音楽備忘録1247 楽器Amp同士の組合せの話し㊴
Ampの項でバスドラフロントヘッドがってのも何だが、低域が格別響く会場以外ではBassの音色との兼合いもあってホントはかなり重大案件なのだ。(無論PAレス時)
そしてやれ習慣がの流行がの言う前に、どうして現行最新のでも前に皮を張れる様になってるのか再考すべしべし。
特に凡そJazzやClassicには縁の無い仕様のでも、Tomみたいにシングルヘッド仕様のがちっとも出ないのは何故か?。
ってのは「普通のバスドラの音」が欲しけりゃ、前にも皮をそれもなるべくなら穴無しを張らなきゃそんな音が出せないからだ。
フロントレスとか穴開きは元は録音の為で、少ないMicをやりくりするのに前と打面2本なんてくれてやれなかったから。
でもそんなら打面の外だけに構えたって良い筈が、摩耗スピキンみたなのが発する雑音なんかを避けたかったから。
Snareのスナッピーの音も場合に依っちゃかなり大きく拾っちまうしで、そもそもシングルヘッドTomだって録るとモヤるのの補填策だったしね。
結局PA常用≒録音との考えで、付けてなかったり穴開けされたりしてるだけなんだ。
その状態でMic・PAを通さなきゃそりゃ軽かったりして当り前で、通すにしたって専用Mic以外EQしなきゃペコペコパシパシ。
それってBassでエレキとコンバスを見れば一目瞭然で、要するに低音を生で出すか電気で出すかってだけの話しなんよ。
全く違う目的での実施だけど従兄レッスン室のへ前張り!?させたのも、特に初心者の人には「普通はどんな音?」を知って貰うのに必須と思ったからなんだ。
従兄の様に非力でも最初からバスドラの音がマトモだと失念するが、俺みたいに間違えてゴリ押付けしてると前張りしてたって低音は出やしない。
ちゃんと踏んだらドンって言いますって大事な事で、↑みたいなゴリ押付けが必要になるのはやたらと低音が響く会場限定の奏法なのよね。
っつう事はもし足のオープン・クローズが自在なら、前張りされててもシングルヘッドにかなり近い音も出せるですよ。
ので何処でも彼処でも何時でも「張っとけ、穴開けるな!」と吠えてんだが、取敢えずそれでDrumはそのままでも普通の音になったとしよう。
ベーアンについては楽器がFender系でも足りるだけ低域を増幅出来りゃ電気的には及第だが、問題は前回述の通りスピーカ方式の会場とのマッチングだ。
例えば幾らも奥行きが無いとか巾だけ広い場所で、所謂「遠鳴りタイプ」のなんかを使うのは愚の骨頂ね。
一箱に3ユニット以上入ってるのとかホーンロードってのは、角度は狭くてもかなり遠くでも聴こえる様にする為の策だったんだ。
PAスピーカの指向性にしても一番主流の40°~50°ってんじゃ日本の狭隘Livehouseじゃ不適合で、幾らハウリング対策にしても90°位無きゃ最後列の人以外高音は良くて片chのしか高域はちゃんと届いて無い。
PAって常設のなら本来はカスタマイズするのが当たり前で、大抵は他の何処にあるのとも違う状態になるもんでさ。
それは会場が固有の形・条件を持ってるからで、例えば↑の角度不足なんかもツィータホーンを追加したりすべきものなんだ。
昔は完成品が少なかったのもあって自分達で組上げてたんだが、最近は買って来ただけの所が増えちゃった。
にも拘らず気付けずに居るのが多いのは、無駄爆音を出すのが普通になったからなんじゃないかな。
強引に爆音出せば指向性がどうでも全ての音が回り込んで、聴こえる事は聴こえるから。
<つづく>
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