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2023年1月11日 (水)

音楽備忘録1244 楽器Amp同士の組合せの話し㊳

個人的には今ももっと爆音をって渇望が止まないが、それは最大音量だけの話しでは無いのだ。
確かにAmpの直近ではBassなら訳が分らなくなる振動みたいなのを夢見てるが、広大な会場でそれでやっと聴こえる位の状況を欲してるのだ。

って現実はほぼその正反対でしか無いんで音色の迫力を追及したいんだが、それには100W以下でも本格的な仕様のAmpが必須。
なんだがGuitarの方なら運が良けりゃVOX AC-30にありつけるやも、Bassだと国内の小規模Livehouseでは先ず無理。

わ置いといて今は非力な歌手が増えたんだから、それを爆音で誤魔化そうにもハウリングマージンで厳しい。
もし声が小さ目なだけで無加工でも音色に迫力がありゃ良いが、殆どの俺言い声量不足さんはそれ以上に迫力不足。

をなるべく補填してやろうとするとEQ・コンプ・Reverbその他諸々、昔だったらエキサイタも噛ましただろう。
でそんなんするとハウリングマージンは劇的に低下するもんで、要するに弄り度と最大音量はシーソーの両側にある様なもんなのよ。

なのでお客さんの耳事情を無視した処で、爆音で演りたいなら剛力歌手が必要なのだ。
がPopなグループだったりすると爆音より心地良さをもっと重視すべきで、必要なだけの力感が得られればそれ以上の音量は却って毒でしかない。

ここで私的に最も気になるのが「奏で方」で、俺基準では皆Ampのツマミは大胆に上げてるけど弾き・叩きが随分とヤワだ。
確かに無駄に強く奏でてる様に見えるより軽やかに演った方がスマートに思うんだろうし、例えば歪みの深さだけなら何処で稼いだって似た様なもんに出来る。

けれど不要に楽した演奏って説得力を著しく欠くもんで、具体解析すれば例えばしくじって一番弱くなっちまった箇所の弱さに大差が付くんすよ。
感度が高過ぎると弱いのだけは多少誤魔化せるが、隠したいミスは拡大されここぞの強拍は頭打ちになる。

安易思考では物理的にはそれで平均値が一定するが、録音なら未だしもLiveでは色々と想定し辛い邪魔が入ったりする。
或はその時だけヤケに周りが丁寧で遠慮気味になったり等、安定も大事だがそれ以上に柔軟な対応力が求められるのだ。

それと良いDrumsetやAmpがあってある程度以上の奏力があった場合、90%は絶対必須の以外PAは使わない方があらゆる面で音は良いんだ。
完全にPAからの音しか聴こえない場合を除き、随時頻吠えの「混変調」や「位相回転」が必ず起こる。

これは楽器AmpスピーカとPAスピーカの位置や向き・距離差がもたらすもので、客席の位置でも夫々殆ど全部が違うと非常に厄介でつまり最適化なんて程遠い。
それでもPAも使わないと何か音がショボイ様ななあなた、それは奏力もだがAmpやDrumsetがその場所にちっともフィットしてないからなのよ。

加えてDrum等の生楽器の場合は調整も大問題で、バスドラのフロントヘッドやGrand Pianoだったら蓋(天板)をどうしてるかだの…。
Ampの方では特にスピーカの方式とタイプが…、等々これは次回を乞うご期待。

<つづく>

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