音楽備忘録1448 音環境の変遷⑦
最近つとに政治色が濃くなるのはRockの古典スタイル、反体制だからじゃねえんだ。
かつては与党が与党である為の野党の存在、善良市民が善良である為のヤクザの存在を認めてたのを否定したからだよ。
ゲームと現実は違うからあんまり酷いのだと困るけど、ライバルの存在を大事にしないと残った方も価値が薄れるん。
世の中では定量的に判別可能な物の方が遥かに少ないんで、比較対象がゼロになると長所も欠点も良く分からなくなるんだよ。
音楽を売上額や販量で分別して駄目って事ぁ無いが、現行の単細胞分別には色々重要素が欠落してんだ。
自動車と限らずいや音楽や絵画みたいなのこそ用途が無限だから、「その土俵でどれだけ評価されたか」に着目しないと全く実効性が無いんだわ。
これは音楽聴取目的の再生装置なら更により一層で、マイナーなオーディオメーカを一掃したのは不味かったんだ。
事の発端は大手量販メーカが身の程わきまえず寡占しようとした事で、以前は棲み分けしてたからラインナップが充実してたんだけどなぁ。
最初は棲み分け次段階では強制下請けと来て、下請けに払うの嫌ってとうとう単一化させやがった。
に関しては例の師匠社長の経営の悪さが主因も、実際その様を見せつけられたからね。
一寸ここで考えてみて欲しいのが資本主義と言い乍ら、単一化させたんじゃ独裁共産主義とやってる事が一緒になっちまってる処。
今劣化本邦じゃ中国を揶揄する人が少なくないが、そんな非民主主義の資本主義を殆ど世界初で大々的にやっちまったのは30年前位の日本なんすよ。
日本があんな馬鹿な真似しなかったら相手は基本パクリオンリーなんで、現在とは全然別の世界地図になってたかも知れねんだ。
そんな中唯一の成果の頑なに戦争を回避してた点すらいよいよ怪しくなって来たのは、結局は民度や文化程度を経済に見合うレベル迄押し上げられなかったからだろう。
教育の不備その他俺言い「与えられし物」に期待出来なくとも、色々なデザインや音色(特に柔らかさ)等は影響は受けつつも自由になる筈だ。
改めて語っとくが杜撰大王の’70年代好きは当時からの事で、現時点迄では単純に他より色・音・デザイン等が最も優れてると感じただけなんだ。
今日本のそれを顧みると色んな製作技術が向上して、それ迄作りたくても作れなかったのが可能化したからじゃないかな。
そんな状況下で相変らず民度や文化程度は低かっても、デザイナーが夢見て欲出して最大限に張り切っちゃったからだと思うんだ。
このデザイナーには音響や音楽の製作者も含まれてて、昨今はそんな自負が欠落してるんじゃないのかな。
音楽って他の仕事に比べ直接的に作用させられないからこそ、背景環境つまりムード作りが最重要だと思うんだけどな。
>完<
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