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2023年9月 2日 (土)

音楽備忘録1478 デジタル音楽録音でのレイテンシ謎➋

だばデジタルオーディオの基礎的仕組みを簡単に説明しとくが、具体的には音波データを電圧か電流に変換し(ここまでアナログも同じ)それから更に数値化変換している。(レコードは最終的には溝・テープは磁気だが)
上記デジタルのみで後付けされた処理ってのがアナログと大違いで、僅かな誤差を容認する代わり「ハッキリした値」としている。

のはデジタル回路のレゾリューションのどれかへ一致させる為で、そうしとくと再生時に完全再現可能となって数多のご利益があるからなんだ。
少々細かくなっちまうが精密な電子部品でも完全に特性を揃えたり一致させるのはまだほぼ不可能で、アナログ記録時にはありのままのデータを送れても記録・再生の段階で必ず変容を伴ってしまう。

そんなだからアナログハイエンド機で録りから再生迄全て賄えれば、実は未だその方が原音に近くなってるのよ。
只それを日常的に実行可能なのは世界の超セレブ位且つ回数すら限定になるんで、録る方は未だしも再生側でそんなシステムにしちゃったら汎用性が皆無になってまう。

し欠落・変容僅少ってだけでハイエンドアナログも不完全なんで、言わば極限は妥協する代わり普通の部分は無妥協としたのが現行デジタルなんだ。
これが唯聴く分にはまあまあ良かったんだが、言うなれば特に多重録音への配慮が足りないまま普及しちゃったのよ。

盲点になってたっちゃそうなんだが、録音か再生の何れか片方であればレイテンシは逆算補正でなんとかなった。
さてここから一寸深掘りになるが、アナログ音声データをデジタルに変換するには膨大な作業が必要。

杜撰大王式比喩なら昔の荷扱い所や基幹郵便局でやってるみたいに、アナログには無かった仕分け作業が必要となる。
ザックリ言えば0~0.4は0・0.5~1.4は1って風に、デジタルレゾリューションの深度に応じた仕分けがね。

それは西町だったら何丁目でも西って棚へ・南町はデカいから2つに割られててそのどっちかへ、なんてのとかなり似た感じで振り分けとく。
尤もこの程度だけなら電子とデジタルの高速からしたらお茶の子さいさい屁の河童で、ここで問題にする程には至らない。

が仕分けした処で天文学的に近い膨大なデータは記録するにも再生するにも唯では済まなくなり、それが一般論でのレイテンシになって表れてんすよ。
果てさて漸くここで前回述の唯1つがご登場となるんだが、↑の変換作業に掛る時間が実は全然一定じゃないんすよ。

時間最小は無音時で、最大は全帯域に渡って複雑な変化があった時。
それでもステレオ(2ch)止まりならその差はそれ程でも無いし、2chで最も時間が掛る場合を予め算出しといてそれ以上遅らせて出しときゃ間に合わなくならない。

再確認の念押ししとくがそのまま出すと状況次第で遅れるから、一番遅い奴がゴールする迄先頭が遅くしてタイミングを揃えるって作戦な。
これって全然珍しいもんじゃなくて、例えば電車でも乗降に多少手間取るのを想定内としてダイヤ設定されてるよ。

つまりもし途中駅の乗降がゼロだったらかなりもっと早く到達出来るのに、わざとマージン取っといてあるんだ。
急いでるともう皆降りて乗ったのに暫く発車しなくてイライラさせられたりもするが、どんな状況でも極力遅れる事を無くす為にそんな設定されてると。

処が多重録音で特にPCソフト併用となるとトラック数は全然固定出来ないし、1回にどれだけの作業量になるかも同じく全く不明。
結果今迄の作戦は全く通用しなくなるが、現行システムじゃ新たな有力手段がめっからってないのである。

<つづく>

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