音楽備忘録1235 楽器Amp同士の組合せの話し㉟
今回は楽器Ampの最大出力についてひとくさりと参るが、唯の力自慢とかそんなんとちゃうでぇ。
練習スタジオや小規模Liveでの、最大派閥はどれ位なのかってのだ。
このシリーズは散漫・右往左往気味且つだらだら延びててすまんこってすが、今や忘れられつつある「昔は何時もどれもがこんな音の大きさとは限らなかった」で御座居。
俺世代だと日本じゃこの件は最末期だったんで、実際に体験するのは多くはなかったけどね。
それでも今なら音楽はオマケの小さな飲食店とかじゃないと、100W出るのが1つも置いて無いなんてのは見掛なくなった。
のが俺の少年期だとそこそこあって、当時は出せるだけ出したかったからガッカリゃしつつも出演辞退と迄は思わなかった。
それを今ちゃんと考察してみると無駄爆音は個人の趣味の問題で、バランスさえ取れてれば音質面では特に心配なんかして無かったのよね。(音量以外のファクタだと球かどうかを筆頭に心配は尽きなかったが…)
いやはや当時は完全無自覚だったが既に立派な杜撰ぶり…、には違いないが何故心配無用だったかが今回の鍵なんす。
そりゃ大きいにも小さいにも物には限度があるけれど、最大出力だけだったら100Wだと出せて50Wだと出せない音色ってほぼ無いんよ。
Marshallで3段積みと2段積みで違うのは低域の実用再生限界周波数とかで、それはバッフル板の総面積のせいで出力じゃおまへん。
勿論振動エネルギーも含む受け手が感じる「圧」は同じじゃないが、聴取点での音量を非爆音趣味の人でも堪えられる程度に抑えると↑はキャンセルされるだす。
因みに抑えるっても出力じゃなく距離を離すで、そもそもM君の100Wは従前より広くても遠くても「聴こえる様にする為」のものだからね。
そこで掘っててみると現時点で100W程度が常識化した原因は、海外ではDrumの叩き方・日本では国産Drumsetの最大音量との関係が深そうなんだ。
全くハイパー手前味噌ではあるが宅の太鼓の更新で大実感してて、貰い物のPearl Rock’n’RollerからLudwigになって激変があっただよ。
セット全体ではグレードとサイズが違うにしても、Snareだけは借り物でもかなり長期に渡ってLwdwig 402だったからそこは不変。
にも拘らず同等のバランスにしようとすると、Ampのツマミ位置等をかなり変えなきゃなんなかったん。
それに付随して変ったのがGuitar Ampの使い方で、以前はバランス都合から出力段の飽和領域は録り時専用だった。
のがL君になってからは歌物でも歌い手の声量があれば、フルアップにしても全然普通にバランスがとれる様になった。
それ処か周囲のメンツや音色に依っちゃ、Guitarの完全クリーンが苦しくなった位でさ。
L君は1960年代には既に爆音用途で重用されてたけど、俺言い完全爆音化したのはシェル仕様の変更後だ。
宅にある3plyレインフォースメント付きから6ply以上輪っかレスになってからで、私感的には最大音量はほぼ一緒だが普通に叩いた時の音量が新型の方が大きくなってる。
どうやら流行の変化で小さい方がリニアなのより、大きい方で出損ねるのを減らしたらしい。
がそれも元を質せば電気楽器の戦力に対抗させるのが先だった様で、人耳限界迄不毛競争が続いてそのまま推移してるみたいだねえ。
って事って次回は久々で、これの鶏玉子話しと参りやしょう。
<つづく>
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