音楽備忘録1531 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠②
具体的実態を率先して綴る訳を、押し売り気味だが過去体験からちょっち我慢して訊いとくれ。
誰もがそうなりゃしないかもだが大昔、大きな期待をして入った専門学校でガッカリさせれらた事があってな。
専門って位だから今迄の基本理論や概念中心じゃなくて、これで漸く具体的な状況・情報が手に入るぞとワクワクしてたんだ。
俺の所望は好みの音がする電子部品の型番とかで、当時の一般流通専門雑誌でも企業秘密もあってか中々核心が書かれてなくてさ。
でも今度はそれなりに高額な授業料も収めてんだし、教える都合上どっかのと違って核心のオール黒塗りは無理だろうとね。
ほいで実際はっつうと近代日本の悪しき伝統か分らんが、ホントに欲しい情報はロクに得られなくて落胆させられたんだ。
これに矛盾があるのは卒業制作では何か実機をこしらえろってんだから、定番半導体の型番位教えとかないでどうやって作れって話しでさ。
幸いPC師匠の親級友から自作に有力な書籍等を紹介して貰ったんで、サッサとその面では学校に見切りを付けたから良い様な物の釈然としないでんがな。
と云う苦い経験をして以降、実用状況でどんなかをより重視する様になったん。
でこの件でも規格に関しちゃ今は御用の際はWiki等をあたれるんで、拙ブログではもしか一部業者等は嫌がる恐れはあるがなるべくダイレクトに晒しちまおうとな。
で今日はスピーカやMic等の周波数特性についてで、○○Hzの意味が理解出来た次の段階の話しでごんす。
こう云う数値ってな条件次第で全然別物と化すケースがあって、例えば下は40Hz~ってもかなり色んな状況があるんすよ。
物凄く特殊な使い方をしたらとか微かに聴こえる「気がするかも」から、如何なる条件下でも必ず聴こえます迄ね。
前者は限り無く詐欺に近いとも看做せるが、それ以下の性能のだったらどうやったって全然聴こえないって違いは確かにあっちゃうからねえ。
ほんで宅で実施してる様な「無理くりEQ」を咬ましてやりゃ何とかなるなんてのが1例で、無理くりと言うからにはその状態を保てる条件がかなり厳しく襲って来る。
んでそんな感じになるのは但し書き無表記か、-10dB若しくは@-10dBと付いてるヤツだ。
これは「出てる・拾えるが-10dBととっても小さくなる」の意味で、電圧だと約⅓・電力では1/10に減るのだ。
つまりMicならEQで3倍盛らないと、スピーカだと恐ろしい事に10倍盛ってやんないと普通には聴こえないっつう事なんすよ。
に対し±3dB以内だと俄然実用範囲が広くなって、一応だったらEQレスでも行ける様になっちゃうんだ。
でⅡで更に宅例のを掘っとくと最大出力20だか25WのAmpを使ってるんで、無理くりEQ時は最大2~2.5Wしか出せなくなってんだ。
尤もそいつは非防音室で使ってると「レアケース」なんで、たまたま事足りてるから魔用してんだけどな。
故に○○Hz~ってのも物次第じゃ本当にそれ以下には無反応とか音にならないのもあるが、それより遥かに-10dB等の「但し書き」の方が重要なんすよ実際はね。
=つづく=
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