音楽備忘録1356 適切な音楽の評価方法①
アさて拙ブログでは執拗に’70年代の洋楽を聴けと吠えてるが、趣味とは無関係にそれが最もリアルの音に近いからなんだ。
何ゆうてんねんこのオッサンリアルはもっとFi-Hiやろ、ハイご尤も…でやんすがね。
ヘッドホン・インナーイヤホンとか雑音の殆ど入らない部屋で聴きゃそうだけど、一般平均的環境でスピーカとか生で聴きゃ色々音の不純物が入りまんねん。
その中から随時述「人の弁別能」を発揮して聴き分けると、雑音酷似の楽音はマスクされて聴こえてねえんだわ。
今劣化本邦のMixは現代的劣環境には対処してっけど、飽く迄そこそこの音が出る機器と環境の想定になっとん。
それがどゆこってすかってば、特定の邪魔者にしかあんまり耐性が無いんすよ。
それに対し’70年代っつうのはデジタルこそ無かったが、アナログのメディアや機器等の格差が最もバラけてた時代だったんだ。
今だとAMラジオで歌や曲を聴くのは年寄ばかりだが、まだFM放送すら全国には普及してなかったんだ。
処か日本じゃ’70年代初頭だと首都圏ですら機器が普及してなくて、小遣い足りなくレコード買えないとAMかモノラルのTVで我慢するしか無かったんだ。
だからレコード買えて㊎さん家のHi-Fi機器で聴けた日にゃ大層喜んで…わ置いといて、極力機器を選ばないMixにしとかなきゃなんなかったんすよ。
途中で登場したインスト物の中には↑を放棄してよりHi-Fi志向のも出たが、それをボロイので聴くとほぼ完全にBassが居なくなったりとかしてね。
そんなのと比べると今劣化本邦のMixは俺言い「同調圧力強要Mix」ってなもんで、確かに聴取環境の9□%には良くても残り数%は無視してるんですわ。
でそいつの対応巾をもっと拡げようとすると、かなり現代感覚のHi-Fiは逸失しちゃうんだなこれが。
一般論の高音質が何でも良くしてくれると思ったら大間違いで、もしそうだったらどんなに楽だったろう。
残念な上に残念なのが今日本では機器の方でも音楽的高音質に特化したのがとっても少なくて、該当するとしたら一部ヲタが使ってる球の位だ。
そんでそんなので聴けば反強制的に化粧落としされるだけなんだが、音楽じゃなく音の印象で判断されると劣ってるから球の何処がそんなに良いのなんて…。
主題に帰るが音じゃなく音楽の評価ですからオーディオ的とか音響的な高音質とは、録音も機器も異なる基準のじゃないと正確に判定出来ないんすわ。
そんで理想は音源も聴取機器も向いてるのがベストだけど、かなりコストが掛かっちゃうよね。
万人に即座に試せるとなると音源選択を先にするのが得策で、それは「1曲の値段」が旧作でも新作でも同じだからだ。
寧ろ古いのはバーゲンしてるのも少なくなく、私的にはなるべくそれを狙ってライブラリを充実させてるよ。
’70年代洋楽激推しのもう1つの大きな理由が、各バージョンの基本形が確立された時期だからだ。
ホントは名曲率が高いからと言いたい処だが、一応好みもあるから珍しく言い切らないで置こう。
更には内外問わずあらゆるアンサンブル形態があって、そのどれもが最も充実してた時期でね。
当時リアルタイムではそんな意識は無かったんだが、もっと良くなると思ったっけその頃ので限界だったらしいんだ。
他に方法が無いと仕方無く資金も人員も投入するが、次第に小人数・ローコストで近似なのが出来る様になったからなぁ。
何処ぞの半公共放送局でものど自慢の生伴奏を止める位のご時世じゃ、幾ら本当は本生の方が良くても「だったらお前が金出せよ」て言われても困るし。
>つづく<
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