音楽備忘録1382 リズム表現を手放しちゃうの?⓯
さて本日は杜撰大王ならではのエピソードを交えて綴ってくが、オーソドックスなバラ録りでは最初に何も無い処へDrumを入れるって思い込みだ。
それもワイルド系ナチュラル系ではClickなんて使わんでで、ロクに調べも確かめもせずただただ何故かそう信じちゃった。
んまっ当時Clickを使おうたって、高遮音性・高音圧ヘッドホンが無かったからどの道宅では無理だったんだけどね。
当時としては特に理由も無かったが敢えて忘れた過去を推察すると、一寸大変そうな気もするけどどうせそれ位叩けないと駄目だろうって思ってたのかな。
何しろ少なくとも内心は全く覚束ないバチ捌きしか出来なかったから、ちょいとミスりそうになってもくじけない為には曲を覚えとく必要があったん。
当時でもリズムキープするだけなら即興も苦にならなかったが、○○でだけ足をもう2つ追加したいだとか最後のオカズでは苦し紛れでも△△を出来れば決めたいとか諸々の欲がさ。
当時の腕前だと寸前になってホイ入れろじゃ、心も体も間に合わなかったからねえ。
そんなとなれば苦手な譜面や構成スケッチなんかを用意しといても、最低限しか目くばせも出来ないしで。
体裁の良いのを録ろうとしたらそんなのおバカ丸出しなんだが、曲を覚えたらそれなりに練習すれば録れるのはこれだけだったん。(Clickの実態は全然も存在だけは既に知ってたが…)
そこを始点に少し掘り下げてみると、アコギ1本でポピュラー系の歌物をやってたらDrummerじゃなくてもリズムキープ力は要るっしょ。
Classic曲でテンポその他がどんどん変化する曲だったら、多少キープ力不足でも誤魔化せるけどさ。(おっと失礼、でもホント)
尤も単にディスる訳じゃ無くて、強弱その他典型的なClassic曲には他にも色々しなきゃなんない事がテンコ盛り。
けど一定のリズムを刻む部分だけを取出すと、素晴らしいテクの割にポピュラー系初心者並の人も居たのは事実だ。
私的には6割は慣れの問題と考えているが、この件にとっては「都合の悪い癖」が付いてると少々手古摺るかも知れない。
要は自分が感じてる一定にどの程度揺らぎがあるのかなんだが、なまじ揺れに鈍感になってると矯正が難しくなるん。
今日のを比喩ると道路っ端の安普請の住人(俺!?)は、微弱な地震には無反応だったりする。(大型車通過で揺れる😢)
そう云うのがあるからには自身のリズムキープ力が、必要最低限に達する前にガイドに依存するのは危険すよ。
概述の如く一見正確無比な機械にも、少なくとも汎用品レベルでは微小でも不自然な癖とかあるからねえ。
同じ癖なら他人の(機械君の)じゃなくて、せめて自身のの方がマシなんじゃないかな。
それと教育の遅れに極大な問題があると考えてて、表面上だけ少し今に合せるのが最低なんだ。
別項過去述女児に裏声強要等と同じで、自分達の過去体験だけから紐解くのが愚なんだ。
経験が貴重なのは不動だけど、現役生徒じゃ無くなって何年経ってるかに鈍感過ぎるんだ。
盲点ってば盲点だろうが平成生まれになって来ると、生まれて初めて意識的に聴くのが打込みとかでも珍しくない。
だが昭和の内に生まれた連中は現代レベルの打込み未登場だったんで、初聴は99.9%位人力生だったのよ。
だから機械のを知ってから人のって無かったんだけど、今はそれが大いにあり得るんだよね。
願わくばなるべく早く先ず人力リズムキープ、これを教えてあげないと↑の癖事情で余計な苦しみを与えてんじゃね。
<つづく>
« 音楽備忘録1381 一寸変な歌の練習方法➓ | トップページ | 音楽備忘録1383 ノリを育む方法➓ »
コメント