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2023年10月

2023年10月31日 (火)

音楽備忘録1537 音楽に必要な高音質➎

さて単に音質が向上して得してる1つにVocalがあると思うが、昔の狭帯域では声質次第じゃ随分損してた人も居たろう。
オマケにそんな頃って鼻濁音にうるさかったりして、永ちゃんみたいな誇張の入った発音も下品と嫌われてたしさ。

だから子音成分が当時の有効帯域より高い歌手は、生ではちゃんと歌えてても録音では憂き目も見た事だろう。
これ自体は不動の事実にも拘わらず、今劣化本邦J-POPの連中で昔より歌詞が聴き取れないのがウヨウヨ居るがどうした事か。

勿論歌手の平均力量の低下、発声や発音が未完成ってのもかなりあるでせう。
んがどうもそれだけでは無い様で、あるアニメの始めと終りの曲でそんなのがあったんよ。

始めのはとても音楽的なんだが歌詞の載せ方が良くないのか、一部歌詞が聴き取れない。
かたや終りのは歌詞は全部楽に聴き取れるんだが、良く言って唯のナレーションって感じで全然伴奏とも一体化してねんだ。

これを音響的に解析すると前者は母音(主に音程感)が強過ぎで、元々子音の弱目な箇所が引込み過ぎて判別困難化。
後者は前者程では無いものの母音中の音程を司る周波数成分が不足してるのか、何だか器楽音と肉声の間に隔絶感が拭えない。

昭和の歌でしばしば登場した伴奏と直リンクの無い語りなら↑で無問題も、歌メロが全然目立たず埋没ってのはどうも頂けない。
で今劣化本邦の歌手の中ではどっちも歌唱力はある方なので、これはやはり録り方とMixが非最適なんじゃないかな。

それで想い出したのがPhil Collinsがずっと使ってたリボンMic(beyerdynamic M160か同系統の過去機)、動画で自己のBig Bandの終りにちょっち語った際にその理由が分かった気がした。
叩くだけで歌わないから58か何かで喋ったっけ、かなり籠った感じで子音が全然聴き取れ無かったんだ。

このリボンMicってなひなびた和楽器や子音には断トツの収音性能で、英語の子音ってthのスとか日本語のよりかなり高域なのよね。
ってかそもそも子音のみで母音レスなんで、わざとシュとでもしなかったら狭帯域Micじゃガン無視だがや。

そんなのEQだけでもって確かにそうではあるんだが、Micの高域感度の高い箇所がズレてると肝心な箇所は幾らも増やせず他ばっかり盛れちゃってアカンのよ。
ので一般認識では単に高級な音になるからと考えがちだが、彼みたいなレジェンドだったらそれならもっと超高性能のが幾らでも何時だって使えたざんしょ。

つまりオーディオ的高音質を狙ったんじゃ無く、音楽的高音質を優先した1つの典型例なんじゃねえですかねえ。
敢えて厳密論理的に↑の解析も加えとくと、実際拾える帯域巾は高性能なのの方が広いっす。

該当最重要ポイントで彼の歌声には、恐らくリボンが最も損失が少なかったんだろう。
んでこの最重要ポってな久々吠俺言い「目立つ倍音」等で、各音源の「らしさ」や明瞭度を司ってる要素なんだ。

こんな具合で案外古来からあった生楽器の収音性能・技術が未だ最大ネックで、再生側だけ幾ら向上させられた処でこっを飛躍させらんないとしゃーないねん。
一度腐らせちゃった刺身は、煮たって焼いたってもう食えんですから。

+つづく+

2023年10月30日 (月)

音楽備忘録1536 低知名度アーティスト㉒

今日取上げるJohnny Winterは低知名度と言うには多少苦しいが、歌唱力への認知は乏しく見逃されてる。
ドBluesでありながらかなりHard Rock臭が強い等、組合せが奇異なのも災いしての事か。

実は俺耳にした途端気に入ってはいたものの、痛快だけど本当にBluesしてたのに気付いたのはかなり後になってからだったんだ。
体質的にBluesが自分には最も合うらしいのは早期に分かってたが、たまになら良いがしょっちゅう暗いのや後ろ向きなのはちっとも好きじゃない。

昔日本で○○ブルースと名の付いた曲の殆どが、悲しさや渋さ中心なのには閉口させられててね。
単なる悲しさならFolkの方が渋さなら浪曲等の方が一段上で、又フラれて苦笑い等顔で笑って心で泣いてる様なのこそBluesじゃないと難しいと思うんだがね。

まあ解釈は人次第で色々あって然るべきなんでアレとして、当時の少したるいHard Rockなんかを彼は完全に凌駕してたんでさ。
って実はアルバム単位で聴けばモロに伝統的なのが、大抵1曲は入ってたんだけどね。

それに何しろ1970年頃の時点ではハイパー速弾きが目立ってたし、それに対し少し独特な歌唱法だったが伝統的なシャウトの仕方だったりしたんでね。
素晴らしいし凄いけど、強烈な容姿と速弾きだけの印象が強かったんだ。

のが’70年代末に知ってから20年過ぎた辺りで他の人の曲と比べると、実はべらぼうに歌が上手いのではと思い出してさ。
ちゃんと真面目に歌をコピーし出してみれば(それ迄してなかったのかよってな😓)、聴き味は普通ぽかったがアドリブで入る一言とかのタイミングや表現が絶妙にしてかなり難しかって。

又彼のお家芸「強調したい箇所でサッチモばりにシャウトさせる」っつうのも理屈は至って簡単なんだが、過去述の如く喉のキーに対し高目の音程で実施するのは非常に厳しい。
にも拘わらず主に音程が高目になる処で駆使してて、聴こえた感じと実際演ってみた難易度が最も掛離れてる類いの1つなんじゃないかな。

そんな真似をしれっとサラっと熟せてるのは、結局基本歌唱力がかなり高かったからだと悟らされたんすよ。
この点肌の色こそ違えどジミヘンもご同様で、かなり彼も歌唱力があったのに未だ限られた一部の人にしか気付かれてない。(本人は当時周囲の主に黒人のが超絶だったからか全く自信を持って無かった)

更に追打ちを掛けるならDuane Allmanもで、The Allman Brothers Bandでメジャーになる以前はかなり歌ってたし充分歌えてたんだ。
それに対し今は歌手としても存分に確立してるEric Clapton、色々聴き比べりゃ彼の歌唱力が完成したのは1980年以降なんすよ。

ディスろうってんじゃなくて、それ位他も本業で演ってると歌唱を確立するのって大変なんざます。
Guitarで超絶テクを早期にマスターするだけでも大変なのに、中々同時並行とは凡才には無理な相談なので御在居。

結局時期は色々でも複数を獲得出来た人って、つまりは「音楽が上手な人」だったからなんじゃないかねえ。
そしてそれは時が経ってバカテクが凄く無くなっても、過去に感じた思ってたよりGuitarも深良いフレーズだったりするんだ。

-つづく-

2023年10月29日 (日)

音楽備忘録1535 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠③

恒例の補遺から参るが、前2回に「40Hz~」とあるのでちょっち例外的に正確だった場合もあったヤツを。
今更思い出したその実体験は、普及価格帯のワンポイントステレオMicでげした。

件の主はエレクトレットコンデンサタイプで公表値50~12,000Hzとなってて、強欲な杜撰大王は16,000Hzは無理でも14,000Hz位ならお得意!?の無理くり作戦を施しゃ気持ち拾えるかもと昔思ったんだ。
実際に他のでギリギリで足りない際にそんなので窮地を脱せたケースもあったんで、上手く行ったら儲けもんと柳の下の2匹目のドジョウを狙って挫折と…。

これの敗因は他の電子部品は全然余裕でも、肝心のエレクトレットコンデンサユニットが本当に圏外だったんだ。
圏外でも各種メータやテスタ等の針は少しは振れたんだが、音としては雑音としてですら全く聴こえないって怪現象が起きてたのよ。

ので最初は電気が来てるなら捏ね繰り回しゃ聴こえるかと色々試したんだけど、遂にどうやっても全然音にはならず仕舞い。
のをよく考えてみるとスピーカで振動板が動いても音にならないケースを思い出し、このユニットのエレクトレット振動板が追従し切れてないらしいって結論に至ったんだ。

過半数のはスピーカもMicもアナログの極みみたいなヤツなんで、↑みたいに急激に扱えなくなるのは少数派だがね。
でもそう云や電気楽器用ウーハなんかには、超高性能フィルタより急峻な再生周波数特性になってるのも珍しく無かったっけね。

だからこそバーチャル回路を組むのに四苦八苦してる訳で、デジタル全盛時代だからってアナログを舐め切れない部分ですわ。
わ兎も角同じ数字ですら実際異なる部分迄の表記が困難なんで、現物計測グラフが添付されてないヤツには夢は一切見ない方が無難かも。

さて関連性のある次のフェーズへ移動するとして、周波数特性にしても歪み率等にしても「その値になる」電圧や電力に気を付けないと又もや泣きを喰らう。
ある程度以上の製品では入出力○○dB時とか○○W時と書かれてて、それがニーズと掛離れてると買った後でこんな筈じゃになったりするんだ。

一般思考として入出力共々最大限界に近付く程性能低下しそうってのは間違いじゃないが、電気・電子機器には案外極小レベル域にも苦手な性質があるんざます。
大きい方の限界近くでは底突き頭打ち等の可能性が高まるが、小さい方にも「正規に動き切れない」場合があってね。

これは主にアナログの弱点でその為に昔のTASCAMのMixer Fader等には、最も性能が出る範囲に網掛けプリントしてあっただよ。
そしてこれは想定用途と掛離れた使い方をした時起こり易く、特にそんな場合はスペック読み取りから普段より注意レベルを1段上げた方が良いのだ。

物次第で想定外対応力にはかなりの差があって、何かに特化させてるの程想定外には弱い。
のがスペックも抜け目なく解読すると、何処かにそれが現われてる事も多いんだ。

=つづく=

2023年10月28日 (土)

音楽備忘録1534 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➌

前2回からリアルタイムモニタをAD/DA変換前のにすりゃ、レイテンシは恐れるに値しない…筈が現実にはあまりそうなってない。
のについて今回は掘ってくが、それには幾つかの原因があった。

先ずハード面ではレイテンシの変動・不統一が癌で、それではマージンを取ろうにも中々その値が定められない。
しかもリソースの余裕が小さい汎用PC等では、最大遅延時間がどんだけ遅くなるか分からん体たらくである。

ディスるだけじゃ不公平なんで一応擁護もしとくなら、最大トラック数の決まって無いのが多いとかって事情はあるんだ。
要するに使い方次第で重さが如何様にも変動するんで、リソース安全領域自体からして全く未定なんすよ。

かと言ってこのインタフェイスは○○ソフト専用ですなんてすると、多方面からの汎用性が全部反故になっちまうしねえ。
なのでデジタル領域で退治するのは早々に諦めたとして、今時大問題になるのがMixer卓だ。

アナログ時代は前2回述の如くリアルタイムモニタの取出し先は、録音機に入る寸前の一択しか存在しなかった。
だから余程の廉価版以外は用途に多重録音の入ってるのだったら、簡易でもサヴミックス機能の搭載されてる卓が多かったんだ。

ってかミキサの方だってその頃はアナログのしか無かったから、ch数の多いのだったらどうせ家の食卓より大きくせざるを得なかった。
録音機もオープンリールでは大きさは未だしも重さが30kg以上になってたりしたんで、一体化なんてさせたら不便極まりなくしかならなかったんだ。

結果現実的には分割しとくしかなくなって、ずっと録音にMixer卓は必須の存在となってたんよ。
のが今は電気出力が可能な楽器が増えMic同時収録ch数も減少傾向にあるとなると、アナログ段は8~多くて16ch分のPreampさえあれば大体録るだけなら足りる様になった。

Mixingはデジタル領域でやる方がハード的にも音質的にも有利で、全て録った後にすればレイテンシがあろうと無かろうと関係無いしさ。
けれど多重録音奏者のリアルタイムモニタの件だけ、一寸置き去りにされちゃってるんよ。

レイテンシを最重視すると未だアナログの方が有利で、しかしサヴミックス如きの為にアナログ回路を搭載するとコスト・サイズ・重量のどれもが途端に嵩張りやがる。
これは廉価一体機には過酷な選択で、その意味ではデジタルミキサのレイテンシこそが元凶と言えるかも知れないな。

録音のレイテンシ問題っつうと誰しも録音機にばかり意識がつい行っちゃってるが、こっちは録らなくても聴者ダイレクトのとデジタルミキサ経由の音を共存させる際に大問題になったりするからねえ。
つまり多重録音には現状のデジタルミキサも、録音機に勝るとも劣らぬ程多重奏者リアルタイムモニタに実は不向きだったのよ。

