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2023年1月 3日 (火)

音楽備忘録1236 Gibsonの貢献度➏

FenderやRickenbackerに比べると、今では良く云や洗練・悪く云や地味なGibson。(半私感)
でも歴史を顧みて視点を変えりゃ、王道を構築したからなんだわさ。

どんな曲でどんな音色ででもメロを弾くと想像した時、実はフェン君よりリッ君やギブ君の方が汎用なのをあなたはご存知でっか?。
って物知り顔で語れる身分に非ずで、けど最近確信させられたプチ発見があったんだ。

それはGeorge HarrisonがJeff Lynneと組む様になった比較的晩年期の、スライドのソロで古い廉価版ソリッド(425)のリッ君を結構使ってるのを今更知った。💦
現況俺はソリッドのリッ君Guitarが縁遠く、かつて頻繁に借用出来たセミアコではたまたまメロを弾く機会が訪れなくてね。

内心そこそこ行けそうな予感はずっとあったんだが、現代的な状況下で実際どうなるかが分からないままだったんだ。
ほんでこれは伴奏でも和声のハーモニーバランスに神経質になると近似傾向があって、だからってフェン君トーンを欲しい時は少なくないんだけどさ。

只楽器のサウンドよりハーモニーやアンサンブルバランスが重要な際、リッ君やギブ君だと心配ご無用になるのは確かでね。
それだけエレキサウンドとしてはフェン君は独自性に優れるとも看做せるが、曲やフレーズに合わなくなったらお役御免まっしぐら。

セミアコ・フルアコの選択肢が多いのと↑と相まって、インプロビゼーション命のJazz屋さんが重宝するのもご尤もなんすよ。
私的には個性と汎用性の両立の点でリッ君一推しなんだが、楽器は道具・奏者より後ろにすっこんでろとなるとギブ君の独壇場なのだ。

これって主流舞台衣装の変遷と半リンクしつつ近似推移してて、中身だけで勝負したい時ゃ作為ゼロで奇抜性が残っちゃ邪魔で困ら~ぁね。
わ前回迄のと重複補遺気味なんで先へ進めると、ギブ君には欠点・弱点でしか無くても業界全体には有難い人柱となったのも少なくない。

その筆頭が概述マホガニーネックだが、他にも搭載可能なアームの制約だとか薄く軽くすると音色個性が削がれるLes Paulのボディなんてのとか色々ある。
一口に人柱ってもその継続期間が重要で、誰にでも何時でも駄目そうなのだったら即座に分かるけどさ。

境界域にあったり条件次第で可否の変化する様なのだと、数十年は実地試験(意図が無くても実質的に同等となる)を経ないと本当の処は釈然としない。
例えばネック強度ひとつとっても現況ではメイプル製なら先ず安心だが、将来もしもっと暴力的なパフォーマンスが主流になったら不適合になる可能性だって否定出来ない。

どう丈夫なのにしといても必ず破壊されるなら、もっと百均商品に寄せた廉価なのが望ましいとかさ。
↑以外で私的な肥しとなってるのだと、杜撰大王だとLiveには危険だが録音にはOKなんてのが体験込みであるでよ。

無論極力自らは犠牲にならず、人の振り見て我が振り直せで済ませられると良いんだけどね。
突詰めて行くと本人がそのもので試さんと、各自にとっての真の正解は導き出せない事も少なくないからね。

そしてそんなプチドキュメンタリーが何れは又誰かの参考に…、なるかどうかは神のみぞ知るだけどさ。
でもねえオッサン位長く携わって来っと、かなり予想が覆される意外なのが結構あったんだ。

例えばアルミネックのTravis Beanや樹脂ネックのSteinberger、後者は完全消滅こそして無いけどあんなに早々に後継も現れず衰退するとは思わなかった。
現代の他分野では木や紙から金属や自然分解が可能な樹脂等への移行が常識同然なのに、幾らエレキが過去の発明品になりつつあるにしても最廉価版位には残るとしか考えられなかったんだけどなぁ。

<おわり>

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