそうかどうかだ。
NEUMANN等一部でVintage Mashall等に近い扱いをされてるのがそのヒントで、当初はまさか世紀を跨いで常用される等とは思ってなかったんじゃないかな。

音響機器は楽器よりゃ個性より無色透明なのが理想だけど、中々そうはなってくれないんで結局個性で勝負してる処があってな。
↑のNEUMANNの生き残り理由でも大きな位置を占めてて、聴感上「音が良くなる」からよ。

この音が…っても物理性能的にはとうの昔に他に負けてる筈なんだが、欲しい箇所を良く拾って要らん箇所をあまり拾わんから都合が良いのだ。
無論最終的には試聴とそれを十二分に解析するスキルも要るし、それ等の多くはスペックだけ目を凝らして睨んだ処で不明なのが少なくない。

けれども低域だけはバッチリ底まで扱えるのねとか高域は天井知らずとか、少しは片鱗みたいなのが現れてるケースがあるんだ。
その失敗私体験としては概述Cymbal収録Micの選択ミスがあるが、スペック面では周波数特性を信じ過ぎたのが敗因だった。

これはちゃんとグラフがあるヤツをよく見て決めたんだが、当時はこっちの解析能力が不足してた様でさ。
ターゲット周波数帯域の凹凸より、何処迄拾えるかの方を重視しちゃったんだ。
幾ら貧だからってコンデンサ系を避けたのも悪かったが、凹凸が多目って事ぁ何某かの癖が出易いって事だったんすよ。

要するに源音とは違った音になる可能性が高かった訳で、下手すりゃPaisteがZildjianみたいになる可能性すらあった訳だわさ。
又馬鹿みたいなの言うが↑の基本音質傾向って名は体を表すで、P君は艶命・Z君若干地味で渋いが逆境に負けない感じでね。

詳細は次回に譲るがP君をらしく拾いたきゃ、ダイナミックタイプは特に向いて無かったんだ。
なので録音には必須・聴くだけにしても、なるべく生耳の生音を知っとかないとホントにそれで良いのかが分かり難い。

万一スペック攻めでそれに近付きたいとしたら、最初は王道組合せから学ぶと少しは行けるかも知れない。
王道っても歴史のあるヤツには何パターンかあるもんで、それ等の共通事項が必要最低条件の可能性が高いんだ。

=つづく=

2023年11月 1日 (水)

音楽備忘録1538 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➍

一般心理として今時はデジタル化率を高める方向がデフォで、それはコスト面にも直結してるしねえ。
だが楽器では無い故の見落としがあって、今回の多重奏者モニタに不適合なんてのが典型の1つなんだ。

俺を除く大多数にとっちゃ卓も全球でなんて、ノイズ面を筆頭にあらゆる不利が多いから野望すら抱く事は無いんだろうな。
けどねえもしそれだけで所望音質に近付けたとしたら、不利面ばかり気にするのはアフォなんすわ。

確かに同一条件(EQ不使用等)だったら球より石・石でもデジタルが圧勝だが、何か気に入らんと色々駆使してこね繰り回してるとノイズ面ですら最悪球の無添加にすら完敗があり得るんだ。
盛大に盛ったり削ったり等色々すると、その段階での劣化がデジタルだってかなり大きいんすよ。(システム自体は無劣化でも音源に含まれる雑音を増やす・レゾリューションに満たない波形の細部はどんどん変形等)

その位「ニーズに合ってるか」の影響が、音楽となると大影響なのだよ。
それがエレキGuitarでは球使用が今も普通なのとかに現われてんだが、何故か楽器じゃないとなると皆途端に気にも留めなくなってんのよねぇ。

稀に知ってて分かってて俺みたいにコストで断念ってのも居るが、そこで投げ槍になってるのも又悪いんだ。
確かにⅡで非球な時点で他の同志に大差は無いんだが、それはほぼ音質面のみで機能面他では沢山相違があるんだな。

杜撰大王は従前の古典卓の継続使用で今迄気付いて無かったけど、サヴミックスの有無は多重奏者モニタ等には絶対的な影響があったんだ。
生演奏を基準にすればドラムの各楽器バランスとかパン(位置)は、極力生耳に近い程演り易いし絶妙な加減がし易い。

だが音源個別トラック録りの都合からは、各ch毎になるべく大音量で収録するのがノイズ面等から望まれる。
ので「録り用Mix」はモニタ用Mixとは相容れない部分が生じがちで、慣れるとそんなヘンテコなのでもどうにか手に負えちゃったりするけどさ。

で「奏者モニタ用Mix」って録れてるのをモニタするんだって同様に要って、更には非多重録音でさえやっぱり要るんすよ。
意図的バランス演出をしない限り、完成作品では大体奏者バランスを存置優先するんだからね。

強いて録り時に奏者忖度で変えるとしたら、完成作品では凄く小さくなるのを仮に大きくしとく位かな。
でⅡでこれ等の事は現代アナログ水準だったら、全デジタルでやるのと殆ど遜色は無いんすよ。

だからこの面でデジタルが有利となるのは、主にコストとスペースファクタだけ。(それも大きいけど…)
尤も接触不良の危惧やメンテ面では明らかに劣るが、そこ迄気にするなら私的には先ず2以前のUSB緩々コネクタや骨董Phone Plug(標準プラグ)を先に完全駆逐したらどないでっかって
話しなんじゃない?。

だからⅡで現代の利点を再確認するなら、全デジタルで行けるのが嚆矢じゃ無くて選択肢の増えた方なんよ。
奏者モニタって完成作品には直には出ないしで、使い易いとかニーズにより合ってりゃデジタル化する必要がそもそもねえんでやんす。

一方録り音クウォリティ全体てしては新しいの程良好になるのが期待出来るが、音色に限ると体験・客観比較共々却って古いの程良かったですよ。
これってとっても単純な裏があって、性能で足りさせられないのを音色で少しでも補おうとしてただけなんだけどね。

+つづく+

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