何しろサヴミックスをデジタル領域でさせると、信号変換が必ず2回分必要だからねえ。
それだけ遅れちまうとどんなトロいアナログ骨董ミキサより、段違いに遅いですから。

+つづく+

2023年10月27日 (金)

音楽備忘録1533 音楽に必要な高音質➍

今回は敢えて趣旨に逆らって、オーディオ的高音質になる程好結果に結び付き易いケースを考えてみよう。
聴者の従前イメージを無視するなら、新鮮味については大抵何等かのご利益がある。

っと来て早々にその場合の弱点っつうか注意点に触れとくと、生楽器等の様に源音が奏者に聴こえてしまい易い楽器では普通の録り方じゃ役不足になるのだ。
理想としては発案時点からヘッドホンなりを被って、悪俺言い「盛られ済みの音」でやってかないと思った様に加減が効かなくなったりする。

これが電機・電子楽器等だとLine収音がデフォになって来るから、一々意識しなくったって自然とヘッドホン被ったりするんだけどさ。
中でも普通に行き難いのが爆音系ので、Drumsetとか蓋全開或は取外したフルコンGrandなんかだとねえ。

日常的にスタジオミュージシャンとかでもやってる人じゃないと、より「被らないで演る」のが当り前じゃん。
長い時間を掛けて自らの手で作り上げたサウンドだったら、達人級の人だと被らなくても何とかしちゃいそうだがね。

ほんで私体験的にはGuitar・Bassの「質」が変っちまうのが印象深く、Amp→Mic収録なら1本で足りた伴奏のカッティングが2~3本追加しないとどうも存在感が希薄になるとかね。
特に新旧を混在させた際それがより顕著になるので、一般的にはなるべく揃えたりしてるみたいだな。

異世界感等の創出には全部斬新にするのも価値があるが、音楽が比較芸術なのと非打込みのメリットを活かすには新旧混在の方が有利なんだよねえ。
これに関したかがエレキ如きでも今や積年の知恵と工夫で成立してるんで、音質事情で古い手法が全滅となると応用範囲が狭まって何かと使い辛さが出て来るのよ。

結果オーディオ的高音質を優先可能なのはかなり限定的で、前回〆述の「生耳のまま」を上回らせるのには色々リスクが伴っちゃうんだ。
俺も含め皆あまり気付いて無い様だがVocalやエレキGuitarの収録に、未だ平然とダイナミックMicを使ってたりするのが1例だ。

本来現代の高音質性能を活かすにはもっと広帯域のコンデンサタイプを用いるべきだが、音源の「特徴を上手に捉える」のが結構難しくなったりする。
それとStudioコンデンサタイプは雨ざらしの可能性がある屋外では使えんから、Live時の再現性等も加味すると常時利用に難がある。

結局差はかなりあるものの完全にオーディオ的高音質を優先させてるのは僅少で、なるべく目立たぬ様にコソッとではあるが新旧混在させてるのが殆どなのだ。
お馴染み頻時クド吠えの如く音楽は比較芸術で、下手に新規サウンド100%にしちまったら何処がどう新しくなったのかが少なくとも素人には釈然としなくなる。

俺みたいな古株ですらまだ知らないのはかなりあるだろうし、存在は知ってても生実音を聴いて無いのなんかがたんまりあるでよ。
他所の星サウンドのつもりならそんなのもアリだろうが、音色でだってわざわざ浦島太郎になりたい人なんてあんまり居ないんじゃないかな。

それ故近年だと、Pianoだけは割と低加工なのが多いんじゃね?。
電子Drumもかなり発展したってのに、昔のSIMMONSみたいなハッキリそれと分かる様なのは大分ご無沙汰だ。

=つづく=

2023年10月26日 (木)

音楽備忘録1532 低知名度アーティスト㉑

今度は打って変わってCreedence Clearwater Revival(CCR)と、その首謀者たるJohn Fogertyをご紹介。
この連中も’70年代前半当時には国を問わず有名で良く聴かれてたんだが、どうも日本でだけ半ば忘れ去られてしまった様だ。

その端緒にシンプルさがあった気がするんだが、Rock曲のバイブルとしては到底外せない存在だ。
今劣化本邦の文化程度の低さを痛感せざるを得なく、どうりで日本のRockが中々育たん訳だわさ。

って位容姿や演奏面で特に目立つ点は無く、しかし骨格(曲)だけで勝負出来てたからそんなでも売れたんすよ。
それと我が国の現況対し貴重なのが、初心者にもとても扱い易い処でね。

今時は凄っぽいとかある程度難易度の高い奏力が無いとなぞれもしないのばかりだが、それでは奏者に曲意識が希薄になっちまう。
一方曲や歌詞の作り手は演奏実現度をあまり考えず、そんなの同士が組んだってアメージングな化学反応なんて期待出来んですよ。

ここでも又壺主導の分断化に見事に嵌ったのか知らんが、そんなに大スター+バックの人達って構図がお好きなんですかね。
っと1毒吐いてスッキリ!?した処で、恐らくシンプルでも行ける物のサンプルが足りなくなっちゃったからなんじゃないのかなっとね。

黒発言すりゃ演奏の凄いのって、反面に曲のショボさが潜んでる危険があるねん。
そんなん言うたらオッサンおもろい演奏が無くなるやんけって、所詮どんな名演もそれが嵌る曲があってこそのものなんざます。

実際かつてあったFusionとかMetalブーム時にはそこそこ人気だったのに、今では余程のヲタ以外は全く想い出せもしなくなったのが仰山おるがね。
えっ それってCCRだって同じなんじゃない…、いいえ全然全く違うのどす。

その証拠となるのがっても最近は某国マスゴミ劣化が一段と激しいから難しくなったが、誰の何とは知らずにCCRのは
何曲か耳にした事のある人が一定数以上居る筈なんだ。
少なくとも日本以外の放送やYoutube等では今も鉄板の存在で、向うから眺めりゃ日本は浦島太郎の大量生産中って感じにきっと見えてるさ。

因みにCCRってSouthern Rockとは異なる面でCountry臭の強さはあるが、こっちの系統はRockの親がCountryとRhythm & Bluesだから半ば必然的になってるだけだ。
かなりアメリカ的ではあるが、それも単に発祥国の地産だからってだけでね。

なのでそんなのに惑わされて回避するのだけは、大損するからやめて欲しか。
あと重要なのがかなり交通整理されてて単純化してるが、Guitar奏法に於いて実質的にはChuck Berryの後継者と言って過言じゃない処。

John Fogertyの曲・シャウト・Guitarプレイって、そのどれもがRockには欠かせないバイブルになってんだ。
特にRockだから・だったら、こんなシンプルなのでもアリになるって点で。

-つづく-

2023年10月25日 (水)

音楽備忘録1531 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠②

具体的実態を率先して綴る訳を、押し売り気味だが過去体験からちょっち我慢して訊いとくれ。
誰もがそうなりゃしないかもだが大昔、大きな期待をして入った専門学校でガッカリさせれらた事があってな。

専門って位だから今迄の基本理論や概念中心じゃなくて、これで漸く具体的な状況・情報が手に入るぞとワクワクしてたんだ。
俺の所望は好みの音がする電子部品の型番とかで、当時の一般流通専門雑誌でも企業秘密もあってか中々核心が書かれてなくてさ。

でも今度はそれなりに高額な授業料も収めてんだし、教える都合上どっかのと違って核心のオール黒塗りは無理だろうとね。
ほいで実際はっつうと近代日本の悪しき伝統か分らんが、ホントに欲しい情報はロクに得られなくて落胆させられたんだ。

これに矛盾があるのは卒業制作では何か実機をこしらえろってんだから、定番半導体の型番位教えとかないでどうやって作れって話しでさ。
幸いPC師匠の親級友から自作に有力な書籍等を紹介して貰ったんで、サッサとその面では学校に見切りを付けたから良い様な物の釈然としないでんがな。

と云う苦い経験をして以降、実用状況でどんなかをより重視する様になったん。
でこの件でも規格に関しちゃ今は御用の際はWiki等をあたれるんで、拙ブログではもしか一部業者等は嫌がる恐れはあるがなるべくダイレクトに晒しちまおうとな。

で今日はスピーカやMic等の周波数特性についてで、○○Hzの意味が理解出来た次の段階の話しでごんす。
こう云う数値ってな条件次第で全然別物と化すケースがあって、例えば下は40Hz~ってもかなり色んな状況があるんすよ。

物凄く特殊な使い方をしたらとか微かに聴こえる「気がするかも」から、如何なる条件下でも必ず聴こえます迄ね。
前者は限り無く詐欺に近いとも看做せるが、それ以下の性能のだったらどうやったって全然聴こえないって違いは確かにあっちゃうからねえ。

ほんで宅で実施してる様な「無理くりEQ」を咬ましてやりゃ何とかなるなんてのが1例で、無理くりと言うからにはその状態を保てる条件がかなり厳しく襲って来る。
んでそんな感じになるのは但し書き無表記か、-10dB若しくは@-10dBと付いてるヤツだ。

これは「出てる・拾えるが-10dBととっても小さくなる」の意味で、電圧だと約⅓・電力では1/10に減るのだ。
つまりMicならEQで3倍盛らないと、スピーカだと恐ろしい事に10倍盛ってやんないと普通には聴こえないっつう事なんすよ。

に対し±3dB以内だと俄然実用範囲が広くなって、一応だったらEQレスでも行ける様になっちゃうんだ。
でⅡで更に宅例のを掘っとくと最大出力20だか25WのAmpを使ってるんで、無理くりEQ時は最大2~2.5Wしか出せなくなってんだ。

尤もそいつは非防音室で使ってると「レアケース」なん
で、たまたま事足りてるから魔用してんだけどな。
故に○○Hz~ってのも物次第じゃ本当にそれ以下には無反応とか音にならないのもあるが、それより遥かに-10dB等の「但し書き」の方が重要なんすよ実際はね。

=つづく=

2023年10月24日 (火)

音楽備忘録1530 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➋

前回綴った奏者モニタは「録る寸前の音」の件は確かにしても、デジタルでそうしなかったらどんなリスクがあるのかだ。
こっちも概述の如くレアケースを除くとデジタルのレイテンシの方がアナログのより小さいんだから、許容出来るのではって疑問が浮かびそうだ。

これを1つづつ順に駆逐してこうと思うが、先ずはPC系のサウンドカードやソフトにある「バッファサイズ」なる物の存在意義だ。
ハッキリ言って多重録音(同時録再)には、不要っつうかあっては困る存在なのを知って頂きたい。

だって多重録音的には「タイミングのズレ具合を調整」だなんて、そもそもズレがあっちゃ駄目なんだから。
これ結局は様々なマシンリソースに対応させるだけの為で、嫌味に言や録音より機械の都合に忖度してんのよ。

何でそんな要らない子が大手を振ってまかり通ってるかってば、恐らく打込みや非多重録音の方から来ちゃってんだ。
世間全体での録音ニーズとしては多重なんてのはれいわ新選組並の少数派で、既存技術を不採用にすると手間もコストもド偉い事になっちゃうからだろう。

しかもそこ迄手を掛けといたって、PCでは音の優先度が低目だからどう勝手に弄られるか分からない。
その意味でそもそも多重録音には、汎用PCではシステム的に不向きなんだ。

だったら独立一体型録音機でバッファサイズ調整の付いてるのがあるのは不可解だが、コスト抑制の為にサウンドカードやPCソフトの一部をそのまま流用したからだろう。
現に一寸旧聞に過ぎるやもだがadatやadat HD24にはそんなのは無く、これ等の頃の方が時期的には性能的には厳しかった筈なんだけどな。

では何故そんな昔のでレイテンシ調整が不要だったかったら、予め一番遅れる分だけマージンを取ってたからだ。
つまり遅れる以上に、全ての音をわざと遅らせて出してた訳。

その証拠に足りるか分からんがアナログ録音機から移行直後には、「反応の緩慢さ」が感じられたんだ。
緩慢ったって実際の録りには一切影響は無かったが、音だけで判断してると一瞬ボタンを押し損ねたかと疑う位にさ。

実際は押した瞬間から内部では動作が始まってんだが、レイテンシ分音の出るのが遅れるんだよ。
因みにそんなじゃパンチイン・アウトに支障しないか心配になる向きもあろうが、上述の通り実際にはほぼロスタイムレスで稼働してるから何の問題も無かった。

尤も現実的には一切合切がアナログとは比較にならない正確さになったんで、人力でタイミングを取るのは止め数値(時間)を聴きながら絞り込んで設定するのがデフォになったけどね。
但しこの方法では「今録れた音」のリアルタイムモニタは不可で、もしどうしてもって人が居てもガン無視になる。

