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2023年3月 2日 (木)

音楽備忘録1294 楽器Amp同士の組合せの話しⅡ⑨

Fenderの特にTwinreverbが、Livehouse等でスタンダードな(だった!?)理由を綴ろう。
場所次第じゃ安易な導入もあったかも知れないが、汎用性の面で一線を画してたからだ。

俺は今も大して気に入っても居ないんだが、ずっとFenderユーザーの日々が続いてる。
っても「整流管仕様」の部分は気に入ってて、その代替えが困難なのはあるんだけどね。

特定の音色ではまあまあなのが多いが、色んなのを演ろうとした時他のだと若干不安が拭えないからだ。
主に整流管仕様とかビンテージの以外はAmp歪ませの音がストンプで代用可能と言っても良い有様で、6割は折角球のであってもそれを無駄にしてる。

Twinreverbはその駄目な方なのに何故Livehouseでなら重宝するのかったら、音量の関係でどうせ滅多にAmp歪ませ(出力段)は使えないからその欠点はクリアされる。
練習スタジオではどっらけだが流石に録音現場となると、CountryやJazzみたいなAmp歪ませ(出力段)不要のにしか対応しない。

個別録音が可能だと音量の大小は、Feedback奏法を使わないなら不問になるからね。
3段積みM君だろうと超小型だろうと、所望音色にピッタリ合致すればそれで構わない。

個人専用のならLiveとスタジオで同じのも使えるが、不特定多数が使うのに致命的弱点があったら困る。
のを大まかに拾ってくと、もしAmp歪ませも使用可能にするには音量オーバーはご法度だ。

その安全圏は凡そ50W以下になるが、人次第ではクリーンの音量不足にケチを付けられるかも知れない。
なるべくならCrunch位はAmpでも作れて欲しいけど、やはり音量の問題を気にするとどっちかに犠牲が強いられるからねえ。

それより重大なのが先ずはクリーン時の音色で、低音や高音が不足する可能性があるのは候補から外すべきだ。
その中で再生帯域が狭いのが困りもので、量的過不足だけならまだ補填も可能なんだけどさ。

EQやら何やらで幾ら弄った処で、例えば搭載スピーカの都合でその帯域が全く扱えなかったら一巻の終わりだ。
と云うの等へ考慮すれば低音も高音も出せるのが相応しく、幾ら甘美な音色が美しくてもM君では必ず困る局面が訪れるんすよ。

特に大舞台専用の、スタックタイプのがね。
これには不適切投入すると2重の弱点があって、どうにも低音が足りなくなったりするんだ。

元々低音のやたら響く場所でフルアップにして丁度良い加減にしてあるもんだから、その両方が無くなる処迄は対応し切れないんだ。
他社のでも同タイプのなら似たようなもんだが、M君程一面で「中高域に特化」したのは思い出せないんで代表としての生贄ね。

でそんななら球である必然性は大部薄れる!?んだが、万一限界領域に入っても俄然歪むのはよろしくない。
出力余裕をもっと与えときゃそれは回避出来るものの、興奮のるつぼと化した演者は時に訊く耳をシャットダウンしちまうからなあ。

だいいち事故最大音量は限度を簡単に超えるし、何より余裕はコストにモロに響くしさ。
なので最近は混沌として来てるけど、Twinreverbを常設に使ってるのてかなり意味深なんすよ。

>つづく<

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