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2023年10月 3日 (火)

音楽備忘録1509 跳ねるの薦め➒

ノリの付加やリズム表現が苦手な人向けに、体験も無きゃ試してもいないのに提言してみよう。
相変らず無責任だが、両極のどちらかでも知ってれば逆算で少しは想像可能ってのが杜撰大王流なのだ。

こんな発想に至ったのは徹底的にオリジナルを深掘りしてみた結果で、要するに中途半端が最も質が悪かったからなんだ。
個性に拘らなきゃ最も無難だが、下手に万能なのが一面で人である意義を損ねるんすよ。

機械より不正確でいて達人よりは没個性となると、代替要員にしかなれないからさ。
オマケに従前よりリニアにしようとか跳ねさそうと思っても、中々違いが出せないからねえ。

故にハッキリ苦手っつうのは得意よりゃ遥かに厳しいものの、この方面で実は最悪の状況じゃないんだな。
例えば一時期悪流行りした「メトロノームの音を消す」練習、これが得意だったら逆手に取ってわざと全部消えない!?様にしてきゃ道は開けるん。

方向は真逆でも、ある程度リズムを制御出来てる保証がある訳だからね。
それでちっとも進展が現れぬ様なら、半端組の人と一緒で意識改革の方が先決になるかな。

大胆な変容の可否には性格の影響等も関係し、この方面の挑戦には常識や固定観念がよろしくないのだ。
その1は体裁や体面が気になる方、中でもどれかは既にマスターしてるケース。

概所持の整った刻みをする技術はどれか専用のだったりするから、それへ過剰に依存してると元の刻みへ自然と寄っちまう。
勿論共通項だって無い訳じゃないんだが、↑のわざと消えない云々が如く全く異なる箇所も内包してるのだ。

その2はゴリゴリClassic等の俺言い「悪い癖」が付いちまった方で、1とは逆にリズム表現が過剰となってるケースだ。
杜撰大王は常々Classicの曲に聴き辛さを感じてるが、それは慣れ等では無く「曲に合わないリズムの変動」を然も得意げにやらかす奴等のせいなのだ。

百歩譲って独奏なら奏者が腕を盛るのに必要かも知れんが、音楽って入口はリズム・音色に興味を持つと曲を聴いて奏者は一番最後なんだからさ。
なので常に主役のナルシストぶりだけを求められてたら未だしも、合奏や脇役に回った際そんなじゃ何も出来なくなるぞ。

確かに各フレーズに最適なリズムっつうのはあるんだが、曲をそれより低く扱っちゃうとフレーズの存在意義自体が揺らいじゃうんだよ。
要するに現行のコンテスト等で好評な派手な演奏って、聴くもんじゃ無く強いて言や見るだけの物なんだな。

って事って元来は一番ニーズの多い中間領域がスッポリ抜けて、無機質か大袈裟過ぎるかの2択分断化がすげえんだ。
先ずはそこから抜け出さんと跳ねる跳ねない以前の問題で、急遽曲の最適ノリにしようったって全然問屋が卸さんのですよ。

なので変な話し跳ねが苦手自体が眉唾化してて、意識変革を図れてみたら全然簡単だったって人が多そうなんだ。
野球に「命迄は取られない」って名言があるみたいに、仕事の本番中等以外だったらリズムは幾ら失敗したってどうって事は無いのを先ずは噛み締めとくれ。

=つづく=

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