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2022年12月25日 (日)

音楽備忘録1227 Gibsonの貢献度➌

今回は非ソリッドボディのへ焦点を当ててくが、近年本邦ではJazz系や懐古趣味目的ででもないとあまり用いられなくなって久しい。
でもエレキの音源部がアナログなのの利点を活かすには、ソリッドより複雑な共鳴の得られるのは大きな武器なんす。

価格・サイズ・取り回し等の都合もあって絶対必要では無い際マイナー化するのは分かるが、だったらもっとボディが小さいとか無いに等しいのが流行っても良さそうなもんだ。
まあ現実には操作性の点で小さ過ぎると必ずしも便利じゃなくなったりするからだろうが、アコギのサイズに文句言う者がそんなに多くないのからすると単に慣習が主因だろう。

わ兎も角エレキ以前は無理だったソリッドにも大いに意味はあるが、エレキはソリッドボディにした処で所詮は半生楽器なのには違いないのよ。
今ではメンテ費と所持してたのが偽物だったから手放してそれっきりになってっけど、俺自身楽器の選択肢としては今でもセミアコ・フルアコは結構な位置に残存してたりする。

実際問題として歪ませる方が多くなるとボディ空洞の有無差は、その分縮小するのも確かだ。
けれどStratoハーフトーン以外の生音が使われなさ過ぎになってるのは、流行だけじゃ無く楽器の生音の魅力が薄まったのが増えたからと俺は考えてんだ。

Guitarって一部のを除くと音源がPianoとかと違って「単弦」なんで、筐体共鳴で化粧してやらんとそらみすぼらしいもんでんがな。
っても大元は音量増大だけが目的だったんだけど、大昔の天然素材の弦は不安定な代わりそれなりに複雑な音が出たからねえ。

要するにエレキ楽器本体の音色構成要素の電気の方ばかりで、本来半分を司ってる筐体共鳴を無視しては50%しか弄れないから勿体無いんだ。
俺がセミアコ・フルアコで一定以上の期間実体験したのは偽物は3つ本物は4つと大した数量では無いが、Violin Bassとリッケン330は真偽の両方をってのが強いて言や特徴か。

その中で最も時間数が少ないのに印象に深いのがGibson ES-175Dで、ボディサイズ以外極一般的な弾き味でいて音色の深みが凄かった。
俺みたいなRock屋にはリッケンのがソリッド共々弾き心地が良いが、標準的ソリッドから持ち替えて違和感の無いのはG君オンリーかもしれない。

ってそもそもG君の弦周りの仕様、元はエレキ以前に構築されて全方面へ普及してたからでもあるんだろうけどね。
楽器自体の出来栄えとしてはGretsch Tennessean・Rickenbacker 330も同等に良く出来てたが、この2つは現行主流系ソリッドのに慣れ過ぎてるとブランド固有の独自性が災いする可能性がある。

もし現物に触れる機会が持てればすぐ分かるんだが、余程G君系の感触が苦手でない限り見た目に反して弾き易いんだ。
又これが今劣化本邦で浸透して無いorどんどん忘れられた一因として、張られてる弦の違いが大いに考えられる。

実はかのLes Paulモデルだって当初は今よりずっと太い弦がデフォで、そんなのがほぼ体験不可になってっから楽器のせいだと勘違いしてんのよ。
ジャンル毎に最適なゲージが無くなった訳では無いが、Rock黎明期でもチョーキングを多用する人の多くは当時なりになるべく細いのを張ってたんだ。

ついででサービスしとくと巻弦がフラットなのも今では稀で、自ら試したのはたった1回だが借り物330は新品時はメーカの出荷時仕様からフラットが張ってあった。
只どちらも言うなればロカビリー系仕様の細さだったのと、普段Bassで頻繁にチョーキングしてるから全然気にならなかったけど音色のみならず感触も同じじゃ無かったのは確かよん。

<つづく>

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