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2023年6月10日 (土)

音楽備忘録1394 歌のコーラス②

さてもう少しコーラスの優位性を掘ってくが、単独時等と色々比べてってみませう。
何れも歌のバリエーションの点で使った方が大抵有利で、単独じゃないと合わない曲もあるからこそ考えて欲しいんだよね。

したら最初は存在感について比べてくが、単独でも全編ユニゾンのと比べたら若干コーラス付きの方が弱くなる可能性もある。
曲次第じゃずっとハモりが付け続けられるとは限らないから、所々がぼっちになってまう。

だが大抵は強弱のある曲が多く、例外としては軍歌や労働歌等が考えられる。
軍歌は未だしも今劣化本邦じゃ労働歌と言っても不明な人も居るだろうから、プチ脱線させて少し掘っときやしょう。

かつて機械化率が低かった頃は複数人じゃないと不可能な作業が多く、タイミングを合わせたり各人が均等に力を発揮する必要があってさ。
今でも極短い「せ~の」位はたまに耳にするけど、何時もそればかりじゃ重労働なんか続けてられない。

軍歌も戦意高揚とかもあるが、遠距離行進を堪えさせるのが主目的で始まった。(要するに気を逸らす稚拙な作戦💧)
んで「せ~の」みたいな掛け声は一時的若しくはピンポイントで力の要る際用で、基本コンスタントに延々の用途が軍歌や労働歌なんすよ。

だから普通のポピュラー系曲にマッチするケースなんて
僅少で、まあアイドルの不眠不休の激黒待遇だと本人達には軍歌や労働歌の方が合ってる気も…。
何だか俺の中の悪い虫が騒ぎたがっていけねえが、ユニゾンは大所帯になればなるほど全世界的には贔屓目に見てせいぜい校歌か何かと思われるのがオチだって。

仮にそこ迄行かなくても大人数ユニゾンは、多様な表現をするのには全く向いてないんだ。
だからⅡで某○KB系等本家筋!?ではソリストが育って来れば、終始ユニゾンばかりじゃなくソロパート位は挟んで来てたよね。

正直上手い奴が不在なのをコーラスで誤魔化してるのだってあるし、私的にコーラス好きな側面があるのも否定はしないけどな。
只当初からコーラスを全否定したかの様な姿勢とか、裏でも全くチャレンジを放棄みたいな真似はご遠慮願いたいんすよ。

これは編曲の基本部への冒涜でもあって、テンポ・リズムパターン・コード等と同じ位選択の余地があって然るべきものですぜ。
歌が主役の曲の場合王道アレンジでは、先ずコーラス等の有無も含めた処から始めないとね。

それ次第でどの位装飾や間持たせの過不足が出るか、全然アウトラインが定められまへん。
又慣れの問題ってのも無視出来なくて、普段から歌わされる可能性があるのと無いのが将来に長く響くんだ。

その点でも昔のエンタテイナーを誰でも学ぶべきで、歌物曲を演るったら何時掛け声やコーラス位担わされても至極当然ってのをさ。
んでそれは想像するよりゃ随分容易くて、TVドラマや映画のエキストラ程度でも構わないんよ。

勿論そうじゃない曲だってあるけど、そう云う際は非歌手の人に歌ってとは端から思わないって。
それこそ脆弱な歌唱力しかないアイドルに全員一緒に歌わせるのと発想は同じで、但しメインとはラインを隔離しとかないと主役の邪魔するが可能性があるん。

-つづく-

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