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2023年7月 1日 (土)

音楽備忘録1415 ノリを育む方法⓲

今回はプチ番外編として又研究資料として、前回例示した’70年代Isley Brothersのノリについて綴ろう。
以前に触れた通りBassに最大の原因があるんだが、今回はGuitarとDrumを録音では同一人物が演ってた件の方へスポットを当てて行こう。

敢えて先にネタバラししとくとそれはErnie Isleyなんだが、通常同じ人が演ると楽器が違っても大体同じノリになるのがそうじゃなくて珍しいんだ

っても流石に別人って程じゃないけれど、太鼓の時だけノリが凄く大きくなるんすわ。

Funkの権化みたいな人だからどっちでもかなり跳ねてるのは一緒なんだけど、Guitarの時だけ随分タイトなんだ。
のが所謂ルーズとは異なるが、太鼓になるとグルーヴの単位ってかスケールがとても雄大になるんざます。

Isleysが熱くノリノリで居て妙に落着きもある独特な感じは、Bassが鍵だがDrumもそれに次いで大いに貢献してるん。
でその太鼓のノリの特殊性ってのが全体の流れは黒人旧世代のそれなのに、キレとか小回りが断然利くのが稀有なんだ。

但し細かい音符は最低限しか用いてないので、自ら叩いてみよう位しないと中々気付かれない。
って俺だけじゃなさそうな気がするが、リズムでは細かいのも少しは入るのにオカズでは全く入らない。

わ兎も角ドゥウワップとか昔の黒人のって凄く余裕感があって、同時代の白人の切羽詰まったヤンキー!?っぽいのとは対照的でおもろい。
だったから安心感はあって良いんだが、もっとスピードだけ欲しくなる俺みたいなのにその手は少し飽きる時もあるんだ。

何せ延々同じグルーヴが続き過ぎるんで、あっでもグルーヴ自体は本来そう云うものなんだけどね。
けどトランスとかみたいに環境だけ提供出来りゃ構わないのは少数派なんで、何かプラスαが無いと同じ人の曲を続けて聴くにはチト厳しか。

それがその時期のIsleysだと勢いが凄いんで、決してテンポが速いとかじゃないのについつい引きずり込まれるん。
その勢いに最大の個性があって、調子は最高峰に良い訳じゃ無いんだがとてつもなく屈強なんだ。

普通のをスポーツカーとすれば巨大ダンプみたいなもんで、こりゃあ万一壁に激突しても平然と突き抜けそうってな具合でね。
そこから俺が感知したのがもしかしたらスピードキングなのではってので、テンポ・一般的な演奏タイミング等は全て速くない中でこんなグルーヴは先ず出せないよっと。

ほいで上記みたいに飽きないのは、勢いでターボブーストが掛かるみたいな効果があるからなんじゃないかな。
人間って最初は凄いと感じても、暫く浴びて慣れて来ると何時の間にかそんなのでも普通になっちゃうじゃん。

一般的にターボっつうのは特定状況の時だけ効く仕様で、エンジンの場合普段より力が欲しくて回転を上げた時だけ掛かるん。
Isleysのターボ!?はテンポやリズムタイミングは弄らないが、どうやら強弱の付け方に微妙な変化がある様で。

これってポピュラー系ではClassic系みたいに音量は増減させないが、音色の変化で代用してるのと似てる。
尤もこっちでは多少の音量変化はあるんで一見先祖返りとも看做せるが、ポピュラー系だからって極度に一様にしたらそりゃ機械にやらせても一緒だもんね。

それでRhythm & Bluesと言わず開祖とは異なるR&Bでは、マシンドラムとの相性が良いかどうかはワシゃ知らんが。
只人力で上手く黒っぽさが出せない時、機械に刻ませた方がまだマシになるケースはある様な…。

>つづく<

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