音楽備忘録1457 ヘッドホンの音質について➎
今回もニッチ道まっしぐらで、万人にはあまり役立たなさそうな実機ゴリ推しと洒落込もう。
って本当は大いに役立つのが望ましいんだが、登場があまりにも古いのでそこが悩ましい。
杜撰大王の鉄板としてはバスドラペダルならLudwig Speedking、超爆音専用設計のヘッドホンならKOSS PRO4AAが孤高の一択だ。
何度でも誤認防止に申し添えとくが、絶対的な理由さえ無かったらオラぁ古いのは大っ嫌いだ。
古いと大抵は新しいのよりトロかったりするから、もうそれだけであっち向けホイなのだ。
実際スピキンや↑後者俺言い軍隊ヘッドホンのデザインの古めかしさは、大して気に入ってなんかいないですぜ。
けどゲスに比喩すりゃ彼女欲しくて探したら、外見の良いのは皆実は男で駄目だったってな按配だったんだ。
両刀使いだったら良かったが俺のそこはクラシックタイプなんで、そうなったら見込みゼロなんざます。
さて再三に渡って骨董品を登場させた魂胆で今回は、何処迄歪まずに超爆音が出せるかから行き着いたんすよ。
実は昔のKOSSにはスピーカのTANNOY同様一寸風変りな面があって、定格出力での歪み率が公表されてるんだ。
他ブランドでもハイエンド機種の一部にはあったけど、この2社かつてはどんな廉価品でも全公表してたんだよ。
っと言ったって測定基準等が今の方が厳格になったから、鵜呑みには出来ないがね。
近年はどちらも広告効果が脆弱だからか、一々公表しなくなったのは残念至極だ。
で昔はどっちも高額だったので意に介して無かったが、縁あって3つとも入手して使い続けてみたらわざわざ公表してた意味が良く分かったんだよ。(スピキンにはそんなの無いけど💦…)
具体的には極小音量時は特に歪まない感じはしなかったんだが、音を大きくして行くにつれなる程普通のとは少し違うんだなってね。
一般平均と比べて歪みの増加がとても緩慢で、一寸良いヤツでも限界に近付くと急に破綻したりするのにそれが無い。
それがKOSSではうっかりしてると耳限界を、TANNOYでは耐入力を越す位…って危なっかしいとも看做せるがそんな調子なんすよ。
現にTANNOYの方じゃCPA-5って安物のウーハとエッジの接着部が剥がれ、まあプチスキル所持者なら簡単に自前修理出来る程度だったんで胸を撫で下ろした次第で…。😅
ので逞しく無いTANNOYの方は無法爆音系!?には最適じゃないかも知れんが、アベレージ音量が大き目でも平静な音質を維持してた点は大いに着目に値すんねん。
で本命のKOSSってブランド全体としては最も早期から「ちゃんと低音の出る」だったが、PRO4AAに限っては普通の音量では何だか物足りない感じがした。
のが段々大きくしてって超爆音になると、俄然らしさが現れた上高域も足りるだけは出て来たんすよ。
ほいであーそうか、これが真性超爆音専用設計ってもんなのかってな。
他のだって技術的には年々向上してるんだけど、そのリソースアップ分を別の処へ持ってっちゃうんだよなぁ。
軽く小さくオサレにとかで、超爆音ニーズには僅かな遮音性向上程度で蚊帳の外にされちゃってんだよなぁ。
+つづく+
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