音楽備忘録1469 ヘッドホンの音質について➑
取敢えずは2重遮音をテーマに据えて代案を思案してくが、最も単純なのは何かを2つ被ってみるだ。
過去に或は実施中の人も居そうだが、主目的が単純な遮音性アップのみを狙ったのが多かったんではないだろうか。
今回提示するのはそれよりも安定度で、耳の後ろが急激に凹んでる人等に効果的な可能性があるんだ。
何等かの原因で気密性がギリギリで確保されてた場合、僅かな動作やズレでそれが破綻し兼ねない。
せめてどちらかの気密性が保ててたら、音圧不足なり遮音性不足なりで聴こえなくなってた箇所を駆逐出来るからね。
処で今迄書き漏らしてたが、何か音源を聴き乍ら合奏するのを一応前提にしてまっせ。
ってのも練習であれば再生音と演奏音が混ざって困るケースは稀で、多少ヘッドホン等から音漏れしても大抵はノープロブレムだからね。
録音だって時間差はあっても合奏なんだから…も、広さの違うブースとかで録ってると事後残響処理等が同じのだと駄目だからよん。
さて今時最も即座に試せそうなのは、インナーイヤータイプ+イヤーマフかダミーヘッドホンだろう。
おっと↑のダミーは偽物やバイノーラルとかじゃなくて、そっちからは鳴らさないってだけだからね。
例えば電気系統が逝かれちゃったのなんかでも、筐体が健全ならリサイクル活用出来るざます。😖
但し前回述のオーバーイヤータイプの方が見込み高で、尚且つヘッドホンと耳の間の空間が広目なの程干渉の心配が無いだす。
オンイヤータイプで行けるのもあるだろうけど、外耳と耳穴の両方に負担が掛るんでそれで痛くなったりする可能性がおま。
処でⅡでそんなヘンテコな真似したって徒労に終るのも少なくないだろうが、現状帯に短しタスキに長し製品しか見当たらないのでね。
快適性だって奏者のパフォーマンスに影響するんでなるべく良いに越した事は無いものの、主目的を犠牲にしては少なくとも極限状況には何の役にも立たなくなる。
因みに従兄は令和に還暦を迎えたオッサンとしては恐らく小頭な部類で、体格の割には音量も出る方だ。
俺みたいに殆どが旧式だったら潔い決断も可能だろうが、整合性を突詰めて行くと何かハイブリッド等の工夫が要る公算が高くなる。
多様化の時代と言いつつ悪い面での標準化が進んでるらしいんで、そう云うある種境界域に居る人には助け船となるかも知れない。
処でⅢでヘッドホンの2重被りが滅多に出て来ないのは、内側に被れるヤツの性能的メリットが期待薄だからだ。
現行のイヤーマフの深さ大きさでは、小型でも密閉型で収まるのが僅少。
尚且つ収まる位スリムなのだと、最早インナーイヤータイプのアッパークラスより劣るのが多かろう。
それに何よりその手の大半は、オープンエアータイプって時点で選外でごわす。
ってな按配だからこそ骨董KOSSに「堪えろ」と言いたいが、そのPRO4AAですら外部への音漏れっつうか「振動漏れ」に一寸不安がある。
万一の故障及び変なインピーダンスのせいでそもそも駆動に難があるからお勧めし兼ねるが、実際昔のアメ車よろしくガンガン燃料をくれてやるとある怪奇現象が起きたんだ。
それは超高音質なラジカセみたいに鳴って、全く被る必然性が感じられない位にね。😵
只その際そんな音圧になれば筐体(イヤーカップ)は頑強でも、入れ物だって露骨に揺さぶられるからね。
その振動を遮る物は外装だけに何も無く、やはり先ず尋常じゃない遮音性が確保出来たらその方が良いっすよ。
因みにⅡで↑と現代ベターのDIRECT SOUNDを比べるとD君の方が超絶爆音時以外ドンシャリだが 、音量が小さくても歪みぽくKOSSだと俺が耐えられる爆音迄何処迄も聴感上の歪みが認められなかったっす。
+つづく+
« 音楽備忘録1468 低知名度アーティスト➄ | トップページ | 音楽備忘録1470 音楽でのLGBTQ案件➍ »
「文化・芸術」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
「PA」カテゴリの記事
- 音楽備忘録1865 J-POPでの無駄な苛烈サウンドに異議あり⓴(2024.09.24)
- 音楽備忘録1855 メカニクス的に低難度だが感覚的に高難度な奏法への不等蔑視問題➍(2024.09.14)
コメント