音楽備忘録1464 低知名度アーティスト④
泣きのもう1回!?かARS話しを続けるが、それに際し杜撰大王式判断基準をチビッと紹介しとこう。
俺だってその柱が曲・編曲・演奏水準なのは世間と同じだが、真の名曲なんてそんなに沢山量産出来たもんじゃない。
結果大まかにはレベルの拮抗したのが多くなるが、そんな際に助力になるのがオリジナル度だ。
単純に良質を追及すれば必ずしも必要じゃないが、自作自演の多い分野ではパフォーマンスや個性も無視出来ないからね。
その観点に立つとポピュラー系では単純な演奏技術難度なんかより、どれだけ独自性があって印象に残るかの方が遥かに影響が大きいんだ。
と言いつつそっちも無視はしないけど、楽曲的効果が少なかったり難解だったりするとスルーしちまう者が多数になったりするじゃん。
そう正しくガキの頃の俺がその悪例の典型で、背伸びしたって中身はズブのアホガキそのものだったし。
そんな人にでも理解可能なのは雰囲気で、雰囲気だけでも存分に楽しめたから歌詞のほぼ分からなかった洋楽でも没頭出来たんすよ。
そんな音の世界観のみで過去に評価したのは、当時流行中のグラム系とかFunk・Rythm & Bluesでしてん。
当時でも特にグラム系はおバカ音楽の位置付け(プチ失礼)にあって、何より雰囲気や世界観を重視しててさ。
その言わば原体験が時間経過をしても、ちっとも色褪せなかったので上記に気付いたんだ。
聴き専にはそれが雰囲気や世界観に、演りもする者にとっては頭の体操にとても効果があってね。
何れにしても万一それがその人に偶然フィットしたなら、他に取って代れる存在が無いかもなのを意味してるんよ。
勿論上で示した3要素を分解すりゃもっと良いのも沢山あるんだが、アーティストやグループ単位で漁るのには不都合が生じたりもするからねえ。
でこれをARSに当て嵌めてくと曲・編曲・演奏の全てで、過半数がオリジナリティに秀でてたと。
全盛後期⅓は作曲とコーラスのDrummerが交代して、より洗練された反面オリジナリティは低下しちゃったけどね。
Guitar×2とBassは技術的難度はそれ程でも無かったが、一瞬たりとも手抜きやオリジナリティの放棄が無かったのは特筆に値するんじゃないかな。
そう言っちゃ何だがRitchie Blackmore辺りには結構疑わしい箇所がしばしばあって、Guitarプレイ自体に無興味で雰囲気だけ捉えてる聴者にはどうなのかなってのが…。(演技は上質だが💦)
コレ歌物で歌詞もオモロイとか歌の比重が重かったら、同じ個所のバックは均一でも何とか行けるけどさ。
その歌詞にしたって1箇所だけ出て来る言葉に伴奏も呼応させたりすれば、1,2,3番とある内2番の伴奏だけ異なったりするっしょ。
のでやたらと変えりゃ良いってもんでも無いが、変えた方が良くて変えられるのに変えないのは俺は虫が好かんとよ。
ってか不変のは余程バッチリ嵌らん限り、同じのを聴かされる頻度が上がるから飽きの来るのがその分早まるんじゃないかな。
-つづく-
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