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2023年3月28日 (火)

音楽備忘録1320 天然REVERBの勧め➋

唐突に前回最後部の「地下道サウンド」こぼれ話から参るが、2回目で堂々と余談から入るのも拙ブログのスタイル!?。
っつうのもそれがフッィトしてて効果的なのが、昔あったのを思い出してん。

それはモノラルの方がデフォ当時の俺言い「英ヤバい系兄ちゃん」等ので、初期The Rolling StonesやThe Animalsだ。
米でも当時だと無名黒人のはステレオ化未達のがあったりしたが、その方が却って今言いすれば地下アイドル感があってムード満点だった気がする。

或はステレオで録れない出せないのを意図的に利用したのかも分らんが、実際彼等のメジャーデビュー前は穴蔵みたいな所でLive演ってたからねえ。
今になってみるとそう云う文化的背景みたいなのの演出もバカにならなくなってて、それが軽視されてるから平準化しちゃってるのかもねえ。

過去例でも全盛期以降のFrank Sinatraだとかこっちなら美空ひばりだとか、誰よりもゴージャスな広大な場所で演ってる感じにしてあったよ。(尤も多分本当にそうだったんだろうが)
さてこの辺で戻さないと本題が入り切らなくなるから転換するとして、同じく前回最後部に記した如く狭いと広いを共存させるとチンケな音場になるん。

ではSnareの不正な空間感から参るが、未対策で異なるEchoを付加した場合明瞭度を格段に落しちまう。
Rock系等では大音量で叩かれるんで、主目的CymbalのオーバーヘッドMicにもこれでもかと混入しちまう。

結果望んでない残響が加味されるんだが、そんなのへ別Echoを掛けると残響が不可解な事になる。
問題はその先で単純に2つのEchoが掛かっただけで済みゃ良いが、私感98%位は「混変調」現象を発症するんざます。

この場合主に位相が乱されて起こるのが多いんだが、特に狭い方の残響が広い方のより大きいと苦しくなる。
具体的には狭い場所で録ったのを広い店かなんかでメディアを再生してる感じになり、別項の「硬過ぎ君」を次善駆逐するのなんかにゃ少しは使えるんだけどさ。

折角ええ頃加減に録れたのに限って明瞭度を劣化させるんだから、Echoの不自然さを無視してもそうならない方が良いって訳。
そんでこの問題は過去には致命傷にはなって無かったとは言え、Snareの音像だけにフォーカスすると昔のでも多少は違和感があったですよ。

逆説的にそれを証明すればBeatles初期のとかPurpleのアルバムMachine Head等のDrumサウンドが、未だ自然な感じで比較的高評価を得てるのは原音・残響が一発録りの影響もアリと考えている。
Machine Headのは残されてる写真の通りスイスのホテルの廊下の残響だが、俺等の「階段バーブ」はそれの差し詰め「通路違いバージョン」ってのが発想源だ。

っても本項冒頭にある様に現況従兄の地下レッスン室とそれへ繋がる階段でしか実施出来てなく、日本みたいに響かない家が多いとかなり導入困難だ。
が俺言い「Echoを整理してなるべく1箇所1つにする」ってのは、今の音響性能に至っては鉄則化してんじゃないかな。

>つづく<

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