音楽備忘録1486 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➍
頭の回転が早い人は既にお気付きだろうが、このレイテンシ案件の解消(実際にはバーチャル解消だが💦)にはトータルでの対処がほぼ必須なのだ。
今劣化本邦みたいに偉い人程無理な言い訳や責任転嫁するご時勢じゃ、商品として売られる物だって極力面倒なのは外部任せにしてコスパに走っちまうだろうからね。
わ悲観的に過ぎるとしても長い過去と違って来たのが、音楽ツールでもPC等専門が他分野のが介入した点だ。
生楽器だけの処へ電気が入って来た段階だって似た様なもんだった筈だが、当時はその2つの分野が完全独立・乖離してたから新たな専門メーカを立ち上げなきゃとても実現されられなかったんだ。
その名残りなんたらプチ失礼かも知れんが、日本でもTEACそれもTASCAMブランド等の存在がそれを微かに証明してくれてるよ。
National・SONY等は結局気が向いた時(黒本音:儲かりそうな時)だけ割り込んどいてサッサと撤退するし、もっと酷い!?のになるとVictor(JVC)は大昔エレキからエレクトーン迄大々的やってたんだぜ。
で正味な処個人的にTASCAMは助かる存在も音質的にあまり歓迎では無かったんだが、今あるレイテンシは誰が解決してくれるのかみたいなのは昔は無かったよ。
これは大昔のMixer卓の家電系と専門系の差等に表れてて、前者のは半端なch数・全部にはMic入力が付いて無かったとかさ。
折角スペック的には対応出来そうなのが、凡そマルチトラックはガン無視設計且つ実際の現場には低汎用性な不可解なのが多かったよ。
とは言え飽く迄レイテンシに真っ向対決する者は減ったが、やはり最大の原因は先立つ物には抗え切れなかったんだろうな。
とは言えⅡであまりにも皆がレイテンシ減らすのだけに集中して、擬似的にでも無くそうとしないのは嘆かわしい。
ってのも過去比だと一時記憶半導体が桁違いに性能向上と廉価化してるんで、例えば極論3秒分(つまりレイテンシマージンを3000mSec取るっつう事)の全トラックデータを預けるのだって今じゃ遥かに容易くなってんだ。
実際にそんなんしたらお前は真空管Ampかよって位反応は鈍くなるが、それでパンチイン・アウトで戸惑わされたりする心配は皆無なのだ。
これは杜撰大王だからだけか分からんがadatを使いこなそうとしてる内、旧来の勘と職人技より「数値で指定・微調整」する様になったんだ。
いや昔だって厳密にやりたい時ゃ、オープンリールを何度も往ったり来たり手で回してポイントを探したりしてたからねえ。
コレ現代版にすりゃ波形を画面に出して、要は聴覚から視覚主体にシフトしただけで作業内容は不変なんよ。
でⅡで現代PCのメモリ(RAM)平均値はとっくに十二分になってんだが、それを大胆に優先活用してやろうってソフト(アプリ)が無い!。(過去にはそんな傾向のが実在し、マルチ録音用ではないが未だ宅では常用中)
お陰でwin8.1用機を自作する際、メモリを16Gも奢っといたのにちっとも役に立ってやしない…。
こないだから激重な腰を上げて少しづつググってみてるが、あちこちに少しづつだがやはり気付いてる人は居る様だ。
現時点でハッキリしてるのはこの案件で分断・2極化が顕著な事で、中間層つまり資金・手法・スキル共々程々の者が半ば差別同然に無視されてる事実だ。
あ~けしからんや~けしからん…たってしゃーないから、杜撰なりにどうするか考えてみよう。
<つづく>
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