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2023年3月 8日 (水)

音楽備忘録1300 楽器Amp同士の組合せの話しⅡ⑪

過去述と重複もあるが前回との絡みで、再度Guitar Ampが「Guitar Ampである為には」から行っとこう。
現代ではお便利高性能Effectorの進化が著しいんで、あまりその意義が分らなくなってる人も増えてるだろうが。

基本条件は①基本的に全部球 ②スピーカが12inch(30cm)以上、たったこれだけが杜撰大王式メソッド!?だ。
が現況では案外それがハードルが高くってオッサンは参っちゃうが、妥協すると大抵は必ず後で損するのよ。

その理由は原理に抗い切れないからで、Guitarの音域を無理無く再生するにはこのスピーカサイズが要るからなんだ。
場合に依っちゃ10inch以下だって色々なのに使われてんだけど、双発以上だったり正規のは駆動力がもっと大きいよね。

ミニマムの場合その全てを回路部で補填するのが困難だし、そうする為には結局コストアップしちまう。
一方スピーカサイズによる価格差はかなり小さいんで、安い小型のなのにそんなに小型化しないのを我慢した方がマシっちゅう訳。

全部球は言わずもがなで一部Effect等が石になってもセーフなのは、ストンプ追加と同等だからだ。
処でBassですら球は言っても絶対Ampと迄言わないのには、しつこく食い下がるかなり重大な理由があるからなんすよ。

先ず生楽器だとそれがモロ出しになるから一切誤魔化しが効かず、デジタルピアノ位しか代替えが出来ない。
電子楽器も最近は音源かバーチャルなのが多いんで、今度はそのものズバリの提供が困難化してる。

エレキBassでは詳細は次回に譲るが、やはりモノホンを堪能させるには纏まった対価が掛かる。
それ等と比べるとエレキGuitarは最も安価に、一応でもリアルを提供出来る貴重な存在に今はなっちまったんだ。

どれだってなるべく本物が良いが例えばHammondやクラビ、エレピなら未だしもこれ等は今日に至っては入手からして大変だ。
それが専門だったら万難を乗越えてもアリだろうが、そうでなければ他での出費もあるからとてもじゃないが賄いきれない。

こんな調子ではどうせどれも偽物しか無理なんだから打込みで…と思ってもおかしくないが、エレキだけでもまだ本物が可能だからリアルにも価値が残ってんだよ。
その面から大袈裟に言うとリアル生き残りの代表で、やろうと思えば大体誰にでもまだ可能なのは凄い事なんじゃないかな。

だから以前とは違って存在意義とか典型的な姿を、より一層意識した方が良いと思うのだよ。
実際同意見の人は少数派かも知れないが、最近の若者で演奏は良いんだけど音色にガッカリした人がそこそこそ居てなぁ。

楽器より演奏の良し悪しが普段は優先も、演奏レベルに音色が追い付いてなく乖離が出て来ちゃうとねえ。
次も何か出したらすぐ聴いてやろう、とは思えなくなるんだなぁ。

それで一定期間毎にチェックするんだけど、そこそこ売れ出しでも音色に進歩が無いともういいやって気持ちに。
自分も過去に1度だけ経験してるけど音色は自己満がスタート地点だが、何時迄もそこへ留まってちゃPCのOS更新みたいに駄目らしいで。

>つづく<

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