音楽備忘録1468 低知名度アーティスト➄
漸く2件目Lynyrd Skynyrdへ参るが、これもARSよりゃマシだが内容に対して少なくとも今劣化本邦では分不相応な低知名度・無評価が続いてる。
の続きを吠える前に前回のも含め、大枠のSouthern Rock自体に言及しときませう。
時系列的にも俺の入り口となったのも、発端は伝説化したあのThe Allman Brothers Bandだった。
更に掘れば彼等の存在が全国区になった契機に、Derek and the Dominos(Eric Clapton)へのDuane Allmanの参加があった。
何か凄い(当時)奴が居たがそいつのBandはどうなんだの、田舎臭いけど中々やるじゃんってね。
尤も杜撰大王の後日談的には彼等の段階は、まだ米南部の白人のBluesとかプチSoulになるんだよね。
無論元祖への畏敬の念は忘れはしないが、Southern RockがSouthern Rockとして成立・継続したのはLynyrd Skynyrd・Atlanta Rhythme SectionとThe Marshall Tucker Bandの3本柱の存在だと思うてま。
全国レベルに対し見掛は残念・風合いこそ馬糞臭いけど(おっと失礼)、曲とか編曲のレベルは異様に高かったんすよ。
それも当時チョイ売れのCity Popsなんかの連中より、遥かに凌駕しててさ。
こちとら生粋の東京山の手でも方言とか何でも御座れだし気が向きゃカッペぶったりもするものの、所詮モノホンには太刀打ちなんか出来ないのは端っから内心では痛感しとりま。
ので何処の誰だろうと明らかに内容で勝ってるなら、大いに学んだり部分的に取り入れたりする事は可能なのだ。
ここで少々昔の都会物の内実を晒しとくと、先ず過半数はカッペが都会ぶってフリを装ってるだけだ。
当然それだけじゃすぐバレるからどうしてたかってば、最先端の流行を取り入れて誤魔化してた訳。
なぁんつうと地方出身者をディスってると大誤解されそうだが、下町なら江戸からの文化があるが歴の浅い山の手には誰もが知ってる様なローカリティが殆ど無いんだよ。
ので杜撰大王的には地方≒明確なローカリティがあるって資産みたいなもんで、折角エエもん持っとるのにわざわざ隠しちまうんかいって思ってたんだ。
今は劣化本邦でも皆がこの件に漸く気付いたか、かつてみたいに隠蔽より売りにする方向になってるけどな。
なんてプチ顛末もあったもんだから、俺内では地域なんて唯の個性の1つとなって久しいんだ。
寧ろアクの強い個性を如何にして心地良くor美味しく聴かせるかの部分で、Southern Rockはかなり上手にそれをやってのけてたんじゃないかな。
ってのが聴き進めて行く内に分かって来たが、俺言い3本柱以外にAllmans加えた位で他のグループには全国区で通用しそうな要素があまり感じられなかった。
尤も聴き専君や自身でも長く色々聴いて来てみると、大体どれでもサブカテゴリ分類レベルになるとこれはってぇのは3つ位登場すれば良い方みたいなんだな。
所謂British InventionでBeatlesの次はStones・その次がYardbirdsと迄は概知の人なら納得だろうが、更にその後はっつうと急に意見がバラけたりするんじゃないかな。
-つづぐ-
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