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2023年5月 6日 (土)

音楽備忘録1359 ノリを育む方法➍

先ずは参考ネタの収集がと再三綴ったが、それには唯模倣してみる以外に知見が広まる効能があるん。
そして古くてスマンがオーソドックスJazzの4Beatが好例で、あのスイングってのがミソなんだ。

これはJazz風味を求めてなかったら、概念だけでも構わない。
し寧ろ最初は打込みで再現する方が良く分るんだが、そのソフト・アプリもSwing機能なんて付いてないチープなのが良い。

でどうすりゃ良いかってば何ともいい加減な話しだが、一旦普通の4拍子でタンタタと入れて最後のタを「テキトーに後ろにズラす」のだ!!。
折角機械を使ってるのに定量値を挙げらんないのは、奏者に依って「スイング加減」(別解釈:跳ね具合)が凄く色々あるからなんだ。

しかも同じ人ので曲やテンポ次第果ては日に依って変わっちまうから、○年□月△日の◇奏者の▽曲の☆の1個目だと位に絞らないと「720を800に」とか全然言えないんよ。
そんな出鱈目で大丈夫なのかと心配になるかも知れないが、音楽的にはその方がスムーズになったりするん。

これ以外から体験しても一向に構わないが、それ位「生きたリズム」は数学的等分とは疎遠だったりもするんすよ。
その背景の1つに聴者の気分変化が考えられ、人って大抵は興奮するとテンポは上がって来るもんっしょ。

もしその観客と「一緒に盛り上がろう」とするなら、お客はんの次拍予想と同じか僅かに早くないとアカンやろ。
興奮を忘れて!?夢中になってるお客はんは、自身のカウントがテンポアップしてるのに気付いてなかったりするからね。

せさかい奏者が沈着冷静で自身のテンポを守ったりしても、「醒めた奴だ」とか「なんだもうバテたのか?」なんて風にしか思ってくれんかも。
って処で本日の生贄は又してもマイナーでスマンが、甲斐バンドの三つ数えろって曲。

これにしたのはどんどんかなりテンポが上がってく中で、私的に最も印象が強いからだ。
手前味噌のオンパレードを平気で晒せば、高1の時放送部の先輩に誘われたコピーバンドが発端だ。

甲斐バンドの存在こそ知ってたが何せ’70年代洋楽信者だから、結構急いで音を拾わなきゃなんなくてさ。
その時に出だしで追付くのがギリギリだと、このバンドの曲はちゃんとは弾けないなってね。

で一体一般聴者のどの位が気付いてたか知らんが、聴くだけなら特に違和感を持つ程のじゃなかった。
当時そこそこ売れてたからもし音楽的に欠点になる様だったら、口うるさい奴にディスられてもおかしくなかったがそんな声は耳にしなかった。

どれ位意図的なものなのか自然発生的なのだったかは不明だが、そんな彼等も全曲どんどん早くなってた訳じゃなかったんだよねえ。
陽キャな曲でもヒーローとか殆どテンポが上がらんのもあるしで、要するに「聴いて変じゃなきゃ良い」をもう少し進めて「こうするのが曲に最適」だったからええねん。

若い方で機械リズムに慣れ親しんでると当初は違和感を感じるかもだが、機械リズムで「普段より盛り上がるLive」をやろうとしたら中々大変なんだぜ。
上述の如く観客は無意識で鼓動が早まる→基準テンポ上がるに最低フィットさせるだけでも、どの程度テンポを上げときゃ良いのかから始まって…。

>つづく<

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