音楽備忘録1512 低知名度アーティスト⑯
Isleysの3回目を始める前に、前回も危険発言があったんで補遺っとこう。
杜撰大王はMichael Jacksonを嫌ってるでもなきゃ、羨んでるでもないんだ。
唯たまたまJacksonsをリアルタイム体験しちゃって、その時期の彼の歌の凄さにゴング早々完全KOされてたんだ。
そのインパクトや表現力の豊かさと比べると、ビジネス・ダンス力は上がったが音楽力は以前より落ちた若しくは重視されなくなってたんだ。
アルバムOff The Wall頃を境に、聴くだけより見ないと少なくとも俺には存分には楽しめなくなった。
逆から攻めればJacksons当時のはAMラジオからのでも、後年のより全体の音のムードはゴージャス感が味わえてたんだ。
同時期にSmokey Robinson and the MiraclesのThe Tears of a Clown、これは歌声が変態(当時幼少期はそう思ってた)なのと笛(実際はバスーン)が入って一寸バロックみたいなIntroに興味を持った…。
等とFM放送開始前は何かFEN(現AFM)って局のは面白い音のが掛るってんで、そうして聴いてた中で覚えてたのにJacksonsもあったよの。
それで俺的には後年は多彩な変化球は増えたけど、直球の速度は落ちちゃったみたいなのに落胆させられたんだ。
本人としちゃ勝ち星(売上げ)の多い方が良いんだろうが、傍から見てる(聴いてる)方にとっちゃ他で味わえない面白味の方が欲しいとな。
っと酷く長くなったが作られたのもちゃんと耳にしたのも時期的にかなり後年ので、これ等に匹敵或は凌駕する稀有なムードがIsleysにはあったんだ。
でそれは例に依ってレコードヲタ親友からの良い洗脳だったんだが、数曲位既に耳にした記憶のあるのだった。
その代表(最も記憶に残ってた)はアルバム3+3に入ってたThat Ladyで、先方の推薦と同じ位「○×△□のって誰?どれ?」みたいな要望に多分これなのでは応じて貰ったのもあったさね。
閑話休題Isleysにも弱点や欠点が無い訳じゃ無く、力量差は大き目にせよ常に歌う人が固定とかパート構成面では変化は多くない。
Guitarでは生かFuzzかで所謂Crunch領域のが先ず出て来ないとか、器楽奏法上のアクロバットはほぼ皆無だとか…。
尤も曲・編曲・和声の方でかなりサーカス並になってるんで、スペックから入る(奏力)聴き方の人以外にはその凄さが分かるんじゃないかな。
勿論両方凄いのも他であるにはあるんだが、悪い業界語!?所謂捨て曲がそう云う奴等のには大抵出て来ちまうんだよねえ。
どんな曲も上質に仕上る為に、敢えてバカテクをほぼ封印してるのも又良か。
ずっと後年の来日Liveではあったが、オリジナル生き残りメンバーがそういう状況では存分に炸裂してまつた。
-つづく-
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