音楽備忘録1229 楽器Amp同士の組合せの話し㉝
今日は前回述のLiveでのミニマム人員理想から行くが、本質的には演者の最低でも首謀者若しくは担当者が自分達のお客をよく理解してるのが必須だ。
それが純粋な雇われなら唯リサーチしといてニーズに沿わせりゃ取敢えずは合格になるが、自発的な提示を伴う場合は良い子でいるだけでは足りない。
特異な例外を除くと希望も訊き入れつつ、適度に意表を突いたり期待を裏切ったりさ。
とは言えいきなり出来るもんじゃ到底無いんで、先ずは客席で実際どんな音になってるかを知る処から始まる。
そこでの気付き次第では時に調整で賄うより、Amp自体が目的に不一致なのに気付ける事もあるん。
これが少しややこしいのは大多数が無問題と評しても本人としてはそんなじゃ最低とか、その逆に本人は大満足で悦に入り掛けてたら皆は思いっ切りシラケてたとか。
のが↑の様に極端だったらまだ分かり易いが、特に外注とか他人依存度が高いと「毒にも薬にもならぬ」に陥り易いんだ。
シビアな話し適正ってのがあるから誰でも極められはしないが、だからって面倒がって諦めて他人に丸投げする様ではオリジネーター失格だ。
なんて脅そうってんじゃ無くて各々が可能な範囲で良いから、なるべく自分達で手掛けた方が少しでも他の誰かとは一味でも違う音を出せる確立が上がるからなんだ。
もっと現実的な状況として例えば路上Liveに、専属Mixer氏が付くのなんて滅多に無いじゃん。
最近だとグループメンバーとしてDJ担当が居たりはするが、もしクラブと同じ様な機材使ったら犯罪にしかならなくなっちまう。
っつう処で本質的なMixer氏の立場ってのをここでハッキリさせとくが、どんなにクリエイティブであっても手伝い以上の領域に踏み込むのはご法度なんだ。
実際は古くから必ずしも守られてはいないが、演者のパーソナリティが売りの場合はそれを薄めてしまう。
ので悲しくも今劣化本邦の一部メジャー系以外のマトモな処では、どんなに技師の活躍が目立っても「初動は演者」なんすよ。
只部外者には演者と技師の初会合がドキュメンタリーとして公開される事なんて先ず無いんで、傍から眺めてると分かり難い部分だ。
万一特別な意図無しにMetal系でPignoseを使いたいなんて言われりゃ、流石に駄目出しせざるを得ないけどね。
但し当初から20台並列でと告げられてれば、Mic収音には難儀させられるが頑張っちゃうかも。
こんな仮説にしたのは奏者なら未だしも、技師側からだと思い付き難いし提案し難いアイデアだからだ。
更に追い打ちを掛けるなら技師の時に思い付いても、俺みたいな二刀流だったら自分が演者の時に挑戦するのが圧倒的に高確率だ。
何れにしてもスキルの高低に関わらず、「もっと○○にしたい」をある程度以上明確に提示しないと何も始まらない。
のからしてもPAに過半依存したいならMixer氏には、一面で本番時だけの影武者的存在になれる様な環境が事前に必要だ。
次回は↑のコミュニケーションの取り方へ進めるが、チラ見せサービスしとくと言葉に頼り過ぎないのが決め手よん。
<つづく>
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