音楽備忘録1341 楽器Amp同士の組合せの話しⅡ㉒
さて今更の本題回帰だが、組合せに配慮が要るのは夫々の能力を有効化する為なんす。
残念だが単純思考でA+B=最高なんてのが成立するのはかなり稀で、トータルで考えると今一なのの集合体の方が遥かにマシだったとかが始終起こるからなんだ。
実際苦汁を飲まされる事数多で、幾度も落胆させられたりして来まつたよ。
ベテランでそんななんだからそれ以外には厄介で仕方無いが、全く傾向と対策が無いでもないんだ。
その内これ迄は電気・音響的観点を中心に述べて来たが、中にはそういうのがどうにも苦手な人も居るでしょう。
そこでほぼその手のスキルレスの方向けに、要点を少々纏めてみませう。
と言っても何ワットかだけは省けないが、それ以外の数字は思い切って。
但し数字とも密接な関係が多い物なので、かなり大雑把になっちまうのは容赦しとくれやす。
そんななんで絶対安全圏となると大袈裟なマージンが必要で、ここでは過半数が安全圏なのを中心に綴りま。
だば基本から行くが第1はBassのを最大にしとくのがコツで、Guitarや鍵盤用のの倍にするだす。
再三クド吠えになるがこれは音波の原理に基づくもので、俺がBassメインなのとはゼロとは申さぬがたった数%位しか関係無いからね。
それはBassなんかGuitarの半分で良いと思ってる人でもで、低音は波高は倍・密度は半分で同音量になるからだ。
その倍の波高を出せないとそれだけで半減するが、大径不要のGuitar・鍵盤用の方がスピーカ数が多い場合が多い。
からワット数を同じにしちゃうと、実際は¼になってたりするんだよ。
そうすっと杜撰大王様がLead GuitarのソロバンドでGuitarが倍音量で良いと思ってても、Bassが全然聴こえないのを嫌うとGuitarを好きなだけ大きく出来なかったりして。
なのでBassが99%不要でも1%は必要だったら、音量バランスはイーヴンを目指して最悪でも½位は確保しないと困窮するでぇ。
それと今迄は省略して来たがPAも同様で、楽器Ampの最低2倍ワットは無きゃどうにもならんですから。
楽器同様Vocal Micもフルコンプ出来りゃあ未だしも、ハウリングマージンの都合で大抵はやっても録音みたいにフルには掛けられない。
ので肉声や生楽器等は密度の低いままになるんで、倍ワットにしてもそれで実音圧はやっと同等になる程度なんだ。
それもスピーカ能率や発数を抜きでだから、本当は4倍ワットは欲しい処なんだ。
又鍵盤のは用途次第じゃBass同然にする必要があり、Bassレスのアンサンブルは勿論の事伴奏頻度が低くない時ゃGuitarの倍ワットにしなきゃ危うい。
こんな事になるのは裏を返しゃそれだけGuitar Ampだと高音圧を出せるのが多いって事で、Bassみたいな低音や鍵盤に必要なワイドレンジを出せなくても平気だからなのよ。
コレ極例を挙げれば電池駆動のメガホンとかが、電球式懐中電灯と同じ位の電池でかなり爆音が出せたりするじゃん。
それだけ中域だけで良けりゃ出すのが簡単ってこった。
<おわり>
« 音楽備忘録1340 天然REVERBの勧め➐ | トップページ | 音楽備忘録1342 リズム表現を手放しちゃうの?➎ »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
「文化・芸術」カテゴリの記事
「音楽」カテゴリの記事
「ドラム」カテゴリの記事
「PA」カテゴリの記事
「ギター」カテゴリの記事
「電気」カテゴリの記事
「ベース」カテゴリの記事
「鍵盤」カテゴリの記事
« 音楽備忘録1340 天然REVERBの勧め➐ | トップページ | 音楽備忘録1342 リズム表現を手放しちゃうの?➎ »
コメント