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2023年2月 3日 (金)

音楽備忘録1267 過音圧ミュージックはもう沢山➓

何時迄ボヤくだけでも埒が明かないんでこの辺で本項閉店とするが、最後は副作用の乱れ打ちと行こう。
先ず表現巾が狭まるのは当然として、その中に予想外!?のもあるからそれから。

音圧を最高に上げてるんだから弱まる心配は皆無な筈が、随時頻吠「比較芸術」な為にそれが起きるのだ。
一寸冷静になれば色んな分野で当り前なんだが、強いだの速いだのにも絶対限界ってもんがある。

もし何回聴き返しても分からん程にすりゃ速いのだけ強いのだけは分かるが、内容が不明なので無効化する。
それで特にポピュラー系のなら2~3回目にはアウトライン位は分かる程度に抑えるんだが、今度はその程度にしとくと慣れで数回で威力が失せる。

それを避けるには作品内に一定以上のコントラストが必要で、つまり聴き手の感覚に依存せずダイナミクスを曲側で指定しちまうんですよ。
人間ってないい加減なもんで当初は一寸弱いかなと思っても、それが一定以上続くとそうでもないかなんて感じる処があってさ。

そうやって曲毎に必要な「普通」を構築してやると、そこからどの位強まるかを指定出来るん。
何故って普通よりこの曲だけ最大音を大きくするとか無理なんで、そりゃアルバム単位でだったら他の曲と差を付けとく位は可能だけどね。

けどシングルでは相手は「ほぼ全て味方に非ず」だから、余程の事でも無いと他のよりわざと小さくしとくなんて出来ない。
さあ困ったどうするったら、少し邪道だがこうするのだ。

曲の冒頭があんまり小さいと目立たず埋没したり何時始まったか分からなくなるので、取敢えず曲の理想とシングルの理想の間で適切な音量にしとく。
からの曲が始まったら気付かれ難い程度に、一旦曲の理想値まで徐々に下げればよろし。

そうすれば例えば強化したいサビとの落差が得られ、しかし強化ポイント迄の時間が短くて足りないと充分なだけ落差が得られない。
その際曲的に許せるなら思い切って1つ目のサビのインパクトは妥協し、2つ目のからに賭けてみる…。

等々少なくとも「その曲の中で解決すべき問題」で、他の曲や全部フルにしてはアテにならないんだ。
次に編曲の一手段として楽器の増減でダイナミクス表現の代用をする時があるが、その際も密度を上げ過ぎてると意味を為さなくなる。

これの趣旨は最大音量の変化を殆どせずに密度で表現するものなので、「隙間」の多少が無くてはならない。
そもそもOrgan系の音源が主体だとほぼ無効化するもんで、減衰音主体の時専用だ。

昔のタッチレスポンスの無いキーボードに無くてもHammondやエレクトーンにはエクスプレッションペダル常備なのはこのせいで、2段鍵盤+足鍵では「隙間」が出来難いからだ。
のでこの方法を用いる際はハードコンプで殆ど減衰しなくなってては駄目で、音楽の世界では残念乍らホントの「全部盛り」は不成立なのだ。

しかし「弱いと感じさせない弱さ」や「小さいと感じない小ささ」が結構沢山あるんで、そんなにムキにならなくたって平気なんすよ。
それよりコンプしようと何しようと、ニーズに一寸でも過不足のある音を出しちゃうといけないだけでね。

まあそれがド素人さんやそれに少し毛が生えた位の人には難しいかも知んないが、取敢えず生で弱過ぎか強過ぎを駆逐するのから始めりゃエエねん。
一度に両方は難易度高過ぎで、体質次第でどっちかは大抵そこそこ得意なんだ。

<幕>

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