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2023年7月21日 (金)

音楽備忘録1435 代用出来るか否か➋

前回の流れから今日はDrum Head(皮)についてだが、唯一を除き殆どの物については厳密に拘らなけりゃ代用大いに可能だ。
その唯一とは垂涎の本革ので、ファイバースキン等はかなり頑張ってるが現状では代用は厳しい。

っつうのは構造的に大きな差異があるからで、本革は単材なのが実現出来てないからだ。
だば他のはなして全然行けるかったら、バリエーションタイプの発祥にその原因があるん。

今時はほぼ出そろった感のあるヘッドも、’80年代半ば迄は発展期真っ盛りでのぉ。
’60年代後半からミュート等の工夫が色々世に普及したが、その皮を張るだけで該当の音色が得られるってのが始まりだったんだ。

勿論本革のシミュレートも研究されてたんだけど、当時の解析・研究・製造技術等の事情からまだ全然無理だったの。
その証拠ってのにはチト大袈裟だが楽器自体の音色改変の権化たるRingo自身は、スタジオでは本革・ライブではベーシックなプラのをずっと使い続けてる。

我々世代は初心者時代にラインナップが未完成の頃だったんで大いに期待してたんだけど、まあ正直吐露すると夢はあったがほぼ夢だけだったって感じすかね。
それと太鼓皮を論ずるにあたってはバチ(特に先端チップ形状)と奏法を抜きにしちゃ駄目で、弦楽器比で俺考奏法自由度が高いからこりゃ問題よ。

音源(皮と弦)自体の振幅比は大した差が無いが、弦楽器の殆どのは指板(フレット)との狭い隙間で動きが制約されるからねえ。
但し出て来た音色ではスラップみたいな大胆な変化は、太鼓の方ではほぼ無いけどさ。

その代りっちゃ何だが胴材の影響は弦楽器より遥かに大きく、つまりそれだけ音色を後から弄れる領域は元々狭いんだ。
かつて譲受物の所望より小口径で軟らか過ぎる胴材の太鼓では、幾ら腐心してもそんなにヘビーな音色は出せなかっただよ。

そう云や補遺も兼ねて触れとくと、弦楽器の弦長バリエーションは太鼓比じゃ随分少ないね。
とは言え玄人耳には明らかな差異もあって、只それが音色より反応差に表れてるんで非専門家にはあまり感知されてない様だ。

サイズの件は先送りとして太鼓皮については、ミュートスキル次第でスタンダードなの以外の必要度が変動するっつうのが現実的な線かな。
杜撰大王みたいに金に余裕が無く時間に余裕のある人に、手間は膨大でも方法に選択肢があるのは救いだす。

これが弦だとFlatは買わなきゃ始まらないし、それでいて通常皮よりゃかなり短寿命だから今となっては上級国民専用になっちまったのかねぇ。
流行り廃りがあるから仕方無いが、大昔はRoundとFlatの価格差なんて無かったもんだからねえ。

何れにしても選択肢が条件(主に金銭面)で限られるのは望ましくなく、それに依って流行りも左右されるのは考えて欲しいな。
恐らくもし価格差が小さかったら普段と違う皮や弦を試す人はもっと多い筈で、せめてそん位は誰にでも好きにさせとくれよって思うのは俺だけかい?。

=つづく=

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