んがどんな僅かになってもレイテンシの存在する事自体が、厳密に考えるとリアルタイムモニタからは条件的に外れてるんすよ。
例えば電機・電子楽器で誤って爆音になりそうな際、即座にボリウムを下げて誤魔化すなんてのには一寸でもタイムラグが付加されたらもう駄目だ。

ってそんなの誤魔化し切れてるかって話しだが、ピーク成分並の短時間に出来れば電気的にアウトでも聴感的には許容範囲に収めるのも不可能じゃないでしょ。
何とも怪しげな方向からの追及ではあるが、そんな真似さえ出来てこそのリアルタイムモニタなんじゃないかな。

+つづく+

2023年10月23日 (月)

音楽備忘録1529 音楽に必要な高音質➌

さて徐々に深度を下げつつデジタルの件にも言及するが、近似例として俺が皆程Stonesの新作を評価出来なかった話しから。
その根幹は100%じゃ無くなってるからだが、辞めたり死んじまったもんはしゃーないんだけどさ。

私的に本StonesはBrian Jones在籍時代迄・普通StonesはBill Wyman在籍時代で終ってて、その理由はヤバ味とオリジナリティの過半数割れだ。
現況の高齢化に対してまだほぼ無劣化なのは尊敬しか無いし、完成度その他ではどんどん良くなってるのは大いに認めてるんだけどさ。

Stonesを聴きたくなる最大要因のヤバい雰囲気が、現状は年々薄まる方向にしか行ってくれないのがねえ。
実際には優等生然としたBeatlesの方が地方のヤンキーで、Stonesは都会の坊ちゃん達だったんだけどな。

でも田舎ヤンキーの素直さ等に対し、都会だと普通人でも知らざるを得ない怖さ理不尽さなんかがあって。
一般的には健全PopsのBilly Joelにも、そんな都会ならではの負の側面が盛り込まれててな。

ワサビが入ってるから唯の海苔巻きじゃ無く、寿司の巻物と認識される様な差異や効果があんねん。
と言いつつ俺は特にワサビ好きでも何でも無いんだけど、そんな僅かな差が全体の雰囲気には大きな影響があるんだよ。

更にコアな比喩だがコンビニのざる蕎麦、ワサビが入って無かったらとても食べる気になれないな。
普通なら全体のクウォリティがオプションより勝るのに、時には象徴的なオプションが存在価値を左右するケースがあるんよ。

因みにBeatlesのJokerがJohnならYardbirdsではBeck・StonesはBrianとなるが、カードのトランプでJoker抜きだと出来ないゲームが生じるやん。
普段はともするとお邪魔かオマケでも、入ってるお陰で演れる曲の範囲が飛躍的に広くなるんだな。

音質の方でもデジタルになると「変なの」迄不要に高音質化して、肝心なコントラストが弱まるのが玉に瑕なんですわ。
だからって高コストになるアナログに全面的に戻る気はさらさらねえんだが、少なくともデジタルだとそれだけ個性にはもっと細心の注意を払う必要が生れてんだ。

尤も一口に雰囲気っても色んなのがあるから、全部が一様に変容に弱くは無いんだがね。
けど多数派は単純なHi-FiやLo-Fiでは無く、曖昧な中間領域に…。

その為どっちへ寄ってももうニュアンスが崩れるんで、そんなのは俺の場合わざと全帯域を使わん様にして凌いだりしてるよ。
実はこの考え方ってアナログオンリー時代には王道で、音質維持が困難なのが当初から明白だったからなるべくそれに左右されない様にそうしてんだ。

折角デジタルで高音質化したのに丸っきり以前のままじゃと欲が出て、下手に捏ね繰り回した挙句当初イメージを喪失なんて失敗を暫くは重ねてたがな。
けど高音質化の真のご利益は生耳との差を縮めるだけで、違って聴こえてる様ならホントは何処かで間違えてたんだよなぁ。

-つづく-

2023年10月22日 (日)

音楽備忘録1528 低知名度アーティスト⑳

さてさて本日は「Rock系の」Neil Sedakaの紹介と併せ、本国若しくは世界と今劣化本邦での恥ずかしい誤認識について吠えたろ。
日本でNeil Sedakaってばロカビリー、良くて’60年代アメリカンポップスの歌手ってのが未だせいぜいだ。

確かに若くから甘い歌声とメロディで一世を風靡しはしたが、彼の全盛期はそれよりかなり後なんすわ。
担当楽器がPianoだったり歌声の高さ甘ったるさではRockとしては限界域だが、本国ヒットチャートの記録を見るとRockの時代にRockの範疇に入る曲が一番売れてたのが分かるだよ。

私的にこれに纏わる過去体験談があるんだが、それは30年近く前に来日Live行った時の事だった。
俺はレコードヲタの親友と行ったが、彼のあの’70年代の名曲の数々を1つでも多く聴けるのを期待して。

で実際聴きたいのを1曲を除き全部演ってくれたんだが、当時の回りの大多数のノスタルジー老害達はリスト中少数派の’50~’60年代の曲でだけ盛り上がりやがったんだよ。
そりゃまあお客の勝手ではありますけどねぇ、昔のったって過去にだけすがる演歌歌手じゃないのにさ。

もう少しお義理でも良いからせめて曲の良し悪しに応じて反応しろや!!、って嬉しいより怒りの方が強く来ちゃって…。
本人が性格の良い超ベテランで全て超越してたから良いものの、もしそれでパフォーマンスが低下したらどうしてくれるのよってな。

と一吠え済んだら冷静になって、この事実が良く分かる方法をば伝授致そう。
それが当時日本でより流行ってたCaptain & Tennille、Love Will Keep Us TogetherとLonely Night(Angel Face)の国内リアルタイム状況を知れば必ずな。

当時杜撰大王は耳にしてからは気に入って欲する様になったものの、そんなクソガキが簡単にいや知らざるを得なかったのはほぼ毎夕FM東京で掛ってたからなんだよ。
少なくとも当時の首都圏では他でも有名なCMに近い位、レコード屋や家電店・オーディオショップでもと満遍なくね。

その頃って今なら一種のパワハラに相当する、くいんとりっくすぅなんて英語をちゃんと発音出来ないのを面白がる有名なCMがあってのお。
その位皆が外国語に暗くてもウケてたんだから、こりゃもう曲の力の凄さしかありまへんで。

でその彼等のカバーは当時最先端のサウンドになってて、それが又曲の魅力を最大に引出しててね。
本家のだって味は良かったが、当時の一般大衆への曲の分かり易さで分家の方が明かに適してたのよ。

因みに↑で提示した1曲目、当時既に生れてたかその年代のも聴く人だったら耳にした事がありそうなんだ。
つう訳で普通ならせいぜいPopsに入れるのを、こりゃもう立派なRockだって言い張ってんのよ。

Rockっつうと今は1に容姿2に編成3,4が無くて5にサウンドで判定されがちだが、それだと恰好だけの偽物が混入しちまうんだ。
ほぼ死語のロックンロールスピリットなんてのがかつてあった様に、本来は1に精神2に曲がRockじゃないと何れメッキが剥がれるって代物なんすよ。

貢献度にそぐわぬ知名度には目を瞑ったとしても、その上違う所の人なんて思ってたら致命傷でんがな。
そんな事してて平気で居るから、曲はボロボロにしてまあまあの歌詞しか書けなくなるんでいってか。

-つづく-

2023年10月21日 (土)

音楽備忘録1527 オーディオ等のスペック偏重に潜む罠①

過去に随時散発的には注意報を出して来たが、今回からなるべく纏めて綴ってみよう。
昔みたいに最終決定は実試聴がデフォなら未だしも、近年は通販で買う方がずっと当然になったからなぁ。

動画等でチェックしてもし切れないのが、撮影場所の音場等だ。
一口に「普通の部屋」と言ったり想定するのが、個人差千差万別だったりして全然共通じゃないんすよ。

それも相まって理解が不十分な人迄、仕方無くスペックに神頼みって側面もあるのかな。
だが専門家視点だと過去よりその公表スペックが、統一されてないのとか前提条件付記がされてないのがとっても気になるあるよ。

ほんだら周波数特性から参るが、物凄く大雑把に言や低高音が何処迄出るとか出ないとかどの辺が盛ってあるかとかそう云うのだ。
もしかしたら国次第じゃ工業規格が厳格でかなり統一されてる処もあるか知らんが、今劣化本邦では読み取り側にかなりスキルが無いとロクに比較すら出来ない有様なのだ。

例えば40Hz~となってても、実際の内容は随分巾があるですねん。
もし計測器等のそれであれば誤差が大問題となるんで、+0dB,-3dBとか必ず付記されてるんだ。

これを一般感覚に翻訳すると40Hz~ってのは「そこから測れます」の意味で、+0dB,-3dBってのはそれ位の誤差があるので測定後に必要なら逆算補正してちょって意味になりやす。
のが非業務用等だと誰もが誤差を気にしたりゃせんので、但し書きを付けてないのもあるんだよん。

で汎用オーディオの場合「そこから拾えます・出せます」は一応一緒なものの、条件次第で「辛うじて」とか「凄く無理すりゃ」の前置きがホントは付いてたりしちゃうんだ。
その上それがどれ位の入出力時かはまだ未明で、それを表してるのが定格入力時とかの文言なんだ。

んが更に面倒な事に俺みたいな屁理屈王でもないと、その文句からの読み取りに落し穴があったりするん。
定格入力「迄は」とあったらそれ以上以外は公表値を下回らんが、定格入力「時」となってたらそれより僅かに大きくても小さくても公称値より性能低下してる恐れがあるねん。

なので自信があるか真に業務用途を狙ってるのだったら、文章化は最低限にして自信のある測定グラフを目立つ様に公表したりしてんのよ。
日本語って表現力には長けてるけど余程文才のある奴が書かんと、この手のでは何処かしらに不明瞭が発生し易いん。

故に非文系の人だったら尚更スペックより実試聴するのがお勧めなんだが、商品を常備してる実売店舗がこう減って来ると中々難しいよね。
唯でさえスペック化未達の柔らかさ等は読むだけじゃ不明なんだから、せめて「そのスペックの実態」をどうにかして読み取る力位は必須になって来てるんじゃないかな。

どうしてもそんなの無理ゲーって人が居たら、この際大胆にスペックを半ば無視しちまおう。
その代り釣りじゃないレビューが豊富なのだったら、そこから読み取れる情報が純理系の人より多分だいぶ増える筈ね。

尤も文理どっちから攻めてっても突詰めるには両方必要なんで、ゆくゆくは苦手サイドのも少しづつ克服してった方が良いよ。
って事って次回からは具体的な按配へ進めるが、敢えて詳細な規格・規定より実用上どうなるかを優先で。

=つづく=

2023年10月20日 (金)

音楽備忘録1526 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎:補遺➊

こないだので一応纏め切ったと思ってたら、失念っつうか考えから漏れてるのが1つあった。
っと相変らずの杜撰大王ぶりで痛み入るが、従来からの習慣を踏襲して問題を感じなかったのも又事実なのであ~る。

って何ったら録音時の奏者モニタで、俺は未だMixer卓を常用してて特に不具合を感じて無かったんだ。
一寸再検証してみるとこれにはアナログ時代の録音機事情が発端になってるんで、向学も兼ねて少々昔語りおば訊いてくんろ。

それはアナログオープンリールテープレコーダの構造に起因してて、磁気ヘッドって原理的に簡単に言えば「特殊電磁石」でしかない。
だから一度に同じトラックの録音と再生は不可で、どっちかにしか使えない。

けどそれじゃあ多重録音に必須な同期は不可能なので色々頑張って、隣のトラックは再生して当該トラックは録音って処迄は何とか漕ぎ付けたんだ。
これ自体は素晴らしかったが録ってるトラックのリアルタイムモニタニーズと、記録方式が双方向性リニアじゃなかったせいでヘッドが後ろに1つ増えちゃったんだ。(録音専業・再生副業+再生専用)

このリニアじゃないってな性能を気にしたら共用不可を意味し、録音に最適化すれば再生音質には非最適になっちまってさ。
仕方無いから同時録再時の再生音質は諦めて、ミックスダウン時等だけ再生専用ヘッドを使う事に。

のでもし録れた音のリアルタイムモニタに固執すれば原理的にはテープエコーとほぼ同じで、ヘッドの距離分のレイテンシが。
或は鶏玉子話しでマルチトラックや3ヘッドデッキが先で、そこからテープエコーの方がアイデアを頂いたのかも知れない。

んでその遅延時間が業界標準のテープ速度38cm程度では、門外漢にすら明らかにエコー(Delay)が掛ってると分かる程にしかレイテンシを短く出来なかったんだ。
それもあって奏者リアルタイムモニタは「録音機に送る音」が精一杯で、音質劣化・変質面からも今録れてる音のモニタリングは技師等他者任せとせざるを得なかったんよ。

