音楽備忘録1462 音楽でのLGBTQ案件➋
続いては何度も妥協と再燃を繰り返してる、従兄の録音レイテンシ問題について綴ろう。
本当の処はレイテンシだけじゃなくテープコンプレッション喪失こそ憂いてるんだが、失礼乍ら彼が初代adat以外に正規業務用の録音機に触れた経験が無いのも混迷の一翼を担ってるんじゃないかな。
いきなりの因みにそのadatは多分今も無事なんだけど、メディアの入手難もあってか新規録音に使う気は全く無い様だ。(宅では生存率3台中1.5台??)
その入手難とはビデオカセットで唯のVHSなら今でも何とかなるだろうが、S-VHSの未開封新品となると絶望的なのだ。
宅でも合計3台あった内1台が若干怪しくなった時点で、ランニングコスト面から中古のadat HD(記録メディアがATAPIハードディスク)へ移行させた。
このATAPIって帯状のケーブルで繋ぐ最早完全に旧規格なんだが、汎用PC部品は残存勢力が未だそこそこなのでそれ程は不自由してない。
ってもそこは杜撰大王もう数年もATAPI HDDは物色してないんで、今の状況はちっとも知りゃしない。
但しHDDはまあまあ動いてくれりゃ新品である必要の無いのが、メディア自体がどアナログなテープとは大違いな処だ。
そう云やほぼ昭和余談になっちまうが昔は秋葉原の専門店でアナログオープンリールテープなのに、貧な俺もそこそこ利用した「再生品」っつうのが売られてたよ。
絶対的に瑕疵があっては困る様な現場で僅かに使われたのとか、14号リール(一般市販より大きい)のからヘタった箇所を切り取って10号リール用にしたのとかだったらしい。
因みにⅡで宅のレコーダはTASCAM(TEAC)の22-4と33-8ってので、業務用としては最低限レベルの差し詰めセミプロ用のだった。
とは言え所謂素人用のとは操作や接続も含め、特にメンテ面では本格派より下手すりゃスキルを要するのだったから勉強にはなったよ。
特にⅡで33-8が要求する½inch巾のテープっつうのが、全く一般用途では使わない代物だからね。
そもそもが音響技師なんだからもあったがそうして実践経験を積んでくと、Aには駄目でBには平気とかそれも状況や機器だけじゃなく人との相性みたいなのも見えて来るですよ。
特にⅢで時期的にデジアナ混在過渡期だったんで、少しでもクリアな音質が要求されるのだったら当時は今よりチープなのでもデジタルで他所で😢録るのを勧めたりしてまつた。
等と云う若干の悔しい想い等も交錯しつつ、状況に応じた最適解が育まれて行ったらしい。
その辺もあるんで従兄のケースでは本当にシステムだけか、機器だけの問題で解消するかが釈然としないんだ。
現況のままで何の不自由も感じない人だって居るだろうし、いきなり全否定する人だって居るかも知れない。
けれどその奏者が録るのに不都合と感じたらアウト、平気だったらOKって種類の問題なんすわ。
それも99人がOK出してても、該当者本人のたった1人が駄目だったら駄目だっつうね。
悪の同調圧力国家日本ではこの手は個人の我儘断定が多いが、本人が困るってんならそんな乱暴に切り捨てちゃいけねえよ。
なぁホレこんなのってLGBTQより、もっとLGBTQでしょ。
<つづく>
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