音楽備忘録1315 ビックらこいたこれは許せん➋
探すつもりは無いのにまた出て来やがったの、お次は「Guitar AmpにBassを繋ぐと壊れる」って真っ赤な嘘だ。
これを綴った奴は名も所在も明かしてるんで、マジの勘違いか言い訳に自信のある商売人なのかな。
まあ用途の限定されてるのだとそれ以外の使い方は、少なくとも保証しない位は仕方無いがね。
この件厳密にはBassで無くとも法外なBoosterとかで焼いちゃう事もあるが、電気と音響の知識を正確に持ってたら寧ろ逆を言った筈なんだ。
石の物は球より弱いが、物凄く色んな楽器があるから電気的耐性はそれなりに配慮が行き届いてるんだ。
エレキの規格なんざPhantom電源より断然いい加減だし、そもそも正規のなんてありゃしない。
他の音響機器への信号を除けば、慣例に基づいて一応やってるだけだからさ。
なので電気的耐性は他機器と比べると大関級ってなもんで、それを上回るのは医療だのセキュリティだのの横綱級位だ。
けどスピーカの方はそこ迄じゃ無く、回路でそれ用の信号に変容されてるのが前提だから頭より弱いんだ。
楽器Ampで頭がやられるケースは上記法外な過大入力で、この点でもGuitar程の歪みの想定が無いBass Ampの方が殆どでマージンが低い。
ここから自前失敗談を臆面も無く晒してくが、Bass用の頭の電源部の電解コンデンサが逝かれたのはリズムボックスを延々鳴らした時のみだった。
スラップ奏法だと結構パルシブになるもリズムボックスの比じゃないんで、当時搭載されてた楽器Ampの電解コンでは追従し切れず疲弊したらしい。
そんでもその時点で新品とは程遠い状態だったから、或は寿命を短縮しただけだったかも知れない。
のに対し次のは新品ホヤホヤのウーハで、同じのへGuitarで目一杯歪ませてたら突如音が出なくなったんだ。
当該機は昔のなんで一応「Bass非専用のチャンネル」ってのが付いるんだが、Pre部を魔改してゲインアップしたのも不味かったらしい。
俺事故調に依るとボイスコイルへの給電線が千切れてて、たまたま磁石と他部が分離可能な構造だったから自前修理が利いて事無きを得られたが…。
どっちも再掲だがフルレンジのなら未だしも、ウーハはそんな細かい振動が継続する想定になってないん。
ので耐入力に対して半分も入れてなかったのに、新品卸したてでお逝きになられた訳。
まあ専門家なら失敗は少ない方が良いんだが、全容を知るには一度位は一通り体験してないと間違いを犯しててもそれが自任出来ないのよ。
想定外は無保証だから止しといた方が良いよ位で止めときゃ良かったんだが、つい気が大きくなって余計な事言っちゃったのかな?。
けど業者側にはその程度でも、素人の使用者には甚大な被害の恐れがあるからね。
因みにスピーカだって中音用のにローをいれるとヤバいにゃ違い無いが、想定外の分は大抵回路で飽和して潰れるのでそのまま伝わりはしない。
のでⅡでPAとか力のあるパワーAmpの時にやりゃお陀仏確定だが、楽器用Ampではこちらの確率の方が格段に低くなりやす。
「羨ましいなぁ、隠し通せるか大きな失敗した事無いなんて」by皮肉全開杜撰大王。
>つづく<
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