そんな状況から多重録音時奏者は録れた音では無く言わば「録られる音」をモニタするのが常識化してて、俺もスッカリそれが習慣として根付いちゃってたんすわ。
ここで録音時の考えられる機械的リスクとしては、録る方も勿論だが折角録れてても再生時にエラーが出る可能性も同等以上にあってね。

何しろ記録媒体がテープなんで巻き戻しに瑕疵があると、もうそれでも僅かには劣化の可能性があったんだ。
加えて低品質のだと再生中にヘッドが汚れ限界を越えたりして、ってこれはボロいカセットテープじゃないと誰でも実感するのは難しいかも知れないけどね。(聴き進めてく内にどんどん音が籠ってく)

尤も程度が違うだけで起きてる事は同じなんで、デジタルみたいに録る時大丈夫だったら必ずOKになるとは限らなかったのよ。
加えてオールアナログだと録再同時再生にはAmpやMixer卓が別個に必要になるし、そこでも劣化があるから追及してくとキリが無いんだわ。

デジタル録音の特に所謂DAWではレイテンシは癌そのものだが、それだってAD/DAとDA/AD変換の各1回分のレイテンシだけで実質無劣化の録れてる音が漸く聴けるには聴ける様になったのさ。
だがしくわぁしぃ、無劣化録音が可能化したんなら録れてる音と録りに送る音は寸分違わない筈だよねえ。

ので滅多にちゃんと解説はされてないみたいだが、奏者モニタには録音機に入る寸前の音さえ聴ければほぼ無問題なんだ。
確かに実際「録れた音」の方が、より信用度があるだろうけどね。

+つづく+

2023年10月19日 (木)

音楽備忘録1525 音楽に必要な高音質➋

雰囲気死守が絶対条件とは言え、必要な音質が固定してる訳じゃない。
ぅんがぁ根本的目安となるのは、聴く人の耳の物理的性能だ。

となると個人差がかなりあるんでマージンも考えなきゃだが、それ以上に重要なのが「実効性」なのだ。
現時点迄では帯域拡張その他物理性能の向上の殆どは、誠に残念乍ら雰囲気とはどっちかっつうと敵対状態から抜け出せてないのよ。

まるで盛り画像でデカ目玉だけに固執してたら、何時の間にか鼻が巨大化してたみたいなさ。
或は俺みたいな点目君にだけ合せると、一緒に写ってる仲間が皆宇宙人みたな大目玉になったとかね。

なので簡単思考で行ったとしても歌なり単楽器のみの音源ならピンポイントで最適化も可能だが、多くの楽曲には「盛って欲しい箇所が違う」のとか「盛り箇所がバッティング」なんてのが平気で沢山あっちゃうんだわさ。

ほんで普通は仕方無く主役忖度で行くんだけど、雰囲気を司ってたのは最も目立たずどうでも良い風に聴こえてたのだったりするから厄介なんざます。
そればかりかそもそもそのアンサンブル組合せに多少無理があったとか、只それが捏ね繰り回し倒した後でじゃないと分からなかったとか…。

オイオイそんじゃどうしようもねえじゃんかってある意味そうで、音源内の整合にはかなり高度な音楽スキルが要るんすよ。
オーディオ観点だけから高音質化に出発して盲点になってるのが↑で、近年はエンジンが掛って無いだけなのに走らんから壊れてるってなお間抜け思考のが殆どになっとるがな。

その遠因は簡単に壺に牛耳られる馬鹿さ加減もあるだろうが、昔より物理データについ過依存してるのが不味いのさ。
かなり何でも正確に測れる様になったし、それを逐一自動で正確に記録しとける様になったからね。

ここでの物理データの長所は音楽スキルに左右されない処で、その意味では超専門家とド素人で見解の相違が一切起きない処。
音楽家vs音響家でも物理面だけと限定すれば同様だから、これが総意と言うには間違いではないし好都合だ。

処がそんな価値観の高音質で聴いた音楽は、魅力の過半数が損われてるのだよ。
過去述楽器音質の件でも記したが、楽器の大半は俺言い「変な音を出したもん勝ち」な性格があるんだわさ。

幾ら高音質でも他のとの差異僅少では新規に作る意味が薄れるし、既に充分な実績のある方のが信頼性に勝って売れ行きが悪くなる。
決して低音質を標榜なんかしてないんだが、結果的に最優先事項は「買わなきゃ手に入らない変った音」になるんだな。

ので一聴生耳聴きより高音質っぽいとぬか喜びするが、現物リアル音と比較したら全然それらしく無くて駄目じゃんって後からなったりするんすよ。
それと詳細次回送りだがどうもデジタルオーディオって、雰囲気の再現が苦手みたいなんだよねえ。

+つづく+

2023年10月18日 (水)

音楽備忘録1524 低知名度アーティスト⑲

Al Greenの補遺&杜撰大王が黒人系を紹介する理由、を今日は併せて綴ってこう。
俺は基本的に複雑なのは白ベーシックの方がお家芸と感じてて、複雑な面白さでは白は黒のみたいにハチャメチャになり難い様なんだ。

感性の黒vs理性の白って今はそうでもないけど、1970年代位迄は差別に依る教育格差等から必然性があったんじゃないかな。
例えばFuzzの開発では英白人のRoger Mayer辺りが主導者だったが、使う方での主導者は何たってジミヘンだったりさ。

Drummerで比べりゃAl Jackson Jr.はRingoと同等以上のテクの持ち主だが、実際の楽曲ではRingoの方が細かい音符や果てはツーバス等を使用してたさね。
その辺から大抵奏者目線では白の方が圧倒的に参考にするのが多く、黒で参考にするのは雰囲気のみとなってい易い。

これが変ったのは現世のRap(ジャンルとして独立してないだけで実は太古の昔からあった)が流行った位以降で、物凄くシンプルじゃないといけなくなって初めて誰もが真剣に黒式を学び出した?。
のってBeatlesやStonesは最初から黒を大参考としてて、それがポピュラリティの確保に貢献してたんすよ。

彼等以前のガチPopsって初めてでもより馴染み易かったが、何処かしら安物感が払拭し切れない弱点があった…と俺には感じられた。
普通に単純化させりゃ普通はそうなっても仕方無いもんだが、それは理性が勝ってる場合だけだったんすよ。

後年その安っぽさを逆手に取ってトリップ感満載にしたのが、T-REXとかじゃねっとね。
んで杜撰大王は演る前に聴き専から入ったんで、テクが無い間でも何か洒落た真似がしたくてサンプルを探したんすよ。

そしたらガキの頃聴いてた黒系のに、宝の山があったんだ。
それだって道未だ半ばだし険しかったけど、在り来りな3コードとかから脱却するには絶好の機会だったん。

加えて誰にでもとっても為なるのが、俺言いチョイフレーズな。
Guitarでも生音のには秀逸なのが豊富だし、Bassは非スラップにもDrumはリズムパターン自体にシンプルでいて稀有なのの宝庫だ。

が何と言っても参考になるのが鍵盤で、あまりそれとは意識させずにシンセを使うのなんかがね。
当時の白系ではほぼBeatles以外シンセはキワモノ扱いで、変な効果音とか殆どそんなのだった。

のを黒の方ではストリングスやホーンの代わりとか、恐らく当初は予算や人的資源の都合だったろうが逆手に取って活路を切り開いてたのよ。
だからソロとかメロを弾いてるのにも良いのはあるが、私的には伴奏としての使い方の方に秀逸なのがさ。

今でこそテクノやディスコにはマッチするシンセBassってのも、殆どが黒系由来なのを知ってまっか?。
更にこの頃のってテクノ・ディスコ前夜だから、尚更普通のポピュラーに導入し易いんだ。

尤もAl GreenよかこれはIsleys等の方なんだが、それ等を可能化した根源のコード進行のバリエーションではAl君が最多だったしポピュラー系ではお初だったんだ。
前から言ってる様に当時売れた奴等は白なら黒を、黒なら白を良く研究してて美味しい処取りしてるって。

-つづく-

2023年10月17日 (火)

音楽備忘録1523 Rockは反体制について⑥

今回は政治と音楽の深い繋がりをも論じるが、決して堅い話しでも何でもないから単語アレルギーとかで引かないどくれやす。
さてRock勃興の原動力には当時欧米白人の鬱憤があったと既に記したが、宮廷Classic等一部のを除くと大抵は何らかの苦悩等が根底にはあったんだ。

Bluesなら決して恵まれない境遇・Soulなら苛烈な人種差別…、少なくとも大衆からムーブメントが発祥したヤツは大抵ね。
お気楽そうなDiscoでさえ裏にせめて今だけは思いっ切り楽しもうとか、ヲタの自己満っぽいテクノにも当時の引籠りの承認欲求か何かがさ。

コレとってもシンプルなメカニズムで、庶民には何等かの大儀が生じなきゃ貴族みたいに趣味を楽しむ時間や資金に余裕があんまり無いでしょ。
ほいで誰かがこのまま黙ってられるかよからスタートして、その人達にしてみりゃ死活案件を吠えてたから説得力だって生じてたんだ。

この大衆音楽勃発構造からしたら高度成長期に始めた俺等なんかより、今の人の方が重くなる筈だったんだけどねえ。
事務所・評論家はこぞって駄目と言ってるし、作られたプロパガンダインフルエンサはそんなのカッコ悪いなんて吹聴するもんだからよぉ。

だいいち学校でも壺洗脳された政権の事実をほぼ教えねえもんだから、忌避事項だとスッカリ思い込ませられてんだ。
この弊害は底なしで何時迄もそんなで居たら、例えばあの名曲Summer Time Bluesみたいな歌詞が書けねんだ。

その当時は少年への人権だの労働環境等ロクに考えられても居なく、イチャ付きたいだけの坊主が何と国連や議員にチクったって文言があったの知ってまっか?。
なんて杜撰大王ですから俺は何十年も前から歌ってた癖に、今調べて初めて知ったんだけどな。😵

ゴホンっそこは見なかった事にして貰うとして、どうやら八方手を尽くしたが環境改善に失敗したのを訴えたかったんじゃないかな。
普通ならしない事迄やったのを表すのに、畑違いの単語を「狙って」いきなり登場させてみた訳だ。

この様に所謂政治的意図等微塵も無くても、全く別理由でニーズが生じるケースが幾らでもあるんだよ。
これを知りも分りもせず音楽家如きが政治を口にするななんてのは、傲慢独裁主義以外の何物でも無いのだ。

酷暑が酷いから夏休みを延長してって要望も最終決定権は文科省(国)だから、より政治と関係してるのにこっちはあまりケチが付かないってのは何とも不可解な了見ではないか。
それ処か今劣化本邦政府には良い処なんてほぼ皆無なんだから、単に見下す以外にそもそも歌詞のネタにさえなりゃしねえってのにな。

だから特に若い方はもし一定以上の権威の持ち主がそんなの嘯いても、決して心の底から信じちゃいけねえよ。
食う為に従ったフリをするのはある程度仕方無いが、向うは要らなくなった途端にお前らなんかポイ捨てする気しかないんだからね。

<了>

2023年10月16日 (月)

音楽備忘録1522 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎⓭

このテーマで粘りつつ何やら往ったり来たりな感じになってるのは、ある程度は概把握してたが杜撰大王ならではでロクすっぽ考えもしなかったのもあるん。
杜撰でアホでも音響技師的思考に則ると、この手のはバラしても弄れる箇所がちっとも増えないから纏まってた方が有利な気がしてたんだ。

又アナログの場合加工や変容には劣化が伴うが、デジタルではそれが無いっても重作業では盛大なレイテンシに晒されたりするんすよ。
デジタルでも宅にある骨董機程度ではピッチシフトやハーモナイズすると、露骨にEffect音がDelayの様に遅れて出て来んねん。

これはリソースの豊富な強力PCでやると大部軽減はしたが、それでも誰でも分かる位分身は後からやって来ただ。
っての等を角度を変えて考えりゃ、デジタルの方が実はリアルタイムが苦手って事を示唆してるですよ。

若い若しくは歴の浅い人だと「そう云うもん」でスルーしちゃうかも知れんが、アナログしか無かった時分に基礎構築が終った俺みたいなのだとかなり目立って感じるんだ。
一寸余談るがEffectorやEQの「掛け録り」って、元は劣化必須のアナログ時代のお約束からも来てん。

勿論Effectorの台数が限られるとか他に色々事情だってあったけど、録る以上の劣化を回避させるにはそれしか無かった。
それをアナログ時代の途中から俺が「後掛け主体」へ移行したのは、録音機での劣化が許容出来る程度に性能が上がったからなんだ。

そんな厳しいっつうか苦し紛れからやって来てると、劣化はしなくても遅れるんじゃ何の意味も無く感じちゃってね。
結局は愚壺政府の言い訳増税と同傾向で、ユーザーがもっと文句言って当然の権利がある基本条件なんだよ。

