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2023年2月12日 (日)

音楽備忘録1276 楽器Amp同士の組合せの話しⅡ③

今回は過去述重複も厭わず再度広義のBass Ampの特殊性を綴るが、日本じゃこれを充分理解してる人が少ないから参っちゃうんだ。
特にBassist以外から、重低音の要望があった際なんかにね。

①普通より低音の量を求めると最大音圧が下がる
②歪みを嫌うと同じW数でもGuitar程音量が出せない
③スピーカの能率がGuitar用より低目になってる事が多い

いきなり要点を羅列してみるとざっとこんな感じで、基本的にどれも「低音を潰れずに出そう」とすると避けては通れないので御座居ま。
だば夫々を順にもちぃと掘ってくと、①は元々「音波の振幅」が大きいから。

オーディオ増幅の歪みって低い周波数程振幅が大きいから、そっちから歪み始めるもんなんだ。
Guitarが割と「上から歪み出す」様に感じるのは、それだけ思いっきり上を電気的にはブーストしてるからなんだ。

実はBassですら結構上を電気的には盛ってて、それだから一番下の弦だけ段違いに歪んだりしないで済んでるんだ。
けど低音量を増やして行くと、テンパるのがGuitarよりずっと早いぞ。

②も基本原理は同じだが「オクターヴ低い」ってのが鍵になって、Guitar同じ「音色バランス」にしても下の振幅が凡そ倍になるからその分歪み出しが早い。
で③はローエンドを出す困難さの影響で、スピーカって原理的に「下だけ増し盛りする」ってのが出来ないからなんだ。

サヴウーハ等では回路的にも中高域を減衰させてからスピーカに入れてるが、そこ迄行かなくても実際は低音増やす→中高域減らすで対処してるのよ。
これだってその根っこは振幅の大きさが災いしてて、同じ様な部品で振幅を広く取ると精細に作れなくなって能率が下がるんだ。

具体的にはボイスコイルと磁石の隙間を少し広げたり、エッジ部を大振幅に対応させる為に拡幅したりさ。
口径を変更せずエッジ部が拡幅されると、その分純粋に音を出すコーンの面積は減るさね。

それでいてセンタードーム部分も、大振幅させるのにコイル径は寧ろ大きくしなきゃなんないんだから。
ので小型ウーハなんかだと真ん中の丸の部分とコーンの部分が、同じ位になってるのもあるやん。

そして日本だけじゃ無いけど固有の環境問題として、欧米より低音が良く響く場所が殆ど無いのが致命的なんだ。
中域対して低域が倍響く様だったらAmpスピーカはGuitar用とほぼ同性質でも事足りるが、「環境にアシスト」して貰える可能性がこっちじゃ低いからね。

つまりこっちの環境じゃAmpやスピーカの方で最低「倍は低音を出さなきゃ」、向こうと同じ感じの音が出せない訳ですよ。
だからAmpのこのバランスに関しちゃ、欧米本国の常識(≒世界の常識)が通用しねんでやんす。

>つづく<

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