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2023年9月17日 (日)

音楽備忘録1493 跳ねるの薦め➎

さて跳ねさせてそれも個別にそうした際の第1懸念は、そんなでバラけたりしないかだ。
特に打込み併用時に人力群と機械群の分離が心配になるが、実はジャストを標榜した処で元々そこ迄完全一致なんてしてねんだ。

過去述の如くそもそも楽器種等毎に鳴り方が千差万別で、単純に波形の頭を揃えたってちっとも一体感は出てくれんのどす。
又ジャンルや求める表現次第で「聴感ジャスト」になるタイミングもまちまちで、最終的には感性依存の微調整が欠かせないんよ。

ので明らかに1つだけ浮いてる様なのは駄目だが、その原因が意図的に跳ねさせたせいになるのはとっても稀なのだ。
寧ろ物理的リニアに依存するのが音楽的には最も危険で、ってのもそのリニアは音波的にはちっともリニアになってないからなんすよ。

では音波的リニア追及だけで解決するかってぇと、「聴く場所を完全固定は出来ない」んでそれも今一。
この聴く場所とはどんな空間かも含みはするが、主にスピーカ等再生発音源との位置関係の事ね。

勿論ヘッドホン向きとかその程度の設定は不可じゃないが、あらゆる状況下でこれ位かベストにしとくしかねえんですよ。
その意味では録ったのをモニタするのに全員が同じ位置でってよりゃ、各自バラバラな方が却って良いんだわ。(但し独りだけ極端に条件が違うと悪結果を招く恐れあり)

第2は同じ楽器が音程等に依っても出音が大きく変容したりする件で事前設定で完全補正は夢のまた夢、リアルタイムで微調整してやらんととてもじゃないが箸にも棒にも掛からないのよ。
頭だけで考えるとこれはとてつも無く至難なもんだが感性に頼れば大した事でも無く、一定以上慣れると誰でも殆ど無意識にそれを演ってんの。

第3はそもそもⅡで「ジャストの定義」が感性に依る曖昧なもんで、実際には一口にジャストと言っても凄く色んなタイミングのが存在してるんだ。
そしてトドメ!?の第4が組合せで、周囲のタイミングの取り方が変われば従前の自分のタイミングがキャンセルされちゃう事な。

結局○曲の□箇所は△の組合せ(機械音源含む)だとこの位が良いみたいに、そもそもⅢで一々逐一それ独特のベストタイミングを探してくしか無いんすよ。
杜撰大王体験では機械導入初期(リズムマシン~ドラムマシン)に、これでも一応迷いはしたんだ。

因みにリズムマシン~ドラムマシンなんて書いたのは、生音のサンプリングしたのになって一層疑念が深まったからでね。
そうなる前はボロい発振音だからズレて聴こえるのかと思ってたんで、音がリアルに近付いたのにってプチ青天の霹靂でしたがな。

当該機はYAMAHA RX-5っつうのなんだが、各音の音程その他を弄れるヤツだから好みに弄って。
ってちょと考えりゃサンプリング音源は、音程と共にタイミングその他も一緒に変わるから当然だったんだけどね。

けど当時最も不安定な杜撰大王ドラムよりゃ機械だったらと、○○真理教の盲信者みたいな状態に陥り掛けてたんだろうなぁ。
自信を持ってこれは機械の方が間違ってると思える様になるのに、そこそこ掛かりましてん。

=つづく=

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