音楽備忘録1428 音環境の変遷②
続いては屋内について綴ってくが、私的に過去との最大差は窓の開口率を指摘しときたい。
杜撰大王だって若かりし頃には怪しいプライバシー等の事情では閉め切ってたけど、隙間風が入り難くなった今では開放感の方が恋しくなってるよ。
訊く処に依れば未だ日本家屋は密閉度が世界標準より低目だそうだが、昭和40年以前と比べたらかなり変ったよ。
高湿度な関係から通気性の方が重視されて来てて、そうしとくと筒抜けと迄は行かなくても音の透過は随分自由だったさ。
但し遮音性が上がったっつっても何分狭小で隣との距離が大抵は幾らも取れてねえんで、多少静かにはなっても換気低下で空気が悪くなる方が問題だと思うんだけどな。
私的にⅡでそれが行き過ぎた嫌煙権とも密接な関係があると見てて、誰も吸わなくったって空気の鮮度は過去比だと低いままなんだがね。
尤も喫煙者の俺だって狭小閉塞空間で煙が充満してたら不快で、即換気をしちゃうんだけどね。
わ兎も角TV等を小音量で流しとくには今の静かな部屋の方が良いが、それ以外の場面で特に日中に過度な静寂を求める気にはあまりなれない。
音に関しての諸問題は一般人には主観メインなんで、自分の出したのは不問で他人の出したのだけ問題視するのも仕方無いんだけどさ。
けど音圧に依る疲労は何が誰が出したのかなんて無関係で、自ら爆音を散々出し続けてるとそれが良く分かっちゃうん。
端的に言うと気持ちや心理状態がどうであれ、限界を越えれば言い知れない苦痛に襲われたりするんだ。
最初の内はこんなに疲れる程はまだ演ってないのにとか、原因不明で疲労感だけが分かる感じで。
わ兎も角Ⅱで一般人は一旦静かなのに慣れると前よりにぎやかなのが鬱陶しく感じられたりして、主観自体が変容するから少し難しい。
それでも1つだけ断言出来るのはうるさいよりゃ静かな方が良いってので、寝る時ゃうるさかったら辛いよね。
そんじゃあ賑々しかった昔は皆今より寝不足だったのかったら否で、一部特殊環境を除けば夜はずっと暗目で静かだったんだ。
メリハリって点では昔の方が良好で、まあ睡眠に関しては今より平均運動量が多かったから眠れてただけってのもあったんだろうがね。
昼夜の区別については街灯の普及率もあるが、やはり絶対的な生活雑音に差があった。
特にかつては夜中大好き人間で、静まり返った中で自分だけ起きてるのが如何にも人知れず感があってね。
尤も24時間化が進んで気楽になったら、かつてあったプレミアム感はスッカリ失せて普通になっちった。
わ兎も角Ⅲで1つだけ(と言い乍ら2つ目だが😅)是又断言出来るのは、音的動静にも明確なコントラストがあったのは良かったかなあ。
今みたいにコントラストが弱くなると俺言い「リセットタイム」が得難くなってて、「静かな方の基準」がかなり曖昧化してる気がするんだ。
誰もが活動してたらあんなに賑やかだったのが、大人しくしたらこんなにも静かになるんだみたいなのがさ。
>つづく<
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