音楽備忘録1339 なのに色味の話し③
小田急の車体帯の独特な青のロイヤルブルー、可能なら実見するのが一番だったがもう少し掘っとこう。
個人の好みに合うかは別としてその独自性は、BONZOの太鼓みたいに類例がとても少なかったなあ。
それと併せてかつてのくすんだ色各種にも言及しときたいんだが、汚れ対策もあっただろうが悪目立ち→落着きが無いを防ぐのには結構有効だった。
っても踏切事故対策上はあまり地味なのは向かないが、最近みたいに単純化させると柄がデカいだけに安っぽさ全開でいけねえよ。
さて青の方から行かせてもらうと、部外者には人次第じゃ水色のバリエーションと認識する可能性もあるものだった。
これは幼少時にお絵描きするのに色鉛筆の選択時なんかにそうで、濃い水色の方がイメージに近かった。
要するに青の癖にLED液晶ディスプレイで言えば青の発色がかなり弱く、それに依って青系にありがちな冷たさ等が最弱になってたのが特徴だ。(現行汎用型白色LEDは青が強く出てる)
それが今みたいにLEDバックライト全盛になると要注意で、変な表現だが青に最低限の依存で青を表現してるから赤や緑の発光が弱いと変色しちまう。
だが他の青はもっと青っぽくなるんで、他の青との距離感は大凡保ったままだ。
こう云うのが音色であれば周囲を選ばない口で、私的にはBONZO以外だとRingoやCharlie Watts等が次点かねえ。
おっといけない肝心なPaul McCartneyを忘れる処だった、彼は元々結構音色バリエーションがあったから全部じゃないけどさ。
Karl Höfnerで普通に弾いたヤツは、楽器がそのものズバリなのと相まって不変だ。
それ位個性が強きゃ音質や周囲の影響を受け難いから、押し通すのも可能化するだろう。
只どの音色にも欠点が少なからずあるので、それが絶対に演奏の障害にならない保証が無いとならない。
それには決定する迄に膨大な実験の質・量共々必要で、今のコロナ禍と衰退国家では中々に厳しい。
だいいち自らの個性がそんな濃い口とは限らないんで、無理に求めてピッタンコなのが手に入るもんじゃない。
そこで浮上してくるのがくすんだ色(地味な色)で、割は悪くなるが今時殆ど誰も求めてはいないのもあって案外「音色被り」を避け易いんだ。
そもそも地味だけに研究が浅目遅目になってて、先述の阪急マルーンみたいに解明は比較的最近になってやっとなんてのが。(本家側から塗装工程が紹介された:驚く程微妙に違う色が重ね塗りされていた)
んな事言われても地味は勘弁、な気持ちは俺だって人一倍あるし分かるがね。
目立つ色ってかなり有限で、信号機の赤や黄色を凌駕するのはちょっくら無理ざます。
ので単純思考の第1候補っつうのは被りOKの時のみ有効で、本命は第2以降に潜んでるのでありんす。
単体地味色も組合せ次第ではかなり目立たせるのも可能で、音楽の場合単色(独奏)の方が少ないから電車よりずっと有効なんざます。
<つづく>
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