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2023年8月27日 (日)

音楽備忘録1472 低知名度アーティスト⑥

前回は大枠説明で字数を食われたのを反省して、Lynyrd Skynyrdの内容ジャンジャン行きやす。
一般的な特徴論としてはここはトリプルギターなのが売りだけど、真の立役者は鍵盤がとっても凄かったんだ。

因みに参考比較としてAllmansならツインギターは珍しくないが、ドラムまでツインだったのはかなり貴重な存在だろう。
それと比べたらARSやMarshall Tuckerは編成的には普通だが、前者は扱う音楽種の無尽蔵さで後者は多彩なゲストを平気で登用してたのが特徴になるのかな。

只その結果ARSは容姿を見なきゃ若干無国籍的に過ぎる処があり、Marshall Tuckerはご近所さんの参加が多いせいもあったかCountry臭が強過ぎるかも知れない。
又Allmansは各部で従前からのを踏襲してる部分も少なくなかったんで、Southern Rockの典型としてならLynyrd Skynyrdを本命視しても良いだろう。

さて一般論本命のトリプルギターから行っとくと、如何にも米的物量作戦な面も皆無じゃないがね。
スタジオ録音とLive演奏での格差僅少化の点で、彼等の場合は大いに意義があったですよ。

Beatles以降のRock系のって、メンバーがどうだろうとギターを重ねて録ってるのが最早常識化してるっしょ。
それを大きく変えずに生で再現しようとしたら、最低3人位は必要な際が多いんすわ。

平均Guitarist数1.何人とかの録音で、大抵は3パート以上録ってるじゃない。
なら何故他所じゃ難しかったかってば、異なる個性の人を3人もとなるとすぐ喧嘩になったりしたからなんだろうね。

実際双頭ですら長く続いた例はほぼ無く、さりとてどっちかが何時も主導権を握って
ばかりでは2人居る真の効果は発揮され難い。
因みに全盛期途中で彼等だって1人交代してるが、後に事故死の空席を埋める形もあったが復帰してる。

ついでで俺的にはほぼ気にして無い自家用ジェット機の事故にも触れとくと、悲劇だっただけにゴシップ好きにはご馳走になってたとは思いまふ。
けど俺が推してる中にはそれは含まれておらず、Rockの枠をまあまあ堅持した中で多彩だったのと今回本命の鍵盤奏者がミソなんだ。

Rock系ではハードテクニカル系には少しは達人が居たけど、ギターを主役にするのが多かったからかジャンル不問で達人級の鍵盤奏者は少な目だ。
Billy Joelみたいなピンの人だったら未だしも、主役級のGuitaristが居て拮抗してたのってJohn Lord等位のもんじゃないかねえ。

その人Billy Powellは2009年に既に亡くなってるんで、余計に知られざる過去の人化してるんだろうけどさ。
わ兎も角キーボードソロ部だけでJoelさんと同等のインパクトを残せたのは、俺には他に全然思い当たらないよ。

でリードパートがほぼギターに固定のRock系では、やはり交代が常時ある他ジャンルのに比べると魅力でもあるがそこが弱点でもありましてねえ。
準主役たる鍵盤奏者の伴奏の腕前もとっても重要で、そこに関してなら唯一無二に近い存在だったと思いまっせ。

-づつく-

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