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2023年5月 2日 (火)

音楽備忘録1355 ノリを育む方法➌

達人「素のノリ」の件の続きだが、日本を筆頭に最近はLive音源でもこの用途には向かないのが増えてしまった。
若い世代の方には親近感等で酷だが、ノリに拘ると人工的・人為的作為のあるのは価値が無い。

それも含めだから’70年代物をゴリ押ししてんだが、洋楽程で無いにせよ邦楽でも同傾向だ。
なので万一ほぼ死語だが横文字アレルギーだったとして、サンプルの年代には気を付けた方が良か。

処で打込みや機械のだって結構ノレるのもあるが、それ等はフレージングとテンポの妙であってリズムタイミングが原因じゃないんだ。
ノリの良い奏者との差はっつうと、ロボット君のは応用力で大きく劣るのが違っててさ。

人であれば限界域に近く無きゃテンポが5とか10位上下しても聴感には殆ど無影響なのが、ロボ君だと下手すりゃたった1上下してももう駄目なんだ。
のでテクノや一部アンビエント系みたいに先ず「リズムありき」で、更にテンポが最初に決定してそれが一番美味しくなるフレーズを追求するんだと行けるんだがね。

又それ等を成就させるには適応フレーズがかなり限られる んで、フレーズより音色が重要となって来る。
その為音色可変巾がほぼ無限のSynthe奏者等が中心になり、例に依って個人的には大嫌いだが小室哲哉等が小狡くやっている。

彼の場合フレーズと呼ぶには足りないのが多いからつまらなくて嫌なんだが、それ位に留めとかないと機械的リズムに対応し難くなるのは確かだ。
そんなこんなでSynthe奏者や打込みの人以外にはあまり有効手段で無くなるが、打込みでノリを出す苦労に比べたらそれ以外の方が格段に楽なんすよ。

上述の通り制約だらけだし、僅かでも人間臭さを加味しようと思うとフォーマットから逸脱しなきゃなんない。
極上のノリを求めると正直適性差が人にも現れるが、それをスポイルはしない程度だったら訓練で必ず誰でもノリをゲット出来るんだす。

ほいでこれは機械や打込みでノリを出すのにも必須で、先ずはノリの良し悪しが分る様になってないと偶然に頼るしか無かっぺ。
小室氏とていきなりSyntheに行った訳じゃ無くて、Classic PianoからエレキGuitarを経てSyntheや同期物に至ってんだ。

その過程では結果は全く出せなかったがノリの概念位は思い知らされ、けれどGuitarではノリもテクも思いのままにからなかったからポジションチェンジしたそうな。
因みにノリもテクもとはどっちかに長けてたら、それを元手に発展させられたって意味ね。

前者最典型例は少々旧聞だがMarc Bolanで、そう云や彼のリフって小室君のみたいにリズムリフのも多かったな。
がGuitarでそれを成立させるには天性のノリが必須で、音色がSynthe等より限定される分をノリ自体で補わなければ事足りない。

一方後者は国内だと渡辺香津美氏辺りで、弾けないフレーズがほぼ無いのでそれだけでも曲に一応最適化が図れる。
その応用系が打込みの一部とも見做せ、常人は手に負えないが気持ち良いとか面白いフレーズってのを可能化している。

そして後者でもフレーズ王になるには適性が要って、こっちは感性だけの鍛錬では到達出来ないからより時間が掛かる。
何より厳しいのはかなり時間が経たないと適性があるか分らない処で、香津美氏の様に早くから才能が開花するのはノリの人以上に稀なのだ。

<つづく>

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