音楽備忘録1286 伴奏の重要性⑩
Bassの2回目行っちゃいますが、俺が専門ってよりルート弾き以外のBass特有フレーズが最近お留守になってるからよん。
尤も少し掘らんと近年の人には分からなくなってそうで、「特有フレーズ」って今ここで初めて言ってる位だし。
Drumの基本Beatとか何か代表する呼称でもありゃまだ良かったんだろうが、かつてはあまりに当り前だったから名前が付かなかったのかな。
そうこうしてる内かなり急激に減退したんで、何時からBassを演り出した次第じゃピンと来なくなってるかも知れない。
だがピック弾きで基本テクが殆どGuitarと一緒でも、ここが大部違うから「Bass奏法」ってのがかつては確実に実在してたんだ。
俺はどっちかったら奇抜とか派手な口なのでサブメロもガンガン入れたりしてるけど、万人に受容れられるのは寧ろ明確なメロとかは含まれないヤツなんだ。
さりとて単なるルート弾きにはなって無いのがミソで、先ずルートにしても選べる時オクターヴ上か下かどっちを選ぶかから始まってんだ。
これで最も関係するのが「下5度」が出せるかどうかで、Aより低い時下ルートを選らんじまうと5弦とかじゃないともっと下は出せないだしょ。
尤もAより下がる時ゃ上に行って、AEAE,EBEBなんてわざと紛らわしくしたりもあるけどさ。
これって同時に鳴らす他楽器のコード展開形とも大いにリンクしてるんで、必要無くば下手に「入れ替わり」が無い方が周りは楽なんだ。
ってのもアンサンブル全体として「鳴ってる違う音程の数」が重複箇所だけ減るんで、そこだけ小ぢんまりし過ぎる事があるんだ。
意図的に重複させるなら別だが、それ以外の際どちらか或はどれか一番目立つのの影になるからねえ。
小編成でワイドにしたい時にそうなったら勿体無い話しで、そう云や最近パワーコードとフルコードの間も使われなくなって久しいな。
ではその意図的とはどんなのったら、わざとBassのEを上(Guitarの一番下と一緒)にしてコンパクトにするのなんかだ。
後の展開でワイド感を強調する等の為に、それまでじっと我慢の子!?でミニマムにしとくんだ。
んまあそれが結果オーライで達成されても一向に構わねんだが、オクターヴの上下選択にも色々と意味があったりする訳よ。
自分では割と低い方をチョイスしとき乍ら何だけど、過去に比べて「使い分け」が減ってるのは確かだわ。
それで思い出した「プチ意外」は、米より欧の作品で案外オクターヴ上が使われてた処かな。
特に昔のになる程欧のは米よりシックで落着いた演出が好まれてたからさぞかし下かと思ってたら、音程は高い方が多用されてんのよね。
誰かさんのせいでメロディアスなのも多くなってそれを少しでも聴き取り易くするのもあったろうが、「何時でも何処でも5度下」を使おうとするとそう為らざるを得ない。
んで毎度の如く絶対では無いがBassを悪目立ちさせない一手段として、「ルートから動く時は必ず下」ってのは結構効果的だ。
それでいて他パートと下なら被り難いんで、案外埋没しない。
何れにしても長らく4弦ばかりで持ったのは、高い方を今より上手く使えたからなのは皆もっと知った方が良いんじゃないかな。
そりゃ俺にだって5弦は中々魅力的だけど、それで拡張出来るのは所詮たった5音に過ぎないんだよね。
<つづく>
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