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2023年2月21日 (火)

音楽備忘録1285 楽器Amp同士の組合せの話しⅡ⑥

続いては求める音色次第で必要出力が増減する件で、今じゃレアケースになってるだろうがフル稼働させるかどうかなんてのが典型だ。
楽器Ampはオーディオに比べて徐々に歪み出すんで、生音に神経質に拘ると額面通りの出力が得られない場合が出て来んだ。

球のだったら比較的誰でもそれの予測がつくが、石のだって程度こそ大部軽くはなるが同傾向。
その為真に透明感に優れる音色等が欲しい時、大抵は「サバ」を読んでやらなきゃならない。

それで最も困るのが1台のAmpで純生もフルドライブも賄いたい際で、残念ですがハッキリ言ってそりゃ無理な相談ざます。
強いて例外を挙げる
なら、音量と歪みがリンクしてても良い場合。

大昔は周囲に生楽器が多かったから、それへそんなに疑問を持つ人も居なかったんだけどね。
近年では多重録音とかで作られた曲を演るのに、それが不都合になっちまった。

Liveと録音を全く分けて考えられればそれでも何とかなるんだが、99%は歪み音色がEffectorになる方で
我慢してるみたいだね。
日本みたいに狭隘だと舞台だって狭目になるんで、㊎様でも中々1つの楽器に複数Ampを用意出来ないよ。

それに複数使えたとして今度は出力音圧のバランスを取るのが又大変で、Amp-Aはフル駆動してBではスーパークリーンでと思っても意図した音量になってくれる事は少ない。
それでも何時か機会があればと少しは思ってるが、現実的にはどちらかを妥協するしか無いだろう。

その代わりと言っちゃ何だが、Live会場ではどうやったって家で聴く音にはどうせなってくれない。
只「間に一切メディア等が介在しない」点が特筆物なので、各自の最も象徴的であろう音色の方を優先するのがお勧めだ。

私的にはAmpの歪みを常用してるので、自分のAmpを持ってける時(滅多に無いが…過去には何回か😓)はそっちを優先したよ。
そもそもは「生耳」で聴いて気に入ったからそれで録ったんで、会場残響等の影響は入るにしても「生でお届け」出来る貴重な機会なんですよ。

そうして信者を増やして…と迄は言わないけど、そうしないとPAレスの意義も深まらないからね。
その逆に全面的にPAに依存するんなら、なるべくそれを阻害しないAmpが良か。

と言っても現実的には常設のを使うのが多いんで、なるべく最低限の音量にするしかない。
現代のEffctorはその時点で完結した音になってるのも多く、例えばその中のアンプシミュレーションなんかを活用するにはAmpで音が変わっちゃ駄目。

これはMarshallの音が欲しいのにFenderしか置いてなかった時等に該当し、Fenderの個性が最も「出ない」様にしないとさ。
その秘訣は殆どので唯一各ツマミをなるべく上げない事で、オーディオに比べるとニッチでヲタな作りでもそれが如何なく発揮されるのはフルアップの時が多いからだ。

そのニッチ・ヲタの内容は歪みが出ても使えるのを許容してる処で、オーディオには一切無い概念だ。
歪みの深さこそ様々たが、オーディオやPAでやったらツィータを飛ばしたなんてのが起こらんのがその証左。

>つづく<

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