との思いがあるんで幾らでも改善する迄吠えっ続けたるも、騒ぐだけじゃ間に合わんかも知れんからそれなりに策は練りませうとね。
で有効度の高そうな順に候補を挙げてくと、
 ①録音機能に関しては独立した一体型機
 ②PC利用ならUSBを除く伝送方式のカードをマザボスロット挿し
のほぼ二択がよろしかと。

因みに極端な高性能PCでレジストリ迄ガンガン弄ってダイエットすりゃ、その分の改善効果はあるがね。
惜しむらくは新しいOS程「裏で勝手にやっちまう」のが増え、且つそれを停止出来ない様にしてあってな。

手前味噌でこないだ頭に来たのが、win11でのIME誤変換レポートの強制勧誘な。
設定でちゃんとチェックマーク外しとんのに、えらいしつこく要求して来んねん。

ならばと
古典OSにすりゃそう云うのは各段に減るが、今度はOSの都合からPC自体の性能が抑えられちまう。
結局ⅡでPCの内部整理はそこそこで諦め、増設カード等を主軸に攻めないととなるですよ。

折角だから実施ハードルの険しいのも含めもう少し掘っとくと、アナログ入力が可能なサウンドカードが一等マシ。
最早ほぼ中古で希少且つ高額と難儀な代物だが、AD変換とか部分的にケーブル等で分割してあってもそこがUSB伝送じゃなきゃそれは大丈夫。

<おわり>

2023年10月15日 (日)

音楽備忘録1521 音楽に必要な高音質➊

杜撰大王はたまたま色んなのの躍進期と成長期が重なったんで、各方面での「方向の誤り」に怒りと絶望を味あわされたのだ。
毎度乍ら私感ゼロと迄は言えぬだろうが、人工率の高い分野のは食べたいけど捕獲量の激減した食材等とは訳が違うからねえ。

その中で今回取上げるのは、オーディオ音質の変遷ざます。
純粋音響には音楽以外の用途・目的も当然含まれており、その意味でひたすら高音質を目指して行くのは当然だろう。

過去にはどう頑張っても大事なインフォメーションが聴き取れなかった等では、それが可能化したらプチ革命と言っても良い程多方面への貢献があるん
だからね。
だが全体の雰囲気の方が重視されるべき音楽ってなちょいと特殊性があって、従前より僅かでもムードを損ねるなら全部聴こえても却って負の作用しかしないケースがあるんすよ。

又もや下品な比喩でスマンが例えばセクシータレントの画像だったら、シワの全部が映ってるよりクビレの曲率半径とかの方がノーマル性癖の人には重要だ。
目尻の小じわとかなら未だしも胸のシリコン注入痕等がバレた日にゃ、内緒にしてた人だったらタレント生命が終了危機だ。

その際もしクビレ曲線の美しさが上回ってたなら、一定数のファンは残ったりするんじゃねえかってな寸法でさ。
って本職の音楽で上手い説明が想い付けず変な例えをしたが、一面で実像の無い音楽では余計その傾向が顕著に出るんすよ。

この件で難解にしてるのは雰囲気なる科学的には得体の知れないのを主軸にせねばならず、且つ所詮は到底商業ベース等とは相容れない処なのだ。
そこへ更にRock系等に至ってはまだ過去名作音源への依存度が低いんで、何等かの傾向に特化させた再生装置っての自体が開発すらされてないんだよ。(流行妄追は横行してるが😓)

私感では全盛期リアルタイム体験をしてるんで、Rockだってとっくの昔にもう充分過去ジャンルの一員なんだがね。
って誤解して貰っちゃ困るのが過去っても死に絶えたとかじゃなく、言うなれば今劣化本邦の如く極度の少子化にはなってるって事よん。

Classicだって凄く時々はプチヒットも未だ生まれてるけど、毎月とかの頻度でそれは出なくなってるっしょ。
一般観客はそんなに深くはのめり込まないのが大多数なんで、1曲だけじゃすぐ飽きたりして間が持たないんだ。

尤も今は後進の他ジャンルの音楽が嫌でも耳に入ったりするんで、1つのだけで間を持たせる必要は薄れてるけどさ。
に対し何かにド嵌りすると1年以上は韓流ブームみたいに、特定共通事項ので賄えちゃった奥様達が居たりしたやん。

そんな風に音楽だってポピュラリティを要する様なジャンルでは、自然状態の一般社会みたいな人口ピラミッドになってるのがジャンルとしての現役なんじゃないのかな。
わ兎も角オーディオの方での過去体験から、スピーカならTANNOYはClassicにJBLならJazzに最適ってのがあってな。

勿論それ以外のジャンルが駄目ってんじゃ無かったが、それが魅力を最大限に引き出せるって点では誰も異論は無かったんだ。
ほんでそろそろRockに特化したのが来るかとワクワクしてたっけ、そんなのが出る前にオーディオブーム自体が終っちまいやんの。

-つづく-

2023年10月14日 (土)

音楽備忘録1520 低知名度アーティスト⑱

さあ堅い屁理屈はたいがいにして、何時もの緩い感じて次を紹介しよう。
本日はホントはHi-Recordsと言いたい処だが、敢えて代表格のAl Greenで進めよう。

でその訳はレーベル自体に独自性と革新性はあったんだが、それが過半数活きてたのがAl Greenだけだったのよ。
次点のSyl Johnson俺は絶対的お気に入り曲があったんで好きだが、大きなヒットは無いしこの人でなければって曲が他にあんまり…。

他の所属アーティストは強いて言っても、もっとヲタ向けって位が忖度限界だった。
のにレーベル自体を言いたかったのは、専属のHi Rhythm Sectionが秀逸だったからなんだ。

当時にして或は初の本格的Lo-Fi(尤も当時にそんな概念は欠片も無い)でいて、感覚的にはとっても先進的且つHi-Fiだったからなんだ。
ここまでサウンドの個性が強いとなると、それに負けないだけの強力な曲が要る。

この時代の音環境だと、今よりも遥かにコード進行とか構成でしかそれが賄えなかったんだ。
一部Beatlesみたいな神環境以外、録れば必ず欠損があるし音が悪くなってたんだもの。

その度合いっつうのが実に大胆!?で今では信じ難いだろうが、運が悪いとStratoがLes Paulにしか聴こえなくなる位の事もね。
最も顕著な例としては、ごく軽い歪みが全くの生音に聴こえてましたよ。(何の事は無い録音全部が少し歪んでて…😅)

なしてそれが判明したかってば後年下手なデジタルリマスタリングされたのを聴いたら、こんなに汚い音で演ってたのかって…。
真相を明かせば不要歪みが悪目立ちする、リマスタリングの失策なんだがね。

まあ兎に角そんなだから曲自体から弄らないと、サウンドだけで一寸斬新なんて真似は全く不可能だったん。
で当のAl Green曲水準も高かったが独自性としては、当時の米黒人では例外的な程お洒落で幸せな感じの曲が多かった。

それを実現するには↑の様な状況下だから、余計に他人が想い付かないコード進行とかも必要だったん。
普通ならマイナーに行く処とメジャーに行く処が逆になってたりとか、意表を突いた処へ飛んでるのに全体の流れは極自然とか。

のと歌手としては例の裏声シャウトに大きな特徴があり、普通シャウトったら張り上げるもんだよねえ。
のを小さく弱くも出せるのを見つけて、それを最大限に有効活用したんすよ。

普通に歌うより遥かに弱く小さくでも少し歪ませといて、それを段々絶叫に持って行くとかさ。
或は小さく弱くなる箇所だけ裏声で歪ませといて、大きく強くなる箇所では地声で朗々ととかね。

強いて欠点を挙げるとしたらピークは過ぎても人気はあったのに、本人の個人事情で突如引っ込んじまった処かな。
ずっと後年になって戻っては来たものの、その時もうHi-Recordsは完全に消滅してた。

名前や過去の作品は今も健在ではあるが、当時の様な作業は遂行不可能だからね。
これって聴くのは簡単でも作るのが難しかったのもあり、50年超のフォロワーたる俺でも幾らも模倣すら出来やしない。

けれどホピュラリティを堅持し乍ら誰かさんみたいにプロにあるまじき無理なコード進行にしたり、何処かの衰退国みたいに歌詞だけ聴いて式にしないには彼みたいなアイデアが絶対的に必要なんざます。
聴き専にしてもこんなの耳にしたら、多分今の愚作なんて聴いてらんなくなるんじゃないかな…って位に。

-つづく-

2023年10月13日 (金)

音楽備忘録1519 Rockは反体制について➄

今日は「Rockは反体制」の自然衰退について探求するが、これには個人的特殊事情が明確化の助けになった。
そもそも俺は自我が芽生えてからは、Rockに無関係に反体制寄りではあったんだ。

の理由は1に当時の虚弱体質・2に今生の人生が終る迄続くチビ…、等のお陰で到底普通にしてたら主流派には入れて貰えなかったからなんよ。
とうに諦めては居るもののこんな資質は全く望んで無くて、せめて平均的体力と身長があったならどんなに暮らし易いだろうと勝手に思ってた
んだ。

これについては敢えて強硬に他言無用で、実体験しないとそれ等のハンデを中々理解し切れないですので。
勿論誰にでも微細なハンデは必ずあるだろうし、現実には↑が充足したからって生活が向上するとは全然限らないんだけどさ。

で思うにかつてのRockってのは、何某か標準規格から外れた者の1つの受け皿的側面があったんだ。
それが大きな儲けに繋がると知れ渡った途端、標準規格を満たした奴等も迎え入れる様になっちまった。

演ってる或は演ろうとしてる者の方も、イケメンだからもしかそこそこ行けるもなんて野心に駆られる奴が増えてさ。
ここ迄なら自然現象で寧ろ歓迎すべきだったんだが、まるで無難な大企業よろしく本来は支流派だった規格外を排斥し出しやがったのよ。

その流れは1980年頃には顕在化して、俺の世代は見事にその煽りを受けただよ。
タイミングに恵まれんかったってばそれ迄だが、子供の内はずっと夢を見させられていざ大人になって社会へ出てこうとしたらあーだからなあ。

個人事情は兎も角として、それに依って反骨精神に長けた連中が離散する事態を招いたんだ。
結果ちゃんとスピリットを持ってる奴は地下化し、業界例えばあの忌まわしきジャニーズを容認する様な金の亡者だけがメジャーに居座り続ける事にさ。

そうして無理矢理爪を切られ牙を抜かれた中には、諦めて人生自体を自ら投げ捨てたのも居りゃスッカリ封印して大人しくなっちまったのも居るけどな。
その後は実態として自主休眠させてるだけで、外には全くそのそぶりが見られなくてもスピリットを持ち続けてる奴の方が多いんだ。

にも拘わらず後から出て来る(正確には業界が供給)して来る連中は失礼乍らこの観点だと腑抜けばかりとあっちゃ、そりゃマーケット自体がどんどん縮小するのは至極当然なんですわ。
又当初は弱小だったRock系雇用者も儲かって規模拡大すると、反体制≒一々反抗・云う事訊かないのイメージ危惧から面倒な奴は敬遠と。

ってホントは必ずしもそうでは無いんだが、儲かるとその資産を今度は守るのに必死になったりするからね。
加えてそれで大金持ってるのが分かると、政治屋等が目を付けて幾らくれれば代わりに1つ我儘訊いてやるなんて持ち掛けて来る。

実際現況だと壺→自民→パソナ→電通→吉本興業・ジャニーズetcと、経路こそ少し長いが末端に至る迄関係者は壺の思う壺と化してるでないかい。
売れてる歌手が生活風景の一端でしかないからガソリン安くしてと歌ったつもりが、本来厳禁の税の2重搾取等が周知徹底したら不都合と僅かでも政治臭がしたら是又徹底排除…。

個人的にはRockと反体制はセットと考えてるが、これ等の事情もあって表舞台から勝手に排除されてるだけなんだよ。
税もガソリンも値上がりして仕方無いから歩いて行くかって、誰だって嫌だし不満≒プチ反体制が芽生えても
不自然じゃないんだけどねえ。

=つづく=

2023年10月12日 (木)

音楽備忘録1518 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎⓬

杜撰大王はここ数年従兄の抱える苦悩の多くに対し、自分仕様になってないからだと思うしそう告げている。
そんな風に実際に録ろうとした時、何が支障になるかが人次第で違ってる。

従兄の現況に至った発端はリニアフェーダが苦手、接続接点数の多いのはメンテが気になって嫌だとか確かそんなのだった。
それだけを見ればアナログよりデジタル率の高いのが合いそうだが、実は音的にはアナログテープのが恋しかったりする。

