音楽備忘録1263 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➐
この項はこれで終いにするつもりだが、そこで今日は楽器に縁がある全員に役立つ情報をお届け。
ってもあんまり直接的な効能は無さそうなのが玉に傷かもだが、俺知り海外比だとこの程度の市場規模にしちゃ日本の楽器関係はやたらと下請けとかが多かったん。
今でこそFenderにもやれJapanだSquierとか分化があるが、本国系では販売系統の他は継続的なセカンドブランドってのは殆ど無かった。
のがこっちじゃ今は寧ろ少し整理統合された位で、ブランドだけなら雨後の筍様に雨あられだったん。
だがブランド名と社名が不一致なのが多数派で、その社名(主に販売)と製造者を辿ってくと1/20程度に数が減りやんの。
それだって実際に楽器にバリエーションとしてしっかり反映されてりゃ良かったが、設計者が更に限られてて外注も少なくなかったかどうも個性の徹底が全然だった。
例えば直近ではどうなってるか知らんがYAMAHAを大喜び!?で生贄にすると、太鼓のシェルはサカエがDXブーム終焉後のシンセ等はKORGにお願いしたりしてた。
もし個性とか癖が不要なのだったらその方が良いか分からんが、設計と製造位は最低でも直リンクじゃ無いと薄まったり曖昧化するのは自明の理。
この面では下請け製造業者が、かつての自らも少しは売ってましたブランドは侮れない。
尤も令和のあざといは正義みたいなのとは程遠い、昭和の遠慮みたいなのがあったから上位機種は不扱いだったのが惜しいけどさ。
それでもスピーカユニットに比べたら遥かにマシで、これはもう40年も昔になっちまうが(オーヤダヤダ)現場の片隅に拘束!?されてたんでね。
貸間賃貸契約だけの筈が強制弟子入りがセットになってて、更にその弟子入りには強制労働がセットとタコ部屋のオヤジ(師匠:本来は唯の大家さん)はのたまわりやがった。(昭和だとそんな理不尽が通用しちゃってたんだ😓)
「分かったしゃーない、で今晩は何をすりゃ良いのっ」たら、明日PIONEERに納入するウーハを…って。
最初は又そんな大ボラ吹いちゃってこんなチンケ(わきゃっと失礼)な処でそんなの作ってる訳ゃ無…、くもなくて本当で驚いだだよ。
PIONEER納入分は俺の居た時期はほぼEXCLUSIVEとかだけだったが、カーステのALPINEのはかなり全面的にやってたよ。
今振り返ると師匠は早大出だったんで、稲門会の伝手で得られてた仕事だったのかな。
まあそれでも2Way,3Wayとかだと他社ユニットとの組合せもあるし、箱やネットワークでもかなり違う音が出せるからねえ。
しかし楽器の木部となるとデタッチャブルのならネックとボディ別会社も可能だけど、セットネックやスルーネックじゃ絶対そんなの無理だもの。
恐らくこの辺で松下工房・ESP・Moonとかが、今でも生き残ってるんだろうさ。
製造に関しちゃ先頭の1社以外は今は微妙だが、それでも企画・設計・販売は自前だからねえ。
もしそう云う方針のブランドでリッケン的思想のが現われれば俺だって興味が湧くだろうが、茶番と迄は言わんが劣化本邦のそう云う裏がモロ見えになるとそっぽも向きたくなるんすよ。
又それが録ったりすると後になって影響が出たりして、従兄との共作で思った以上にウケなかった曲が偽物使ってたから不味かったのかなんて。
流石にんな事あるかいとは思いつつも、少なくとも偽物を嫌だと思ってる俺がここに居るがね。
今の俺等みたいに顧客が超貴重品状態だと、それでのたった1人の増減だって気にするなってのがどだい無理な相談なんでい。😢
<おしまい>
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