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2023年8月 8日 (火)

音楽備忘録1453 ヘッドホンの音質について➍

今日は極限爆音下ではドンシャリが罪をテーマにお送りするが、これ本当は条件付きなのだ。
Drumの場合は耳許容音圧の、歌等の収録時は音程の都合があるのだ。

前者は遮音性能にも依るとは言え、苦しくなる時ゃ基本全周波数帯域で余裕が無い。
後者は概述の如く低音の大振幅は爆音化に依り、限られた空間の気圧を一時的に上げる!?為か実際より高い音程に誤聴されるってのだ。

んでここでの余裕とは破壊も勿論だが、その前段階に「耳で歪み出す」ってのがある。
歪み出すと同時に聴こえてる歪んで無い音も聴こえ難くなるのは楽器やMic等と同じで、聴き取りの悪化を防止するにはどの帯域であれギリギリセーフに収めとくしかない。

それに際し人耳は大抵中域の耐入力音圧が高目なんで、低域と高域が多少不足するのは我慢しなきゃなんないんすよ。
周波数特性がリニアで歪まぬ迄音量を下げられりゃ良いんだが、Drumって想像の遥かに上を行く程瞬間最大音圧がバカデカかったりするん。

一般人が普段耳にしてるのは多少なりとも距離が離れてんで、間空気緩和効果で半ば天然リミッタ処理済みのが聴こえてるんだ。
に対し奏者にはダイレクトに来てるんでヘッドホンから音を一瞬たりとも「聴こえなくならない」様にするには、非常識な爆音圧が必要になるのよ。

昔の俺みたくピークばっかデカくて平均音圧が低目な叩き方だと、そっちを改善すべきではあるけどさ。
けどどんなに上達したって他楽器の殆どよりピーキーなのは不変なんで、強いて言やピーク時だけ他が聴こえなくなるのを妥協でもせんと小さくは出来ないのだ。

そんな状況だと確かにドンシャリなHi-Fiとは縁が切れるが、皆の者悲嘆する前に良く考えるがよろし。
録音でHi-Fi且つ美麗なエレキのサウンド、Ampから直に聴いた時本当にドンシャリに聴こえてるのかねっと。

恐らくローエンドもハイエンドも録ったのより聴こえたりするだろうが、量的バランスでは中域が圧倒的に多いんじゃないかい?。
それって音量も含めた実音で良い加減にしてあるんで、録ったのを実音に満たない音量で再生するとそのままでは埋もれたり隠れたりしちゃうのよ。

そこで日常レベルの再生音量で大体同じバランスになる様調整してあって、それも今だとEQ主体だがそれ以前のはマイキングの工夫で近付けたりしてたんだ。
これはエレキに限らず殆どの楽器に同傾向があって、つまり本当は聴こえる以上にローやハイエンドがやたら大きくなってる方が一寸異常なんですわ。

と分かってても俺言い「処理済み音」にスッカリ飼い為されてるのもあって、俺を含む殆どの人は真実より少し盛った位のの方につい惹かれちゃうんだけどね。
だが超絶爆音で連続して受けるにはそれだと過刺激になって、過労や他部分の聴き取りを劣化させてるん。

何時間連続で超爆音に耐えられるか、試してご覧なはれ。
当初美麗と思ったのより、一見狭帯域で面白味の無いヤツの方が何倍も伸ばせるから。

つまりⅡで真性超絶爆音専用設計なら単に耐音圧が高いのみならず、音的にも耳への継続使用時間を極力延長してあるんだ。
例え他の特性に犠牲を払ってもで、超絶爆音の維持と耳破壊の防止に全集中させようとしたらね。

+つづく+

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