今でこそ俺の方がブログ等で頻繁に吠えてるから柔らかさ拘り大王的だが、元々は従兄発祥だったんだ。
まだ中坊位の頃から当時は今より希少なbeyerdynamicのヘッドホンを大枚叩いて買ってみたり、レコードプレイヤのカートリッジならMC型に固執してみたりとかね。

それ位一度はヲタった位だからもっと気にしとくべきだったんだが、今では困難なのは分かるが一寸諦めたっつうか
軽く考え過ぎてたんでしょうな。
タイミングの件も同様で自信があった分レイテンシに注意が向かなかって、今頃になってあたふたさせられたんじゃないかな…としか傍からは見えねんだ。

かなり失礼な物言いにはなるが、もしノリの制御とかが苦手な人だったらこんなに問題化しなかったとも思うんだ。
いや個人的には適度に皆気にしといた方がエエでっせとは思ってるけど、コスト・操縦性その他諸々の方がネックになる人だってきっと居るだろうからさ。

そんなのと今劣化本邦の若者事情を加味すると、従兄みたいに不適合部分があってもPC利用に拘る人は減ってそうだ。
でコストその他からするとスマホやタブレット+USBインタフェイスが王道ではあろうが、ipad等Apple系使用者が見落とし易いのが変換ケーブルが不当に高額な点だ。

するとインタフェイスが安い程変換ケーブルでの出費率が高まるのもあって、本体価格だけで判断するのは早計なんすよ。
杜撰大王の杜撰調べに依れば(なんであまりアテになんないが…)、その位になると中古でも構わなけりゃ一体型デジタル録音機が今の処だと価格的には露骨に拮抗して来るのよ。

そうなると元々小型端末では多チャンネルの加工等リソース的に厳しいんで、全く一時的にしか必要無い以外は独立させた方が有利になる。
のでもしスマホ・タブレット等を利用するつもりだったら、唯選択の仕方だけでレイテンシ不安定危惧から開放される可能性がある訳だ。

そうした時の欠点・弱点としてはネット経由でやり取りする際、独立機と小型端末でデータの移設若しくはコピーが必須になるのが主だ。
尤も独立機もデジタルのなら大抵はUSBか何か位は付いてるんで、Apple系のでも他用途の為に概所持のUSB変換ケーブルかあったらそれで賄えてしまうぞ。(リアルタイム伝送には使わない前提で)

<ひとまず休む>

2023年10月11日 (水)

音楽備忘録1517 跳ねるの薦め⓫

跳ねの人力活用には訓練期間等が掛り、その恩恵にはすぐにはあやかれない。
そこで杜撰大王の実施例は最近且つ僅少だが、打込みでの跳ねるの薦めをして幕としよう。

現時点で俺が試したのは人力過去名作の再現と、大胆にテンポを落しても躍動感を損ねない為の2つだ。
前者は過去記事での証拠材料としてニーズが生じ、擬似Swingのを公開したんだが流石にもう覚えてねえだろうなぁ。

何故に演奏出来る人が打込んだったら、リニア4拍子・それをハーフタイムシャッフルとして3拍子系解釈したのと比較して貰うのにさ。
自身が崇拝してる曲なんで、特にリニアのが精神的負担が過大になるorリニアにし切れない恐れがあったんだ。

こう云う際には冷徹な機械力を用いるのが最適で、リズムタイミング以外は完全同一化が図れるし奏者の癖も排除出来るからね。
それでどの位皆さんに伝わったかは分からないが、明確に「感じの違うのが3つ」作れたよ。

後者は今録ろうとしてる自作曲で、一寸したやらかしが原因でかなりテンポを落さなきゃなんなくなって。
いやねえ間抜けな話し自分で作ったのに、エレピのフレーズを弾くのが困難になっちゃってたんだわ。

少し言い訳っぽいがそれ以外にも、元のテンポだと実演すると賑やか過ぎたり慌ただしくなりそうだったんだ。
っうか実は既に改正前のでBassだけは録ってみてて、弾くのはギリでセーフも聴いた感じが駄目だったのよ。

恰も「Punkみたいに演ったReggae」って感じになっちゃってて、それも一興かもだがその曲にそんな意図は全く無いわの全然合って無かったん。
けど録るのに気分がダレては不都合なんで、幾らか跳ねさせたらどんだけ遅く出来るのか打込みで試してみたんだ。

具体的には跳ねさせ加減の最適値捜索と併せてやったんだが、したっけ驚く事にほぼ半分迄テンポを落しても当初イメージが堅持出来るのが判明!。
早速構成の贅肉を削ぎ落して、時間的に適切な長さへ改変しただよ。

自己事故分析に依ると可能な限り人力自演するのだったのに、打込みだけで先に完結させたのが不味かった。
普通のRock系のと比べたらReggaeは専門外に近いんで、経験値から来る想像図が足りてなかったん。

尚且つ他人にこんな事言っとき乍ら、Reggaeの具体的な跳ね具合は全然未分析っていやぁ杜撰ですわぁ。
元々ものぐさとは言え何で未だにちゃんと解析してねえのったら、概所持のサンプルを聴いた限りではとっても曖昧だったからなんだ。

要するに跳ねを否定は出来んが、明確に肯定も出来んとな。
少なくとも俺にとっちゃ普通の色んなSwingよりも、実像把握が難しくずっと宿題にして先送りしてたんだ。

で今回の失敗から学べたのはReggaeは恐らく最もこっそりバレない様に、且つ気紛れに跳ねさせてたらしいのがね。
それで本家筋のはゆったりしてても退屈せず、紛いもんのはそこそこ速めてても酷く退屈に感じたんでせう。

実際に↑な苦い思いもしたんで、こんなのを吠えようと思ったのさ。
テンポに対してもかなり重要案件なんで、皆の衆ふるってお試しあれ。

<おわり>

2023年10月10日 (火)

音楽備忘録1516 低知名度アーティスト⑰

今日は続きを紹介する前に、こんな場末でどうしてお勧めしてるかの再確認ざます。
本当に良き物なんで1人でも気に入ってくれたら嬉しいけど、そんな大それた願望が主じゃないんだ。

寧ろ大嫌いな人にこそ、
嫌いでもそれなりに価値があるのを知って貰いたいん。
そもそも芸物ってのは好みと実力が全く非リンクになるのもしばしばってもんで、俺は最低の下らないのに恋しちゃうのもそれ自体は全肯定派なんだ。

けど好き≒凄い→偉いなんて短絡思考を忌み嫌ってて、そうなっては推奨者は唯同志を増やしたいとかだけでも個人の趣味を相手に強制する事になってるからなんだ。
多様な価値観が同居するには推薦を受けた側も問題で、全く理解出来ないとホントは何等かの価値があっても全否定しちまう。

とは言え誰でも特定の箇所に鈍かったりもするんで、詳しきゃ失敗しないとは限らない。
それと何でも習得にはタイミングも大事で、巡り合わせがその人時間と合ってないと次の周期が来る迄先送りなんてのも…。

だいたい杜撰大王如きが大嫌いでもこの世から抹殺なんて到底出来ず、金や流行の力で誤評価を隠蔽するのとか…おっと建設的じゃないからこの辺で止めとこう。
そんな中で出来る事と言えば誰かが言っといて、それを訊いた人が頭の片隅位にはとっとくってヤツだ。

金や流行の力だって闇雲では力が足りず、ここって箇所に投入してたから成果が上がった。
のとは対極にあるが同様に本当に価値のあるものは、少なくとも低人気・低知名度の割には長らえてるもんなの
だ。

毎度の手前味噌だがSpeedkingにしても、未だ世界ではそこそこの人数が常用してる筈だ。
只今更それで真剣勝負に臨んでる者は恐らく少なく、ある程度追及してみた意見ってのが中々出て来ない。

要するに分かってる人と知らない人の溝が、どんどん深まってるのが何よりマズイのよ。
その点杜撰大王みたいなテキトーな奴の感想こそ、多分おあつらえ向きだと思うんすよ。

のでもっと詳しい人には全然及んでないけど、少し知ってる分かってる奴はあんな風に言ってたなと思って貰えりゃそれで良いんだ。
その中で通常ニーズはほぼ絶えてるが、昔じゃなきゃリアル体験出来なかったのを伝えるのが半ば使命みたいなもんと思ってるんだ。

勿論自然淘汰成分もあり、後継者無しに途絶えちまったレーベルのだとかさ。
そんなのだって何処かの誰かが敬意で模倣してたりゃするだろうけど、情報が散漫にバラけてて源を辿るのが多分難しくなってるだろうな。

その中でⅡで現役当時は一般ポピュラーのカテゴリに入ってたのに、今となっては忘れられてるのにスポットを当てて行きたいん。
杜撰大王でしかもアホガキ時代でも知れて覚えてるって、昔は何処ででも聴けて当然なくらいメジャーだった証拠には必要充分なんじゃないかな。

-つづく-

2023年10月 9日 (月)

音楽備忘録1515 Rockは反体制について④

かつてRockがブームになって以降、それにあやかろうとして俺言い形態模写がおっぱじまった。
のわ所謂1つの有名税みたいなもんで、珍しくも何ともない。

当時こっちとしては我が世の春の到来かと一瞬歓喜したんだが、やはり甘過ぎた。
ってのはもっと流行るべき部分はシカトされ、どうでも良い部分だけクローズアップされて肥大化しちゃったからなんだ。

アホガキには反体制なんて大それた思想は無くても、何か「ヤバそう」な雰囲気にとっても興味を惹かれてたんすよ。
このヤバそうってのはかなり貴重なもんで、他の殆どの危険な臭いのするヤツは本当にリスクを伴ってるからだ。

Rockだって演る側に回れば昔はクスリの勧誘等かなり強烈だったが、ヤクザの喧嘩を眺めてたら引き摺り込まれるなんてのは無い。
そりゃ無断で演奏中の舞台に強引に上がったりすりゃ、怒鳴られ殴られ蹴られ位はあるかも知れんがね。😓

けど眼飛ばすだけでヤンキーに絡まれる様なのは先ず起らず、一面で最もリスクレスでスリルを味わえる存在でもあったのだよ。
尤もそれが本当に分かったのは後年になってで、若くイキリ立ってた時分にはメンバーに手を挙げたりした事も…。

っていやいや極稀、ホントにごくまれにですよ。
勿論そんなのはアウトで好結果に繋がりゃしねんだが、只昨今みたいにヘイトスピーチがやたらに威力を持ち過ぎたよりゃマシな部分があったのも事実だな。

Rockでの過激な歌詞やMCってのとヘイトスピーチは似て非なる物で、ヘイトの方だと何の覚悟も無い者がどんなに酷いのも言えちゃうからね。
特にSNS上限定のが最悪で、通常相手と対面する事が無いからねえ。

どんなに怒らせようと恨みを買おうと、絶対殴られたりなんかしないもん。
Rockでだって匿名で期間限定で配信とかすりゃ、確かに逃げ切れる余地はあるがね。

けどアマチュアでもLiveに呼びたかったりフォロワー稼ぎたかったりがあるから、最低でも続編を出さない訳に行かない。
それにはアクセスポイントの固定とか継続性が必要で、結果的に殴りの手は届かなくても猛批判位は甘んじて受ける事になる。

特に歌詞の場合だと全く共感されなきゃ2度と聴いて貰えなくなったりするんで、最低限の社会的合意が伴ってないヤツはその段階で自動的に淘汰される。
又最近は一時期一部のFolkばりに言葉数の多いのも散見されるが、純粋な文章と比べたらやはり字数制限は各段に厳しい。

結果的に要約や絞り込みは必要で、どうしても訴えたい件だけを最優先させる事となる。
その意味で例え宗教的メッセージソングみたいにしようとしても、音楽性を優先させてる限りは唯良いだの凄いだの程度しか1曲中には盛込めないのだ。

それでいて某総理の様に説得力皆無では到底済まされないので、かつてカルトの一典型オウム真理教の麻原彰晃がアルバム迄出しても世間的には大コケした訳だ。
理想の高さより現実的心地良さが重視されるのも良い処で、その面からは最も平和的反体制と言って良いんじゃないかな。

=つづく=

2023年10月 8日 (日)

音楽備忘録1514 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎⓫

まるで一時停止解除みたいにぶっきらぼうに続き行くんで、もし混迷する様だったらスマンが前回のをタブ出し参照して~なぁ。
ほいでオンボードチップの類っつうのはメモリの一部流用に留まらず、電源ラインの共用とかも平気でしてるからその部分でも安定度は低目になっちゃうんだ。

ひぜうに口汚く言えばオンボードではあるものの、会社でバイトの子に任せるみたいなのに近い。
それに対しスロットは強力な外部派遣社員みたいな位置付けで、実際何かカードを追加するにゃそれ相当の出費をさせられるべ。

