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2023年2月10日 (金)

音楽備忘録1274 伴奏の重要性⑥

今回はシンプルなパターンの人力伴奏の重要性をテーマに掲げるが、一見一様なのが良きゃ打込みの方が良さそうだ。
それがバリバリのテクノだったらそうかも知れないが、「聴いた感じの安定度」となると必ずしもそうじゃないんだ。

物理的な安定では打込みの圧勝だが、例えLeadパートが機械でも裏方には案外「微調整」が必要になって来るんだ。
概述の如く「常にギリギリで聴こえる」様な状況が望ましいと、上物の数や音量の増減に対応させなきゃなんないからね。

ので逆に上が留守の時だけ出て
来るのとか、曲前半で楽器数の少ない時だけ登場するのだったら打込みで手に負えなくもない。
そんな処から最近は「全編通しで普遍的」なのの登場頻度が減ってる様だが、ある意味で必要最低限度派には厳しくなったと言える。

特に隙間だらけじゃ無く一応「間は結構埋まってる」のがそうで、音質が上がったら却って選択肢は減るって逆転現象が起きてるのは残念だ。
では聴こえない処が出来ても構わなければどうかっつうと、程度に依っては再編曲が必要って意味になる。

例えばサビで最強になる処だけだったりするならそのままでも良いが、奏でた半分以上が聴こえなくなるならその部分には入れなくても良いかも知れない。
5.1chとかが普通だったらまだ良かったが、音楽では未だ2chが主流だしねえ。

たった2つしかない入れ物だからなるべく少ない方が「渋滞」にならなくて済む訳で、どうせ聴こえないんだから入れといたって平気と考えるのは危険なのだ。
音楽的化学変化を起こす可能性は充分あるので、周囲の音に変容を来す可能性が高い。

だからブツ切アレンジがとなるが、そうするとLiveでの再現が一々面倒になる。
それでもBig Bandやイージーリスニングの全盛期と比べりゃ今のは多くないが、それ等は隠し味としての使用度が全然高い。

Classicのオケなんかもだが今より格段に音響性能が低かったりしたから、全部が入ってるままに聴こえるのは期待出来ない。
それは生の場合も同様なので例えばバスドラのゴーストノートみたいに、完全に裏方・隠し味としての使い方の方が多かったんだ。

以降のポピュラー系ではあまりそうは行かず、大して大変じゃ無いけど「手加減」でバランスを取ってたんだ。
ってかそこに「バラ録り」の難しさがあるんだが、黎明期にバラ録りした連中が優秀であまりそれを感じさせなかったから落し穴みたいになってんだわさ。

実際そうして熟練の技を駆使したって完璧には滅多にならないんだが、全員が音楽を熟知してる様な集団と只のAIみたいなのの隔たりは中々に大きい。
一番違うのは「どうしても共存が必要な箇所」で、人力なら聴こえる様になる迄あらゆる手段を駆使するだろう。

打込みでだって充分に余裕を持たしときゃ或は聴かせられるかもだが、それではそれ以外の部分が喧しくなってしまう。
しかも問題なのは本来はLeadパートのデカ過ぎが悪いのかも知れないが、リアルタイムで両方を変えて試せないのでそれを究明し難い。

拘れば打込みでだってどうにもならなくはないが、絶妙には遠い上恐ろしく手間が掛るので大抵は妥協してまう。
単体パートでならほぼ人力みたいな打込みも稀に耳にするが、アンサンブルでそんなのに迫るのは今ん処まだ
聴いた事が無いよ。

<つづく>

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