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2023年1月18日 (水)

音楽備忘録1251 そんなに詳しくないけどマイナーブランドの話し➌

ブランドの話しって言っといて早々の迂回路でスマソだが、非王道の思い切った挑戦をし易いのは非大手だ。
ってんで泣きのもう一回で行かせて貰うとして、Drumみたいに加工難度が高くないのだと今後の参考になりそうな部分もあったのは確か。

今となってはヲタ専用感の強いTokai Talboのアルミボディだって、厳密にはリッ君のがあったが一面では材料探し旅の成れの果てとも看做せる。
近年はエレキの材に関して過去比だと保守的に過ぎる感じもあり、太鼓や生ピアノと比べるとそんなに纏まった大きさを要さないからチト勿体無い。

っつっても余程気に入らない限りわざわざ加工精度の高くない、経年劣化もありそうなのへ触手を伸ばしてもだけどさ。
只ある程度以上の期間酷使するのが分かってて慣れの面から頻繁な買換えは嫌だったら、木材が土台になって成立してる楽器は材に拘った方がお得なんす。

何れにしても日本では弦やピックだけが消耗品と思われてるみたいだけど、スパンはそれ等より相当長くてもフレット・ナット・一部のブリッジ駒等はずっと持つもんじゃないんだ。
のから脱して全体俯瞰すればかつてのは材は良いが加工や設計が、今のはその逆が残念と中々こっちの都合の良い様に世の中は回ってくれないもんだ。

とは別に過去と近年では流通経路に大差があり、’75~’90年辺りだと道端の叩き売りで(そんなんあるかいな…)でも買わない限り国産には完全な正体不明のは存在し得なかった。
ネットが無いと通販は宣伝費とその手間が凄いから、今とは逆に大手量販店じゃないと採算が合わなかった。

となるとどんな片田舎のマイナーのだろうと、何処かの楽器店なりレコード屋のオヤジが認めてくれないと全く売り出せない。(※昔はレコード屋が一寸した楽器やオーディオも扱ってたのよ)
のと製造技術所持者がエレキでは歴は浅いし学校も無いしで、寧ろここをこう削るとは果ては○○の弟子だななんてすぐ身バレ。

にも拘らず随分と系列だの系統だのの情報の残存がやたら少ないのは、関係者数が圧倒的に少なかったからなんだ。
又今からしたら稚拙だったり不完全な部分は残ってたがマーケット自体がヲタ領域に近かったから、一部大手以外は知名度なんぞ全く無効で実力勝負をするしかなかったんだ。

概述だが縁あって実際そう云う人達とその現場に身を置いてたのの未出を行くが、万一ANSWER ACOUSTIC LABOって名前を知ってたら多分昔俺と何処かでスレ違う位はしてる人だよ。
Mic等ではOEMでNANYOなんてのからも出してたけど、上のグレードのには何とあのAKGからユニットを仕入れて搭載してたんだ。

それだってちっとも売れやしないから、卸値にしてくれた代わり俺等も買わされたりしてね。
レビュー的には外装の焼き付け塗装その他が大手より弱いが、音自体は本家のに全く遜色無いから俺みたいな見た目が2の次で良い奴にはお買い得だった。

ほいでそんな傾向は群雄割拠の他所様でも一部販量最優先の楽器店主導の以外は、それ位しか売る方法が無かったんだ。
今ならネットのサイトページが立派なだけでも騙されてくれたりもするが(過去に1度俺自身も危うく💦)、仮に良心皆無な業者でも当時だと↑のお約束からは逸脱不可だったのが大違い。

その意味でハイエンドはとても今のにゃ及びもしないが、ローエンドのボーダーラインは高かった。
最後に半恒例の毒を少々吐いとくと、寧ろ名のある大手程セコかったりケチ臭い部分があっただよ。(今もけ?)

<つづく>

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