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2022年12月12日 (月)

音楽備忘録1214 楽器Amp同士の組合せの話し㉙

基本は不変であるべきだし理想も変わらないものと考えちゃいるが、Liveや借りた場所では中々そうも行かないのは承知してるつもりだ。
そこで一応私的理念に続いて現実的な解決策へと進めてくが、基本不変はホントは俺の趣味とかより「そう云う楽器やそのアンサンブル」だからなのだ。

概述の如く音色も然る事乍らアイテムの反応違いから来る独特な合せ方もあり、音色だけでアンサンブルが成立するなら今更人力演奏なんかしてもしゃーないでっしゃろ。
せやさかい単に音楽としてなら絶対的じゃないが、「いかにもなエレキ」とかって事になると枠組み自体を変えちゃっちゃ却って新しいのは作れねんですよ。

サウンドも奏法も中途半端に異なると新旧やありきたりか独特かや、その原因が何処にあるかが釈然としなくなっちゃうからねえ。
全てが本当に新しきゃそりゃ最高かも知れんが、それには最低でも道具から全部新規のにしなきゃ駄目だからさ。

ちっともその気も無きゃ実際実現出来るか怪しいが、少なくとも俺様並みかそれ以上のハード・ソフト両面のスキルが無きゃ完全新規は可能性すら御座りませぬ。
尤も全面新規だからって聴いた感じが必ず新鮮とは限らず、使い古しにたった1箇所だけ新しいのを加えただけのの方が勝ったりするのも音楽のおもろい処。

わこの辺で私感では今後は半端な形になるなら楽器Amp自体を不使用にするのがお勧めで、それは過剰PAとの「音の輻輳」のマイナス面の方が大きいと思うからだ。
日本みたいに狭隘だとやはり最大音圧が問題化し易く、技術的にはとっくにクリアしてる電子Drumをもっと活用すべきだと思うんだ。

ってのも現況ポピュラー系Liveではその大多数で、DrumsetはOn Mic収音しちゃってるでしょ。
会場次第じゃ生音がどんなか分からなくなる位、奏者コロガシ常用の上PAの方から爆音出しちゃってるしよ。

それだと奏者体感と視覚面を除くと、音源が生である意味がかなり薄れてんよ。
自過去体験では折角の中型Grand Pianoで蓋を閉じ、ボロい奏者モニタ(んふぁ失礼)で演らされた時は左右の手のバランス(低域と高域)が掴み辛くて難儀させられた。(この時はPiano・Vocal)

特に問題だったのが奏者モニタとメインPAの周波数特性の差で、お客さんに向けてはしっかり低音が出てるのに奏者モニタではそれが殆ど聴けなかった処でね。
蓋を開けられたって中型じゃRock系だとDrumsetの前では生音だけじゃ心許ないけど、低音レス奏者モニタオンリーよりゃ
マシだったに違いない。

これ結局は「必要最低限PA」としなかったのが主犯で、占有空間もコストもあれもこれもとやりゃ分散してどれもが不充分化するからねえ。
只ここでの必要最低限PAは俺が愛すオーソドックスなのだけじゃ無く、PAが充実してたら個別楽器Ampの方をナシにするのも含めての提案ざます。

概述の如くPA抜きでバランスさせるのだけでもそこそこ苦労があるからで、変動パラメータが多過ぎりゃリアルタイム修正が追付かなくなるのが目に見えとるけぇ。
是又過去述だがBassだとLiveじゃ自分でAmpで作った音が、かなりの頻度でお客さんには殆ど無効化されて嫌な思いもした。

PAへはDirect Boxのみで送られるんで、より肝心な方は他人に勝手に音創りされる事となる。
これは太鼓や生ピだって近似だが、半強制的に「エレキの特権を放棄しろ」っての同然なんだから勘弁ですわ。

それが俺世代の若い頃って何処でも必ずDI→PAでは無かったんで、楽器AmpがあるとついPreampは要らないかと思っちゃって。
それでも当時は偽物だったけどリッケンタイプを使ってたんで俺なんかマシな口で、本体がオーソドックスなBassだったら最悪奏者が苦心して電気的に独自構築した音色が殆ど出せなくなるんだからね。

<つづく>

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