それともう1つあるのが過去述重複になるが、PCにとっちゃ①に内部計算②に映像の最後でやっと③音って優先順位に必然性があるんすよ。
俺みたいなのにとっちゃこんな処で迄蔑視されんのかよ的気分にもなるけど、マウスやキーボードが無効化(たまになって困らされるが)しちゃったら操縦不能に陥るかんね。

近頃は↑に劣らず音声入力操縦ってのも普通にはなったけど、それだって入力モニタには大抵文字を使ってるさね。
っとつい長々綴っちまったが、汎用PCは構成的に残念乍ら元から多重録音には不向きな箇所が少なくないんですわ。

それを半ば強引に手懐け様とするなら、スロットカードで存在する機能のヤツは全部挿しとけみたいになる訳ですよ。
んがそれには実際金も手間も掛るし、何しろPCの内部を開けなきゃなんないからね。

ですけれどそこ迄面倒をしてでもレイテンシ安定化は大いに意義アリで、将来的にリズムに悩みノリで迷宮入りする危惧を考えたらやるべき事が明確な分だけマシなのよ。
拙ブログでは常々杜撰大王の境遇からも金無し・暇ありな人向けのが多くなってっけど、今回に限っちゃ金持ちだろうと多忙だろうと覚悟して頂かなくてはなりませぬ。

いやさ厳密正確には超セレブだったら、いっその事アナログ高級機でも落札しちゃって使い分けた方が手っ取り早いかも知れねっす。
超セレブとなりゃ金の威力で専用スタッフも幾らでも雇えるから、自身は演奏だけしといて気に入らなきゃ何とかせいって文句だけ言ってるのも可能ですよ。

今劣化本邦じゃそんなの物凄く限定されるだろうけど、要は「録音に係る手間の箇所が過去とは移動しただけだった、残念」みたいな意識を持っとくべきかと思うんよ。
それがあったんで何回前か忘れたけど、アナログオンリー時代の昔語りをしといたんだ。

杜撰大王の杜撰でそこそこな体験からしても、面倒を量的に常時少なく抑えるのは未だ実現してない。
けれど「面倒の種類・箇所」をそれなりに制御するのは可能なのと、それに依って神経・心理的負担を減らすのは結構効果的なんすよ。

つまり「想定外のトラブルが出難い」だけで、作業実感は随分違って来るんだ。
例えばアナログ機器なら接触不良等は半ば付き物なので、頻発しては体は草臥れるが心にそれ程ダメージは無い。

のに対しトラブル自体はマイナーなのでもそれが全く想定外なのだったりすると、それに依って作業がパーになったりすると一気に萎えちゃう。
でこの辺がワンテイクに全てを賭ける様な人と、そうでもない人で又ポイントが少し違うんだ。

<つづく>

2023年10月 7日 (土)

音楽備忘録1513 跳ねるの薦め➓

例に依って前回ケース2の補遺から参るが、リズムに過剰な誇張表現出来る様な人が何故この件では不適格なのかから。
理屈は至って簡単で、常にそんなだと中間領域が分からなかったりするからなんだ。

この件の主題を再確認しとくと「通常は跳ね不要のリズムで僅かに跳ねさせたり…」なんで、行き過ぎちゃったらアカンのよ。
もっと掘れば「美味しい時間を一瞬で通過」で、最低3拍位は連続させないとノリには効果が無いからさ。

例えば「喰い」(シンコペーション)で本件で求められるのは、その喰う箇所だけをどう料理するか等の場合が多い。
全体が早まると浮足立った・遅まれば唯重いだけになって、スピード感自体が変っちまう。

ポピュラー系の一定リズムの中で加減するヤツは、全体のスピード感は維持が必要な方が多いのよ。
その上で喰いだけ突っ込みゃ刺激強め、合奏に支障しない範囲で遅らせれば粘り感が出せるんすよ。

つまり元の一定ニュートラルタイミングとの対比で得られてるんで、元のが変化した様に聴こえると効果がキャンセルになっちゃうんだ。
曲次第じゃ大袈裟な加減速の合うのもあるが、そんなのには良く聴き込んで事前にタイミングを覚えとかないと聴き専の人には共感的楽しみ方が出来ない。

のが一定リズム系のであれば数小節も経過すれば初めての曲でも、手拍子を入れる位の一緒に楽しむが可能化するんすよ。
処が人って我儘で贅沢なもんだから、トランス状態にでも入らないとずっと同じ調子じゃ忽ち飽きて来てさ。

って因みに↑用途だからトランスミュージックは近似状態を長目に続けてて、この場合はもう終わりかよを回避させる為にそうした一種の例外だ。
又Classic系でのリズム大胆変化には、指揮者の存在する場合が基本となってるのをナルシスコンテストPianist達は失念しとるのが多い。

大胆な変化を与えて曲や曲想に悪影響を与えない為には、最低でも奏者が内面的に指揮兼任意識を持てないと苦しい。
そうして邪な奏者ナルシスを封印しないと、幾ら恰好良く弾けた処で曲を殺してんだ。

と酷く補遺った後で漸くの今回のお題は、全体を一様に跳ねさすのなら兎も角何処をどうどの位跳ねさせるかだ。
大まかなマニュアルなら示すのも不可能じゃないが、基本は音楽を感性で捉えて最適値を探るもんなんだ。

その結果一寸前時代的な手法が適してて、先ずは達人達がどう処理してるのか聴き込むのがお勧めだ。
音楽にも頭脳が本当に必要なのはこんな処で、調べると知るに関しては純粋に勤勉な方がよろしい。

それが一定量を越えて来れば、一般的にはどの位跳ねて良いのかが大体掴めて来るんだ。
その際の注意点は極例の方が分り易いが、そんなのばかりをサンプルにしてると常識が獲得出来ない事だ。

特別な事はして無いのに何故か他のよりノリが良い、そんなのこそ絶好のサンプルなんすよ。
もし才能に恵まれてたら自身の勘だけでも行けるかも知れないが、宝の持ち腐れを避けるには知識はあった方が良い。

少し皮肉なもんで才能所持者程好例にすぐ気付き易いんで、自身で拒絶さえしなきゃ自然と学べてたりするもんだ。
尚且つメンバーチェンジ等でノリレスポンスが低下したりするのにも敏感で、不適切なのをサンプルとするのを回避し易くなる。

但し発見が早まるってだけで、才能レスでも獲得出来ない訳じゃ無いんだ。
恵まれてても自己才能へ過依存してると欠落や失念が多目になりがちで、且つそれに気付け難い場合が多々あるからねえ。

+つづく+

2023年10月 6日 (金)

音楽備忘録1512 低知名度アーティスト⑯

Isleysの3回目を始める前に、前回も危険発言があったんで補遺っとこう。
杜撰大王はMichael Jacksonを嫌ってるでもなきゃ、羨んでるでもないんだ。

唯たまたまJacksonsをリアルタイム体験しちゃって、その時期の彼の歌の凄さにゴング早々完全KOされてたんだ。
そのインパクトや表現力の豊かさと比べると、ビジネス・ダンス力は上がったが音楽力は以前より落ちた若しくは重視されなくなってたんだ。

アルバムOff The Wall頃を境に、聴くだけより見ないと少なくとも俺には存分には楽しめなくなった。
逆から攻めればJacksons当時のはAMラジオからのでも、後年のより全体の音のムードはゴージャス感が味わえてたんだ。

同時期にSmokey Robinson and the MiraclesのThe Tears of a Clown、これは歌声が変態(当時幼少期はそう思ってた)なのと笛(実際はバスーン)が入って一寸バロックみたいなIntroに興味を持った…。

等とFM放送開始前は何かFEN(現AFM)って局のは面白い音のが掛るってんで、そうして聴いてた中で覚えてたのにJacksonsもあったよの。
それで俺的には後年は多彩な変化球は増えたけど、直球の速度は落ちちゃったみたいなのに落胆させられたんだ。

本人としちゃ勝ち星(売上げ)の多い方が良いんだろうが、傍から見てる(聴いてる)方にとっちゃ他で味わえない面白味の方が欲しいとな。
っと酷く長くなったが作られたのもちゃんと耳にしたのも時期的にかなり後年ので、これ等に匹敵或は凌駕する稀有なムードがIsleysにはあったんだ。

でそれは例に依ってレコードヲタ親友からの良い洗脳だったんだが、数曲位既に耳にした記憶のあるのだった。
その代表(最も記憶に残ってた)はアルバム3+3に入ってたThat Ladyで、先方の推薦と同じ位「○×△□のって誰?どれ?」みたいな要望に多分これなのでは応じて貰ったのもあったさね。

閑話休題Isleysにも弱点や欠点が無い訳じゃ無く、力量差は大き目にせよ常に歌う人が固定とかパート構成面では変化は多くない。
Guitarでは生かFuzzかで所謂Crunch領域のが先ず出て来ないとか、器楽奏法上のアクロバットはほぼ皆無だとか…。

尤も曲・編曲・和声の方でかなりサーカス並になってるんで、スペックから入る(奏力)聴き方の人以外にはその凄さが分かるんじゃないかな。
勿論両方凄いのも他であるにはあるんだが、悪い業界語!?所謂捨て曲がそう云う奴等のには大抵出て来ちまうんだよねえ。

どんな曲も上質に仕上る為に、敢えてバカテクをほぼ封印してるのも又良か。
ずっと後年の来日Liveではあったが、オリジナル生き残りメンバーがそういう状況では存分に炸裂してまつた。

-つづく-

2023年10月 5日 (木)

音楽備忘録1511 Rockは反体制について③

今日は性悪説に基づいて日本業界の罪を暴くが…って本当に腹黒なんだけど、狡猾にギリギリの処で奴等はすり抜けてるんだ。
前2回に綴った如く反体制マインド若しくはスピリットは完全死滅はしてないんだが、メジャーからは追出す等露骨に
圧力を掛けて黙らせてんのよ。

引き続き今度はこの件の証拠を1つ例示するなら、近年はBand系なんて呼称があるやんか。
それでは本来どんなジャンルかハッキリしないし、BandはJazzやFolkを始めどんなジャンルにだってあるしあったよねえ。

にも拘らず敢えてうやむやにしたい理由を考えると、Rockっつうと反体制が付いて来る等しか残って無いぞ。
コレ過去歴史を知ってると実に滑稽で、昔Rockがプチブームだった時ゃ何でも無理矢理「Rock Band」に見せてたんだから
。😅

それも本人達の意思を完全無視して、「馬鹿野郎今時そうしなきゃお前ら如きが売れる訳ねえだろ!」って恫喝してさ。
そうやって散々利用しといて今度は…、まあ如何にも芸能界らしいっちゃそうだがね。

俺言い「ファッションRock」も今のご時勢では否定すべきじゃ無い存在だが、モノホンを強引にそこへ迎合させようってなもう立派なハラスメントだよ。
大体もうその行為自体が非常に政治的だし、Rockは反体制と暗に認めてるも同然だね。

処でファッション…ってのは容姿・リズムパターン・編成等、外面だけ模倣させた連中の事ですわ。
一時期エアーBandが流行した様に、演る側・聴く側共OKならどんなスタイルだってありだ。

だが紹介とか間に介入する業者が変なお題目を勝手に付けるのはNGで、それは無知な顧客を騙すのに繋がるからだ。
杜撰大王としては今劣化本邦はその劣化民衆より、マスゴミ共々言うなれば「ウィルス媒介者」が最も罪深いと考えてんだ。

実際はウィルスってよりゃ何かの薬を、不適切処方してると言った方が適切なのかな。
ほら良く効く薬って用法を間違えると、毒になったりもするっしょ。

わ兎も角物凄くローカリティが高く内省的ではあったりするが、殆どのメジャー曲で歌詞の内容だけは反体制要素を除染し切れてねえですぜ。
どっかのオバハンの「きもちくしてくれて…」には含有して無いが、「そんなにつれなくしないで」と歌ったら一寸強引だが反体制要素がもう含まれちゃうんだ。

つれなくして容認派が過半数を越えれば≒体制側、その時否定派は反体制勢力になるですねん。
こんな風に掘り捲るとお前は論破王かよって感じがしなくもないが、実は音楽特に歌が入って歌詞なんかがありゃ政治成分の完全除染なんてどだい無理な相談なんすよ。

偶然と誘導の半々で今劣化本邦の民衆は政治と生活は別と思ってる人が多いけど、本当に生活に政治が無関係なら何故ずっと政治屋なんかが存在したままなんだって話しっすよ。
だから一見「無関係っぽく」するのがせいぜいで、本来は一寸位政治的話題が出たって極普通の生活風景と思えなきゃおかしいんだ。

政治臭を毛嫌いする諸悪の根源は、政治屋のイメージが極端に悪いからなだけなんじゃない?。
この場合はそんな人を憎んで政治のせいにすべきじゃなく、そんな下らん事の為にわざわざ説得力を弱めるなんてバカバカしいんじゃね。

