音楽備忘録1452 低知名度アーティスト①
本項は実力より低知名度・低評価なアーティストを独断で紹介して、僅かでもその存在価値を認知促進するものであ~る。
あまり各人の好みに非貢献なのは覚悟の上で、例えば一番凄いのは誰とかには大いに影響があるんじゃないかな。
杜撰大王の独断とは言え上記の様な趣旨なので、趣味性オンリーのはここでは紹介しまへん。
さて筆者は妙にSouthern Rockなる物の評価が高いが、米風とかCountry味の強さよりも完成度と独自性に着眼しての事なのだ。
黒人系のにしても同様で、黒いからFunk好きなのでは無い。
アーティスト単位での非黒人FunkってぇとAverage White Band程度だが、曲やその一部単位でなら沢山ある。
たまたま感性が単純なアホだった故、音が面白きゃ○・つまんなきゃ✖に自然となっただけなん。
っと言ったってその部分に個人の趣味性が多少は反映するだろうから、独断としといてんだけどね。
それをここでは客観的切り口で論じてくとして、特徴と併せ長所・短所も晒して行こう。
これから紹介するのの共通事項としては曲の完成度や水準が先ず基準になってて、編曲や演奏だけが優れてるのは登場させないよ。
但し売れ線の歌物には限定してないから、親しみ易さのみで捉えてる人には筋違いになるかも知れない。
前置きはこの位で一番手は、随時過去述のAtlanta Rhythm Sectionだ。
独自の曲・和声・奏法もだがそれ以上に目立つのは、米南部の癖にかなり欧州的お洒落テイストも持ち合せてる処だ。
ローカル色を前面に出してる中では異色の存在で、俺自身当初彼等にはSouthern Rockの認識は皆無だった位。
戦略的には周りの逞しさに対抗して負け犬をテーマとしたのはあまり成功したとは言い難いが、そのお陰でロマンチックな曲を没にしないで済んでいる。
結果演れる曲がほぼ無尽蔵になってて、容姿は完全に田舎者なのに音はかなり都会的だったりする。
人的構成面での特異性としては楽曲事情も大いにあったんだろうが、メインボーカル専門が独立してる中ではコーラスとその要員が多目だった処だ。
特にDrummerが初代のRobert Nixの内は、自らハモりを付けてたのが多い上かなり作曲にも携っていた。
Guitarの2人Barry BaileyとJ.R. Cobbも後年は前者がほぼソリストになったが、完全なツインリードでは無いが完全に後の1人がリズムでも無かった。
ここがAerosmith等と近似で、Van HalenみたいなのもEaglesみたいなのも演れる点でバリエーションが豊富になる。
因みにVan Halenだって俺内では最高峰に位置してるが、聴きたくなる・聴ける頻度は上記事情から然程高くなくなっている。
ARS等の俺言い何でも屋系とVan Halenとの間が、差し詰めZEPやPupleかねえ。
所詮はお好み次第にしても楽曲水準や参考になる点が多いにも拘らず、異常な低評価となってる連中は掘り起こさんとね。
その要因の1つでもある演奏技術的側面を、次回は綴らせて頂くとしよう。
-つづく-
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