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2023年6月 8日 (木)

音楽備忘録1392 適切な音楽の評価方法⑩

前回は芸術肌には文系が多そうな気がしたので心理面を綴ったが、もし理系で少しアカデミックに攻められたならそれに越した事は無いのだ。
俺がこれに典型的に該当するんだが、しかしかと言って迂闊に心理面を軽視してるとロクな事ぁ無かったよ。

その失敗談たるや質も量も多過ぎて想い出すのも困難なんで後回しにするとして、少なくとも「音楽の音」関係では比率は兎も角文理両方の要素が不可欠らしいよ。
概知の如く俺は純粋な音響技師・Rockを中心とした音楽音響技師・音楽家の三つ巴で、この件では最強も適用を誤るととてつもないバカをやらかす危険がある。

こんなのを読む大多数は純粋な音響技師は滅多に居ないつもりで筆を進めてるが、万一音楽音響技師や音楽家の要素を持ってなかったら最低限俄かでも良いからどっちかになってね。
自身で真剣に考えた事が無いのがなんとも杜撰大王だが、機械音の一部にはそれ自体のヲタには良音でも音楽には殆ど使えないのがあるですよ。

心細い記憶から何とか辿ってみて確実に候補に上がるのは、近年の電車の所謂「VVVFインバータ制御」の回路とモータが出す音ね。
いやまあ又しても社会性の低いコアなのでスマンが、昔の以上に奇々怪々な不協和音を出しやがるんでねえ。(ホントは通勤・通学でかなりの多数が日常的に浴びてんですが…)

昔の電車だってモータから不協和音のするのは幾らでもあったんだけど、それ等はアナログだから不協和音にも人が馴染める法則性があったのよ。
それが今のと来たらかつて京急とJRの一部にあった、俗称「ドレミファインバータ」or「歌う電車」
以外は絵の具の筆を洗う水の交換直前みたいにゴタ混ぜだもん。

前衛にするなら却って好都合かも知れんが、それ以外の音楽だと良くてSEとしての他に使い道が思い付かない。
この手のは他にもあるだろうが非音楽の○○ヲタだと、そんなでも気に入れば良い音と認知してまう。

ので幾ら客観視するにしても、「音楽に結び付けそうにない」のは除外すべきなんすよ。
それには音響技師なだけでは困難で、一定以上音楽にも詳しくなれてないと厳しい。

結局両方に才能が無いとそのハードルを越えるのは難しいんで、一般大多数は良否を問わず好き嫌いに徹するのがお勧めなのだ。
それであれば他人と価値観が異なってもお互いの領域を侵食し合う事が無く、副産物として自分と違う人を許容出来る様になる。

その体験が積算してくと世間の主流派には今はこんなのが好まれるらしい等と、個人の価値観とは別のでも理解可能になって来る。
好みと上記みたいな価値観の分離が図れる様になれば、それが普遍性のある良否判断の入口になる訳ね。

これって音楽内容でも同様なんだけど、私的にはサウンドの方で影響が絶大だと思っててさ。
内容を仮にメロとすればドレミは平気でドレファは駄目とかになるが、その際ドレ迄の内はどっちでも無い。

だから3音は「聴いてから」判定が下るがサウンドの場合1発目が受付けないのだと、少なくともその後のを平常心で聴き続けられなくなったりするやんか。
処が極端なのだと散々ゴミを聴かせといて、最後に最高のを出して来るのなんかもたまにある。

のを偶然エンディングだけ聴くとかしかない限り、誤審してそれに気づけないで居ると逃しちゃうのよね。
判定は「聴き終ってから」の癖が付けばそれ等を避けられて、一度だけ我慢して未来永劫以降は拒否する作戦!?をも可能にするだわさ。

<つづく>

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