+つづく+

2023年10月 4日 (水)

音楽備忘録1510 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➓

これ迄の流れから「レイテンシの一定化」を副題に考察してくが、困った事にそれが現行汎用PCには最も苦手或は弱点箇所なのだ。
俺言い「PCの倫理or仁義」では、トータルの作業終了タイムこそが至上命題だからねぇ。

色んな膨大な作業を最短で終らせるには、夫々の作業自体も短縮出来る処は全て詰めてくべきやろ。
それで作業対象が音だったら例えば無音部は、次に音が出る迄の「分かってる」間はにべもなく端折ったりする。

のに対し音数多く音量もデカい部分では、最低必要作業時間が不足してたらマトモにエンコード・デコード出来んくなるからね。
のでPC君としては恰も親切心の様なつもりで、端折れる処を端折れるだけ端折って必要箇所には時間を増やしてくれてる訳ですわ。

録再同時進行の多重録音以外だったら有難やだったんだが、きっと現行PCの基本システム構築時に多重録音の事迄は想いが及ばなかっんでせう。
そんなでも一般普及開始から凡そ20年位は、遥かに立派な専用機なんかがあったからねえ。

↑の専用っつうのは例えばadat HD24なんかがディスコンになる迄を言ってて、その後は打込み物が増えたのもあってある種の空白地帯みたいになっちゃったんだよ。
そんなニーズの縮小した人力演奏の多重に対して、現況業務レベルでは過去の遺産で当座は間に合っちゃってるんじゃないかな。

特別ハイレゾにとかの魂胆が無かったら、オールデジタル化以降そのデジタル部分の進化はとっても僅かだしね。
けどそうなるとこれから始めたい人達には過酷で、来る日も来る日も中古品漁りでネットに目を血走らせなきゃなんないんだ。

っつう事って諦めなはれ…じゃ話しが進まんので、焼け石に水に近くなっても何も改善を試みないよりゃマシな箇所を挙げてこう。
その鍵になるのはやはり「データ変換回数」で、その内USB接続→USBチップ経由なんてのが便利な反面本当は必用じゃないんすよ。

USBに限らずPCに付いてる接続端子って、大抵はそれ用変換チップを経由してPCのデータBUS信号へ送られてんだ。
んでその手のってPC本体にとっちゃ外付け≒オプション機能扱いになるのと、どんな不遜な輩が繋がれてもなるべく本体は無事で済む様に優先度をかなり低目に設定されてんすよ。

それに対しマザボにあるPCIやPCI-ieスロットってな、言うなれば面倒な奴が来たら追っ払う機能付き!?のカードが挿される前提になってんの。
その辺を最も体感し易いのがグラカ(グラフィックカード・ボード)で、過去機種ではスロット規格がAGP等別のもあったがね。

マザボにグラフィックスチップが乗ってても、カードが挿さるとそれをスルーさせてカードの方で負担する仕組みになっとる。
マザボ各チップには専用メモリが奢られてる事は少なく、PCを稼働させるのに要る元々載ってるメモリ(RAM)を利用したりしてんのよ。(カードの場合その機能専用のメモリ搭載例多数)

<つづく>

2023年10月 3日 (火)

音楽備忘録1509 跳ねるの薦め➒

ノリの付加やリズム表現が苦手な人向けに、体験も無きゃ試してもいないのに提言してみよう。
相変らず無責任だが、両極のどちらかでも知ってれば逆算で少しは想像可能ってのが杜撰大王流なのだ。

こんな発想に至ったのは徹底的にオリジナルを深掘りしてみた結果で、要するに中途半端が最も質が悪かったからなんだ。
個性に拘らなきゃ最も無難だが、下手に万能なのが一面で人である意義を損ねるんすよ。

機械より不正確でいて達人よりは没個性となると、代替要員にしかなれないからさ。
オマケに従前よりリニアにしようとか跳ねさそうと思っても、中々違いが出せないからねえ。

故にハッキリ苦手っつうのは得意よりゃ遥かに厳しいものの、この方面で実は最悪の状況じゃないんだな。
例えば一時期悪流行りした「メトロノームの音を消す」練習、これが得意だったら逆手に取ってわざと全部消えない!?様にしてきゃ道は開けるん。

方向は真逆でも、ある程度リズムを制御出来てる保証がある訳だからね。
それでちっとも進展が現れぬ様なら、半端組の人と一緒で意識改革の方が先決になるかな。

大胆な変容の可否には性格の影響等も関係し、この方面の挑戦には常識や固定観念がよろしくないのだ。
その1は体裁や体面が気になる方、中でもどれかは既にマスターしてるケース。

概所持の整った刻みをする技術はどれか専用のだったりするから、それへ過剰に依存してると元の刻みへ自然と寄っちまう。
勿論共通項だって無い訳じゃないんだが、↑のわざと消えない云々が如く全く異なる箇所も内包してるのだ。

その2はゴリゴリClassic等の俺言い「悪い癖」が付いちまった方で、1とは逆にリズム表現が過剰となってるケースだ。
杜撰大王は常々Classicの曲に聴き辛さを感じてるが、それは慣れ等では無く「曲に合わないリズムの変動」を然も得意げにやらかす奴等のせいなのだ。

百歩譲って独奏なら奏者が腕を盛るのに必要かも知れんが、音楽って入口はリズム・音色に興味を持つと曲を聴いて奏者は一番最後なんだからさ。
なので常に主役のナルシストぶりだけを求められてたら未だしも、合奏や脇役に回った際そんなじゃ何も出来なくなるぞ。

確かに各フレーズに最適なリズムっつうのはあるんだが、曲をそれより低く扱っちゃうとフレーズの存在意義自体が揺らいじゃうんだよ。
要するに現行のコンテスト等で好評な派手な演奏って、聴くもんじゃ無く強いて言や見るだけの物なんだな。

って事って元来は一番ニーズの多い中間領域がスッポリ抜けて、無機質か大袈裟過ぎるかの2択分断化がすげえんだ。
先ずはそこから抜け出さんと跳ねる跳ねない以前の問題で、急遽曲の最適ノリにしようったって全然問屋が卸さんのですよ。

なので変な話し跳ねが苦手自体が眉唾化してて、意識変革を図れてみたら全然簡単だったって人が多そうなんだ。
野球に「命迄は取られない」って名言があるみたいに、仕事の本番中等以外だったらリズムは幾ら失敗したってどうって事は無いのを先ずは噛み締めとくれ。

=つづく=

2023年10月 2日 (月)

音楽備忘録1508 低知名度アーティスト⑮

Isleysの2回目と参るが、やはり彼等の躍進には楽器隊がテクニカルだったのが大きい。
と言っても楽器自体のアクロバット的なのじゃ無く、編曲を大きく左右する様な部分でね。

さて一般的にグループミュージックでは専属の凄腕プロデューサが居なかったりしたら、歌の担当者が作詞作曲に携わる率が高い。
のがIsleysでは音を出す頻度が高い者程、曲作りをしていたのが一寸珍しいんだ。

これがもたらす特質として勿論曲もだが、フレーズ段階からオリジナリティが盛込み易くなるん。
手前味噌だと従兄発案のギターリフは実際なぞる程度には本人も弾くが、主軸は口伝なので楽器特有の細部処理は未確定だ。

ので俺が実像化するんだが、そうするともし本人が弾けたら加える加工が消失したり。
或は本人だったら付加しないのが、俺の判断で追加してたりする。

一応どんな駄目出しも受付けてるが、俺が弾くなら付加されてた方が良い感じと彼すら感じる事もある。
等々で本人由来の細部の個性が出辛くなったりするが、弾く当人が作るのならそう云う欠損は一切起らないんすよ。

これは作編曲果ては作詞に入る方言やその言い回し等、全部自前じゃないとイメージを寸分違わず盛込むのは困難なんだ。
それが彼等の場合だとそんなに奏でるのが大変ではないが、従前は誰も演ろうとしなかった曲・編曲・演奏を具現化するのに繋がって
たんだ。

それの目立つ部分ではラッパの出て来ないバリバリFunkとかだが、世間の大多数は気にして無さそう&Al Greenと共通な「アコギでの作曲」が多そうなのが杜撰大王の注目点なのだ。
これには時代性も無関係ではなさそうで、’70年代前半位迄は本番ではエレキのをアコギで作るってのが案外沢山あったんだ。

だが黒人系ではジミヘン亡き後所謂ギターヒーローみたいなのが途絶えてたからか、エレキは未だしもアコギじゃないと作れそうにない曲はあまり出て来なかったんだ。
んでそれが具体的にはどう影響したのかったら、黒っぽさはふんだんに残しつつ当時は白人の牙城と思われてたRock系のバリエーションを網羅しやがった。

も少し詳述すればエレキが弾き捲られるHard Rockみたいなのとか、Bluegrass・Folk的なの迄な。
その原因が後年各自のソロが出てハッキリしたんだが、GuitarとDrum担当のErnie Isleyが実質的に心臓部だった様だ。

ソロデビュー前のジミヘンがIsleysに在籍した関係からしたら、Ernieは直系の後継者なんだが日本ではほぼ無視されとるがこれは重大な過失ですよ。
それにとっとと気付けた俺は彼を模倣したら黒っぽく出来るのかなと思ったっけ、1%位しか黒っぽく出来なかった杜撰大王ならではでしたが…。

要するに曲から違うから黒っぽかったのであって、それ故Guitar Band化させて「無駄な黒っぽさ」を廃せたのが彼等だったですねん。
Michaelみたいに意図的に白人に寄せなくたって、普通のポピュラー曲として聴けるのを幾らでも作れるんだって。

-つづく-

2023年10月 1日 (日)

音楽備忘録1507 Rockは反体制について②

続いてRockは反体制の証拠パートⅡとして、俺との関わりを僭越乍ら語らせて貰おう。
杜撰大王のケースとしては、あまりそう言いたくはないが多分肉体的コンプレックスが端緒だわ。

幼少時ウルトラマンや仮面ライダーを見て皆と同じ様に憧れはするが、脆弱で小さい体では夢を見るだけだって平均的な人より遥かに厳しいんだ。
なので半ば必然的にデカいヒーローよりゃ、小柄なのが現れるとそっちへつい肩入れしたくなってたな。

それだけじゃなかったがマンよりセブン、1号より2号に親近感が湧いた背景には間違い無く小型って要素も入ってたよ。
加えて3等重役の坊ちゃんって境遇が何とも中途半端で、他人への振舞は坊ちゃん然が要求されるのに自身の境遇は庶民と何ら変わらんって矛盾が堪らなかったんだ。

確かにもっと貧しい人よりゃかなり恵まれてるのは分かるが、共感って部分では類似者が僅少だから心理的孤独はかなりのもんだったで。
それがRock自体が社会的最下層とは言い難いが、却って半端なせいで全く着目されない層ってのに合致しちゃってたんでせう。

今劣化本邦でそれに近い多数派としては、必然性のある承認欲求の強い人なんかが相当するのかな。
単なる目立ちたがり屋では無く、その場所でしか目立てる可能性が無くてやたら躍起になってるとかさ。

所謂右翼・左翼みたいな典型的一部分反社な人には、軍歌とかFolkなんかが以前からあった。
貴族には宮廷Classicが、庶民には歌謡や民謡がやはりあった。

だがそんなカテゴライズからは漏れる層も実社会には当然居て、要するに一種の隙間産業からスタートしてんねん。
それ故反体制と言っても一般典型論なのとは一寸毛色が違って、大儀の為には生活苦も辞さないなんてのは全然入ってねえんだ。

寧ろ並の生活を阻害する全てには超攻撃的で、従前の主義・思想の何処にも含まれて無かった視点に初めて焦点を当てたんだ。
一例としてElvis Presleyで有名なCarl PerkinsのBlue Suede Shoes、精一杯見栄張って買ったまだ新品の靴に傷付けるのだけは勘弁してって。

恐らく当時のチャラ男にとっちゃお洒落の象徴的存在だから、物より精神的ダメージが半端なかったんだろう。
こんなのくすぐるのはもう止めてなんてのと大差無い些細な事だが、実際腹筋が限界に達してたら誰だって堪えられないじゃん。

そんな風にイデオロギーとかとは掛け離れた箇所での反体制が中心なのと、まぐれだったのが当たっちゃって巨大産業化したから非認定されたりしてんだろうな。
何れにせよ何らかの不平不服や不満が原動力になってたのは確かで、本気で思ってる連中が叫んだり掻き鳴らしてたから大して上手くも無くても説得力が生じてたんすよ。

この気持ちを比較的ダイレクトに音に託す部分は、祖先のBluesから継承している。
一方でチャラい部分はCountryから継承してて、その軽薄さのせいで反体制色が後年は分かり辛くなってるんでせう。

+つづく+

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